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行動心理学おすすめ5選|難易度や資格の活かし方・学び方を解説

「営業・販売の成績をアップさせて昇給を目指したい』
「家族との関係性がうまくいかないから改善したい」

行動心理学を学べば、上記のような悩みを改善できるかもしれません。

行動心理学とは、人の行動や仕草のパターンから心理や気持ちを分析する手法です。
身近なあらゆる場面で無意識的に行動心理学が用いられていることが多いですが、資格取得などを通じて学べば意識的にこの技術を利用できるようになります。

本記事では行動心理学の概要をご紹介したうえで、学び方やおすすめの資格をご紹介します。
ぜひ参考にしてください。

行動心理学とは?

ここでは、下記の2項目に分けて行動心理学を詳しくご紹介します。

・行動心理学の概要
・行動心理学は身近な場面で幅広く活用されている

行動心理学の資格を取得する前に、行動心理学の基本について押さえておきましょう。

行動心理学の概要

行動心理学は、アメリカの心理学者であるジョン・ブレイザーが提唱した学問です。行動心理学とは、人がおこなっている仕草や声色などから、その人の本心を読み解くものです。身近な行動心理学でいえは、周りの言動に自分も合わせてしまう「同調行動」、相手と同じ行動を真似したり、言葉を発したりする「ミラーリング」などが行動心理学に該当します。

他にも、私達が気付いていないだけで、日常生活ではさまざまな行動心理学が隠れています。

行動心理学は日常生活のあらゆる場面で役立つため、人間関係を円滑にしたい方、仕事をスムーズにしたい方は、覚えておけばさまざまな場面で活用可能です。

行動心理学は身近な場面で幅広く活用されている

先ほども述べたように、行動心理学は身近な場面で幅広く活用されています。代表的な行動心理学は、下記のとおりです。

・バンドワゴン効果
大勢の人が支持している商品や考え方に対して、より多くの支持が集まること。

・ハロー効果
相手を認識する際、相手の最も特徴的な部分しか目に入らないこと。
例えば、警察官を見ると「できた人だろう」、容姿端麗な人を見かけると「完璧な人だ」となってしまう効果。

・ザイオンス効果
特定の人や物事に対して何度も接しているうちに好感が湧いてしまうこと。

他にも、行動心理学は日常生活のさまざまな場面で見かけられます。私達が思っている以上に、行動心理学は身近なものなのです。

行動心理学資格が活かせる仕事・場面とは?

行動心理学資格が活かせる資格・場面とは、下記のとおりです。

・ビジネス
・日常生活

行動心理学に興味がある方、資格取得を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

行動心理学をビジネスに活かす

行動心理学はビジネスにおいて活かせられます。ビジネスといっても幅広いですが、主に下記の2つの場面で活かしやすいでしょう。

・営業・販売職
・コンサルティング・アドバイザー

主にどのように活用できるのか、それぞれの項目に分けて詳しくみていきましょう。

営業/販売職

営業・販売職といった人と接するのが欠かせない仕事は、コミュニケーションスキルがとても重要です。そこで行動心理学を活用すれば、人の仕草や言動から相手の感情や考えを推測できるようになり、コミュニケーションが円滑になります。

また、顧客が求めている商品やサービスがわかるようになるため、スムーズに心が掴めるようになり営業成績を上げるのに役立つでしょう。
人と接するのが苦手、相手のニーズを掴むのが苦手といった方は、行動心理学を学ぶ価値は十分にあります。

コンサルティング・アドバイザー

行動心理学は企業に属して、アドバイザーとしても活動できます。組織で仕事をするにあたって、取引先はもちろんのこと、社内とのコミュニケーションもとても重要です。

そこで、行動心理学に基づいた人間関係のアドバイス、スキルアップの研修などをおこない、円滑にコミュニケーションを取れるようにサポートします。

また、個人のアドバイザーとしての活動も可能で、複数の企業に依頼されるケースもあります。人脈を広げたり、実績を積んだりすれば、商品開発やプロモーション活動へ携わることもできるでしょう。
行動心理学は活動の幅を広げるのに最適です。

心理カウンセリングの講師

行動心理学は、仕事や恋愛などさまざまな場面で役立つため、人気のある講座の1つでもあります。講座の内容は、行動心理学の知識をもとに日常生活で使える術を紹介したり、仕事で役立つコミュニケーション技術を教えたりするものです。

また、恋愛や家族関係などのようにテーマを決めて講座を開けば、さらに需要は高まるでしょう。既に仕事をしている方も、これから事業の可能性を広げたい方にとっても、行動心理学資格は選択肢を広げるおすすめの資格です。

行動心理学を日常生活に活かす

何度も述べているように、行動心理学は日常生活で活かせられるものです。そのため、行動心理学資格を活かして仕事をするつもりはなくとも、日常生活で非常に役立ちます。

家族や恋愛、友人とのコミュニケーションがうまくいかない方でも、行動心理学を活用すれば物事がスムーズにいくでしょう。

また、相手の気持ちに寄り添えるようになるため、よき相談相手になったり、仲を深めたりする際にも活用できます。

今までコミュニケーションで悩んでいたのならば、行動心理学資格を取得して損することはないでしょう。

行動心理学資格の取得が向いている人

行動心理学資格の取得が向いている人は、下記に当てはまる人です。

・観察力に優れている人
・人が好きな人
・場の空気を読むのが上手になりたい人
・勉強が好きな人
・人とコミュニケーションを取る仕事をしている人

行動心理学は人とのコミュニケーションで発揮されるため、人が好きな方に向いています。また、場の空気を読むのが上手になりたい人、人とコミュニケーションを取る仕事、接客業や営業をしている人にもおすすめです。

反対に人が苦手、コミュニケーションを取る仕事をしていない方が行動心理学資格を取得しても、恩恵を感じにくいかもしれません。

行動心理学資格の難易度や取得期間、費用相場は?

ここでは、行動心理学資格の基本情報である下記の項目についてご紹介します。

・資格の難易度はどのくらい?どのくらいの期間で取れる?
・資格取得にかかる費用相場は?
・資格取得のメリットは?

行動心理学資格に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

資格の難易度はどのくらい?どのくらいの期間で取れる?

行動心理学資格の難易度は、種類によって異なります。本記事でご紹介する「行動心理カウンセラー」、「行動主義心理アドバイザー」であれば、合格基準は70%以上と易しくなっています。

ただし、行動心理士、公認心理師、臨床心理士の場合は、指定の大学院や専門職大学院を修了したり、4年制の大学を卒業したりするのが条件です。

容易に取得できる資格ではないため、社会人で資格を取得するのならば、2ヶ月ほどで取得できる行動心理カウンセラー、行動主義心理アドバイザーがおすすめです。

資格取得にかかる費用相場は?

行動心理学資格取得にかかる費用は、受験料が約1万円ほど、講座受講料の費用が約6万円〜8万円ほどです。資格によっては書類の費用や資格審査、登録料などが発生して8万円前後かかります。

ただし、試験に何度も落ちればその分費用は高くなります。金額を抑えて資格取得するためには、1度で資格に合格するか、試験免除で資格が認定される講座を受けましょう。

資格取得のメリットは?

行動心理学資格取得のメリットは、体系的に知識が学べるため、基本をしっかりと理解できることです。

行動心理学資格は民間資格であるため、資格取得しなくても仕事はできます。そのため、独学や書籍、オンラインで知識を身につければ問題ありません。ただし、独学ではなかなか理解できない方もいるでしょう。

そこで行動心理学資格を取得すれば、基本から応用までしっかりと学べます。また、講師をおこなったり、カウンセラーとして働いたりする際も、資格を取得していれば実績がある証明にもなります。将来的に仕事の幅を広げたい、心理学についてしっかりと学びたいといった方は、資格取得に大きなメリットを感じるでしょう。

おすすめの行動心理学資格5選

おすすめの行動心理学資格は、下記の5つです。

・行動心理カウンセラー
・行動主義心理アドバイザー
・行動心理士
・臨床心理士
・認定心理士

行動心理学資格のなかでも、具体的にどのような資格を取得すればいいのかわからない方はぜひ参考にしてください。

行動心理カウンセラー

行動心理カウンセラーとは、日本メディカル心理セラピー協会が主催する資格です。行動心理カウンセラーでは、行動心理学の基礎知識からプライベートにおけるコミュニケーション知識などが学べます。

具体的には、プラシーボ効果や類似性の法則など幅広い現像を理解でき、さまざまな言葉の特徴と意味を学習します。行動心理学について興味がある方は楽しく学べるでしょう。

行動心理カウンセラーの受験料や合格基準などは、以下のとおりです。

主題団体 日本メディカル心理セラピー協会
受験料(税込) 10,000円
試験頻度 2ヶ月に1度
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験、期日までに解答用紙を提出
受験資格 なし
合格基準 70%以上の正答率

行動主義心理アドバイザー

行動主義心理アドバイザーとは、日本インストラクター技術協会認定の資格です。行動主義心理学への理解を深め、仕事や日常で自身に有利な場面を作るうえで役立ちます。

具体的には、行動心理の観点から相手の心理を理解して、コミュニケーションに役立てます。

先ほどご紹介した行動心理カウンセラーと一緒に資格を取得できれば、相手の仕草から心情を理解でき、よりコミュニケーションがスムーズにいくでしょう。

行動主義心理アドバイザーの受験料や合格基準などは、下記のとおりです。

主題団体 日本インストラクター技術協会
受験料(税込) 10,000円
試験頻度 2ヶ月に1度
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験、期日までに解答用紙を提出
受験資格 なし
合格基準 70%以上の正答率

行動心理士

行動心理士とは、行動心理学がベースになった資格です。相手がおこなっている言動から考えやニーズを推測するものであり、行動心理カウンセラーと似ている資格です。

なお、日本能力開発推進協会が認めた教育機関等がおこなう教育訓練で、全カリキュラムを修了する必要があります。

行動心理学について理解を深めたい方は、ぜひ取得を検討してみてはいかがでしょうか。
行動心理士の受験料や合格基準などは、下記のとおりです。

主題団体 日本能力開発推進協会
受験料(税込) 5,600円
試験頻度 2ヶ月に1度
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験、期日までに解答用紙を提出
受験資格 当協会指定の認定教育機関等がおこなう教育訓練において、その全カリキュラムを修了した者
詳しくはこちら:行動心理士資格 | 日本能力開発推進協会 (JADP)

臨床心理士

臨床心理士とは、日本臨床心理士資格認定協会による資格です。企業で働くのはもちろんのこと、医療機関で働くうえでも非常に役立ちます。

ただし、受験するにはあらかじめ指定された指定大学院、もしくは専門職大学院を修了する必要があります。そのため、社会人をしながら臨床心理士を目指すのは困難です。

しかし、将来心理に関する仕事をしたい方は取得をおすすめします。

臨床心理士にかかる費用や試験費用、受験資格などは下記のとおりです。

主題団体 日本臨床心理士資格認定協会
受験料(税込) 1,500円:
(※申し込み時の資格申請書類)
30,000円:(※資格審査料)
50,000円:(※登録料)
試験頻度 年1回
受験申請 指定口座への送金とサイトからの申請
受験方法 一次試験(筆記)
二次試験(面接)
受験資格 あらかじめ臨床心理士養成に関する指定大学院または専門職大学院の修了を基本モデルとする
詳しくはこちら:資格審査の実施 | 公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会

認定心理士

認定心理士とは、大学で心理学の基礎知識と技術を取得したことを証明する、公益社団法人日本心理学会の民間資格です。

資格といっても筆記試験や面接などをする必要はなく、審査のうえ合否が決まります。ただし、受験資格は大学にて所定の単位を取得する必要があり、社会人が取得するにはハードルが高い資格です。

認定心理士にかかる費用や受験方法、受験資格は下記のとおりです。

主題団体 公益社団法人日本心理学会
受験料(税込) 登録料:11,000円
合格後:30,000円
試験頻度 年1回
受験申請 申請書類の提出
もしくはインターネットからの申請
受験方法 下記のそれぞれで異なる
・大学卒業後の申請
・大学卒業前の申請
・日本心理学会会員
受験資格 大学にて所定の単位を修得
4年制大学の卒業
合格基準 70%以上の正答率
詳しくはこちら:認定の手続き | 日本心理学会

行動心理学資格取得のための効果的な学習方法

行動心理学資格取得のための効果的な学習方法は、下記の3つです。

・独学
・オンラインスクール・セミナー
・通信講座

これから行動心理学資格を取得したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

独学

行動心理学に関する本は多く出版されているため、独学でも学べます。初心者に適した入門編の本から、詳しく解説している専門的な本もあるため、自分に最適な本が見つかるでしょう。

また、現在はインターネット上で下記の専門機関のサイトも無料で閲覧できるため、そちらを参考にするのも1つの手段です。

・日本心理学会公式サイト
・大学の心理学科サイト

まとまった勉強時間を確保するのが難しい、仕事が忙しいといった方は、まずは独学で学んでみるとよいでしょう。

オンラインスクール・セミナー

自分で本やインターネット上から学習するのが難しい場合は、オンラインスクール・セミナーから学ぶ方法もあります。
オンラインスクールであれば、好きな場所で授業を受けられるうえ、専門の方から正しい行動心理学を学べます。

オンラインスクール・セミナーであれば、仕事のスキマ時間でも学習できるでしょう。なお、オンラインスクール・セミナーといっても、それぞれで特徴が異なります。

スムーズに理解を深め、継続して勉強できるように、自分に合ったオンラインスクール・セミナーを選びましょう。

通信講座

通信講座は、テキストで学べるのが特徴です。また、すでに立てられたスケジュールがあるため、計画的に勉強できます。途中で勉強を続けられず挫折してしまう方でも、通信講座ならば継続的に勉強が可能です。

通信講座なら、サラスクールがおすすめです。サラスクールでは、実際に心理カウンセラー、セミナー講師として活動しているプロの先生によって監修された問題集と講座のテキストで勉強できます。

また、心理カウンセラーのほか、マインドフルネス資格講座や引き寄せ資格講座などもおこなっており、自分に合った資格を見つけられるでしょう。

自宅にいながらプロから正しい知識を学びたい方は、サラスクールでの通信講座を検討してみてください。

まとめ

行動心理学では、人の仕草や言動から、その人の考えていることや本音を推測する知識が身につきます。

人に興味がある、人とコミュニケーションを取る仕事をしているといった方は、ぜひ行動心理学資格の取得を検討してみてはいかがでしょうか。

なお、行動心理学資格には「行動心理カウンセラー」「行動主義心理アドバイザー」「行動心理士」「臨床心理士」「認定心理士」の5つがあります。

行動心理士、臨床心理士、認定心理士は条件が厳しく、取得が難しい資格です。しかし、行動心理カウンセラー、行動主義心理アドバイザーならば、社会人でも勉強しながら最短2ヶ月で資格が取得できます。

サラスクールならば、プロが監修したテキスト、問題集で基礎からしっかりと計画的に学べます。コミュニケーションスキルを上げたい方、日常生活で役立つ知識を身につけたい方は、ぜひ行動心理学資格の取得を目指してみてください。