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猫の避妊手術は必要?まずはタイミングや注意点を理解して!

メス猫を飼う場合に避けて通れない議題として、避妊手術をするかどうかということがあります。猫の避妊手術はしたほうがいいのでしょうか。実際にはどうしようか迷ってしまう人も少なくありません。なかには猫のお腹を手術するのはかわいそうだ思い、避妊手術をおこなわない人もいます。もちろん、それはひとつの選択肢です。自分や猫にとって最もふさわしい選択をするには、避妊手術についてきちんと理解することから始める必要があります。

今回は、猫の避妊手術の必要性やタイミングについて説明するので、ぜひ参考にしてください。

猫の避妊手術は必要?まずはタイミングや注意点を理解して!

猫の避妊手術について

猫に避妊手術とは、そもそもどのようなものなのでしょうか。猫の避妊手術をおこなうなら、そういった点についても飼い主がきちんと理解しておいてあげることが大切です。ここでは、猫の避妊手術がどのようなものであるかについて説明します。猫の避妊を考えている方は、ぜひしっかりと確認しておきましょう。

猫の避妊手術の必要性

猫の避妊手術をする場合、猫の避妊手術の必要性について考えておいたほうがいいでしょう。猫の避妊手術には、さまざまな意味があります。まず、当然ながら望まない妊娠を避けるためにおこなうのが避妊手術です。子猫が生まれても育てきれないと判断できるのであれば、あらかじめ避妊手術をおこなったほうがよいでしょう。また、避妊手術をおこなえば、発情期の猫のストレス軽減することも可能です。それに伴い、発情期の鳴き声も押さえられるようになります。妊娠を臨まないなら発情も必要ないため、避妊手術をしても問題ありません。さらに、他にも避妊手術には病気を予防する効果も期待できます。

猫の避妊手術の方法

猫の避妊手術では、卵巣や子宮などを摘出します。そのため、きちんと経験を積んだ獣医に任せる必要があります。手術自体は数分で済みますが、手術直後は体力を消耗しているため、しっかりと休ませてあげることが大切です。

猫の避妊手術のタイミング

猫の避妊の手術はどのタイミングでおこなうのがいいのでしょうか。猫の避妊を考えているなら、手術のタイミングがとても重要です。タイミングを逃すことがないよう、しっかりと時期を見定めたいところです。そのためにも、ここでは猫の避妊手術のタイミングについて理解しましょう。

はじめての発情期の前におこなうのがよい

猫の避妊手術は、はじめての発情期を迎える前におこなったほうがいいとされています。ただし、避妊手術をおこなう病院では、予防接種やダニやノミなどの駆除が終わっていることなどが条件となっています。そのため、避妊手術を考えているなら、早めにそういった手続きも済ませておかなければなりません。分からないことがあるときは早めに病院に相談し、計画的に行動したほうがいいでしょう。

メス猫の発情期について

メスの猫の発情期は、だいたい生後6カ月後くらいから始まります。この頃になると、すでに猫の体は子どもを産める状態になります。拾った猫で月齢が判断できないときは病院で相談するときちんとした判断をしてもらうことが可能です。生まれてから半年以内に手術を済ませるとなると意外と時間がないため、猫を飼うと決める段階で避妊手術についても考えておくことをおすすめします。

猫の避妊手術の費用と日数

猫の避妊手術をする場合、費用はどれくらいかかるものなのでしょうか。また、日数についても気になるところです。猫の避妊手術には飼い主の協力が必要不可欠なので、しっかりと細かい部分を押さえておくようにしましょう。ここでは、猫の避妊手術の費用と日数について説明します。

一般的にかかるといわれる費用

猫の避妊手術にかかる費用は、だいたい2~4万円程度です。病院によってもかかる費用は異なるため、事前にいくつかの病院の手術費用について調べて比較してみるとよいでしょう。もちろん、その際には病院の対応や評判なども加味し、料金の安さだけでなく総合的な目線で判断することが重要です。

入院日数

猫の避妊手術そのものについては、数時間程度で終わります。ただし、その後1泊ほど病院に入院することになります。そのため、飼い主自身も当日だけでなく、次の日も予定が開けられる日程で手術をおこなったほうがいいでしょう。

助成金がもらえることも!

猫の避妊手術をする場合、助成金がもらえることもあります。費用がネックになって避妊手術踏み切れないのであれば、助成金をうまく活用することをおすすめします。助成金としては、市区町村の助成金や獣医師会の助成金などがあります。詳しいことはホームページなどで調べることができるので、検索してみるとよいでしょう。

避妊手術を受けるときの注意点

猫の避妊手術を受けるときは、いろいろと注意したいことがあります。避妊手術は一時的に猫の心身にたくさんの疲労を与えます。猫のことを考えて少しでも心身のストレスをやわらげられるようにしてあげましょう。ここでは、猫の避妊手術を受けるときに注意したいことを説明します。

手術前

猫の避妊手術を受ける前は、猫の体調を万全に整えてあげる必要があります。また、手術に向けては食事制限もする必要があります。猫に過度な負担がかからないように注意しながら、手術に向けたコンディション作りができるようにしていきましょう。

手術後

手術ではお腹の臓器を摘出するため、猫には大きな負担がかかります。そのため、手術後は特に体への負担を考えた行動が必要です。まず、手術後、半日程度は絶食する必要があります。さらに、数日は安静に過ごさなければなりません。エリザベルカラーをつけることからもストレスがたまる恐れがあるため、いろいろと注意深く観察してあげたほうがいいでしょう。また、猫が避妊手術を受けると太りやすくなるともいわれています。そういった点にも配慮しながら、手術後の猫をサポートしてあげてください。

猫を飼うなら避妊手術についてもしっかりと考えよう!

猫を飼うなら避妊手術についてもしっかりと考えよう!

猫を飼うときは、避妊手術をするかどうかについても必ず考えるようにしましょう。避妊手術をおこなうなら、早い段階でさまざまな準備をおこなわなければなりません。手術当日だけでなく、前後にも影響が及ぶため、あらかじめきちんと用意を整えておく必要があります。特に猫自身が避妊手術について理解することはできないため、少しでもストレスをためないように飼い主がさまざまなサポートをしてあげなければならないでしょう。避妊手術をすると決めたなら、飼い主がしっかりとさまざまなことに配慮するようにしましょう。

もしかすると、猫の避妊手術は人間の都合に合わせておこなうだけのものに思えてしまい、猫に申し訳ないという気持ちになる人もいるかもしれません。しかし、避妊手術は猫の病気を防いだり、育てきれず路頭に迷ってしまう猫を出したりしないための対策にもなります。その後のことをしっかり考えているからこその決断でもあるのです。猫を飼うならそういった点までしっかり考慮したうえで、最適の選択肢を選ばなければならないのです。一時的には猫に大変な思いをさせることになっても、結果的にはそれが正しい選択となることも少なくありません。猫のことをきちんと考えたうえで、避妊手術という選択肢について考えてみましょう。