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初心者が育てやすいハーブの種類を把握しよう!

初心者でもハーブを育てることができます。初心者がハーブを育てるなら、できるだけ育てやすいものを選びたいですよね。初心者でも育てられるハーブとしては、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。ハーブにはたくさんの種類があるので、いろいろなものの中から選ぶことが可能です。

今回は、初心者でも育てることができるハーブについて説明します。たくさんのハーブを紹介するので、自分に合うものを探してみましょう。ハーブを育ててみたいという人は、ぜひ参考にしてみてください。

初心者が育てやすいハーブの種類を把握しよう︕

初心者でも育てやすいハーブの選び方

初心者がハーブを育てる場合、どのようなハーブを選んだらいいのでしょうか。初心者でも育てやすいハーブには、複数の特徴があります。特徴を押さえてハーブを選べば、初心者でもスムーズにハーブの栽培を楽しむことができるでしょう。ここでは、初心者でも育てやすいハーブの選び方について紹介します。

寒さに強い種類を選ぶ

初心者がハーブを選ぶときは、なるべく寒さに強い種類を選ぶことが大切です。寒さに強い種類を選ぶことができれば、少し寒い時期でも問題なくハーブが育っていきます。ハーブは生命力が強いものも多いので、多くのハーブを選ぶことができるでしょう。ただし、種類によってはデリケートなハーブもあるので注意が必要です。ハーブの耐寒性はそれぞれ表示されていることが多いので、購入前にチェックすることをおすすめします。分からない場合は店員さんに聞いてみたり、インターネットで調べてみたりするとよいでしょう。

多年草を選ぶ

初心者がハーブを選ぶときは、多年草を選んだほうがよいでしょう。多年草なら何年も継続して同じハーブを楽しむことができます。育て方にも慣れることができるので、ハーブを育て始めるなら多年草を選んだほうがよいでしょう。もちろん、一年草であっても育てやすくておすすめの種類も存在します。育てやすさを重視しつつ、多年草を中心にハーブを育てるようにするとよいでしょう。

おすすめの食べられるハーブ

ハーブの中には、食べて楽しめるものも多くあります。食べられるハーブであれば、育てるだけでなく実際に味わってみる楽しみももてるのがよいですよね。食べられるハーブの中でも特に初心者が育てやすいものとしてはどのようなものが上げられるのでしょうか。ここでは、食べられるおすすめのハーブについていくつかピックアップして紹介します。育てやすいものを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

バジル

バジルは料理でもよく使用されるハーブです。トマトやチーズなどと一緒に使われることが多いですよね。温かい気温でよく育ち、日向を好みます。6~8月頃が収穫の時期です。栽培するときは肥料をしっかりと与えることが大切です。さらに、真夏の時期には水分を朝夕しっかりと与えるようにしたほうがよいでしょう。草丈が30センチくらいになると収穫することができます。大きな葉から収穫するようにすると、わき芽から新しい葉がどんどんの伸びてきます。そうすれば、たくさんのバジルを収穫することが可能です。

オレガノ

オレガノは、いろいろな種類に分れるハーブです。花が咲くと美しくよい香りを放つのが特徴的です。料理やハーブティとして楽しんだり、ポプリにしたりすることもできます。料理では肉類やチーズとの相性が抜群です。日当たりがよく、風通しの良い場所で育てるようにしましょう。収穫に適した時期は、4~12月頃です。見た目も楽しみながら収穫の時期を迎えられるハーブだといえるでしょう。

ローズマリー

ローズマリーは、年中収穫することができるハーブです。料理やお菓子などさまざまな使い方をすることができます。スキンケアやお風呂でも使用できるので、たくさんの楽しみ方ができるでしょう。ローズマリーは針葉樹に似ている爽やかな香りが特徴的です。日当たりのよい場所を好むので、ベランダでもなるべく日当たりのよいエリアに設置するとよいでしょう。料理で使用するなら、相性のよい食材がたくさんあります。たとえば、羊肉や鶏肉などと合わせるとおいしく食べることができるでしょう。野菜ならじゃがいもとの相性がよいです。

ミント

ミントも初心者にとって育てやすいハーブのひとつです。清涼感があるのが大きな特徴で、料理やお菓子だけでなく、精油やハーブティなどさまざまな用途に使用することが可能です。食事で使用するなら、ラム肉や乳製品と一緒に使用するとおいしく食べることが可能です。ミントは日向で育ちますが、半日陰で育てることもできます。そのため、少し日当たりの悪いベランダでも問題なく育てることができるでしょう。収穫は3~10月の時期におこなえます。

イタリアンパセリ

イタリアンパセリは1年中収穫することができるハーブです。料理やハーブティなどにとして食べることができます。暑さや寒さの両方に強いため、初めてハーブを育てる場合でも問題なく収穫の時期を迎えやすいです。日向と半日陰の両方で育てることが可能です。上手に育てて使用する方法としては、最初に大きく育ててその後で少しずつ使用していくことをおすすめします。いろいろな料理の風味付けに使用してみてはいかがでしょうか。

タイム

タイムは用途が幅広いハーブとして有名です。料理によい香りをつけたり、精油として楽しんだりできます。料理に使用するなら、肉や魚に合わせるのが定番です。性質が強いため、踏むとよい香りがすることでも知られています。年中収穫することができるので、必要なときに収穫してすぐに使用することができます。大きくなっても、5~30センチ程度におさまるケースがほとんどです。

コリアンダー

コリアンダーとはパクチーのことを意味します。特にタイヤベトナムの料理でよく使用されており、独特の風味が癖になる味わいです。コリアンダーは好き嫌いが分かれやすいので、香りを確認してから育て始めたほうがよいでしょう。5~11月まで収穫することができます。日当たりや風通しの良い場所を好むので、鉢やプランターを設置する場所には気を付けるようにしましょう。甲殻類やナンプラーなどと合わせると、おいしく楽しむことができます。

ハーブティとして楽しめるハーブ

ハーブの中には、ハーブティとして楽しめる品種も多いです。香りがよく、すっきりとした味わいになります。ハーブティとして楽しめるハーブの中にも、初心者が育てやすいものが多くあります。自分で育てたハーブで作ったハーブティなら、より満足感のあるリラックスした味わいや香りを感じることができるでしょう。ここでは、ハーブティとして楽しめるハーブについて紹介します。

レモンバーム

レモンバームもハーブとして人気が高いです。レモンやライムのような爽やかな香りがするので、ハーブティやハーブバスなどにもよく利用されています。多年草で寒さにもある程度対応できるのが特徴的です。大きくなると60センチほどに成長します。良い香りでリラックスしたいなら、レモンバームを選んでみてはいかがでしょうか。爽やかで誰でも親しみやすい香りなので、ハーブを育てるのが初めてでも気に入る可能性が高いです。

レモングラス

レモングラスもレモンに似た香りをもつハーブです。レモングラス全体からレモンのような香りが漂っています。葉が鋭く、ニラにも似た見た目が特徴的です。ハーブティだけでなく、料理に使用することも多いでしょう。夏に育つハーブですが、収穫は年中いつでも可能です。ハーブティとして楽しめば、爽やかな香りですっきりとした気分になれることでしょう。

カモミール

カモミールは、かわいらしい花をつけるハーブです。繁殖力が強いのが特徴的で、一度植えるとたくさん広がっていきます。日当たりがよくて風通しも確保できるような場所で育てたほうがよいでしょう。カモミールは4~6月の限られた時期が収穫期です。ハーブティとして人気が高く、カモミールティが楽しめるカフェも多いです。自宅でカモミールティを淹れれば、カフェのような雰囲気で落ち着いた時間を楽しむことができるでしょう。

他にも人気のハーブ

ハーブの中には、他にも初心者におすすめのものがたくさんあります。せっかくなら、他にもいろいろな種類のハーブを育ててみたいですよね。他の種類のハーブも選ぶことができれば、よりハーブの栽培が楽しくなること間違いなしです。ここでは、初心者でも育てやすい他のハーブについて紹介します。ここまでに紹介したハーブとともに、他のハーブも一緒に育ててみるとよいでしょう。

シソ

シソは和食でもよく使用されることが多いハーブです。防腐殺菌効果も期待できるので、料理に使いやすいですね。刺身や豆腐などに添えるだけで、爽やかなおいしさを引き立てることができます。収穫は6~8月頃におこなえるので、夏の暑さを吹き飛ばす料理に使用したいところです。日当たりがよく風通しもよい場所を選んで植えるとよいでしょう。

セージ

セージは、薬草として古くから育てられてきたハーブです。そのため、健康志向の人にもお勧めすることができます。湿った環境は苦手としているので、できれば乾いた環境を意識したほうがよいでしょう。日当たりをしっかりと確保できる、風通しのよい場所に鉢やプランターを設置するようにしてください。料理やハーブティとして楽しむのが人気です。収穫は3~11月で可能であり、真冬以外の長期にわたって楽しむことができます。

ルッコラ

ルッコラは料理に向いているハーブで、ゴマのような香りがします。少し辛味もあるのが特徴的です。種をまいてから1カ月程度で収穫することができるので、初心者でも育てやすいといえるでしょう。間引きをきちんとおこないながら育てると、よいルッコラを収穫できます。トマトや生ハムなどによく合う食材であり、おしゃれな料理を楽しむことができるでしょう。ルッコラはチーズに合わせることも多いです。

ラベンダー

ラベンダーは6~7月に花を咲かせるので、その頃に収穫することが可能です。香りが高く、ハーブとしてとても人気があります。お菓子に使われることもありますが、精油やポプリとして使用されることが多いです。高温多湿の日本では育てるのが簡単ではありませんが、きちんと世話をすることでしっかりと収穫期まで迎えることができます。剪定をしたり、株の更新をしたりなど、必要な作業をきちんとおこなうことを大切にしてください。

ナスタチウム

ナスタチウムは、いろいろな花を咲かせるハーブです。そのため、色鮮やかに鉢やプランターを彩ることができます。食用としても楽しめるので、料理やハーブティにすることができます。料理にするなら、サラダはもちろん、白身魚や鶏肉に合わせるようにするとよいでしょう。5~11月が収穫の時期であり、温度管理をきちんとおこなうことで長く楽しめるのが特徴的です。

ベランダでハーブを育てる時に必要なもの

ベランダでハーブを育てるためには、ハーブそのもの以外にもいろいろなものを用意する必要があります。ベランダでハーブを育てるなら、必要なものをきちんとそろえることが大切です。必要なものがそろっていないと、あとから用意しなければならないので面倒も大きいといえるでしょう。ここでは、ベランダでハーブを育てるときに必要な物について紹介します。ベランダでハーブを育てるときの注意点についても説明するので、事前にしっかり確認するようにしましょう。

準備するもの

ベランダでハーブを育てるときは、必要な物を最初に一式そろえてしまうことをおすすめします。ベランダでハーブを育てる際に必要なものをピックアップして紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

鉢やプランター

ハーブをベランダで育てるためには、鉢やプランターを用意する必要があります。ハーブの大きさによっても、必要な鉢やプランターの大きさは異なるので注意が必要です。ハーブのサイズに合った鉢やプランターを用意できないと、ハーブの成長がうまく進まなくなる可能性もあるので注意が必要です。鉢やプランターにはいろいろなデザインのものもあるので、ハーブの種類に合わせて選んでみてもよいでしょう。

培養土

ハーブを育てるためには、培養土も用意する必要があります。培養土とは、植物を育てるために適した状態に整えられた土のことです。栄養が豊富でバランスもとれているので、ハーブをしっかりと成長させることができます。培養土も他のものと同じくホームセンターなどで入手することが可能です。ハーブに適した培養土を選び、スムーズに成長を促せるようにしましょう。

鉢底石

ハーブを育てるためには、鉢底石も必要な場合があります。鉢底石が必要かどうかについては、鉢やプランターの種類によっても異なります。そのため、鉢やプランターに合わせて選ぶことが大切です。鉢やプランターについてよく分からないときも、お店の人に相談すると正しい情報を教えてもらうことができます。

ミニスコップ・じょうろ

ハーブを育てるときには、ミニスコップやじょうろを用意しましょう。ミニスコップやじょうろは、ハーブ以外の植物を育てるときに使用するものと同じで構いません。ミニスコップやじょうろは植物を育てるときには必ず必要になるものなので、一度用意すれば他の植物を栽培する際にも使用することができます。一般的なものを用意すれば十分なので、ほかの道具とともに一緒に用意しておくことが大切です。

ベランダで育てるときの注意点

ハーブをベランダで育てるには、いろいろと注意したいこともあります。ハーブをベランダで育てるとなると、自分だけではなく周囲の人にとっての影響もしっかりと考慮しなければなりません。ハーブは成長していくと大きくなるものもあるので、なるべく早い段階で注意点を理解しておいたほうが安心でしょう。ここでは、ベランダでハーブを育てるときの注意点について紹介します。ベランダでハーブを育てる前にしっかりと確認しておきましょう。

避難経路をふさがない

ハーブをベランダで育てるなら、避難経路をふさいでしまわないように注意しましょう。ベランダは緊急時の避難の際に使用します。緊急時は隣の家のベランダと行き来することもあるので、注意が必要です。途中にハーブの鉢やプランターがあると、進行の妨げになってしまう恐れがあるでしょう。また、ベランダの位置によっては、ベランダに避難用のはしごが設置しているところもあるはずです。緊急時にはしごをスムーズに使うためには、はしごの上や周囲にもものを置かないようにしたほうがいいです。普段は避難のことを考えることはありませんが、万が一の事態になってから焦っては大変です。事前にしっかりと準備を整えておくように気を付けましょう。

排水溝を詰まらせない

ハーブをベランダで育てるなら、排水口にも注意が必要です。ハーブを育てていると、葉や花が落ちることもあるでしょう。その場合、それらを片づけずに放置していると、排水口まで流れていってしまう恐れがあります。そういったものがたまると排水口が詰まってしまい、水を流せなくなる恐れがあるので気を付けましょう。水が流れにくくなってから気が付いても、自分ではうまく掃除ができない可能性もあります。そうなってしまっては、専門業者に排水口の掃除を依頼しなければならなくなる恐れもあるでしょう。大きな問題につながるまえに、排水口をきちんと掃除する習慣をもつことが大切です。

落下しないようにする

ハーブをベランダで育てるときは、落下にも注意しましょう。ハーブの設置場所によっては、バランスが崩れて落下する恐れもないとはいえません。普段は問題なくても風が強いと落下してしまうケースもあるかもしれないでしょう。ハーブをベランダに置くときは、さまざまなシチュエーションをしっかり考慮することをおすすめします。ハーブの鉢やプランターは重いので、落下して通行人に当たるととても危険です。問題が起こってからでは遅いので、しっかりと最初に対策しておくようにしましょう。

プランターでハーブを育てるコツ

プランターでハーブを育てる場合、どのようにすればより上手にハーブを育てることができるのでしょうか。プランターでハーブを育てるときには、コツをしっかりと押さえることが大切です。ここでは、プランターでハーブを育てるときに押さえておきたいコツについて紹介します。しっかりとコツを押さえて、ハーブを上手に育てられるようにしましょう。

状態のよい苗を選ぶ

ハーブの苗を選ぶときは、なるべく状態のよいものを選ぶようにしましょう。状態のよい苗を選ぶことにより、無用なトラブルを防ぐことができます。ハーブの苗にはそれぞれ個体差があり、なかには弱い苗もあるのが実際のところです。ハーブを選ぶときは、なるべく元気で害虫がついていないものを選ぶようにしてください。そうすることで、途中で病気になったり害虫による被害を受けたりする可能性を低く抑えることができます。もともと元気な苗を選べば、病気や虫の危険があってもしっかりケアすることで状態を良好に保ちやすくなるでしょう。

プランターの選び方

ハーブを育てる際は、鉢やプランターの選び方も重要です。サイズの合う鉢やプランターを選ぶことで、ハーブがスムーズに育つようになります。仮に小さすぎる鉢やプランターを使ってしまうと、ハーブの成長に影響が及ぶ可能性があるので注意しましょう。鉢やプランター選びに迷ったら、店員さんに相談してみるとよいアドバイスがもらえる可能性が高いです。しっかり確認して間違いがないように注意してください。

日ごろの育て方

ハーブを育てるときは、植えた後の育て方がとても重要になってきます。適切な日当たりを意識することが特に重要です。ハーブによって、日向を好むものもあれば、半日陰を好むものもあります。日当たりの具合によってハーブの成長に大きな影響が及ぶ可能性があるので、十分に注意しましょう。さらにハーブを育てるなかでは、水やりを適切におこなうこともとても重要です。水を好むハーブだけでなく、乾燥を好むハーブもあります。そのため、ハーブを育てるときは、それぞれのハーブの特徴をよく理解しておくことが求められます。育て方によってハーブがどのように育つのかが大きく異なってきます。毎日しっかりとケアするようにしてあげて、元気なハーブを育てるようにしましょう。

ハーブをベランダ菜園で育ててみよう!

ハーブをベランダ菜園で育ててみよう︕

ハーブの中には、初心者でも無理なく育てられるものがたくさんあります。ハーブは香りがよく、食用として楽しめるものも多いです。料理にハーブを使用すれば、いつもとは一味違った料理を楽しむことができますね。ハーブティを家で淹れてみると、リラックスしてホッとした気分になれるでしょう。普段、ハーブはあまり活用することがないという人も多いかもしれません。しかし、ハーブはさまざまな効能をもっており、いろいろなところで活用することができます。スーパーなどで売られている商品の中には、ハーブをたくさん使用している物も意外と多いです。

ただし、ハーブを育てるときは、きちんと準備を整えることを大切にしましょう。必要な物をそろえることはもちろん、周囲への配慮も大切です。特にベランダでハーブを育てるときには、避難経路の確認や隣の部屋の人への配慮も忘れてはいけません。しっかりと準備を整えることで、ハーブをしっかりと育てることができるでしょう。ハーブをベランダ菜園で育て始め、ハーブの魅力を思う存分感じてみてはいかがでしょうか。