日本の伝統工芸を趣味に!つまみ細工の資格
つまみ細工とは?
つまみ細工とは、小さな布を折りたたみ、それを組み合わせることによって作る小物のことです。舞妓さんや芸子さんのかんざしなどにもよく用いられ、それ以外でも七五三や結婚式といった晴れの舞台でよく用いられます。また、最近ではそのかわいらしい見た目から、ピアスやブローチといった普段使いのアクセサリーにも使われるケースが増えてきています。
つまみ細工の魅力
長い歴史の中で人々に親しまれ続けてきたつまみ細工には、いったいどのような魅力があるのでしょうか。代表的なものをご紹介します。
- 身近な材料で作ることができる
- つまみ細工に最低限必要になる材料は、薄手の布地のみ。元々は、薄絹の羽二重が使われていましたが、絹以外のはぎれを活用することもできます。はぎれを組み合わせることで、作品の幅を広げることも可能です。多くの材料を必要としない気軽さも、つまみ細工の魅力といえるでしょう。
- オリジナルの作品を作れる
- つまみ細工には、基本となる技法をマスターすれば、花や蝶といったモチーフ以外の物も、アイディア次第で制作することができます。作品に対する表現の自由さがあるため、創作意欲も刺激されます。
- 作った物を身につけることができる
- つまみ細工は、ピアスやイヤリング、大きな物ではコサージュやブローチとして、身につけながら楽しむことができます。自分の持っているアイテムとどのように組み合わせていくかを考えるのも、楽しみのひとつです。
- プレゼントとしても喜ばれる
- 華やかな見た目のつまみ細工は、プレゼントにも最適です。自分の想いをしっかりと込めた作品は、世界にひとつしかないアイテム。既存の物を買ってプレゼントするよりも、相手に喜んでもらえるでしょう。
つまみ細工を始めるには?
スキルや資格を取得することによってさまざまなメリットがあるつまみ細工ですが、いざ始めようと思った際にはどのような準備が必要となるのでしょうか。
技法をマスターするには教室や講座がおすすめ
つまみ細工には基本となる技法が存在するため、まずはそれを体験するために教室や講座の受講がおすすめです。そこで基本的な技をマスターすることができれば、後は自分のアイディア次第で、どんどん新しい作品を作っていくことができるでしょう。
必要な材料・道具は?
つまみ細工に必要な材料や道具は、あまり多くはありません。最低限必要な物は、布、専用のり、ピンセットです。布に関しても、羽二重やちりめんが一般的ですが、薄手の物ならそのほかの布でも作ることが可能です。あとは、作業用の板や細かい部分に使う爪楊枝などがあれば、作業がしやすい環境を作っていくことができるでしょう。
費用はどれくらい必要?
布や道具にこだわらないのであれば、つまみ細工は数百円程度から始めることができます。まずは初期費用を抑えながら始めてみて、慣れてきたタイミングでより専用のアイテムをそろえていくのがおすすめです。
長く続けられる趣味になる!SARAのつまみ細工講座
つまみ細工の知識については独学でも学べますが、専門的に勉強するのはたいへんな作業です。SARAのつまみ細工講座では、基礎知識から専門的な活用法など、つまみ細工を極めていくために必要な知識や技術を幅広く学ぶことができます。
1日30分の勉強を半年間続けるだけでカリキュラムを修了できるため、仕事や育児で忙しい人でも続けやすく、プラチナコースの講座修了後には、日本生活環境支援協会(JLESA)の「つまみ細工士®」、日本インストラクター技術協会(JIA)の「つまみ細工アーティスト」の資格を試験免除で取得することが可能です。
簡単に始められるのに奥深い、つまみ細工の世界を堪能しよう
つまみ細工は、費用がほとんどかからず、それでいてアイディア次第で多くの作品を作ることができるため、新しい趣味を見つけたいと思っている人におすすめです。そして、より専門的なスキルを磨き、趣味としてはもちろん、キャリアとしての可能性を高めたい人は、つまみ細工の資格取得をご検討ください。