ダイエットのおすすめ資格8選!人気の資格を徹底比較!気になる無料の資格は?
記事更新日:2025年9月13日ダイエット資格は、健康的な減量や栄養指導の知識を身に付け、仕事や日常生活に活かせる人気の資格です。近年は生活習慣の乱れによる肥満や生活習慣病の増加に伴い、正しい知識を持つ専門家への需要が高まっています。
この記事では、ダイエット資格の選び方からおすすめ8選、費用や無料で学べる資格の有無、資格を活かせる仕事まで詳しく解説します。
健康づくりのプロフェッショナルを目指す第一歩として、ぜひこの記事をご活用ください。

目次
ダイエット資格とは

「ダイエット」という言葉は「痩せること」と捉えられがちですが、本来は「健康のための食事や生活習慣」を意味します。
ダイエットの資格は、健康的な体づくりを支援する専門的な知識を身につけられるものです。栄養学と密接に関連するこれらの資格を取得することで、単なる減量だけでなく、健康的な生活全般をサポートする知識と技術を証明できます。
ダイエット資格を生かせる仕事
ダイエット資格は、知識を活かして多様な場で活動できるだけでなく、将来的な需要の高まりも期待される分野です。
ここでは、資格取得後の主な働き方や活躍の場、そして今後の将来性について解説します。
主な働き方と活躍の場
ダイエットの資格を取得すると、健康や体づくりを支援する様々な仕事に挑戦できます。
近年では、対面指導だけでなくオンラインやフリーランス活動の選択肢も広がっています。
主な働き方は以下の通りです。
トレーナー業務:パーソナルジムやフィットネスクラブでの運動指導
インストラクター業務:スタジオや教室でのグループレッスン
食事アドバイザー・ヘルスコーチ:栄養指導や生活習慣改善のサポート
オンライン指導:ZoomやSNSを使った全国向けレッスンやカウンセリング
フリーランスとして活動:自宅サロン開業や副業としての個別コンサルティング
資格を持つことで、専門家としての信頼性が高まり、他のトレーナーとの差別化も図れます。
仕事の将来性は?
厚生労働省による令和5年(2023年)の「国民健康・栄養調査」によると、男性の肥満(BMI25以上)は31.5%にのぼります。特に40~60代の男性では肥満傾向が続いており、生活習慣病のリスクも高まっています。また、高齢女性など一部の年代では「やせ」の割合が高く、低栄養による健康被害が懸念されています。
このように、日本人の健康状態は二極化が進んでいることから、個人の健康や生活習慣の改善ができる専門家への需要は、将来的にさらに拡大すると予測されます。
ダイエット資格の選び方
ダイエット資格にはさまざまな種類があり、資格によって活躍できる場や活かし方は異なります。自分に合った資格を見つけるために、目的・難易度・費用・信頼性のポイントを押さえて選びましょう。
たとえば、生活に活かすのか、仕事につなげたいのかによって選ぶ資格は変わります。さらに、資格の知名度が高いほど、仕事の機会や人脈につながりやすくなる傾向があります。
ダイエット資格のおすすめ8選

運動、美容、食事(栄養)、医療など多様な分野からダイエットにアプローチできる資格があります。中には、大学や専門学校で学ぶ「管理栄養士」や「栄養士」といった国家資格もありますが、取得には時間や費用がかかります。
すぐに学びを実践したい方や副業・キャリアアップを目指す方には、比較的短期間で取得できる民間資格がおすすめです。
ここでは、日常生活や仕事に役立つ民間資格を8つご紹介します。
1. ダイエットアドバイザー
ダイエットアドバイザーは、日本生活支援協会が認定する資格です。
栄養学、生理学、心理学、食事計画など、多方面からのアプローチを学び、個々のニーズに合わせた適切なダイエット指導ができる専門家を目指します。資格取得後は、自宅やカルチャースクールでの講師活動も可能です。
取得方法
公式サイトからインターネットで申し込み、在宅で受験できます。試験は有酸素運動、スクワット、ストレッチ、リンパケア、リバウンド防止法など幅広い分野から出題されます。合格基準は70%以上で、初心者にも挑戦しやすい内容です。
費用
受験料は10,000円(税込)と比較的リーズナブルです。特別な条件はなく、誰でも受験できます。
活躍の仕方
取得後は、フィットネスクラブやパーソナルトレーニングジムでの栄養・運動指導、ダイエットカウンセリングなどに活かせます。さらに、自宅やカルチャースクールで講師として活動することも可能です。学んだ知識を日常生活に取り入れ、家族や自分自身の健康維持や体型管理にも役立てられます。
参考:ダイエット資格のダイエットアドバイザー資格認定試験 | 日本生活環境支援協会【JLESA】
2. ダイエット検定
ダイエット検定は、日本ダイエット健康協会が認定する資格です。
この資格は1級、2級に分かれ、さらに上位資格のインストラクター資格があります。運動・食事・メンタルといった多角的な視点から構成された、総合的な指導を行うアプローチが人気です。
芸能人やモデルなど著名人の取得者も多く、知名度の高い資格のひとつです。
取得方法
公式オンラインショップからは検定テキストが購入でき、過去問が特典としてもらえるため、独学で目指すことも十分可能な初心者にもおすすめの資格です。しかし、記述問題や計算問題もあるためしっかりとした準備が必要です。協会主催の対策講座を受講することも可能です。
費用
受験料はそれぞれ、2級 6,600円(税込)、1級 7,700円(税込)、併願 14,300円(税込)です。
活躍の仕方
取得後は、パーソナルトレーナーやフィットネスインストラクター、栄養指導員としての活動に役立てられます。ジムやスポーツクラブでのダイエット指導、健康セミナーの開催、企業での健康管理業務など、幅広い現場で活用可能です。
また、得た知識を日常の食事管理や運動習慣づくりに取り入れ、家族や自分の健康維持にも活かせます。
参考:ダイエット検定 | 日本ダイエット健康協会
3. シェイプアップインストラクター
シェイプアップインストラクターは、日本インストラクター技術協会が認定する資格です。この資格では、シェイプアップの基本知識から食事バランスや栄養素、ダイエットに関する専門知識も学べるため、美容や健康に関心のある方におすすめです。
取得方法
公式サイトからインターネットで申し込み、在宅で受験できます。協会から公式テキストは販売されていませんが、通信講座を活用すれば効率的に学べます。特にSARAスクールの通信講座では、ダブルライセンス取得や試験免除などの特典があり、短期間での資格取得も可能です。
費用
受験料は10,000円(税込)。通信講座を利用する場合は別途費用がかかります。
SARAスクールのプラチナコース(79,800円)なら、ダイエットアドバイザー資格とのダブルライセンス取得が可能で、2資格分の受験料(計20,000円)が免除されます。
活躍の仕方
取得後は、フィットネスクラブやパーソナルトレーニングジムでのトレーニング指導、栄養や食事のアドバイスなどに活かせます。美容系サロンや健康教室での講師活動も可能です。ダブルライセンスを取得すれば、クライアントへのサポート力と信頼性が高まり、美容と健康のプロフェッショナルとして幅広く活躍できます。
参考:シェイプアップインストラクター(ダイエット資格) | 日本インストラクター技術協会【JIA】
4. ダイエットインストラクター
ダイエットインストラクターは、一般財団法人日本能力開発推進協会 (JADP)が認定する資格です。
ダイエットにおける体と心の関係について深く学び、効果的な食事の摂り方を習得します。さらに、ダイエットエクササイズの理論と実践についても習得できます。
取得方法
受験前に、協会指定の認定カリキュラムを修了する必要があります。試験は在宅で受験可能です。
費用
受験料は5,600円(税込)。講座受講料は88,800円で、民間資格の中ではやや高めです。
※キャンペーン等により変動あり
活躍の仕方
取得後は、美容関係の仕事やスポーツクラブ、トレーニングジムなどで活かせます。ダイエットに関する正しい知識を持つ専門家として、クライアントの健康的な体づくりをサポートするほか、個人向けの指導やセミナー開催にも応用できます。
参考:ダイエットインストラクター資格 | 日本能力開発推進協会 (JADP)
5. JOPHダイエットアドバイザー
JOPHダイエットアドバイザーは日本肥満予防健康協会が認定する資格です。医療機関の知見に基づいた健康的なダイエット指導法を学べる実践的な内容です。
6時間のカリキュラムはバランスの良い食事、効果的な脂肪燃焼のための運動法、意識療法(ダイエット・カウンセリング技術)などで構成されています。
取得方法
取得方法は2つあります。
通学講座(オンライン可)で受講後に試験を受ける
動画会員として自習し、試験を受ける(完全独学ではなく動画教材で学習)
合格後はJOPH会員(年会費11,000円)として認定されます。
費用
通学講座(オンライン可):38,500円(税込)
動画会員による自習:年会費11,000円(税込)+試験料22,000円(税込)
※いずれの方法でも、資格取得後は年会費11,000円(税込)が必要です。
活躍の仕方
エステティシャン、栄養士、美容師、フィットネスインストラクター、医療従事者など幅広い分野で活用できます。
個別指導やダイエットスクールの開講も可能で、専門知識を活かしてクライアントの健康的な体づくりをサポートできます。
参考:JOPHダイエットアドバイザー資格講座 | 資格講座一覧 | 日本肥満予防健康協会(JOPH)
6. 肥満予防健康管理士
肥満予防健康管理士は、最新の肥満学に基づいて、メタボリックシンドロームの予防や健康的なダイエットを指導できる専門家を育成する資格です。
肥満のメカニズムや予防法から、栄養・運動の知識、そして様々なダイエット方法の効果検証まで、健康的な体づくりに必要な総合的な知識を学ぶことができます。
取得方法
日本肥満予防健康協会が認定する資格で、通学講座と通信講座の2つから選べます。いずれも30時間のカリキュラムで、通学は対面授業で学び、通信講座では自宅で学習を進めることが可能です。
費用
通学講座:165,000円(税込)
通信講座:110,000円(税込)
※通信講座は廃止に伴い、現在(2025年8月)は55,000円(税込、試験料込)で受講可能。
取得費用は比較的高めですが、専門的かつ総合的な内容を学べます。
活躍の仕方
取得後は、健康関連の教育機関、フィットネス業界、企業の健康管理部門などで活かせます。また、入門者向けには同協会の「肥満予防健康指導員講座」(5時間カリキュラム)もあり、自身や家族の健康管理に役立てたい人にもおすすめです。
参考:肥満予防健康管理士講座 | 資格講座一覧 | 日本肥満予防健康協会(JOPH)
7. NESTA ダイエット&ビューティースペシャリスト

NESTA(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)が認定する資格で、現代女性の美と健康を総合的にサポートする専門家を育成します。
美しさを実現するために必要な要素を、心(MIND)、体(BODY)、生活習慣(LIFESTYLE)の3つの観点から学び、運動・食事・休養の基本を踏まえた科学的なアプローチで美と健康を支援します。
取得方法
NESTA公式サイトから申し込み、指定のカリキュラムを受講します。プログラムはオンライン受講が可能で、試験もオンライン形式で実施されます。
費用
受講料・受験料込みで約69,300円(税込)、NESTA会員の場合は64,900円(税込)で受講可能です。
活躍の仕方
取得後は、女性の身体や健康に特化したパーソナルトレーニングや栄養指導、生活習慣改善プランの提供が可能です。カスタマイズされたトレーニングプラン作成や目標設定のサポート、女性専用ジムや美容系サロンでの活動に加え、独立開業を視野に入れたビジネス展開もできます。
開業支援やビジネス面でのサポートが充実しているため、将来的にフリーランスや起業を考える人にも適しています。
参考:スペシャリスト資格について | NESTA JAPAN(ネスタジャパン) -全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会-
8. インナービューティーダイエットアドバイザー
インナービューティーダイエットアドバイザーは、食事面からのアプローチを中心にダイエットの基礎を1日で学べる実践的な資格です。認定講座では、栄養学的に「太る・痩せる」の仕組みを学びながら、実践的な調理技術までを習得できます。
取得方法
協会が開催する1日認定講座を受講し、必要課程を修了すると資格が取得できます。料理経験がない人でも参加可能で、栄養学や腸活の基礎から学べます。
費用
食材費・認定料などを含めて50,000円(税込)。
活躍の仕方
取得後は、自身のダイエットや家族・友人への食事アドバイスにすぐ活かせます。また、栄養や腸活の知識を活用して、料理教室や健康関連イベントでの講師活動も可能です。
さらに、上級資格であるインナービューティープランナー育成コースへの進学もでき、専門性を高めて活動の幅を広げられます。
参考:インナービューティダイエットアドバイザー | 日本インナービューティーダイエット協会
ダイエット資格の比較一覧表
資格名 | 特徴・魅力 | 独学可能か | 難易度 | 取得費用(総額) | 費用比較 |
---|---|---|---|---|---|
管理栄養士・栄養士 | 栄養学の専門知識を学び、学校や医療機関で指導できる国家資格 | × 大学や専門学校での学習が必須 |
難 | 学校により異なる | 高い |
肥満予防健康管理士 | 肥満学や予防法を学び、健康指導に活かせる専門資格 | × 通学または通信講座受講 |
中 | 10万円以上〜 | |
ダイエットインストラクター | 体と心の関係を学び、正しいダイエット指導ができる資格 | × 認定講座受講 |
中 | 約10万円 | やや高い |
NESTAダイエット&ビューティースペシャリスト | 女性の美と健康を科学的にサポートできる国際認定資格 | × 認定講座受講 |
やや難 | 約7万円 | |
インナービューティーダイエットアドバイザー | 栄養学や腸活を学び、日常や料理指導に活かせる資格 | × 認定講座受講 |
中 | 約5万円 | 中程度 |
ダイエットアドバイザー | 栄養・運動・心理の基礎を学び、在宅受験で取得可能な資格 | △ 独学または通信講座受講 |
易 | 約4万円 | |
JOPHダイエットアドバイザー資格 | 医療知見を基に健康的なダイエット指導ができる資格 | × 通学または通信講座受講 |
中 | 約4万円 | |
シェイプアップインストラクター | シェイプアップと栄養知識を学び、美容・健康業界で活かせる資格 | △ 独学または通信講座受講 |
易 | 約4万円 | |
ダイエット検定 | 運動・食事・メンタルを総合的に学べる知名度の高い資格 | 〇 公式テキストや過去問で学習可能 |
易 | 約2万円 | 安い |
ダイエット関連の資格は様々な種類があり、費用も大きく異なります。コスパ良く目指したい方、国家資格を取得したい方など、自分の目的に合った資格を選ぶ際の参考にしてください。
ダイエット資格を取得するメリット

ダイエット資格は、仕事だけじゃなく、普段の生活や家族の健康づくりにも役立ちます。
ここでは、ダイエット資格をとるメリットをご紹介します。
自分や家族の健康管理に活かせる
食事や運動、生活習慣の整え方などを学ぶことで、毎日のごはん作りや体調管理にすぐに取り入れられます。家族の健康を守ったり、自分の体調を整えたりするのにも役立ちます。
専門知識があることを証明できる
資格は「正しい知識を持っている」という証明になります。
ジムやサロンなどでの活動はもちろん、就職や転職の際にもアピール材料になり、信頼されやすくなります。
▼ダイエットに関する正しい知識をもつことが、減量の成功につながります。
痩せない人の特徴と原因は?間違ったダイエット知識と体重を減らし痩せる方法 | SARAスクール資格講座
活動の幅が広がる
資格があることで、運動指導や栄養アドバイス、オンライン講座など、選べる活動の幅が広がります。副業やフリーランスとしての開業にもつなげやすくなります。
ダイエットや栄養の基礎知識を無料で学ぶ方法
本格的に資格を取る前に、まずは基礎知識を身につけたいという方も多いでしょう。そんなときは、信頼できる公的サイトやオンライン学習サービスを活用するのがおすすめです。修了証や資格は発行されませんが、栄養や健康の基本を押さえることで、資格取得や実践に向けた土台が作れます。
厚生労働省健康日本21アクション支援システム
厚生労働省が運営する健康日本21アクション支援システムでは、栄養・食生活に関する基礎知識を無料で学ぶことができます。専門家が監修した信頼性の高い情報が豊富に掲載されており、食事バランスや栄養素の基礎など、体系的に学習でき、資格取得の準備段階として活用できる優れた教材です。
オンライン学習プラットフォームを利用する
もう一つの方法として、MOOCと呼ばれるオンライン学習サービスを活用する方法があります。
MOOCとは、世界中の大学が提供する講義を、誰でもオンラインで受講できる仕組みです。講義動画は無料で視聴できるものも多く、大学レベルの内容を自宅で気軽に学ぶことができます。
なかでも代表的なプラットフォームが「Coursera(コーセラ)」です。たとえば、スタンフォード大学が提供する「食と健康入門」など、栄養学や健康に関する講座も公開されています。
参考:栄養 Online Courses | Coursera
無料で受講できる講座もありますが、修了証の発行や課題の提出には有料登録が必要な場合もあるため、目的に応じて確認しましょう。講座は英語が中心ですが、字幕付きのものも多く、比較的取り組みやすい構成になっています。
ダイエットのおすすめ資格まとめ

ダイエットや栄養学に関する資格は、民間資格を中心にさまざまな種類があり、目的や生活スタイルに応じて選ぶことができます。
今回ご紹介した資格や、無料で学べる講座を参考に、自分に合った学び方を見つけてみてください。
食と健康に関する知識は、自分や家族の毎日の生活に役立つだけでなく、「人と向き合う仕事」に活かせる力にもなります。
近年では健康意識の高まりとともに、こうした資格のニーズも広がっており、AIには代替されにくい分野として注目されています。
興味がある方は、まずは資料を取り寄せて、内容や学び方をチェックしてみてください。
- 通信講座のSARAスクール編集部
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心理カウンセラー資格やリンパケアセラピスト等の体系資格、食育資格などを扱うSARAスクール編集部が運営するコラムです。主に女性向けのキャリアアップやスキル習得を目的とした講座が多く、家事や育児と両立しながら学べる環境が整っています。資格取得を目的とした講座も充実しており、仕事や日常生活に活かすことが可能です。