通信教育とは?通信講座のメリットと上手な活用法を紹介
記事公開日:2024年6月19日通信教育は通信講座とも呼ばれ、広義の意味では郵送やインターネット、テレビ、ラジオなどのツールを用いて、離れた場所から行われる教育全般を指します。しかし、一般的には、テキストを使って自分のペースで勉強し、添削課題のやりとりを通して学びを進めるスタイルを「通信教育」や「通信講座」と呼ぶことが多いでしょう。
近年は、大人になってから趣味や教養を深めたい人や、資格や専門知識を手に入れたいという人を中心に、通信教育の人気が高まっています。ここでは、通信教育のメリットと選び方のほか、上手な活用法について解説します。
目次
通信教育にはどんなタイプがある?
通信教育には、幅広い種類の講座がそろっています。専門分野を極めるものからユニークな趣味まで、今や通信教育で学べないものはないといっても過言ではないでしょう。通信教育は、対象者や目的によって、おもに下記の3タイプに分けられます。
子供や生徒のための学習教材
子供や生徒を対象にした学習教材として、通信教育は多く活用されています。乳幼児から大学受験生まで講座のバリエーションは豊富で、親子のふれ合いを楽しむもの、学校の勉強の補助となるもの、受験合格を目指すものなど、目的によって内容もさまざまです。最近では紙のテキストだけでなく、タブレット端末を使用するスタイルも増えています。
資格取得を目指す講座
社会人を中心にニーズが高いのが、資格や検定、技能などを取得するための講座です。資格の取得は、就職や転職、副業をするときにも役立ちます。仕事が忙しくてスクールなどに通えないという人にも、ビジネスやキャリアアップにつながる通信教育が選ばれています。
趣味や生活に活かす講座
通信教育には、生活を豊かにする趣味の講座や、家事や育児などに活かせる知識を学ぶ講座もたくさんあります。美容やファッションのほか、健康、料理、園芸、ハンドメイドなど多種多様な講座があり、興味に合わせて自由に学ぶことができます。
通信講座のメリット
多くの人に通信講座が選ばれているのには、どのような理由があるのでしょうか。通信講座のメリットについて、具体的に見ていきましょう。
仕事や家事、育児などと両立できる
通信講座のメリットは、場所や時間を選ばずに学習ができることです。自宅での家事の合間の時間を活用することもできますし、会社の昼休みに勉強することもできます。仕事や家事、育児などで忙しい人も、それぞれの生活リズムに合わせて、自分のペースで学習を進めることが可能です。
費用や期間を抑えられる
勉強のために大学や各種スクールなどに通おうとすると、ある程度まとまった学費と期間が必要になります。場合によっては、授業料のほかに入学金が発生する上、通学のための交通費も考えなければいけません。通信講座を利用する場合は、通学するよりも大幅に費用を抑えることができます。修了までの期間が短いカリキュラムの講座を選べば、モチベーションも維持しやすいでしょう。
基礎から応用まで体系的に勉強できる
多くの通信講座では、初心者でも無理なく専門知識を身に付けられるように、教材やカリキュラムが工夫されています。基本的な内容からスタートして徐々に実践レベルへとステップアップしていけるので、基礎から応用まで、しっかり身に付けることが可能です。
何度でも繰り返し復習できる
対面で講義を受ける学習スタイルは、内容を聞き漏らしてしまうこともあるでしょう。しかし、通信講座ならテキストを何度も見返して、学んだ知識を自分のものとして定着させることができます。カリキュラムが進んで実践的な内容になったときも、基礎を振り返りながら学習を進めることが可能です。
サポート体制が充実している
学校などに通わず独学で知識を身に付けようとするとき、本やインターネットなどで勉強する完全独学では、疑問点を自力で調べなければいけません。一方、通信講座なら、受講者からの質問に対応するなど、学習中のサポート体制が充実しています。不明点をそのまま放置することなく、安心して勉強に取り組むことができるでしょう。
無理なく資格取得を目指せる
資格取得を目的とした通信講座は、その資格や検定に特化して、必要な知識を習得できる内容になっています。また、通信講座の中には、修了と同時に試験免除で資格が取得できるものもあります。そのような講座を選べば、カリキュラムに沿って勉強するだけで、確実に資格を取ることが可能です。資格があれば就職や転職の際に効果的なアピール材料となり、開業や副業を目指す場合も有利に働くはずです。
通信講座のデメリット
通信講座には多くのメリットがある一方、いくつかのデメリットもあります。メリットとデメリットの両方を把握した上で、自分に合った勉強法を選びましょう。
時間配分など自己管理が必要
通信講座は、勉強する時間や場所が自由である分、勉強のスケジュールを自己管理する必要があります。通学なら、決められた時間に授業を受ければカリキュラムが進んでいきますが、通信講座の場合はそうはいきません。誰も見ていないからといって怠けていると、そのままズルズルと挫折してしまう可能性もあります。課題提出やサポート制度などを上手に活用して、スムーズに勉強を進められるような計画を立てましょう。
コミュニケーションが少ない
自宅などで勉強する通信講座は、学校のように先生やクラスメイトなどとコミュニケーションをとることができません。そのため、一人でコツコツ勉強に取り組んでいると、孤独を感じることがあるかもしれません。通信講座の中には、無料の質問制度や専属スタッフによるサポートなどを行っているものもあります。そのような学習サポートシステムを利用して、コミュニケーションを図れるよう工夫していきましょう。家族や友人、会社の仲間といっしょに通信講座に取り組んでみるのもひとつの方法です。
モチベーション維持が難しいことも
一人で通信講座に取り組んでいると、モチベーションがなかなか上がらないことがあるかもしれません。特に、修了までの期間が長い講座は、ずっとやる気を維持するのは難しいものです。しかし、短期間で修了できるカリキュラムの講座や学習中の悩みを相談できる講座を選ぶと、モチベーションをキープしやすくなります。
通信講座の上手な選び方とは?
通信講座にはたくさんの種類があるため、「どんな講座を選べばいいのかわからない」と悩む人も多いのではないでしょうか。自分に合った通信講座を選ぶには、いくつかのポイントがあります。
目的や目標を明確にする
通信講座を選ぶときに大切なのは、その講座で勉強することによって目指したい目的や目標をはっきりさせることです。「スキルを向上させたい」「新しい趣味を見つけたい」「教養を深めたい」など、人によって講座を受ける理由があるはずです。まずは、通信講座を通して叶えたい目的を明確にしましょう。目的がないまま講座を選ぶと、後で「こんなはずではなかった」ということになりかねません。
学習サポート体制が整っている講座を選ぶ
通信講座は、提出課題や質問制度、専属スタッフによるサポートなど、学習サポート体制がきちんと整っているものを選びましょう。学習中の疑問点をメールなどで質問できるかどうかは、講座選びの大きなポイントになります。質問や相談ができなければわからないことがそのままになってしまい、必要な知識をきちんと身に付けることができません。
費用だけではなく修了までの期間にも注目
通信講座の受講期間は、数ヵ月から1年、長いものではそれ以上になる場合もあります。通信講座を選ぶときは、修了までの期間もしっかり確認しておきましょう。受講期間が長すぎると、ライフスタイルの変化によって勉強が続けられなかったり、モチベーションが維持できなくなったりする可能性もあります。
通信講座を上手に活用して、スキルアップしよう!
時間や場所を選ばずに学べる通信講座は、幅広い世代から人気を集めています。無理なく資格を取得できる通信講座も多く、「専門分野をとことん突き詰めたい」という人にも「いろいろなことを幅広く勉強したい」という人にもぴったりの学び方といえるでしょう。
自分に合った通信講座を賢く利用して、スキルアップを目指してみてはいかがでしょうか。資格で輝く未来へ!通信講座で新しい一歩を踏み出せる編集部おすすめのスクールを紹介
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