インテリアデザイナー資格のおすすめ4選|資格の勉強方法や求められる能力も解説
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インテリアデザイナー資格のおすすめ4選|資格の勉強方法や求められる能力も解説

「自宅をおしゃれな空間にしたい」
「インテリアにかかわる仕事がしたい」

このような方におすすめなのがインテリアデザイナー資格の取得です。

インテリアデザイナーには専門知識や技術が必要ですが、初心者から学び始めても、資格を取得することはできます。
本記事では、初心者も取得しやすいインテリアデザイナー資格をご紹介します。

資格を活かせる仕事やインテリアデザイナーの将来性についても解説していますので参考にしてください。

インテリアデザイナーとは

インテリアデザイナーとは、家具・カーテン・照明器具といった内装全般の企画・設計に関するプロフェッショナルのことです。

個人宅だけでなく、オフィス・ホテル・学校・商業施設などあらゆる空間の内装の演出を担当します。

具体的な仕事内容は、依頼者への事前のヒアリングに沿って、インテリア全体の色味・造作・トーン・灯り・音・温度までをトータルで監修するといった内容です。

インテリアデザイナーには、インテリアに関する知識だけでなく、建材や現場工事の知識などの建築に関する豊富な知識が求められます。

また、インテリア製品や建物の設備全般についての知見を必要とするため、要求される知識の範囲は非常に広いです。

インテリアデザイナーに求められる能力

インテアリアデザイナーには、いくつか求められる能力があります。

この章では、インテリアデザイナーとして仕事をするには特に欠かすことのできない4つの能力について解説します。

デザインセンス

デザインセンスは、インテリアデザイナーにとって基本的かつ重要な能力の一つです。

例えば、家具の素材や形状の選び方・配置の仕方・照明器具の種類などにより、空間のもつ印象は大きく変わります。
依頼主の部屋や施設が「かっこいい」「おしゃれ」といった印象になるか否かは、インテリアデザイナーのセンスにかかっているといっても過言ではありません。

デザインセンスは、個性を表現する方法の一つでもあります。
インテリアコーディネーターは、創造力・直感・視覚的な思考を活用し、空間を美しく機能的にデザインするためのスキルや感覚などのデザインセンスを磨いていくことが重要です。

施工技術

インテリアデザイナーは、デザインのアイデアを実現するために基本的な施工技術の知識が必要です。

デザイナーとして表現したいイメージは、実際に形にできなければ意味がないためです。

例えば、依頼主の要望に沿って洗練されたデザイン性の高い照明器具を取り付ける際、天井の素材・照明器具の重量や形状・建物の電気設備の状況などによっては、うまく設置できないことがあります。

インテリアデザイナーは、イメージを作成するだけでなく、イメージを実現するための建築技術が求められます。

プロジェクトの管理能力

インテリアデザイナーには、プロジェクト全体を管理する能力が必要です。

施設のインテリアを作成する際には、一人で作業が完結する場合よりもむしろチームのメンバーで取り組むケースが多いためです。

プロジェクト管理能力とは、予算管理・スケジュール管理・リスク管理・資材の調達(品質管理)・下請け業者の調整(労務管理)の管理などをおこないます。

管理能力を持つことで適切なリスク回避や的確なスケジュール管理ができるので、プロジェクト全体を成功に向けてスムーズに進められます。

プロジェクトが円滑に遂行することで、クライアントの期待にも応えられ、次の仕事にもつながるでしょう。

コミュニケーション能力

インテリアデザイナーは、クライアント・建築家・施工業者・家具メーカーとのコミュニケーションがかかせません。

クライアントの要望を聞き取り、施工業者や家具メーカーにデザインコンセプトを正確に伝え、プロジェクトの各段階で情報を共有する必要があるからです。

また問題が起きた時、対話を通じて解決しなければならないこともあります。

クリエイティブなデザイン能力だけでなく効果的なコミュニケーションスキルを持つことで、クライアントの期待を満たし仕事を成功に導くことができます。

インテリアデザイナー資格の取得で学べること

インテリアデザイナー資格学習では、デザインに関する専門知識が学べてプロフェッショナルとしてキャリアを追求する基盤を築けます。

インテリアデザイナー資格で学べる内容
・ 部屋の工法
・ インテリア施工の基礎知識
・ 建築基準法や消防法などの法規
・ 工事管理や施工管理
・ 工事の発注の仕方
・ 積算の取り方
・ インテリアや建築の歴史
・ 構造力学
・ 合理的な動線を確保する方法
・ 室内環境を整える方法

学習プログラムは取得する資格により異なる場合があります。

資格を選ぶ場合は、自分のキャリア目標と学びたい分野に合ったカリキュラムがある資格を選ぶようにしましょう。

インテリアデザイナー資格を活かせる仕事

インテリアデザイナー資格が活かせる仕事にはどんなものがあるのでしょうか。

具体的に紹介していくので、参考にしてください。

住宅メーカーでの設計・デザイン関連の仕事

インテリアデザイナー資格は住宅メーカーでの設計・デザイン関係の仕事に活かせます。

大手建設会社をはじめ日本全国には数多くの住宅メーカーがあり、インテリアコーディネーターの求人は多い業界です。

新しく住宅を建てる施主の求めに応じ、インテリアのイメージをヒアリングして、快適な住空間をプロデュースするのが仕事です。
最近はリフォームを専門とする住宅会社も増えており、インテリアコーディネーターの活躍の場が広がっています。

住宅メーカーでのインテリアデザイナーの役割は、新築住宅やリフォーム住宅において内部空間を魅力的で機能的にデザインし、クライアントや購入者に満足度の高い住環境を提供することです。

ショールームスタッフ

インテリア関連企業のショールームで働く際に、インテリアデザイナーの家具や照明に関する商品知識が役立ちます。

ショールームでは、顧客の要望を聞き出して最適な提案をしなければならず、インテリアに関して深い知識が必要です。

逆にショールームで魅力的な住まいを提案できれば、ハウスや家具の売り上げにつながるでしょう。

家具メーカーや販売店のデザイナー・販売員

インテリアデザイナーの資格を活かして、家具メーカーや販売店のデザイナー・販売員として活躍できます。

例えば、北欧系のデザインをテーマとした部屋のイメージから逆算して、イメージを実現するためのテーブル・イス・ソファといった家具を企画・提案するなどの働き方が可能です。
あるいは販売の現場で、顧客の理想の部屋をイメージする家具をおすすめする際にもインテリアデザインの知識が役立ちます。


インテリアデザイナーとして、デザインスキル・製品知識・顧客対応力・販売スキルなどを組み合わせて、製品の魅力を最大限に引き上げられるでしょう。

内装コンサルタント

インテリアに関する知識を身につけることで、内装コンサルタントとして活躍できます。

内装コンサルタントとは、飲食店や商業施設の空間プロデュース・店舗デザインを行う仕事です。

デザイン性に優れた内装を提案することはもちろんですが、空間の快適性や施設としての機能性なども重視されます。
例えば、飲食店の内装の場合は、換気や臭い・煙の対策なども含めた提案が期待されます。

おすすめのインテリアデザイナー資格

ここではおすすめのインテリアデザイナー資格を紹介します。

初心者でも取得しやすい資格を集めました。
ぜひ参考にしてください。

インテリアデザイナー

インテリアデザイナーとして働きたい方から、現在インテリア・建築関連の企業に携わる方も対象とした認定試験です。

家具や照明などのインテリアに関する商品の知識や販売の技術、インテリアデザイナーとしての理解力や表現力が問われる試験です。

資格取得後は、自宅やカルチャースクールなどで講師活動ができます。

資格名称 インテリアデザイナー
受験料 10,000円(税込み)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上の評価
試験日程 偶数月に開催
受講内容 家具や照明などのインテリアに関する商品知識・販売や技術等に関して幅広い基礎知識

インテリアアドバイザー

インテリアアドバイザーとしての知識とスキルを証明し、実務での実力を確認するための認定試験です。

将来的にインテリアアドバイザーとして活動を希望する方はもちろん、現在インテリアや建築関連の企業で働いている方にも適しています。
資格を取得した後は、自宅やカルチャースクールなどで講師活動を行うことができます。

資格名称 インテリアアドバイザー
受験料 10,000円(税込み)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上の評価
試験日程 偶数月に開催
受講内容 家具や照明などのインテリアに関する商品知識・販売や技術等に関して幅広い基礎知識

インテリアプランナー

インテリアプランナーとは、専門的で高度な知識と技術で上質な室内空間を設計する能力を証明する資格です。

今後も、快適なインテリア空間へのこだわりを背景に、多様なビジネスプランが生まれることが期待されます。
このような時代背景を受けて、インテリアの専門家としてインテリアデザイン事務所・建築設計事務所・建築会社・インテリア関連産業で、インテリアプランナーとしての活躍が期待されます。

資格名称 インテリアプランナー
受験料 学科:9,900円
設計製図:16,500円(税込み)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 札幌・仙台・東京・名古屋・京都・大阪・広島・福岡・沖縄
試験日程 6月中旬
受講内容 学科試験:インテリア計画、インテリア装備、インテリア施工、インテリア法規及び建築一般
設計製図試験:建築物における空間の使われ方、生活のイメージがわかるようなインテリアの設計

インテリアコーディネーター

インテリアコーディネーターは、住む人にとって快適な住空間を提供するために認定される専門職です。

インテリア(内装、家具、ファブリック、照明など)に関する専門知識を活かし、住宅およびインテリア関連企業、工務店、販売店において、インテリア計画や製品選定に関するアドバイスを行います。

資格名称 インテリアコーディネーター資格試験
受験料 14,850円(税込み)1次試験+2次試験
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 全国47都道府県
試験日程 1次試験:9〜10月(希望日を選ぶ)
2次試験:12月
受講内容 1次試験:インテリアコーディネーターの誕生とその背景に関すること・ンテリアコーディネーターの仕事に関すること・インテリアの歴史に関すること・インテリアコーディネーションの計画に関すること・インテリアエレメント・関連エレメントに関すること・インテリアの構造・構法と仕上げに関すること・環境と設備に関すること・インテリアコーディネーションの表現に関すること・インテリア関連の法規、規格、制度に関すること
2次試験:プレゼンテーション・論文(筆記式)

インテリアデザイナーの知識を身につける方法

ここでは、インテリアデザイナーの知識を身につけるための学習方法を紹介します。

それぞれ特徴があるので、自分に合った学習方法を見つけてください。

独学

インテリアデザイナーの知識は、独学で学べます。

独学の最大のメリットは、費用をかけずに自分のペースで学習を進められることです。
ただし、インテリアデザインに関して有効な書籍が見つけられなかったり、モチベーションの維持が難しかったりするなどのデメリットがあります。

専門学校

建築やインテリア関連の専門学校で、インテリアデザイナーについて学ぶことも可能です。

専門学校では、通常1年以上時間をかけて、じっくりと専門的な知識を身につけます。
第一線でプロとして活躍するプロが講師を担当するため、レベルの高い授業を受けられるという点も専門学校の大きな魅力です。

ただし、専門学校で学ぶためには、時間も費用も確保する必要があります。
インテリアデザイナーを本業として仕事にしたい方が学ぶ場であるため、学習の目的を確認のうえ入学すべきか否かを検討しましょう。

通信講座

インテリアデザイナーの知識は、通信講座でも取得可能です。

通信講座は、あらかじめ専門家によって組まれたカリキュラムに沿って、計画的に学習を進められる学習法です。
まとまった時間が取れない方でも、自宅で気軽に学べることや、専門性の高い知識を気軽に習得できる方法なので、仕事や家事と両立したい方に特に人気が高まっています。

場所を選ばずに日本全国どこでも学習できる点も通信講座ならではの魅力です。

時間を有効活用して資格を取得したいとお考えの方は、通信講座を選ばれてみてはいかがでしょうか?

インテリアデザイナー資格の取得におすすめの通信講座

SARAスクールジャパンでは「インテリアデザイナー」「インテリアアドバイザー」の2つの資格が同時にとれる通信講座があります。

初心者でもわかりやすい教材と丁寧な指導を自宅で受講できるので、仕事や家事・育児などの隙間時間に学習可能で、資格習得までの最短期間はわずか2か月です。

受講コースは、初期費用を抑えられる「インテリアデザイナー基本コース」と、資格試験免除特典がある「インテリアデザイナープラチナコース」の2つがあります。

  インテリアデザイナー基本コース インテリアデザイナープラチナコース
受講料 59,800円 79,800円
資格試験 各協会様にご自身で申し込み 免除(課題提出のみ)
認定試験費用 各資格 10,000円 免除
期間 6か月(最短2か月) 6か月(最短2か月)
メリット 初期費用を抑えられる 資格試験免除で100%資格取得できる

講座の詳しい内容は、無料の資料請求をして学習内容の確認をしてください。

インテリアデザイナー資格を取得するなら、最短2か月で取得できるSARAスクールジャパンがおすすめです。

まとめ

インテリアデザイナー資格は、自分の部屋をおしゃれにしたい人やインテリア関連の職に興味がある人におすすめです。

インテリアデザイナーは、住宅から商業施設まで幅広い空間のデザインを担当する空間デザインのプロです。

デザインセンス、施工技術、プロジェクト管理能力、コミュニケーション能力が求められ、資格学習をすることでこれらのスキルが身に付きます。

また取得後は、住宅メーカーでの設計・ショールームスタッフ・家具メーカーのデザイナー・内装コンサルタントなど、多彩な職で活躍できます。

インテリアデザイナーは今後も将来性が高く、需要がある職業です。