空間デザイナー資格のおすすめ5選|メリットや勉強方法も解説!
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空間デザイナー資格のおすすめ5選|メリットや勉強方法も解説!

空間デザイナーという仕事をご存じでしょうか。
その場にいるだけで楽しくなるような雰囲気のお店や、おしゃれで落ち着ける施設の多くには、空間デザイナーが関わっています。

空間デザイナーに興味のある方なら、専門知識のない未経験者でも資格を取得可能です。

本記事では、初心者でも取得しやすいおすすめの空間デザイナー資格をご紹介します。
資格を取得するメリットや、空間デザイナーの知識や技術を学ぶ方法も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

空間デザイナーとは

空間デザイナーの仕事については、あまりなじみのない方も多いかもしれません。

そこで、まずは空間デザイナーがどのような仕事なのかをイメージしていただけるよう、概要をご紹介します。
空間デザイナーの資格取得や知識の体得に向けてのモチベーションを高めていただくため、ポイントをわかりやすくご紹介します。

空間デザイナーの仕事内容

空間デザイナーの仕事は、具体的には商業施設・住宅・公共のスペースなどの施設や場所に合わせて、家具・オブジェ・装飾品などを選定したり、設計したりする仕事です。

選定だけでなく、色のイメージや全体的なコンセプトの設計や、空間をより魅力的で快適なものにするためのプロデュースをおこないます。

空間をデザインする際に問われるのは、さまざまな要素の調和です。
設備や家具の一つひとつが魅力的であっても、全体のバランスが取れていなければ、魅力的な空間とはいえません。

空間デザイナーは専門的な知識や技術を用いて、真価を発揮します。

また、具体的な作業をおこなうのは、建築や設計の担当者です。
空間デザイナーはコミュニケーション力・調整能力・現場での発信力を発揮しながら、スキルを高める必要があります。

空間デザイナーに求められる能力

空間デザイナーに求められる能力の幅は多岐にわたります。
専門職でありながら、総合的なスキルが必要とされるため、知識や経験が要求される仕事です。

具体的に必要とされるスキルの例をご紹介します。

* 理論的な思考
* デザインセンス
* インテリアに関する知識
* 建築や設計の知識
* スケジュールの管理・調整能力

これらを発揮して空間をデザインするには、建築やデザインの現場での長年のキャリアを要するものと思われるかもしれません。

とはいえ、体系的かつ効率的にスキルを習得すれば、初心者や未経験者から空間デザイナーに挑戦することも可能です。

デザイン会社・建設会社・ハウスメーカーなど、さまざまな企業で「未経験者歓迎」の空間デザイナーの求人募集があることからわかるように、一つひとつのスキルの専門性よりも総合力が問われます。

空間デザイナーに資格は必要?資格を取得するメリットは?

未経験からでも空間デザイナーにチャレンジできますが、経験も資格もない場合は就職・転職のハードルは高いものとなります。
反対に資格を取得することで、転職や就職を目指す際に他の希望者よりもアピール要素が増えます。

さらには、空間デザイナーの知識はプライベートの充実にも有効です。

この章では、空間デザイナー資格のメリットをご紹介します。

自宅を居心地のよい空間にできる

空間デザイナー資格は、自宅のリビング・寝室・キッチンなどの居住スペースのデザインにも活用できます。

例えば、家具の配置や選び方に関して、空間デザインの専門知識を活用することで、使いやすくて快適な住環境とデザイン性とを両立させられます。
おしゃれで洗練された住空間にすんでいると、周囲から「洗練されている」との評価を受けるでしょう。

そのほかに、自分自身のイメージに合わせて壁や家具のカラー・形状をアレンジすることも可能です。
空間デザインによって活気の感じられる部屋にして、仕事や学習の効率を高めたり、落ち着きを感じられるリラックス空間を演出したりと、さまざまな知識の活かし方があります。

空間デザイナーの知識を活かして住宅環境をよりよい環境にすることで、魅力的な場所を提供できます。

自分のお店をイメージどおりにデザインできる

美容院・カフェ・個人運営の事務所などの店舗やオフィスにも、空間デザイナーに関連する知識を活用できます。

店舗やオフィスは、来客をもてなしたり、商談をしたりするスペースでもあるため、相手にどのような印象を与えられるかが非常に重要です。
与える印象次第で、商談の成否や顧客の再来店の有無が左右されることもあります。

例えば、比較的価格の安いカジュアルな商品を販売している店舗の場合には、落ち着いたシックな店内よりも活力のある明るいイメージがマッチします。
反対に、高級感をアピールしたいときには、トーンを落として洗練された印象を与えられるように工夫するとよいでしょう。

これらの細部へのこだわりが、店舗の集客や売り上げにも影響します。

空間デザインの知識を仕事に活かせる

空間デザイナー資格は、就職・転職・キャリアアップのアピール材料としても使用できます。

空間デザイナーは、華やかなイメージもあり、未経験者から目指す方も少なくありません。
未経験者の採否に大きな影響を及ぼすのが、熱意と他の業界での実績です。

特に熱意に関しては、空間デザイナー資格を取得していることで、直接的にアピールできます。

また、建築やデザイン関連の仕事に従事している方は、空間デザイナーの資格を取得することで、仕事の幅を広げられる可能性があります。

空間デザインで学べる領域は、建築やデザイン関連のスキル習得のためにも空間デザイナー資格が役立つでしょう。

空間デザイナーの資格を取得すると学べること

空間デザイナー資格では、さまざまなことを身につけられます。
具体的に学べるポイントを、ご紹介します。

* 設備や家具の陳列テクニックとその効果
* 売上アップにつながるカラーマーケティング
* 効果的な照明の使い方
* 空間構成の考え方
* 店舗や商業施設の模型製作

空間デザイナーの学習においては、魅力的な空間づくりの基本を学ぶことからはじまり、実践的なデザインに関連する知識・技術まで身につけられます。
現場スタッフとしての知識や技術だけでなく、管理職者としての知識を身につけられる点も空間デザイナーならではの特徴です。

これらの項目を「センス」としてではなく「技術」として学べるため、安定的にクオリティの高い空間をプロデュースする技術が身につきます。

おすすめの空間デザイナー資格5選

これから空間デザイナーの資格を取得したいと考えている方におすすめの資格を5つご紹介します。
資格の概要も解説しますので、目的に合わせて取得する資格を選びましょう。

空間ディスプレイデザイナー

空間ディスプレイデザイナーは、日本デザインプランナー協会が認定する資格です。
2級と1級があり、試験では空間ディスプレイ技術、空間の陳列、色彩知識、VMDの知識などに関する問題が出題されます。

【受験概要】
* 受験資格:とくになし
* 受験料:10,000円(税込)
* 受験申請:インターネット
* 受験方法:在宅受験
* 合格基準:70%以上の評価
* 試験日程:2ヶ月に1回ペースで開催
* 主催:日本デザインプランナー協会

インテリアコーディネーター

インテリアコーディネーターは、公益社団法人インテリア産業協会が認定する資格です。
一次試験合格後二次試験に合格することで資格が認定されます。

試験では、インテリアコーディネーターの歴史や背景、インテリアコーディション計画、インテリアの構造、インテリア関連の法規や制度に関する問題が出題されます。

【受験概要】
* 受験資格:とくになし
* 受験料
・基本タイプ:14,850円(税込)
・一次試験のみ:11,550円(税込)
・二次試験のみ:11,550円(税込)
* 受験申請:インターネット
* 受験方法:協会が指定する会場
* 合格基準:協会が定める審査基準を満たしていること
* 試験日程:協会が指定する日程
* 主催:公益社団法人インテリア産業協会

インテリアデザイナー

インテリアデザイナーは、日本デザインプランナー協会が認定する資格です
試験では、家具や照明などのインテリアに関する知識や技術、販売に関する問題が出題されます。

【受験概要】
* 受験資格:とくになし
* 受験料:10,000円(税込)
* 受験申請:インターネット
* 受験方法:在宅受験
* 合格基準:70%以上の評価
* 試験日程:2ヶ月に1回ペースで開催
* 主催:日本デザインプランナー協会

カラーコーディネーター

カラーコーディネーターは、東京商工会議所が認定する資格です。
色の持つ効果を多様な場面で活かせる資格であり、空間ディスプレイにおいても役立ちます。
空間ディスプレイ資格とあわせて取得することで、空間プロデュースの幅が広がるでしょう。
試験では、色の性質や特性、色彩に関する問題が出題されます。

【受験概要】
* 受験資格:とくになし
* 受験料
・スタンダードクラス:5,500円(税込)
・アドバンスクラス:7,700円(税込)
* 受験申請:インターネット
* 受験方法:在宅受験
* 合格基準:100点満点として70点以上
* 試験日程:東京商工会議所が指定する日程
* 主催:東京商工会議所

エクステリアプランナー

エクステリアプランナーは、公益社団法人日本エクステリア建設業協会が認定する資格です。
この資格は、建物周りの空間デザインに特化した知識や技術の証明になります。
資格区分は2級と1級です。
2級ではエクステリアの設計や施工に関する基礎知識について出題され、1級では、さらに専門的な知識を問われます。

【受験概要】
* 受験資格
・2級:とくになし
・1級:協会指定の資格保持者(建築コンクリートブロック工事士など)
* 受験料
・2級:11,000円(税込)
・1級:14,300円(税込)
* 受験申請:簡易書留・宅配便・インターネット
* 受験方法:協会が指定する会場
* 合格基準:学科試験・実地試験、いずれも60点以上
* 試験日程:協会が指定する日程
* 主催:公益社団法人日本エクステリア建設業協会

空間デザイナー知識や技術を学ぶ方法

空間デザイナー知識と技術を学ぶには、3つ方法があげられます。
* 独学
* 専門学校
* 通信講座
それぞれのメリットやデメリットを解説しますので、自分に適した勉強方法を取り入れてください。

独学

独学は、自分で教材を選び、空間デザイナーとして必要な知識やスキルを身につける方法です。
独学のメリットは、自分の都合にあわせて学習スケジュールを設定して、自分のペースで学べることです。
さらに無料の教育動画を活用するなど、比較的手軽に情報を収集できます。

ただし、専門家からのフィードバックが得られない点はデメリットとしてあげられます。
疑問点が生じても自分で解決しなければなりません。

計画的な学習スケジュールを作成して継続的に学ぶことで、空間デザインの知識を独学で習得できます。

専門学校

専門学校は、空間デザイナーとしての知識や技術を習得する方法の一つです。

専門学校に通うことで、実績豊かなプロの講師からの指導を受けられます。
専門学校のカリキュラムは実践的な内容が多く、卒業後は即戦力としてはたらくことも可能です。

専門学校に通う仲間と交流できる点もメリットとしてあげられます。
同じ目標を持つ仲間と、アイデアや情報を共有できるため、モチベーションを保ちながら学習を続けやすい傾向があります。

デメリットは、スケジュールの融通が利かないこととまとまった費用がかかる点です。
専門学校に通うためには、学校のスケジュールにあわせて通学しなければなりません。
また、1年間もしくは2年間教室に継続して通わなければなりません。

したがって、空間デザイナーの学習に集中できる環境にある方であれば十分に専門学校での学習のメリットを感じられますが、そうでない方はハードルを感じるかもしれません。

通信講座

通信講座で学ぶ方法も選択肢の一つとしてあげられます。
通信講座は自宅で学びたい方にとって理想的な方法です。

自分の都合にあわせて学習できるため、既存の仕事やスケジュールと両立できます。
独学と異なり体系的なカリキュラムが組まれているため、自分で教材を選んだり、細かい学習計画を立てたりする必要はありません。
通信講座では、資格取得に必要な知識やスキルに焦点を当てた教材が用意されており、カリキュラムに従って進めるだけで必要な知識が身につく仕組みになっています。

ただし通信講座を受講する場合、独学同様に一人で勉強を進めるため、モチベーションを維持しにくい可能性があります。
隙間時間を活用して空間デザイナーの知識を身につけたい方は、通信講座で学ぶ方法が向いているでしょう。

空間デザイナー資格の取得におすすめの通信講座

空間デザイナーの資格取得を検討している方におすすめの通信講座がSARAスクールです。
SARAスクールの通信講座は、資格取得までの学習を自分のペースで進められます。

SARAスクールの空間プロデュース講座を受講すると、1級資格と2級資格の両方を取得できます。
さらに受講期間中は何度でも無料で相談が可能です。
初級編、中級編、上級編のステップアップ方式を採用しており、初心者でも必要な知識を段階的に習得できます。

基本コースとプラチナコースが用意されており、各コースの受講料は次のとおりです。

* 基本コース:120,000円(税込)
* プラチナコース:140,000円(税込)

基本コースでは自宅での在宅受験が認められており、試験に臨む環境を整えやすいのが特徴です。
一方のプラチナコースは、課題の提出により試験が免除されます。
確実に資格を取得したい方はプラチナコースの受講がおすすめです。

SARAスクールの空間プロデュース講座は、1日30分の学習を続けると、6か月を目安に資格を取得できます。
効率的に資格を取得したい方は、SARAスクールの通信講座を検討してみましょう。

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空間デザイナーの現在の需要と将来性

SNSの普及により、多くの方の美に関するセンスが高まっており「素敵な空間で過ごしたい」と考える人が増えています。

また、さまざまなコンセプトをもつ店舗・商業施設が人気を集めていることから、イメージや考えをいかにデザインに落とし込むかという点に注目が集まっています。

SDGsの注目などもあり、資源を無駄なく使う工夫やエコに配慮した空間づくりなどの必要性については今後、議論が深まっていくでしょう。

いずれにしても、空間デザイナーへの需要は増加傾向にあります。
企業だけでなく個人の住宅や小規模な商業スペースにおいても、空間デザイナーの専門知識とセンスが高く評価されています。

機能性・デザイン性を軸として、人々が快適性や魅力を感じられる場所を提供するために、空間デザイナーの存在感は今後ますます高まっていくでしょう。

まとめ

空間デザイナーの知識や技術は、自宅をくつろげる空間にしたり、仕事で魅力的な空間をデザインしたりと幅広い分野で活かせます。
これから空間デザイナー資格を取得するなら、自分のペースで好きな時間に学べる通信講座を検討してみましょう。

SARAスクールの空間プロデュース講座なら、1日たった30分の学習で、空間ディスプレイデザイナー資格の1級と2級を取得できます。
仕事や子育ての隙間時間に勉強して得た知識を、趣味や仕事に活かしたいと考えている方は、SARAスクールで資格の取得に挑戦してみてはいかがでしょうか。