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スペースを有効活用!押し入れの収納方法

押し入れは容量大きいため、さまざまな物を収納することができます。しかしながら、押し入れは大きいからこそ上手に収納する方法が分からないという方も多いのではないでしょうか。押し入れのスペースを有効活用して収納を行うには、ちょっとしたコツが必要です。

せっかくのスペースですから、物をしっかり収納したいですよね。いらない物を減らしつつ、デッドスペースを積極的に活用しましょう。今回は、押し入れの上手な収納方法について紹介します。

スペースを有効活用!押し入れの収納方法

押入れ収納の基本

スペースを有効活用!押し入れの収納方法

押し入れの収入について考えるときは、まずはいらない物を処分したうえで、それぞれをどのように収納するかある程度イメージしてみることが大切です。

不要な物を選別して処分

上手な収納をするために必ず行うべきなのが、不用品の選別です。いらない物がある状態では、きれいに片づけを行うことはできません。いらなくなった物をいつまでもため込んでいると、必要な物をとりだしにくくなってしまいます。物の種類にもよりますが、数年以上使用していないような物が押し入れに入っている場合は、処分を検討したほうがよいでしょう。

使用頻度や種類別にグループ分け

必要な物だけを残したら、使用頻度や種類別にグループ分けを行います。同じ用途の物を一緒にしておと、探すときに見つけやすくなります。

だいたいの位置を決める

グループ分けした使用頻度や種類をもとにして、押し入れのどの位置に置くかを決めましょう。使用頻度が高い物はよく取り出すため、押し入れの入り口に近い場所に置くのが望ましいです。よく使う物は入り口側、年に一度しか使わない物は奥にするなど、使い勝手を考えて配置してみてください。

押入れの収納方法

押し入れは3つの段に分かれています。それぞれの特徴を理解して、適した場所に物を収納しましょう。

天袋の使い方

天袋は、押し入れの天井付近についている棚のような部分です。高い位置にあるため、踏み台などがないと出し入れするのが難しい場所です。そのため、持ち手がついているケースを活用し、軽い物を入れて収納するとよいでしょう。衣替えをし終わった服など、当分は使用しないような物を入れておくのに適しています。

上段の使い方

上段は、もっとも物を取り出しやすい位置にあるため、普段よく使用する物を収納するとよいです。奥行きがあるため、それを活かすことも重要だといえます。たとえば、引き出しを入れることで奥までしっかり活用できるようになります。また、洋服を収納するなら、ハンガーラックを使用するとよいです。こうすれば、クローゼットがなくてもハンガーに掛けた洋服をたたまずに収納することができます。

下段の使い方

下段は、低い位置にあるため、重い物などを収納するのに適しています。かがみこんで奥まで手を伸ばすのが大変だと感じる場合は、引き出しやキャスター付きの収納を活用するとよいでしょう。また、子どもでも手が届く場所なので、おもちゃや子供服を収納するのにも向いています。

収納上手になるコツ

押し入れの収納を上手に行うためには、しまい方にも工夫が必要です。収納グッズを活用したり、入れ方を工夫したりしましょう。

入っているものが分かるようにする

収納ボックスなどを使用する場合は、必ず中に何が入っているのか分かるようにすることが大切です。透明なケースを利用するなどして、探すときにすぐに中身が分かるようにしておきましょう。中身が分かりにくい場合には、ラベルを付けて内容をメモしておくととても便利です。貴重な物や数が多い場合は、ノートを作ってどこに何があるのか詳しくまとめておくという方法もあります。

スペースを区切る

押し入れに物を収納するときは、空間を上手に活かすことが大切です。こうすることで空間を最大限に活用することができますし、物を取り出すのも簡単になります。たとえば、カラーボックスを設置すれば、種類別に物を入れることができるのでとても便利です。どこに何を入れるのかということが明確になっていると、出し入れの頻度が多い場合でも押し入れの整理整頓された状態を保つことができます。

収納方法の使い分け

効果的な収納を行うときはたたんでしまうだけでなく、掛けてしまうという方法も活用しましょう。たたむとシワになる洋服などは、掛けてしまうのがおすすめです。また、押し入れにハンガーラックを入れてクローゼットのような使い方をする際は、押し入れの奥にスペースができやすくなります。カバンなどであれば、そういった隙間を活用して収納することが可能です。

収納ボックスに統一感をもたせる

収納を考えるときは、収納ボックスのサイズや規格などをなるべく統一しましょう。合わないものどうしを使っていると段違いになってしまうなど、余計なスペースを生む原因となります。統一感があったほうが見た目にもすっきりとした印象になりますよ。

キャスターを活用する

押し入れの奥に入っている物を簡単に取り出したいなら、キャスターを活用するのがおすすめです。キャスター付きの収納ボックスを活用するのはもちろん、カラーボックスなどに自分でキャスターを取り付けるという方法もあります。キャスターはホームセンターなどで簡単に手に入るので、手軽にDIYに取り組むことが可能です。ただし、上段の収納でキャスターを使用する場合は、落下の危険もあるので注意が必要です。

押入れのデッドスペース活用術

押し入れで上手な収納をするためには、デッドスペースまでしっかり活用するようにしましょう。デッドスペースを探していくと、すでに物でいっぱいのはずの押し入れでも意外とたくさんのスペースが残っていることに気が付きます。

フックを取り付ける

壁側に隙間がある場合は、フックなどを取り付けることで帽子やバッグなどの小物類を収納することができます。こういった物は収納ボックスの中に詰め込んでしまうと、かたちが崩れる原因となってしまうことも多いので掛ける収納は非常に有効です。

カゴを置く

押し入れに設置したカラーボックスなどの上の部分が空いているときは、そこにカゴを置くことでちょっとした収納を増やすことが可能です。カラーボックスをもう一つ入れる余裕がない場合でも、カゴなどちょっとした収納グッズなら簡単に置くことができます。

押し入れの収納はスペースの有効活用を意識して

押し入れの収納はスペースの有効活用を意識して

押し入れは、工夫次第でたくさんの、物を収納することができます。天袋、上段、下段があるので、それぞれの特徴を活かした収納方法を考えましょう。また、家に複数の押し入れがある場合は、それぞれの押し入れごとに収納する物を分けるというのも効果的です。そうすれば、探すときも目当ての物が入っている押し入れがすぐ分かります。

押し入れのスペースをしっかり使って収納することは大切ですが、いらない物は定期的に処分するということも重要です。いらない物をいつまでももっていると、大切な物がどこにあるのか分からなくなってしまうかもしれません。いらない物が減ればその分、ほかの重要な物を収納するスペースに充てることができます。収納に必要なケースなどもそろえるとなればそれなりの金額が必要になるため、いらない物は極力減らしたほうがよいといえます。押し入れの状況を見極めて、効率的な収納を心掛けましょう。

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