発酵食品資格4選！健康・食・美容に関心が高い方にピッタリ！

発酵食品とは

発酵食品とは、微生物の働きによって食材の味や栄養素が高められている食品です。
具体的には、みそ・しょうゆ・納豆・乳酸菌・漬物・みりん・酒・かつお節などが挙げられます。

食材を発酵させることで、免疫力の向上やコレステロールの吸収抑制・脂肪分解・腸内環境の改善など、多くの効果が期待できるだけでなく、食材の長期保存も可能になります。

発酵食品資格を取得するメリットとは？

発酵食品から得られる健康維持や美容効果に対して関心を持つ方も多いでしょう。
ここでは、発酵食品資格を取得するメリットを3つご紹介します。

美容や健康によい献立づくりに活かせる

日本の食卓では、しょうゆ・みそ・酒・みりん・乳製品など多くの発酵食品が使用されています。
日々の食事に発酵食品を取り入れる際も、学んだ知識を活用することで最大限の健康・美容効果を得られるでしょう。

また、家族や友人などに知識を共有し、アドバイスをすることも可能です。

日々の料理の味がワンランクアップする

発酵食品の知識を習得すれば、献立の幅が広がるだけでなく、料理の味もワンラックアップします。

発酵食品はさまざまなレシピに活用できるうえ、発酵食品同士を組み合わせるのもおすすめです。
例えば「甘酒とヨーグルト」や「納豆にしょうゆ」は定番ですが、納豆には醤油の代わりにみそを混ぜてもおいしく食べられます。

発酵食品同士の組み合わせは相性がよいため、栄養価の向上だけでなく、よりおいしさが増加します。
日々の料理に発酵食品を積極的に活用したり、今までとは違った組み合わせをしたりすることで、料理の腕も上がるでしょう。

食品の保存に関する理解が深まる

ピクルスなどの酢漬けや肉・魚のみそ漬け、保存期間の短い野菜をぬか漬けにするなど、発酵食品を効果的に活用することで食材を長持ちさせられます。
また、食材の保存期間が長くなることで、食費の節約や食材ロスを減らすことも可能です。

食品の保存に関する知識を深めることで、財布や環境にも優しい取り組みをおこなえるでしょう。

仕事に活かせる

発酵食品の資格は、さまざまな仕事で活躍します。
履歴書に資格を記載すれば、転職・就職時に発酵食品に関する知識や関心の高さをアピールすることも可能です。

ここでは、発酵食品の資格を活かせる仕事をご紹介します。

食品メーカーや飲食店でのメニュー・商品開発

発酵食品の資格を取得すれば、食品メーカーや飲食店など食品関係の仕事で役に立ちます。
発酵食品の製造・販売・企画・開発など、多岐にわたって携われるのが魅力です。

健康効果・美容効果を損なわない加工方法や過剰摂取にならないようにする注意表記など、発酵食品の知識を有しているからこそ、正確に判断できるでしょう。

栄養士やトレーナーなどでの健康アドバイス

発酵食品は、高い健康効果が期待できる食品です。
発酵食品の健康面でのメリットをうまく活用すれば、地域の方向けの健康セミナーを開催したり、個別の食事メニューを管理したりするなどの仕事をおこなえます。

また、栄養士として学校や介護施設の食事メニューを考案したり、トレーナーとしてスポーツ選手の食事管理をおこなったりするのも適しているでしょう。

小売店での販売・接客

発酵食品の知識は、食品スーパーなどの売り場の販売スタッフや飲食店のホールスタッフなどでも活躍します。

専門的な知識を持って接客することで、顧客におすすめの商品やメニューを提案するなど、質の高い接客ができるでしょう。

また、発酵食品に関してより専門的に発信したい方は、発酵食品専門の販売店や飲食店を開業するのもおすすめです。

人気の発酵食品資格4選

発酵食品に関する資格は数多くありますが、ここでは4つの発酵食品資格をご紹介します。
試験の概要や資格取得で得られる知識など、それぞれの特徴について理解しましょう。

発酵食品マイスター

発酵食品マイスターは、日本安全食料料理協会（JSFCA）認定の資格です。

発酵と腐敗の違い・麹と菌の働きなど基本的な知識から、美容効果・健康効果についての知識など、発酵食品に関する幅広い知識を有していることが証明されます。

資格試験は、2ヶ月に1回のペースで実施され、下記のような知識が問われます。
・主な日本の発酵食品
・しょうゆの種類・製造方法・効果
・みその種類・製造方法・効果
・納豆の種類・効果
・甘酒の製造方法・効果
・ぬか漬けの効果
・酢の効果と食以外の酢の利用
・種類と発酵

受験資格	特になし
受験料	10,000円（税込）
受験申請	インターネットからの申し込み
受験方法	在宅受験
合格基準	70%以上の評価

参考 「日本安全食料料理協会（JSFCA）」

試験日程や受験申し込み期間、合否発表日などは「日本安全食料料理協会（JSFCA）」のHPをご覧ください。

発酵食健康アドバイザー

発酵食健康アドバイザーは、日本インストラクター技術協会（JIA）が認定する資格です。
発酵食品をはじめ、発酵食品を使用した料理に関する知識を有していることが証明されます。

発酵食品についての基本的な知識はもちろん、発酵食品の効果的な食べ合わせ方法や自家製発酵食の作り方など、実践的な技術も学ぶ必要があるでしょう。

発酵食品マイスターと同様に、試験は2ヶ月に1回のペースで実施され、下記のような知識が問われます。
・発酵とは
・発酵と腐敗
・主な発酵の種類
・発酵食品と歴史
・主な発酵食品
・発酵食品における主な発酵
・発酵食品と酵素
・発酵を抑えるための要素

受験資格	特になし
受験料	10,000円（税込）
受験申請	インターネットからの申し込み
受験方法	在宅受験
合格基準	70%以上の評価

参考 「日本インストラクター技術協会（JIA）」

試験日程や受験申し込み期間、合否発表日などは「日本インストラクター技術協会（JIA）」のHPをご覧ください。

発酵食品ソムリエ

発酵食品ソムリエを主催しているのは、NPO法人発酵文化推進機構です。

独学での取得ができず、発酵の仕組みや歴史などの講座を受講することが必要です。
講座後に全3回の添削課題をすべて提出し、最終課題に合格すれば「発酵食品ソムリエ」の資格を取得できます。

受験資格	特になし
試験日程	受講期間内はいつでも受験可能
試験方法	在宅受験
試験形式	マークシート式
合格基準	70%以上の評価
受講料	32,000円（税込）※教材費・指導費込み
標準学習期間	3ヶ月

参考 「生涯学習のユーキャン」

発酵食スペシャリスト（醸しにすと）

発酵食スペシャリスト（醸しにすと）は、一般社団法人ホールフード協会が認定する資格です。
「発酵食スペシャリスト講座」で発酵食品の選び方や調理法のコツなどの知識を学び、修了すると資格認定がされます。
試験の実施はなく、確実に資格を取得したい方におすすめです。

講座名	発酵食スペシャリスト講座
標準期間	4ヶ月
受講料	39,900円

参考 「がくぶん」

発酵食エキスパート

発酵食エキスパートは、株式会社ウーマンスタイルが運営する「発酵食大学」の認定によって取得できる資格です。
指定の講座を受講後、試験に合格することで資格を取得できます。

発酵食エキスパートの中にも3級から1級までレベルが分かれており、級が上がるにしたがってより実践的なスキルや知識を習得することが可能です。
ただし、3級、2級、1級と段階を踏まなくても、それぞれの級のカリキュラムを受講し試験を受けることができます。

また、資格を取得するとコンテンツの無料受講や交流会への参加、協賛企業の発酵食品の割引購入など特典がつくのが特徴です。

	3級	2級	1級
受験資格	通信部を受講し、全講座を受講した方	発酵大学金沢本校または京都校を修了し、全講座の6割以上出席している方	大学院を修了し、必須単位を含む6割以上出席している方
受験料	5,500円（税込）	8,800円（税込）	11,000円（税込）
受験方法	Web試験	筆記試験	筆記試験
合格基準	80%以上の正答	80%以上の正答	80%以上の正答
認定期間	1年	1年	1年
更新料	5,500円	8,800円（税込）	11,000円（税込）

参考：「発酵食大学」

発酵食品資格を学べる通信講座

「SARAスクール」と「諒設計アーキテクトラーニング」では、2つの資格（発酵食品マイスター・発酵食健康アドバイザー）を取得できます。

それぞれの特徴や受講料を理解したうえで、自分に合った通信講座を受講しましょう。

SARAスクール

SARAスクールは、累計受験者数70,000人以上の通信講座です。
日本安全食料料理協会（JSFCA）・日本インストラクター技術協会（JIA）の2つの機関が認定しています。

コースは、初期費用を抑えたい方におすすめの基本コースと短期間で確実に資格取得したい方におすすめのプラチナコースの2つです。
基本コースは、講座を受講後、各資格10,000円の費用を払って受験します。
一方のプラチナコースは、講座の受講と課題の提出だけで、2つの資格を取得可能です。

基本コースの受講料は、テキストのほか模擬試験・5回分の添削課題などを含めて59,800円です。
一方、プラチナコースは同様の内容に1回分の卒業課題が加わり、79,800円となっています。

また、学習カリキュラムは初級・中級・上級編に分かれており、発酵食品の基礎知識から学んだあと徐々にレベルアップした講座を受講する流れとなっています。

詳しいカリキュラムの内容は「SARAスクール」のHPをご覧ください。
無料の資料請求・受験申し込みの詳細も併せて確認しましょう。

諒設計アーキテクトラーニング

諒設計アーキテクトラーニングは、発酵食品マイスターと発酵食健康アドバイザーの資格を同時に取得可能です。
「発酵食品マイスターW資格取得講座」は、試験を受け合格すれば認定される「基本講座」と、試験を受けずに資格を取得できる「スペシャル講座」の2コースがあります。

受講料は「基本講座」が59,800円、「スペシャル講座」が79,800円で、在宅で課題を提出しながら最短2ヶ月程度、初心者は6ヶ月程度と自分のペースで取得できます。

ゆっくり知識を深めていきたい方は基本講座、確実に資格を取得したい方や金銭面の余裕がある方はスペシャリスト講座がおすすめです。

まずは「諒設計アーキテクトラーニング」のHPで、資料請求や受講申し込みの詳細を確認してみましょう。

発酵食品資格と併せて取得したい資格

発酵食品の資格を活かした仕事に就きたい場合は、発酵食品に限らずさまざまな知識を有することが重要です。

ここでは、発酵食品を製造する仕事や、発酵食品の飲食店を経営する場合などに持っておくとよい資格をご紹介します。

バイオ技術者

バイオ技術者は、NPO法人日本バイオ技術教育学会が認定する資格です。
資格を取得するには、日本で最も歴史があるバイオ技術認定試験に合格する必要があります。
試験は毎年1回のみの開催で、初級・中級・上級の3つに分かれています。

発酵食品の製造など技術職を目指す場合は、バイオテクノロジーの領域である微生物に関する知識が求められるため、資格を取得しておくと信頼性を高めることに役立つかもしれません。

食品衛生責任者

食品衛生責任者は、施設内で食中毒や食品衛生法の違反を犯さないよう注意する役割が求められる資格です。
資格を取得するためには、全国の食品衛生協会で実施している講習会の受講が必要です。
ただし、栄養士・調理師・製菓衛生士などの資格を取得している方は、講習会を受けなくても食品衛生責任者になることができます。

食品衛生法では、食品を扱う施設は食品衛生責任者の資格を有する者を置くよう義務付けられているため、発酵食品を使用した飲食店を開業したいと考えている場合は、発酵食品資格と併せて取得すると安心でしょう。

個々の発酵食品の資格

同じ発酵食品でも、個々の食品に対する資格もあります。
個々の食品について知識を深めたい方は、発酵食品資格と併せて取得するのもおすすめです。

ここでは、みそ・チーズ・ヨーグルトの知識を習得できる資格をご紹介します。

みそ

みそについての知識を習得するなら「みそソムリエ」がおすすめです。
みそソムリエは「一般社団法人　東京味噌会館　みそソムリエ認定協会」が認定する資格です。

みその歴史・種類・原材料などの基本知識に加え、みそ職人によるみその仕込み方など本格的な知識と技術を学べます。
資格を取得するには、協会が主催する認定講座を受講し、試験に合格しなければなりません。
試験は、筆記試験のほかに、みその旨味・塩分・種類などを判定する実技試験がおこなわれます。

民間資格ですが、みそを扱うときに必要な確かな知識や高い技術が試されるため、本格的な内容を学べるでしょう。

チーズ

チーズに関する知識を習得するなら「チーズソムリエ」がおすすめです。
チーズソムリエは「日本安全食料料理協会（JSFCA）」が認定する資格です。

チーズの歴史・種類・栄養・成分・食べ方・作り方・保存方法・日本のチーズ・世界のチーズなど、チーズに関する基本的な知識を習得していることが証明されます。

資格取得後は、講師としてチーズを取り入れた食生活の提案や、食品メーカーで新しいレシピの考案・開発などで活躍できるでしょう。

ヨーグルト

ヨーグルトの知識を習得するなら「ヨーグルトソムリエ」がおすすめです。
ヨーグルトソムリエは「日本安全食料料理協会（JSFCA）」が認定する資格です。

ヨーグルトの健康効果や栄養素だけでなく、乳酸菌に関しての知識・ヨーグルトの作り方など幅広い知識を有していることが証明されます。

資格取得後は、飲食店での企画や販売、ヨーグルトを使用した料理教室の講師などで活躍できるでしょう。

まとめ

今回は、発酵食品資格を取得するメリットや資格が役に立つ場面、人気の発酵食品資格などをご紹介しました。

発酵食品の資格を取得すると、確かな知識を得られるだけでなく、日々の食事や仕事にも活かすことができます。

特に「発酵食品マイスター」と「発酵食健康アドバイザー」の資格は、SARAスクールと諒設計アーキテクトラーニングの通信講座で2つ同時に取得可能です。
試験免除で資格取得できるコースもあるため、短期間で確実に資格を取得したい方はぜひ詳細をチェックしてください。