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犬が目をそらす意味は?犬との正しい接し方を解説!

犬と接する場合、さまざまなことに気を付けなければなりません。特に犬の目線には注意が必要です。犬と接するなかでは、犬が目をそらすこともあります。かわいい犬の目をついじっと見てしまう人もいるかもしれませんが、その行動には問題もあります。

今回は、犬との正しい接し方について解説します。犬の目線について重きをおいて説明するので、目線の重要性がよく分からないという人は、この機会に理解を深めるようにしてください。

犬が目をそらす意味は?犬との正しい接し方を解説!

犬が目をそらす意味とは?

犬が目をそらす場合、どのような意味を示しているのでしょうか。犬にとって、目でのコミュニケーションは重要な意味をもちます。そのため、犬と接するうえでは目をそらす意味をしっかり理解しておく必要があります。ここでは、犬が目をそらす基本的な意味について説明します。まずは基本をしっかりと押さえておきましょう。

ストレスから逃れるため

犬が目をそらす場合、基本的にストレスから逃れたいという気持ちがあります。そのため、無理に目を合わせることは避けなければなりません。ストレスの具体的な原因を把握するようにし、犬がそれ以上ストレスを感じないように配慮する必要があります。

伝えたいこと

犬が目をそらすということは、何らかの意思表示ということになります。たとえば、「注目しないで欲しい」という気持ちをもっていることも多いです。また、目をそらすということは、「敵意をもっていない」という気持ちの表れでもあります。目をそらすからといって嫌われているというわけでないので、あまり気にする必要はありません。

犬が目をそらす場面

犬が目をそらす場面としては、具体的にどのようなシーンが考えられるのでしょうか。犬が目をそらす場面はたくさんあります。ここでは、犬が目をそらす場面について具体的に見てみましょう。

自分の気持ちを抑えるとき

犬が目をそらすときは、自分の気持ちを抑えようとしている可能性があります。つまり、興奮している気持ちを犬自身が理解しており、冷静になろうとしているということです。その場合、むやみに刺激しないことが大切だといえます。

立場が上のものと目が合ったとき

犬は上下関係を重視する動物です。そのため、立場が上だと思っている人や犬と目が合うと、目をそらすことがあります。これは服従の表れでもあります。人に対して目をそらす場合は、その人に従っているという意思表示だと取れるでしょう。さらに、喧嘩を避けたいと犬が考えている可能性もあります。

都合が悪いとき

犬は自分にとって都合が悪いときにも、目をそらす傾向があります。たとえば、病院へ行くと分かったときに飼い主から目をそらす犬も少なくありません。また、いたずらをした際にも飼い主と目を合わせないようにします。見て見ぬふりをすることでその場を逃れたいという気持ちの表れです。お茶目な一面ではありますが、必要な通院やしつけはきちんと済ませたいところです。

目をそらさない意味は?

犬は目をそらすだけでなく、状況によっては目をそらさずにじっと見つめることもあります。犬がじっと見つめる場合、どのような意味があるのでしょうか。犬が目をそらす意味を理解する場合は、目をそらさない意味についてもあわせて理解しておいたほうがよいでしょう。ここでは、犬が目をそらさずに合わせてくる意味について説明します。

目を合わせる行動は喧嘩を売っている状態!

基本的に、犬が目を合わせる行動をするときは注意が必要です。なぜなら、目を合わせる行動は喧嘩を売っている状態だからです。飼い主に対して目を合わせてくる犬は、飼い主を自分よりも下に見ています。目をじっと見つめられていると、一見行為があるようにも思えますが、実際は逆の意味となっているため注意しなければなりません。飼い主のほうが下だと犬に思われているなら、飼い主のほうが上の立場であるということをきちんと理解させる必要があります。

じっと見つめる犬には注意したほうがよい

人をじっと見つめ、吠えたりキバをむき出しにしたりしている犬は、より注意が必要です。その場合、強い敵意があることを意味します。危険であり、早めに対処しなければなりません。

目をそらさない場合の例外もある

犬が目をそらさない場合、例外もあるので紹介しておきます。目をしっかり合わせてくる犬は、自分に気づいてほしいと感じていることもあります。たとえば、好意的な欲求があるとじっと見つめてくるケースがあります。ご飯が欲しいときはや遊びたいときなど、そういった感情を訴えるために見つめてくることもあるでしょう。犬の様子からどのような意味が込められているのか判断する必要があります。

慣れない犬への接し方

慣れない犬と接する場合、見つめ方を含む接し方には注意が必要です。犬は初めて接する人に対して、少なからず警戒心をもっています。そのため、なれない犬と接するときはいろいろなことに配慮しなければなりません。ここでは、慣れない犬への接し方について説明します。実際に慣れない犬と接する機会があるときはぜひ参考にしてください。

初対面の犬とはむやみに視線を合わせない

初対面の犬と接するときは、むやみに視線を合わせないように気を付けましょう。犬は基本的にアイコンタクトを嫌います。初対面の相手と視線を合わせることは、犬にとって大きなストレスとなる可能性もあるため要注意です。無理に目を見るのではなく、優しくなでるなどして無理のないコミュニケーションをはかりましょう。

こわいと思わせない

慣れない犬と接するときは、こわいと思わせないようにしなければなりません。こわいと思われてしまうと、なかなか仲良くなることができなくなってしまいます。特に注意が必要なのは声の大きさです。いきなり大きな声をあげると犬は驚いてこわがってしまいます。たとえば、「かわいい!」などと大きな声を出すと、犬はびっくりしてしまうので気を付けましょう。

抱き上げようとしない

慣れない犬と接する場合、いきなり抱き上げてはいけません。慣れていない相手に抱き上げられるというのは、犬にとってとても怖いことです。少しずつ慣れていくことを大切にしましょう。基本的に、犬と触れ合うことよりも先に信頼関係を築くことを優先したほうがよいです。信頼関係ができれば、犬を自然と抱き上げることもできるようになります。

犬が目をそらすときは無理に目を合わせないようにしよう

犬が目をそらすときは無理に目を合わせないようにしよう

犬はコミュニケーションの中で目を合わせないこともよくあります。しかし、目を合わせない行為は、悪い意味ではないケースも多いです。そのため、無理に目を合わせなくてもよいでしょう。むしろ、犬がじっと目を見つめてくる場合、犬が敵意をもっている可能性があり、危険です。飼い主のことをじっと見てくる場合は、自分のほうが立場は上だと勘違いしている可能性もあるため注意が必要です。ただし、飼い主に対して好意を示すために見つめている可能性もあるので、状況をしっかり把握することが重要だといえます。

初めて接する犬とはコミュニケーションがうまく取れないのは当然のことです。そのため、初めて接する犬に対しては、無理に目を合わせたり近づいたりしないほうがよいでしょう。それよりも信頼関係をきちんと築いていくことを大切にしてください。犬とのコミュニケーションを大切にしましょう。