おいしくてヘルシー!魅力いっぱい和菓子の資格
和菓子の起源
和菓子は、明治時代に欧米から輸入された洋菓子に対する物として生まれた言葉です。元々は遣唐使がもたらした唐菓子や、南蛮貿易により入ってきたカステラや金平糖が下地になっており、砂糖や小豆、米などの自然由来の食材を用いているのが特徴です。
また、日本では古くから茶道が親しまれており、茶道のひとつの要素として和菓子が用いられたことにより、その地位を確立してきました。
和菓子の魅力とは?
昔から、私たちの生活と密接に結び付いていた和菓子ですが、そこにはどんな魅力が隠されているのでしょうか。
世界で和菓子ブーム
和菓子は日本国内を飛び出し、お菓子の本場ともいえるパリで、ミシュラン2つ星のシェフがどら焼きに感動し、専門店をオープン。
多くのパリジャンたちを魅了するなど、その人気はとどまることを知りません。和菓子は伝統と革新の中心に位置しており、今後ますます発展していくことが期待されているのです。
四季のうつろいが感じられる
和菓子は、その精巧な見た目も魅力のひとつであり、四季折々の食材を使っていることも特徴です。これほど多様性のあるお菓子は世界でも例はなく、四季のうつろいが感じられる和菓子は、まさしく日本そのものの魅力が詰まっているといっても過言ではないでしょう。食べておいしいだけでなく、心まで洗われるのは、和菓子ならではです。
健康的なお菓子である
和菓子は、自然由来の物を原料にしており、乳製品や油脂などを含んでいないことから、非常に健康的でヘルシーなお菓子でもあります。近年、健康ブームが盛んですが、ダイエット中だけど甘い物が食べたい方や、健康的な生活を送りたい方にとって和菓子は最適です。
和菓子は用途で名称が違う
和菓子といっても、その種類はさまざまですが、素材や作り方の違いだけでなく、実は用途によっても名称が異なります。
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並生菓子
自然由来の素材を使ったヘルシーな食べ物である和菓子。ご家庭での普段のおやつなどを手作り和菓子にすることで、自身や家族の健康にひと役買ってくれるでしょう。
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上生菓子
大切なお客様を招いたときや特別な時間を過ごしたいときに使われるのが上生菓子です。値段も高くなりますが、見た目も華やかで美しい物が多くあります。
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茶席菓子
お茶会で用いる和菓子は、茶席菓子と呼ばれます。お茶会主催者にとっては、お茶そのものと同レベルでこだわりたいポイントのひとつです。
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式菓子
結婚式などの慶事用に用いる和菓子は、式菓子(引き菓子)と呼ばれます。大切な人への贈り物としても、和菓子は最適です。
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まき菓子
発表会などで、参加者に配るお土産用の和菓子のことをまき菓子といいます。
和菓子の資格の活かし方
魅力がたくさん詰まった和菓子ですが、その資格を得るとどのようなフィールドで活かすことができるのでしょうか。
家族や自分の健康のために
自然由来の素材を使ったヘルシーな食べ物である和菓子。ご家庭での普段のおやつなどを手作り和菓子にすることで、自身や家族の健康にひと役買ってくれるでしょう。
手土産やおもたせに
見た目にも美しい和菓子は、手土産やおもたせにも最適。洋菓子が広く普及している現代において、和菓子の存在は心に響くものがありますから、特別感を出す演出にも効果を発揮するでしょう。
趣味の教室として
世界的な人気も高まっている和菓子。趣味の教室を開催して、その講師を務めることで、多くの人を喜ばせることも可能です。
基本が学べる!SARAの和菓子講座
和菓子は独学でも学べますが、専門的に勉強するのはたいへんな作業です。SARAの和菓子講座では、和菓子の基礎知識や材料、種類など、和菓子のプロとして必要な知識や技術を幅広く学ぶことができます。
1日30分の勉強を半年間続けるだけでカリキュラムを修了できるため、仕事や育児などで忙しい方でも続けやすいのが魅力です。プラチナコースの講座修了後には、卒業課題を提出することにより資格試験が免除になり、卒業と同時に日本安全食料料理協会(JSFCA)主催の「和スイーツセレクトマイスター」と、日本生活環境支援協会(JLESA)主催の「和菓子文化コーディネーター」という2種類の資格が取得できます。
和菓子のあふれる魅力で、生活を彩ろう
和菓子には、食べておいしいというだけでなく、四季のうつろいを感じさせる見た目の美しさ、さらには世界的な注目の高まりなど、さまざまな魅力があふれています。SARAの和菓子講座で和菓子の知識を取り入れることで、生活に彩りを加えてみてはいかがでしょうか。