カクテルのタイプとスタイルについて | 通信教育・通信講座のSARAスクールジャパン資格講座
現在位置
通信教育・通信講座SARAトップ > ドリンク・飲み物の資格取得講座一覧 > カクテル資格取得講座 > カクテルのタイプとは?スタイルとともに紹介

カクテルのタイプとは?スタイルとともに紹介

カクテルにはさまざまなタイプがあります。タイプによって特徴や飲み方はさまざまです。カクテルをおいしく飲みたいのであれば、そういった違いについてもしっかりおさえておいたほうがよいでしょう。そうすれば、おいしいカクテルをよりおいしく飲めるようになるはずです。

では、具体的にはカクテルにはどのようなタイプがあるのでしょうか。今回はカクテルのタイプとともに、カクテルのスタイルについて詳しく紹介します。基本をおさえて、カクテルをおいしく飲みましょう。

カクテルのタイプとは?スタイルとともに紹介

カクテルとは?

カクテルのタイプとは?スタイルとともに紹介

そもそもカクテルとはどういった飲み物なのでしょうか。まずは、カクテルの基本について説明します。全てのカクテルに共通する内容なので、しっかり頭に入れておきましょう。

複数の材料を混ぜ合わせて作る飲み物

カクテルは、2種類以上の材料を混ぜて作るお酒です。基本的には、ベースとなるお酒にソフトドリンクであるジュースなどを混ぜて作ります。シャーベット状にしたり、果物の果肉を入れたりなど、さまざまなアレンジを施したカクテルも多いです。アレンジすることでお酒をよりおいしく楽しめるのがカクテルの魅力だといえます。見た目の美しさに配慮されたカクテルも多いので、そういった部分を楽しめるのも大きなポイントだといえるでしょう。

種類が豊富にある

カクテルは種類がとても豊富です。数多くの種類の中には、甘いものから苦いものまでさまざまなタイプのカクテルがあります。おいしく飲めるように味が整えられたものも多いので、お酒が苦手な人でも抵抗感をあまりもたずに飲めるものもたくさんあります。たくさんの種類の中から好みに合ったカクテルを見つけるのも楽しいですよ。

カクテルのタイプ

カクテルには大きく分けて2つのタイプがあります。それはショートタイプとロングタイプです。それぞれについて詳しくみてみましょう。

ショートカクテル

ショートカクテルはシェークやステアされ、カクテルグラスで出されるものが多いです。氷が入っていないので、冷たいうちに時間をかけずに飲むカクテルです。

ロングカクテル

ロングカクテルはさらに、コールド・タイプとホット・タイプの2種類に分かれます。それぞれについて詳しくみてみましょう。

*コールド・タイプ

ロングカクテルのうちコールド・タイプは、タンブラーやロックグラスに氷を入れた状態で提供されます。氷が入っているのでショートカクテルに比べれば、長い時間冷たさを保つことが可能です。ただし、よりおいしくカクテルを味わうためには氷が解けないうちに味わったほうがよいでしょう。

*ホット・タイプ

ホットタイプのカクテルは、お湯割りのように温めて飲むものです。温かいうちに飲むことでそのカクテルのおいしさをしっかり楽しむことができます。冷たいお酒で体が冷えても、ホット・タイプのカクテルを注文すれば、体をしっかりと温めることができるでしょう。

ロングカクテルのスタイル

ロングカクテルにはさまざまな種類があります。ここでは、一般的に有名なロングカクテルのスタイルについて紹介します。ロングカクテルの種類についてしっかりと把握しましょう。

サワー

サワーとは酸味をあらわす言葉です。スピリッツに酸味と甘味を追加して作ります。たとえば、レモンジュースを使用したウイスキー・サワーやブランデー・サワーなどがあります。アメリカではソーダ水は使用しませんが、その他の国ではソーダ―水、シャンパンなどさまざまな種類の炭酸飲料を使用しています。

フィズ

フィズはジンがベースとなっているカクテルです。フィズという名前は、ソーダ水の炭酸ガスが立てる音が語源となっているといわれています。日本ではリキュールベースのフィズが飲まれていますが、これは海外ではあまり一般的ではありません。

コリンズ

コリンズはスピリッツにレモンジュースと砂糖を入れて、グラスをソーダ水で満たすことで作ります。フィズに似ていますが、よりグラスが大きくて1杯の量が多いのが特徴的です。コリンズという名称は、このカクテルの生みの親だといわれているイギリス人のジョン・コリンズに由来しています。

ハイボール

ハイボールはとてもポピュラーなカクテルで、バーだけでなく一般的な街の居酒屋でもよくみられます。日本ではウィスキーとソーダを合わせたものが定番ですが、実際はあらゆる酒をベースにしてハイボールを作ることができます。ソーダ水だけでなく、ジンジャーエールやトニックウォーター、コーラなどで割ることも可能です。

エッグノッグ

エッグノッグは、酒や卵、砂糖、牛乳を入れて作るカクテルです。日本ではブランデーをベースにすることが多く、コールドとホットのどちらでも楽しむことができます。もともとはアメリカ南部でクリスマスの時期によく飲まれていた飲み物です。いまでは世界中で人気があり、季節を問わずおいしいカクテルとして親しまれています。

クーラー

クーラーはスピリッツやワインに柑橘系のジュースを入れ、炭酸飲料で割ることで作られています。種類としてはモスコミュール、ワインクーラーなどがあります。

ジュレップ

ジュレップはミントの葉や砂糖とともに、スピリッツやワインをベースにして作るカクテルです。爽やかな香りと甘みが特徴的となっています。一般的には、バーボンウィスキーをベースにしたものが多いです。ジュレップという名称はペルシャ語の「グルアーブ」という言葉だといわれています。「グル」はバラ、「アーブ」は水を意味しています。昔、バラの花を蒸留した化粧水であるローズウォーターがアラビア語圏に広まって「ジュラブ」とよばれるようになりました。それが英語圏にも広まり、アメリカで「ジュレップ」と訛ってよばれるようになったそうです。やがてそれがミントの葉を使用したカクテルの名前として使用されるようになりました。

トデー

トデーとは、砂糖を入れて水やお湯で溶かし、スピリッツと水またはお湯で割ったカクテルです。大きいタンブラーまたはロックグラスを使用して作ります。とくにホット・トデーについては、シナモンやクローブ、ナツメグなどのスパイスととともにレモンスライスを入れます。一般的にはウイスキートデーが有名です。トデーは、古い時代にスコットランドのエジンバラの上流階級がトッドの泉の水をウィスキーに入れて飲んだことに由来したカクテルだといわれています。

ミスト

ミストは、ロックグラスにクラッシュドアイスを入れて作るカクテルです。ミストとはグラスの表面が霧状になる様子から名付けられています。ウィスキーミストが有名です。ミストはカクテルグラスまたはソーサー型シャンパングラスを使用しリキュールで作ります。さらにストローを2本添えるというのが大きな特徴です。

カクテルにはたくさんのタイプやスタイルがある

カクテルにはたくさんのタイプやスタイルがある

カクテルにはいろいろなタイプやスタイルがあります。それらの違いを把握するのは少し大変に思えるかもしれませんが、それぞれを実際に飲みながら違いを感じると自然と覚えやすくなるはずです。カクテルを選ぶときはそれぞれのタイプやスタイルにも注目してみるとよいでしょう。そうすればカクテルに対する理解も深まるはずです。カクテルのタイプやスタイルを覚えて、よりおいしくカクテルを味わってみてはいかがでしょうか。