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カクテルの作り方!それぞれの技法の基本

カクテルの作り方としては、さまざまな技法があります。作りたいカクテルの種類に合わせてそれぞれの技法を上手に使い分けることが必要です。それぞれカクテル作りの流れや注意すべき点も異なるので、カクテルを作るならしっかりとポイントをおさえておいたほうがよいでしょう。

カクテルの作り方にはどのような種類があるのでしょうか。カクテルといえば専用の容器を振っているイメージがあるかもしれませんが、実際にはそれ以外にもさまざまな技法があります。今回は、カクテルの作り方やその技法について基本を詳しく紹介します。

カクテルの作り方!それぞれの技法の基本

基本的な作り方

カクテルの作り方!それぞれの技法の基本

カクテルの作り方としては非常にさまざまな手法があります。カクテルを作るなら、まずは基本についてしっかりとおさえましょう。

代表的な4つの技法

カクテルの作り方としては、代表的な4つの技法があります。1つ目は「ビルド」で、直接グラスに材料を注いで作る方法です。2つ目は「ステア」で、バースプーンを使って中身をかき混ぜる方法です。3つ目は「シェイク」で、シェイカーに材料を入れて手早く振り混ぜる方法です。そして4つ目が「ブレンド」で、ミキサーを使用して混ぜて作る方法をさしています。いずれもカクテル作りには欠かせない技法ばかりです。カクテルを作りたいなら、この4つの技法から修得していきましょう。

カクテルによって使い分け

カクテルにはさまざまな種類がありますが、種類によってどの手法を使うべきかが決められています。そのため、作りたいカクテルによって技法をしっかりと使い分けることが重要です。

同じ材料でも技法によって異なるカクテルとなる

作り方によってカクテルの味わいの違いを引き出すことができるようになっています。同じ材料を使うとしても、技法が違えば全く違った味わいに仕上げられます。

ビルドの作り方

ここからはそれぞれのカクテルの作り方の技法について詳しくみていきましょう。まずはビルドの作り方についてです。ビルドは比較的簡単な技法なので、初めてカクテルを作る人にもとてもおすすめできる作り方です。なお、ロングドリンクのほとんどはビルドで作られています。

グラスに直接材料を入れ混ぜる

ビルドはグラスに直接材料を注いで混ぜるだけで完成します。具体的には、最初にグラスに氷を入れたら材料を全て注ぎます。そして、バースプーンを使って約3回転かき混ぜればもう完成です。混ぜるだけなので非常に簡単に作ることができます。

ビルドをおいしく作るコツ

ビルドをおいしく作るためには、気をつけるべきポイントが3つあります。それぞれについてしっかりとおさえておきましょう。

*材料はよく冷やしておく

ビルドでは氷を使用しますが、それはあくまでもカクテルの温度を保つためのものです。もともと飲み物がよく冷えていないと、氷が最初の段階で溶けてしまうので水っぽい飲み物になってしまいます。材料だけでなく、できればグラスも冷やしておくとよりよいでしょう。

*かき混ぜ過ぎない

ビルドではバースプーンを使用して中身をかき混ぜますが、かき混ぜ過ぎには注意しましょう。とくに炭酸を入れる場合は、まわす回数は1~2回程度にとどめて炭酸が飛ばないように気をつけてください。

*氷に気をつける

氷は小さい角型のものではなく、大きめのカチ割り氷のほうが望ましいです。小さい氷を多く入れると溶けやすくなってしまうので、すぐに水っぽい飲み物になってしまいます。

ステアの作り方

ステアはビルドに似ていますが、ビルドとは違ってかき混ぜたあとに注ぎ直すという一手間があります。ステアはショートドリンクでよく利用される技法です。

ミキシンググラスで混ぜてグラスに注ぐ

ステアではミキシンググラスを使用してカクテルを作ったあと、飲むために使用するグラスに注ぎ直します。まず、ミキシンググラスに氷を入れ、水を入れて軽くステアします。こうすることで氷の霜や角がとれます。ここでいったん水を切ります。その後、材料を注いでバースプーンで素早くステアします。材料が混ざって全体が冷えたら、カクテルをグラスに注ぎます。

ステアをおいしく作るためには冷やす工程が大切

ステアでおいしいカクテルを作るためには、冷やし方に着目して丁寧に作業することが大切です。冷凍庫から出してすぐの氷は霜がついていたり尖っていたりしますが、そういった状態の氷はとても解けやすいです。そのため、最初に氷と水だけでステアしてそういった部分をしっかり落とします。このようなステアをすることでグラスもよく冷やすことができるのです。 そして、材料をステアする際はなるべく丁寧に作業しつつも、できるだけ手早くおこないます。短時間で作業することにより、氷が解けないように配慮するためです。あとから注ぐグラスについてもあらかじめ冷やしておくと、よりおいしいカクテルが完成します。

シェイクの作り方

カクテルの作り方としては、シェイクのイメージを強くもっている人も多いです。シェイクは、ステアでは混ざりにくい材料をしっかりと混ぜ合わせるための技法です。また、シェイクをおこなうと材料を急速に冷やせますし、味もまろやかにすることができます。

シェイカーを振って作る

シェイクの技法でカクテルを作るときは、まずシェイカーに材料を注ぎます。そして、氷をシェイカーの8分目まで入れます。そして、ストレーナーとトップをはめて冷えるまでシェイクします。全体がよく混ざったらトップを外してグラスに注ぎます。

シェイクをおいしく作るには「速く短く」動かす

シェイクでは、氷がなるべく解けないように全体を振ることが重要です。そのため、手首のスナップを使って速く短く動かすようにする必要があります。カクテルの種類によって、振る強さや時間も調整しなければなりません。シェイクは混ぜ方の加減が非常に重要です。

ブレンドの作り方

ブレンドはミキサーに氷や材料を入れて混ぜ、シャーベット状にするための技法です。フローズンカクテルを作る際に利用されます。

ミキサーで混ぜてシャーベット状にする

ブレンドをおこなうときは、最初にミキサーに氷と水を入れてまわし、道具をよく冷やしておきます。その後、材料と適量の氷を入れ、シャーベット状になるまでミキサーをまわします。ちょうどよい状態になったら手早くグラスに注いで提供します。

シャーベットが溶けてしまわないようミキサーを冷やしておく

シャーベット状にしたカクテルは溶けやすいので、とにかく手早く作業する必要があります。ミキサーもしっかりと冷やしておいたほうがよいでしょう。なお、氷はクラッシュドアイスを使用するとミキサーで砕きやすいです。

カクテルの作り方にはいろいろな技法がある

カクテルの作り方にはいろいろな技法がある

カクテルの作り方としては非常にさまざまな種類があります。それぞれはカクテルの種類によって使い分けをおこなうことが大切です。もっとも簡単なカクテルの作り方はビルドなので、まずはビルドで作れるカクテルから挑戦してみてはいかがでしょうか。ビルドなら材料さえ用意すれば、自宅でも簡単に作ることができますよ。今回紹介した基本のカクテルの作り方なら、慣れれば誰でもできるようになるので、少しずつ挑戦してみましょう。自分でカクテルを作れるようになれば、よりおいしくお酒を楽しめるようになりますね。カクテルを自分で作り、おいしいお酒を堪能してみましょう。