焼酎に関する資格を活かせる仕事とは?
焼酎とは?
焼酎は日本の代表的な蒸留酒で、海外でも「Shochu」の愛称で親しまれるなど、世界中にファンがいます。芋や麦などの原料をアルコール発酵させて、蒸留することによって製造され、アルコール度数は20~25度のものが一般的です。同じような製法のお酒として、ウイスキーやブランデーもありますが、原料によって味わいや香りに大きな違いがあります。
- 焼酎の酒税法上の分類
-
焼酎は酒税法上、「甲類」と「乙類」に分類され、さらに甲類と乙類をブレンドして製造される「混和」の3種類があります。
・甲類
甲類とは、連続式蒸留器で蒸留を行っている焼酎のことで、アルコール度数は36%未満になるように規定されています。すっきりとした味わいが特徴で、そのまま飲むだけでなく、酎ハイやカクテルなど、幅広い飲み方を楽しめます。
・乙類
乙類とは、単式蒸留器で蒸留を行った焼酎で、アルコール度数の規定は45%以下。甲類に比べると原料の風味がより活かされ、焼酎本来の香りや味を楽しむ飲み方に向いています。
・混和
混和は、甲類と乙類を混合したもの。それぞれの強みを活かした味わいが特徴です。なお、甲類、乙類どちらをベースにするかで呼び方が異なり、甲類が50%以上であれば「甲類乙類混和」、50%未満の場合は「乙類甲類混和」と呼ばれます。 - 焼酎の原料はさまざま
- 焼酎の原料として一般的なのは、芋や麦、米などですが、それら以外にもたくさんの種類があり、引き出される独特の香りや味が魅力のひとつです。珍しい物では、黒麹を使った泡盛や、サトウキビを使った黒糖焼酎、蕎麦を使った蕎麦焼酎にシソを使ったシソ焼酎などもあります。ほかにも、ごま、とうもろこし、栗、ゴボウなど、焼酎の製造には日本全国の地域によってさまざまな原料が用いられています。
焼酎の資格を取得することで活躍できるフィールドは?
ここからは、焼酎の資格を取得することで広がるキャリアについてご紹介していきましょう。
小料理屋や居酒屋などお店を開業する
さまざまな種類のお酒を取り扱い、豊富な知識でおすすめの一品を紹介してくれるお店は、お酒好きの人に大きな価値を提供することができます。焼酎に関する資格を取得すれば、専門的な知識を持ったプロが営むお店として、他店との差別化を図ることもできるでしょう。
酒類メーカーのマーケティングや開発担当として知識を活かす
焼酎の種類や味についての造詣を深めれば、酒類メーカーのマーケティングや開発担当として活躍することもできます。人々を引き付ける商品を作るには高い知識や専門性が求められるため、焼酎の資格が大いに活かせるはずです。
酒造や蔵元で働く
もっと直接的に焼酎に関わりたい人は、酒造や蔵元で働くという手もあるでしょう。みずからが蓄えた知識を技術へと昇華させながら、こだわりの焼酎を造ることができます。
焼酎ブームにのって海外へ伝道する
近年、焼酎は国内だけでなく、海外でも高い注目を集めています。焼酎ブームにのり、その魅力を諸外国に伝えていく仕事を選ぶのもひとつの手です。
酒類業界専門紙の記者になる
焼酎に関する豊富な知識を活かして、酒類業界専門紙の記者やライターになることも可能です。資格を有するからこそ見える独自の視点で、焼酎の魅力を発信していきましょう。
知識が広がる!SARAの焼酎講座
焼酎の知識については独学でも学べますが、専門的に勉強するのはたいへんな作業です。SARAの焼酎講座では、焼酎の基礎知識から専門的な技法など、焼酎を極めていくために必要な知識や技術を幅広く学ぶことができます。
1日30分の勉強を半年間続けるだけでカリキュラムを修了できるため、仕事や育児で忙しい人でも続けやすく、プラチナコースを受講し課題を提出すれば、日本安全食料料理協会(JSFCA)主催の「焼酎ソムリエ」、日本インストラクター技術協会(JIA)主催の「焼酎コンシェルジュ」の資格を試験免除で取得することが可能です。
楽しみながら仕事にも活かせる焼酎の資格を取得しよう
焼酎の資格や知識を身に付ければ、焼酎の奥深さを知ることができ、よりいっそう楽しく焼酎を味わうことができるはずです。また、それらの知識を活かしながら、仕事やキャリアの幅を広げていくこともできるため、お酒が好きな人ほど、極めておきたい資格のひとつです。この機会に、SARAの焼酎講座で資格を取得して、プライベートと仕事両方の充実を目指してみてはいかがでしょうか。