犬が無駄吠えする理由や対策について解説!
記事更新日:2023年8月21日犬は、何らかの理由によって無駄吠えをしてしまうこともあります。犬の無駄吠えはなぜ起きるのでしょうか。人間にとっては理解できないことでも、犬にとってはきちんと意味があります。無駄吠えをやめさせるには、無駄吠えの理由をしっかりと特定することが大切です。
今回は、犬の無駄吠えの理由や対策について解説します。犬の無駄吠えはきちんとしつけをすれば、おさまります。犬が無駄吠えする根本的な仕組みを押さえて、しっかりと犬の無駄吠えをやめさせられるようにしましょう。
目次
「無駄吠え」ってどういう行動?
そもそも無駄吠えとは、犬のどのような行動のことを示しているのでしょうか。無駄吠えの理由を確認する前に、無駄吠えの理由や対策について押さえておきましょう。
吠える必要のないところで吠えること
無駄吠えとは、不必要な場面で犬が吠えることです。もちろん、犬にとっては何らかの意味をもつ行動ですが、飼い主にとっては困った行動となることが多いです。
しつけの対象となる問題行動
無駄吠えは飼い主にとって本来してほしくない行動であるため、問題行動であるといえます。よって、しつけの対象として飼い主が指導をおこなう必要があります。効果的な対策をきちんとおこなえば、犬の無駄吠えを防ぐことが可能です。
犬が無駄吠えをする理由
では、犬はなぜ無駄吠えをしてしまうのでしょうか。犬が無駄吠えをする理由は、いくつかあります。犬の無駄吠えをやめさせるには、犬の無駄吠えの理由をしっかりと押さえておきましょう。
恐怖心
犬が無駄吠えをする理由としては、恐怖心もあげられます。犬は知らない人に対して強い警戒心を抱くことがあります。警戒心によって吠えるのは本来当たり前の行動ですが、飼い主にとって害のない人にまで吠えてしまうと困る場面もあります。
おねだり
犬は、おねだりのサインとして無駄吠えをすることもあります。食べ物が欲しいなどの欲求を伝える手段として無駄吠えをしているのです。ただし、この場合も吠える声が大きすぎると周囲にとっての迷惑となることもあります。
興奮
犬が興奮しているときも、無駄吠えをすることがあります。エネルギーが余っている状態で、吠えることでそれを発散しているのです。また、犬が運動不足になっているときも、無駄吠えをしやすいといわれています。
分離不安
犬が飼い主に必要以上に依存している場合、分離不安という症状になっている可能性があります。分離不安になっている犬は、飼い主と一緒にいれないと孤独感やさみしさから無駄吠えしてしまうこともあるようです。
病気や怪我
無駄吠えの理由は、犬の病気や怪我である場合もあります。体のどこかが痛い状態であるために、それを訴えるために吠えていると考えられます。その場合は犬の状態にしっかり気付いてあげて、早く適切な対処をする必要があります。
無駄吠えをなおすしつけ方
犬の無駄吠えをなおすには、どのようなしつけをしたらいいのでしょうか。無駄吠えはちょっとしたポイントがあります。犬の無駄吠えを治したいと思っている人は、犬の無駄吠えをなおすしつけ方をうまく取り入れていきましょう。
要求に応えない
犬の無駄吠えをなくすためには、無駄吠えによる要求に応えないようにするというのもひとつの手です。犬に吠えても無意味と思わせることが重要です。これは特におねだりによる無駄吠えに効果を発揮します。
音をだす
犬の無駄吠えをしつけるには、音を出すという方法もあります。これは恐怖心や警戒心の無駄吠えに効果があります。不安を感じているからといって抱き上げると、褒められていると犬が勘違いしてしまうので逆効果になることがあります。
放置する
犬の無駄吠えは放置するのも意外と効果的です。特に遠吠えのような無駄吠えをしている犬であれば、放置するのがよいでしょう。寂しがっている場合、無駄吠えしているところで構ってしまうと、その状況が改善されないので注意が必要です。無駄吠えをしてもかまってもらえないということに慣れさせていくことがポイントです。
主従関係を教える
犬の無駄吠えがなくならないなら、主従関係をしっかりと教えることも重要です。威嚇の意味をこめて無駄吠えしている犬は、自分がいちばん偉いと思っていることも多いでしょう。そのため、飼い主との主従関係が犬の中で逆転してしまっているケースもあります。しつけをしっかりと見直して、犬との関係を立て直すようにしましょう。
改善されない場合は?
犬の無駄吠えについて対策しても、場合によってはなかなか改善が難しいこともあります。その場合、どのような方法で犬の無駄吠えに対処すればよいのでしょうか。犬の無駄吠えが改善されないときにできる、強力な改善方法について説明します。
無駄吠え防止のグッズを活用
犬の無駄吠えをやめさせるには、市販されている無駄吠えの防止グッズを活用するのも効果的です。グッズはしっかりと効果が出るように研究されて作られているため、飼い主のしつけだけではなかなか無駄吠えをやめてくれない犬にも効果が出る可能性があるでしょう。
しつけ教室に通う
犬の無駄吠えを効果的にしつけるには、しつけ教室に通うというのもおすすめです。しつけ教室に通えば、自分ではなかなかうまくできないしつけのコツを教えてもらえます。犬のしつけが難しいと感じている人は、一度しつけ教室に通って犬の無駄吠えを改善するためのしつけを習ってみるとよいでしょう。無駄吠え以外にもさまざまな犬のしつけについて学ぶことができ、それぞれの犬に合ったアドバイスをもらうことも可能です。
獣医やドッグトレーナーに相談
どうしても無駄吠えがなくならないなら、獣医やドッグトレーナーへの相談も考えてみたほうがよいでしょう。特に犬が何らかの病気によって吠えている場合は、獣医でないと原因を特定することができません。また、犬が何らかのトラブルを抱えている場合は、専門のドックトレーナーに相談することで無駄吠えの原因を根本から改善できる可能性があります。
犬の無駄吠えはしつけで改善していこう!
犬の無駄吠えが気になるなら、しっかりとしたしつけをおこなうことが大切です。犬の無駄吠えには必ず理由があるため、まずは理由を特定することから始めてみてください。そして、理由に合った対策をとっていきましょう。理由に合った対策をおこなえば、無駄吠えを早く改善できる可能性も高いです。無駄吠えの意味が分かれば犬の気持ちの理解にもつながるため、犬とより仲良く暮らしていくためのヒントも得られるでしょう。長く一緒に暮らしていくのですから、犬の気持ちにしっかりと寄り添ってしつけをおこなっていくことが必要不可欠です。
もちろん、無駄吠えの理由によっては、飼い主のしつけだけでは改善が難しい場合もあります。そのときは、頼れる専門家の意見を聞きながら少しずつ状況を改善していくようにするとよいでしょう。難しい理由だとしても専門家に頼ることができれば、スムーズな改善方法を教えてもらうことができます。困ったときでも相談することができるので、犬のしつけについて悩んだときにもさまざまなアドバイスをもらうことができます。犬の無駄吠えをなくさせて、飼い主とスムーズな日常生活を送れるように導いてあげましょう。