犬の散髪についての基本的な情報や自宅でカットする方法について | 通信教育・通信講座のSARAスクールジャパン資格講座
現在位置
通信教育・通信講座SARAトップ > 動物・ペットの資格取得講座一覧 > ペットトリマー資格取得講座 > 犬の散髪はどうしたらいい?自宅でカットすることも可能なの?

犬の散髪はどうしたらいい?自宅でカットすることも可能なの?

犬の散髪は、どのようにしておこなったらいいのでしょうか。実は犬の散髪は自宅で飼い主がおこなうことも可能です。もちろん、プロがおこなう場合とは違い、すべてを完璧におこなえるわけではないですが、コツをおさえればある程度きちんと犬の毛をカットすることが可能です。

今回は犬の散髪はどうしたらいいのかについて説明します。犬の散髪の必要性や注意点についても触れるので、犬の毛のカットを自分でおこないたいという人はぜひ参考にしてみてください。

犬の散髪はどうしたらいい?自宅でカットすることも可能なの?

犬の散髪って必要?

そもそも犬の散髪は絶対に必要なものなのでしょうか。まずはその点について確認しておきましょう。

犬種によっては散髪が必要

散髪の必要性は犬種によっても異なります。犬種によっては毛が自然に生え変わる場合もあるため、その場合はわざわざ散髪をしなくても問題はありません。ただし、健康や安全を守るためには散髪を必要となる犬種も多いです。散髪するかどうかは、犬種による特徴をしっかり考慮して考えたほうがよいでしょう。

犬の散髪をしたほうがよい理由

犬の散髪はなぜ必要なのでしょうか。犬の散髪をしたほうがいい理由はいくつかあります。まず、衛生面の問題です。犬の毛を定期的に散髪することできれいな状態を保つことができ、犬の病気なども防ぐことができます。また、犬の散髪をおこなうとケガの防止にもつながります。毛が伸びすぎているとそのせいで滑ってしまい、思いもよらない事故につながる可能性もあります。さらに、毛の多い犬は暑い時期の熱中症が心配ですが、定期的に散髪することにより熱中症の心配を防ぐことができます。

犬の散髪ってどこでやる?

では、犬の散髪をおこなう場合はどこでやるのがよいのでしょうか。犬の散髪はプロに任せることも可能ですが、飼い主が自分自身でおこなうこともできます。ここではそれぞれのパターンについてみておきましょう。

ペットサロン

ペットサロンに行けば、犬の散髪を専門的におこなっているプロに毛をカットしてもらうことができます。プロなのでそれぞれの犬に合ったカットができ、見た目も素敵に整えられるのが魅力です。ただし、もちろんその分、カットに費用がかかります。いろいろなオプションが用意されていることもあるので、犬のメンテナンスをしっかりしたい場合はそれらを利用するのもよいでしょう。

自宅

犬の散髪は自宅で飼い主がおこなうことも不可能ではありません。ただし、飼い主はカットのプロではないため、必要以上に毛を切り過ぎる可能性もあります。 最初のうちは部分的なカットだけをおこない、徐々にコツをつかんでいくのがおすすめです。毛が伸びていると危険な部分などを優先的にカットするようにし、少しずつ犬の毛の散髪に慣れていきましょう。

犬の散髪(カット)を自宅でやる方法

犬の散髪を自宅でおこなうには、どうしたらいいのでしょうか。きちんと犬の毛をカットするためには、しっかりと準備を整えることが大切です。ここでは、犬の散髪を自宅でやる方法について、用意するものやカットのコツなどを紹介します。

事前に用意するもの

犬の散髪をおこなうときには、ハサミやバリカンなどを用意しましょう。これらがあれば、自宅でもすぐに犬の毛をカットすることが可能です。加えて、ブラシやコームなども準備するようにしましょう。ブラシやコームにはいくつか種類がありますが、まずは基本的なものを1本用意して犬に合ったものを少しずつそろえていくとよいです。

事前にすべきこと

犬の毛をカットするときは、事前におこなうべきことがあります。それは、カットの前にブラッシングをすることです。ブラッシングすることで汚れがとれ、毛並みも整います。きれいに毛をカットするには、ブラッシングはとても重要です。犬のマッサージにもなるため、しっかりとブラッシングしたうえでカットを始めましょう。

カットの仕方

いきなり犬の毛を自分でカットするのが不安な場合は、足裏の毛から始めるとよいでしょう。足裏の毛が伸びていると滑りやすくなるため、優先順位が高い場所だと言えます。 また、胴回りをカットする場合は、まずはハサミで長さを整えるところから始めてください。そのうえで、バリカンを使うと毛をきれいに整えることができます。最後に気になる部分をハサミで微調整するようにすると、自分でもきれいに散髪することが可能です。なお、犬のカットをするときは犬の様子に配慮して少しずつ進めましょう。

カットの後にすべきこと

犬の散髪が終わったら、シャンプーをしてあげましょう。切った毛で体に残っているものをとることができ、体の汚れもきれいにすることができます。しっかりシャンプーをしたら、最後にドライヤーでしっかり乾かすようにしましょう。水が苦手な犬の場合は、あらかじめ水に慣れさせておくことをおすすめします。

犬の散髪についての注意点

犬の散髪をするときには、どのような点に気を付けたらいいのでしょうか。散髪ではハサミやバリカンなど刃物を使用するため、安全には注意が必要です。また、散髪はやり過ぎもよくありません。ここでは、犬の散髪についての具体的な注意点を説明します。

カット時

犬の散髪をするときは、できない部分を無理にカットしないようにしましょう。難しい部分にハサミやバリカンを当ててしまうと、思わぬケガにつながる可能性もあります。犬は生き物ですから、当然飼い主の思い通りの行動をするとは限りません。そのため、犬によっては散髪を嫌がって暴れる場合もあります。犬の散髪は様子にしっかり配慮しながらおこなうようにしましょう。安全性に十分配慮することが大切です。まずはサロンでカットを依頼して、プロがどのようにカットしているのか観察するのもおすすめです。

散髪の頻度

犬の散髪はどれくらいの頻度でおこなえばいいのでしょうか。犬の毛のカットの目安は月1回程度と言われています。高頻度で散髪をおこなうということは、シャンプーも高頻度でおこなうことになります。シャンプーは犬の体の汚れを落とす効果がありますが、やり過ぎると体に必要な油分まで奪ってしまうので注意が必要です。体に必要な油分がなくなると、体の乾燥につながってしまいます。散髪は頻繁にはおこなわないように気を付けましょう。

犬の毛は定期的に散髪してあげよう!

犬の毛は定期的に散髪してあげよう!

犬の毛は定期的にカットしてあげることが大切です。なかには散髪が必要ない犬もいますが、必要な犬の場合はきちんと散髪してあげることが安全面や健康面において大きく役立ちます。犬の毛の散髪は飼い主が自分の手でおこなうことも可能です。最初からきれいに完璧にできるわけではないですが、少しずつ慣れていけばきちんと散髪できるようになります。不安なうちはサロンのプロの手に頼りつつ、どのようにカットをしているのかチェックしてみるとよいでしょう。ハサミやバリカンを併用すれば、最後にきちんと毛の状態を整えることが可能です。ブラシやコームを併用しながら、犬の毛を上手にカットできるようにしましょう。犬の毛を飼い主がカットすることはスキンシップにもなり、コミュニケーションになります。散髪の際はシャンプーもするので、犬のメンテナンスにもなります。定期的に犬の毛をカットするようにし、犬とのつながりをさらに深めていきましょう。