服の色が与える印象って?
記事更新日:2024年6月11日服を選ぶときは、できるだけ自分をよく見せられるものをチョイスしたいですよね。服にもいろいろな色がありますが、同じ形でも色が違えば異なる印象を表現することができます。場面や与えたいイメージに合わせて服の色を決めれば、効果的に自分自身を演出することが可能です。
服の色は具体的にどのような印象を与えるのでしょうか。色によって、全く異なるイメージを相手に与えることも多いのでしっかりと注意したほうがよいでしょう。今回は、服の色が与える印象の違いについて詳しく見ていきましょう。カラーセラピー資格
目次
服の色が与える印象
服の色は着ている人の印象を決定づける大きな要因です。それはどうしてなのでしょうか。まずは、その理由について確認しておきましょう。
第一印象は視覚情報が9割
初めて会った時の第一印象は、視覚による情報が9割だといわれています。そのため、自分にとって重要な人物との初対面の場に着ていく服の印象はとても重要です。実際には会ったあとにどんな服を着ていたか覚えていないということもありますが、服によって与えられた印象は残りやすいです。
色の記憶が残りやすい
人がどんな服を着ていたかについて形を記憶するのは難しいですが、色については比較的記憶に残りやすいです。そのため、服を選ぶときは形や種類以上に色にも気を使うようにしましょう。自分に対して抱いてほしいイメージを想起させる色の服を着ていけば、印象をある程度コントロールすることも可能です。
服の色別の印象の違いとは?
それでは実際に、それぞれの服の色が与える印象の違いについてみてみましょう。服が与える印象は、色によって本当に多種多様です。それぞれの違いを知っておけば、行先に合わせて服の色を選ぶことができます。そうすれば、より効果的に自分自身のイメージを演出することができますよ。
赤
赤はエネルギッシュで高い生命力を想起させる色です。強い印象のある赤い服は、どのような印象を与えるのでしょうか。
*インパクトがあって異性からの目を惹く
赤い色の服はインパクトが強く、情熱的なイメージを与えます。相手に自分をしっかりと印象付けたいときにぴったりな色だといえるでしょう。そのため、異性からの注目を集めたいときにもおすすめです。
*パーティーや合コンなどの人が多い場所におすすめ
赤い服は華やかで目立つことから、パーティーや合コンなど人が多く集まる場所におすすめです。たくさん人がいればその分、自分のことを印象付けるのは難しくなります。しかし、赤い色の服を着ていけばしっかり自分の存在をアピールすることが可能です。赤い色の服は非常にインパクトが強いことから、実際に選ぶ人はそう多くありません。そのため、色が人と被ることは意外と少ないです。そういった点を踏まえれば、パーティーや合コンなどここぞという場面で赤い服を選ぶことで、それぞれの機会をしっかりと活かすことができるでしょう。
*注意ポイント
赤は情熱的な印象を与えるにはおすすめの色ですが、女性どうしの初対面の場ではあまりおすすめできません。女性どうしでは、赤い服を着ていると警戒されがちになってしまいます。また、異性を意識して目立とうとしているという印象をもたれやすく、下品に見えてしまうこともあるので注意が必要です。
青・紺
青や紺は冷静さを示す色です。そういった青や紺の服を着た場合、どのような印象を相手に持たれるのかみてみましょう。
*信頼・誠実・知的
青や紺の服を着れば、自分を信頼できる誠実な人間として演出することができます。クールで冷静なイメージも得ることができるので、知的な雰囲気も作れます。
*面接・取引などしっかり見せたいときにおすすめ
青や紺の服は、自分をしっかりした人間だと思ってもらいたいときにおすすめです。たとえば、面接や仕事の取引の場面など、相手との信頼関係がとても重要になるときは青や紺を上手に活用すると、よい印象をもってもらいやすくなります。こういった場面ではスーツを着ることが多いので、たとえば濃紺のスーツを選べば、さりげなく印象をアップできるでしょう。
*注意ポイント
青や紺の服を着るときは、どうしても地味になりがちだという点に注意しましょう。差し色として明るい色をプラスするなどして、青や紺を使いつつも全体のバランスをしっかり意識することが大切です。また、相手と親密になりたいときは、青や紺はNGだといわれています。青や紺の服を選ぶのは、あくまでも相手と一定の距離を保ちながら関係を築きたいときにしましょう。
オレンジ・黄色
オレンジや黄色は、ポジティブで明るい印象をもつ色です。服として身につけた場合、どんな効果が期待できるのかチェックしましょう。
*親しみやすくて親近感がある
オレンジや黄色の服を着れば、親しみやすく親近感があるというイメージをもってもらうことができます。社交的な人間として認識されやすく、交友関係を築きやすくなります。
*合コン・異業種交流会など話しかけられたい社交的な場
オレンジや黄色の服は、合コンや異業種交流会など知らない人から積極的に話しかけてもらいたいと思うような社交的な場に向いています。自然と人と関わりやすくなるので、よりたくさんの人と交流できるチャンスが増えるでしょう。
*注意ポイント
オレンジや黄色の服は、子供っぽくみえる可能性があるので要注意です。また、ラフな印象も与えるため、軽率なイメージをもたれやすいというデメリットもあります。まわりの人との交流を第一に考えるならオレンジや黄色の服はおすすめですが、慎重になりたい場面では避けたほうが無難でしょう。
白
白は清潔感や純粋さをあらわす色です。そんな白の服を着ていく場合、どんな印象をもってもらうことができるのでしょうか。
*清潔・誠実・協調性がある
白い服を身にまとえば、清潔さを表現できます。また、誠実で協調性がある人間としてのイメージをもってもらうことも可能です。
*オールマイティで着ることができる
白い服は仕事やプライベートの両方で幅広く着ることができます。目立つ色ではないので、どんな場面にも合わせることができる便利な服です。仕事とプライベートの両方の用事がある日は、白の服を着ていくことでどちらにもしっかりと対応することができるでしょう。自分の主張よりもまわりとのつながりを大切にしたいときにも向いています。
*注意ポイント
白い服はどんな場面にも対応できますが、その反面あまり個性がないという点に気をつける必要があります。白い服を選ぶと、主張がなく存在感が薄い印象をもたれてしまうので、第一印象には残りづらくなってしまいます。しっかりとした印象を相手に与えたい場合は、白をメインとした服装は避けたほうがよいでしょう。
服の色は印象に大きく影響する!
選ぶ服の色によってその人の印象は大きく左右されます。そのため、とくに初対面の相手に対して自分自身をよく見せたい場合は、しっかりと服の色を考慮することでよい印象を与えることも可能です。ちょっとした違いのようにも思えますが、色から受けるイメージはとても重要です。色を意識するだけで自分自身をよく見せられるというのはとても簡単ですし、効果も高いのでぜひ取り入れるようにしましょう。色を上手に活用することで、普段の人間関係をより良好に保つ手助けとしてみてはいかがでしょうか。