ビーズアクセサリー作りに使用するテグスとは?種類や特徴・適した用途を解説
記事更新日:2024年8月27日ビーズアクセサリー作りはとてもクリエイティブで楽しい趣味ですが、その中でも重要な要素の1つが「テグス」の選択です。テグスは、ビーズを組み立てる際の骨格となるパーツで、アクセサリーの強度や仕上がりに大きく影響します。
アクセサリー作りを始めるにあたり、まずはテグスの種類と特徴を理解しておくことが重要です。テグスにはナイロンタイプ、ワイヤータイプ、ステンレスタイプなど、様々な素材や特性のものがあり、それぞれ適した用途が異なります。
また、テグスの太さも重要な要素で、細いタイプは繊細なデザインに、太いタイプは大ぶりなアクセサリーに向いています。デザインの意図に合わせてテグスを選ぶことで、より完成度の高いビーズアクセサリーが作れるのです。
ビーズアクセサリー作りを楽しむ上で、テグスの特性を理解し、最適なものを選ぶことは欠かせません。
ビーズアクセサリーを作る場合、テグスとよばれるものを使用します。テグスとはどんな役割を果たすものなのでしょうか。ビーズアクセサリーを作るときには、ビーズだけでなくテグスについてもきちんと理解しておくことが大切です。
ここでは、ビーズアクセサリーを作るときに使用するテグスについて特徴や種類について説明します。テグスの特徴や種類を把握したうえで、オリジナルのビーズアクセサリー作りを始めるようにしましょう。
目次
テグスの特徴
テグスの主な特徴は以下の通りです。 1. 素材:ナイロン、ワイヤー、ステンレスなど、様々な素材が使用されている 2. 太さ:極細から太めまで、目的に合わせて選択可能 3. 強度:素材によって強度が異なり、重量のあるビーズに適したタイプや、繊細な作品に向いたタイプがある 4. 柔軟性:ナイロンなどの素材は柔らかく扱いやすいが、ワイヤーは硬めで固定性がある 5. 耐久性:ステンレスなどの金属製テグスは長期的な使用に適している テグスはビーズアクセサリーの骨格を形成するパーツであり、作品の強度や質感、デザインに大きく影響します。ビーズの重さや使用目的、デザインのイメージに合わせて、適切なテグスを選択することが重要です。素材や太さ、特性を理解し、最適なテグスを使い分けることで、より完成度の高いビーズアクセサリーが作れるのです。
テグスの種類|適した用途と注意点
テグスの種類|適した用途と注意点については以下の通りです。 ● ナイロンテグス ● ポリエステルテグス ● シリコンテグス ● メタルテグス こちらを順に解説していきます。
ナイロンテグス
ナイロンテグスは、比較的安価で強度が高いことが特徴です。釣りや園芸など、様々な用途で使用されています。ナイロンテグスの利点は以下のとおりです。 ● 優れた強度と耐久性 – ナイロンは強く、折れにくい素材のため、荷重がかかる用途に適しています。 ● 柔軟性 – ある程度の柔軟性があり、絡まりにくいのが特徴です。 ● 耐摩耗性 – 摩擦に強く、長期的な使用にも適しています。 一方で注意点もあります。 ● 紫外線に弱い – 日光にさらされると劣化が早くなるため、屋外使用には適していません。 ● 伸び率が高い – 長期的な使用で伸びてきてしまう可能性があります。荷重のかかる用途では注意が必要です。 ● 浮力が小さい – 水中では沈みやすいため、水中での使用には向いていません。 ナイロンテグスは、強度と柔軟性のバランスが良く、比較的安価なため、多くの場面で重宝されています。ただし、用途に応じて適切な種類を選ぶことが重要です。
ポリエステルテグス
ポリエステルテグスは、ナイロンテグスに次ぐ人気の素材です。ナイロンに比べて特徴が以下のように異なります。 ● 耐摩耗性が高い – ナイロンよりも耐摩耗性が高く、長期的な使用に適しています。 ● 耐水性が良い – 水に強く、水中での使用にも向いています。 ● 耐候性に優れる – 紫外線に強く、屋外での使用にも適しています。 ● 伸び率が低い – ナイロンに比べて伸び率が低いため、荷重のかかる用途に向いています。 一方で、ナイロンよりも硬めの素材なので、取り扱いには注意が必要です。 ポリエステルテグスの主な用途は以下のようなものが考えられます。 ● 釣り用ライン – 水中や屋外での使用に適しています。 ● 園芸用ひも – 耐候性と耐摩耗性に優れ、屋外での使用に向いています。 ● 荷吊りロープ – 伸び率が低いため、荷重のかかる用途に向いています。 ポリエステルテグスは、ナイロンテグスの欠点を補う素材として活用されています。用途に応じてナイロンやポリエステルなどの中から最適な素材を選ぶことが重要です。
シリコンテグス
シリコンテグスは、近年注目されつつある新しいタイプのテグスです。従来のナイロンやポリエステルとは異なる特徴を持っています。 シリコンテグスの主な特徴は以下のとおりです。 ● 優れた耐候性 – 紫外線や水、化学物質に強く、長期的な屋外使用に適しています。 ● 非粘着性 – 表面がつや消しで滑らかなため、絡まりにくいのが特徴です。 ● 柔軟性に優れる – 柔らかく曲がりやすいため、細かい作業に向いています。 ● 無味無臭 – 人体に対する安全性が高く、食品関連の用途にも使用できます。 一方で課題点もあります。 ● 強度が他のテグスに劣る – 引っ張り強度が低いため、重荷重の用途には不向きです。 ● 価格が高め – 製造コストが高いため、他のテグスに比べて価格が高めです。 シリコンテグスの主な用途は以下のようなものが考えられます。 ● 園芸用ひも – 非粘着性と耐候性が良いため、使いやすい。 ● 釣り用ライン – 柔軟性が高く、扱いやすい。 ● 食品包装資材 – 無味無臭で安全性が高い。 シリコンテグスは、新しい特性を持つ素材として注目されつつあり、用途の拡大が期待されています。
メタルテグス
メタルテグスは、金属素材を使用したテグスです。従来のプラスチック製テグスとは大きく異なる特徴を持っています。 メタルテグスの主な特徴は以下のとおりです。 ● 極めて高い強度 – 金属素材のため、破断強度が非常に高い。重荷重の用途に適している。 ● 耐久性に優れる – 金属は腐食しにくく、長期的な使用に向いている。 ● 電気伝導性がある – 金属の特性として、電気を通すことができる。 ● 磁性を持つ – 鉄系のメタルテグスは磁石に反応する。 一方で以下のような注意点もあります。 ● 重量が重い – 金属製のためプラスチック製に比べて重量がある。 ● 扱いにくい – 硬く曲げにくいため、取り扱いに注意が必要。 ● 高価である – 原料cost が高いため、他のテグスに比べて高価。 メタルテグスの主な用途は以下のようなものが考えられます。 ● 重荷重を支える用途 – 建設現場での吊り上げなど、極めて高い強度が必要な用途。 ● 電磁波シールド – 電気伝導性を利用した電磁波シールドなどの用途。 ● 特殊な装飾用途 – メタル特有の質感を生かした装飾など。 メタルテグスは、従来のテグスとは一線を画する特性を持つ素材として注目されています。用途に応じた最適な選択が重要です。
テグスの選び方のポイント
テグスの選び方のポイントについては以下の通りです。 ● アクセサリーのデザインやサイズに合わせた選択 ● 使用目的に応じた強度の選定 ● 耐久性や耐水性の確認 こちらを順に解説していきます。
アクセサリーのデザインやサイズに合わせた選択
アクセサリー製作においては、デザインやサイズに合わせたテグスの選択が重要です。テグスの種類や特性によって、使用できるアクセサリーの形状や用途が大きく異なるためです。 まず、アクセサリーのデザインに合わせて、テグスの太さや強度を選択する必要があります。繊細なデザインには細めのテグスが適しますが、重量のある装飾には太めのテグスが必要となります。また、引っ張り強度の高いテグスは丈夫な作品向けで、柔軟性の高いテグスはリボン結びなどに向いてるでしょう。 次に、アクセサリーのサイズに合わせてテグスの長さを選びます。短めのテグスは小さな作品に、長めのテグスは大型の作品に適しています。テグスが足りなくなると作業性が悪化し、余りすぎるとデザインが乱れる可能性があるため、サイズ感にも十分に注意が必要です。 アクセサリーの用途に合わせてテグスの素材を選ぶことも重要です。耐水性や耐久性、安全性の高いテグスは屋外で使用する作品に向き、低価格で手に入りやすいテグスは日用品向けに適しています。 アクセサリー製作においては、デザインやサイズ、用途に合わせてテグスを選ぶことで、よりクオリティの高い作品を生み出せるでしょう。
使用目的に応じた強度の選定
テグスを選ぶ際、その使用目的に応じて適切な強度を選定しましょう。テグスの強度は、用途によって大きく異なる要件が求められるためです。 まず、テグスに必要とされる強度は、作品の重量や使用環境によって変わってきます。軽量なアクセサリーであれば強度の低いテグスでも問題ありませんが、重量のある作品には高い引っ張り強度が求められるのです。また、屋外で使用する場合は風雨への耐性も重要になります。 次に、テグスの強度は、伸び率(伸縮性)にも影響します。柔らかく伸びるテグスは結び目の作りやすさや、装着時の着用感に優れますが、逆に強度が低下するのです。一方、強度の高いテグスは伸びが小さく、デザイン性に影響を与える可能性があるでしょう。 テグスの素材特性も強度に大きく関係します。プラスチック製のテグスは比較的安価で扱いやすいですが、金属製のメタルテグスはより高強度です。一方で、金属は重量があり硬いため、デリケートな作品には適していません。 このように、テグスの強度選定には、作品の用途や重量、使用環境、素材特性などを総合的に勘案する必要があります。使用目的に最適なテグスを選択することで、作品の耐久性と機能性を高められるでしょう。
耐久性や耐水性の確認
テグスを選ぶ際には、作品の使用目的に応じた耐久性や耐水性を確認することが重要です。耐久性や耐水性の高いテグスを選択することで、作品の長期的な使用を支えられるためです。 まず、耐久性の高いテグスを選ぶ必要がある場合には、素材の特性に注目しましょう。一般的に、ナイロンやポリエステルなどの合成繊維は天然素材に比べて耐久性に優れています。中でも、ナイロンは引っ張り強度が高く、耐摩耗性も良好です。一方、天然素材のシルクやコットンは柔らかく繊細な質感ですが、耐久性に劣ります。 次に、耐水性の高いテグスが求められる場合には、撥水性や吸水速度などの特性を確認しましょう。一般的に、ポリエステルやナイロンなどの合成繊維は天然素材に比べて耐水性に優れています。また、PTFE加工されたテグスは撥水性が高く、雨や汗、水分から作品を保護できます。一方、天然素材のテグスは水に弱く、変形や劣化のリスクがあるのです。 さらに、テグスの使用環境も耐久性や耐水性に影響します。屋外で使用する作品には耐候性の高いテグスを選ぶ一方、室内用には耐久性よりも手触りの良さを重視するなど、用途に合わせて適切なテグスを選択する必要があるのです。 作品の長期的な美しさと機能性を保つためには、耐久性と耐水性を備えたテグスを選ぶことが欠かせません。作品の使用目的を踏まえ、素材特性や使用環境に合わせてテグスを慎重に選定しましょう。
テグスの扱い方
テグスの扱い方については以下の通りです。 ● 結び方のコツ ● 切断や接続のテクニック ● 収納方法 こちらを順に解説していきます。
結び方のコツ
テグスを適切に扱うことは、作品の美しさと耐久性を保つ上で重要です。特に、テグスの結び方は作品の仕上がりに大きく影響します。 テグスの結び方には、いくつかのコツがあります。まず大切なのは、適切な結び目を選択することです。作品の用途や強度要件に応じて、代表的な結び目であるノット、ループ、ターンなどから最適なものを選ぶ必要があります。たとえば、強度が重要な場合はノットが適しますが、装飾性を重視するならばルーフトが良いでしょう。 次に、結び目を均一に仕上げることも重要です。結び目の大きさや形状が均一でないと、作品の美しさが損なわれたり、強度が不均一になる恐れがあります。そのため、結び目を一定のサイズに揃え、きれいに仕上げることが求められるのです。 さらに、結び目の位置や向きにも気をつける必要があります。結び目が目立つ箇所にある場合は、デザインに合わせてその位置や向きを調整することで、作品の美観を高められるでしょう。また、結び目の強度を確保するため、適切な位置に配置することも重要です。 最後に、結び目の固定方法も大切です。結び目がゆるんだり、ほどけたりすると作品が破損する恐れがあるため、適切な固定テクニックを用いることが欠かせません。 テグスの結び方は作品の仕上がりに大きく影響します。使用目的に合わせて最適な結び目を選び、均一で美しい仕上がりを心がけることが重要です。
切断や接続のテクニック
テグスを扱う際には、切断や接続のテクニックも重要です。適切な方法で切断・接続を行うことで、作品の強度や美しさを維持できるでしょう。 まず、テグスの切断に関しては、ハサミやカッターを用いて慎重に行う必要があります。テグスを乱暴に切断すると、端が乱れたり糸くずが発生したりする可能性があるのです。そのため、ゆっくりと静かに切断し、端を整えることが重要です。また、切断面がきれいに仕上がるよう、鋭利なハサミやカッターを使うことをおすすめします。 次に、テグスの接続方法ですが、状況に応じてさまざまな方法が考えられるでしょう。たとえば、重ね合わせて結び目を作る「オーバーハンド・ノット」や、テグスの端を折り返して結ぶ「ループ」、さらにはテグスを重ねて接着剤で固める方法などがあります。接続方法の選択にあたっては、作品の用途や強度要件を考慮し、適切な方法を選択する必要があるのです。 また、接続部分の強度を確保するためには、結び目を十分に締め付けたり、接着剤を適量塗布したりするなど、丁寧な仕上げが欠かせません。さらに、接続部分の美しさにも配慮し、結び目の位置や向きを調整するなどの工夫も必要になります。 テグスの切断や接続は、作品の強度と美しさを左右する重要な工程です。状況に応じて適切な方法を選択し、丁寧な仕上げを心がける必要があります。
収納方法
テグスを長期的に保管する際は、適切な収納方法を検討する必要があります。テグスは柔軟性が高く、湿度や温度の影響を受けやすいため、収納方法によっては劣化や変形が生じる可能性があるでしょう。 まず、テグスを収納する際は、湿度と温度の管理が重要です。高湿度や高温環境では、テグスが傷みやすくなります。そのため、涼しく乾燥した場所に保管することが理想的です。たとえば、密閉容器に入れて冷暗所に置く方法や、除湿剤を併せて使うのも良いでしょう。 次に、テグスを整理して収納することも大切です。単にテグスをばらばらに詰め込むのではなく、巻き取ったり結び目をつけるなどして、まとまりのある状態で保管すると良いでしょう。これにより、使用時の作業効率が高まり、テグスの絡まりも防げます。 また、テグスの材質に合わせた収納方法を検討することも重要です。たとえば、ナイロンテグスは比較的硬質で扱いやすいため、巻き取って収納するのが適しています。一方、シルクテグスは繊細なため、折り畳んで平らに保管するのがよいでしょう。 最後に、テグスの種類ごとに分けて収納することをおすすめします。これにより、必要なテグスを素早く見つけられるでしょう。同時に、材質の異なるテグスが混ざり合うのを防げ、保管状態の劣化を最小限に抑えられます。 テグスの収納方法は、その長期的な保管状態に大きく影響します。湿度や温度、材質に合わせた適切な収納方法を検討し、テグスの劣化を防ぐことが重要です。
ビーズアクセサリー作りに欠かせないテグスとは?
ビーズアクセサリーを作る場合、テグスは欠かせないアイテムです。テグスとは、どのようなものなのでしょうか。ビーズアクセサリーを作成するなら、その点をしっかりと理解しておく必要があります。ここでは、ビーズアクセサリー作りに使用するテグスの概要について説明します。
テグスとは
テグスは、テグスナイロンといった合成繊維で作られた細いコードのようなひものことを意味しています。無色透明なのが基本ですが、中には色がついているテグスもあります。無色透明であればビーズを通して作る作品の邪魔になることがありません。ただし、作るときに確認しにくい場合は色がついているテグスのほうが作業しやすいでしょう。
使い方
テグスの使い方は大きく2つに分かれています。1つはパーツを通して使用することです。たとえば、ブレスレットやネックレスなどを作る際は、テグスにいくつもビーズを通して作成していきます。もう1つは、テグスにビーズを通して編むことです。ビーズを編むことによりチャームや装飾品など、より複雑な作品を仕上げることが可能になります。
テグスの種類
一口にテグスといっても、種類はさまざまです。テグスは、アクセサリーのデザインや必要な強度を考慮したり、ビーズの穴の大きさなどに合わせたりして使い分けます。具体的には、テグスにはどのような種類があるのでしょうか。ここでは、テグスのそれぞれの種類について見てみましょう。
素材
テグスの素材にはさまざまなものがあります。たとえば、ナイロンを使ったテグスだけでなく、フロロカーボンやポリエステルを使用したテグスもあります。いろいろな素材があるので、購入する際はテグスの素材まできちんと確認したほうがよいでしょう。
カラー
テグスには、すでに触れたとおり透明のものと色付きのものがあります。透明のほうがいいのか色付きのほうがいいのかについては、作る作品によって異なるでしょう。どのような作品を作るのかに合わせてそれぞれ選ぶ必要があります。
サイズ
ビーズにもサイズがありますが、テグスにも複数のサイズがあります。テグスの場合、基本的に号数が大きいほど太くなります。テグスのサイズの号数は1~8号に分かれています。テグスを購入する際は、作品に合わせて号数もチェックしたほうがよいです。
伸びるテグス
テグスによっては、素材に違いがある場合があります。たとえば、繊維状の場合もあれば透明のゴム状の場合もあります。伸びるテグスを使用すれば、ブレスレットなどを作った際にも着脱がしやすいでしょう。アクセサリーの用途によって伸びるテグスを使用するのがおすすめです。
専用テグス
テグスの中には専用テグスもあります。たとえば、デリカビーズ織り専用などがあります。作る作品によっては、専用テグスを選んだほうがいいので、事前にしっかり確認しましょう。
テグスの結び方
テグスには、いくつかの結び方があります。テグスを使うときには、用途に合わせてそれぞれの結び方をできるようにしておかなければなりません。ここでは、テグスの代表的な結び方を紹介します。それぞれきちんと把握しておくようにしましょう。
本結び
本結びは、テグスの結び方として代表的なものです。テグスの両端を交差させ、もう一度交差させることで結ぶ方法です。
テグス結び
テグス結びは、テグスの左右の端に玉結びを作り、留める方法です。玉結びがストッパーのような役割を果たします。
二重結び
二重結びは、テグス結びの玉結びをさらにもう一度繰り返す結び方です。二重に巻くことにより、より強力に結ぶことができます。
テグスの終わりの処理方法とコツ
テグスの終わりの部分はどのように処理をすればいいのでしょうか。テグスの処理の仕方にはコツがあります。コツをしっかり押さえれば、きれいにテグスの処理をすることが可能です。ここでは、テグスの終わりの処理方法についてコツを交えて説明します。
処理方法
テグスの処理方法は、いくつか種類があります。たとえばシンプルに結ぶ方法があります。また、他にはボールチップやつぶし玉など部品を使って処理する方法もあります。作る作品によっても適した処理方法は異なるので、作品に合わせて処理をしましょう。
コツ
テグスの処理のコツとしては、どのようなことがあるのでしょうか。ここでは、代表的なコツを紹介します。
2重通しが理想的
テグスの処理をするときは、2重通しにするのが理想的です。難しい場合は2重通しでなくても構いませんが、2重通しにしたほうがしっかりとテグスを留めることができます。
仕上がりに影響しない位置で結ぶ
テグスの処理をするときは、仕上がりに影響しない位置で結ぶようにしましょう。仕上がりに影響する位置とは、たとえば、メインの飾りはもちろん、留め具から離れた位置であればあるほど影響しやすい部分となります。テグスの処理をするのは、作品の端や裏面など目立たない場所にしましょう。また、皮膚に当たらないところを選ぶことも大切です。皮膚に当たる場合、結び目が大きいと肌に傷がついてしまう恐れがあるので注意が必要です。
余ったテグスの編み進み・編み戻り
テグスが余っている場合、編み進みや編み戻りも考えなければなりません。環状のアクセサリーの場合は編み進みをし、帯状のものや金具のあるものは編み戻りにするのが基本です。作品の種類や状況によっても変わるので、それぞれに合わせて編み進みや編み戻りをおこないましょう。
テグスの代用品
手元にテグスがない場合、他のもので代表することも可能です。たとえば、ナイロンコートワイヤーやアーティスティックワイヤーなどがあれば、代用することができるでしょう。もちろん、テグスが必要なのであれば、用途に合わせてテグスをきちんと用意したほうがいいです。しかし、どうしても手元のテグスが不足しているときは、代用しても問題はありません。
ビーズアクセサリーに使うテグスについて理解しよう
ビーズアクセサリーを作るときには、テグスを必ずといっていいほど使用します。そのため、ビーズアクセサリー作りを始めるのであれば、テグスの種類や特徴についてもしっかり把握しておいたほうがよいでしょう。テグスにも種類や特徴がさまざまあるので、選ぶときには確認が必要です。選ぶテグスを間違えてしまうと、ビーズアクセサリー作品作りがうまく進まなくなる可能性もあるので注意しなければなりません。作品に適したテグスを選ぶことができれば、より素敵にビーズアクセサリーを作ることも可能です。テグスは作品においてほとんど見えない部分となりますが、作る途中ではとても大切な部分となります。ビーズアクセサリーに使うテグスについてしっかり理解するところから始めましょう。
まとめ
ビーズアクセサリー作りに使われるテグスには、ナイロン、シルク、ポリエステル、ワックスコーティングなどの種類があり、それぞれ特徴と適した用途が異なります。 アクセサリーのデザインや使用目的に合わせて、適切なテグスを選択することが重要です。 たとえば、繊細なデザインにはシルクテグスが、丈夫で実用的なアクセサリーにはナイロンテグスが適しています。 テグスの特性を理解し、正しい扱い方と収納方法を実践することで、美しく丈夫なアクセサリーを長期的に楽しめるでしょう。