スタイリングの意味とコーディネートの違いとは?
記事更新日:2023年8月21日ファッションスタイリストとは、服や小物を組み合わせて「スタイリング」を行う人のことです。スタイリングと似た言葉として、「コーディネート」という言葉もあります。これらは一見同じような意味に思えますが、正確にはそれぞれ別の意味を表しています。スタイリストを目指すなら、こういった細かい言葉の意味もぜひ押さえておきたいところです。
スタイリングとコーディネートの意味の違いとは、具体的にどういった点にあるのでしょうか。今回は、スタイリングとコーディネートの意味の違いについて詳しく解説します。

目次

スタイリングの意味とは?

そもそもスタイリングとは、どういった意味をもつ言葉なのでしょうか。まずはそれについて確認しておきましょう。
スタイルを形づくる
言葉の語感からも分かるように、スタイリングという言葉には「スタイルを形づくる」といった意味があります。スタイリングと聞けば、たいていの人はこういった意味をイメージすることができるのではないでしょうか。
ファッション・髪型を整える
スタイリングという言葉は、とくにファッションや髪形を整えるという意味で使われていることも多いです。ファッションのスタイリングを行うのが、スタイリストの仕事ですね。また、「スタイリング剤」といえば、一般的に髪型を整えるときに使うものだという認識が強いでしょう。
スタイリングとコーディネートは何が違うのか?
スタイリングとは、とくにファッションなどの分野において、服装を整えるという意味があります。これは、コーディネートとはどこが違うのでしょうか。スタイリストを目指すなら、それぞれの違いをしっかり頭に入れておきましょう。
大まかな違い
コーディネートを一言で表すと、どの服や小物を選んで合わせるのかという選択という意味になります。一方、スタイリングは、コーディネートによって選んだものをどのようにアレンジして着こなすのかということを示しています。このように、コーディネートとスタイリングには明らかな意味の違いがあるのです。これらの意味を混同している人が多いのが実情ですが、ファッションを仕事にするのであればこういった細かい意味まできちんと把握することが重要だといえるでしょう。
コーディネートの具体例
ここでは、コーディネートの例について考えてみます。たとえば、TシャツにするかYシャツにするかを決めるのもコーディネートの作業の一部です。ほかにもそれぞれの色やデザインを選ぶ作業が含まれます。そして、選んだトップスにどんなボトムスを合わせるのかということも非常に重要です。「このシャツとそのパンツを合わせる」ということを考えるのがコーディネートです。
スタイリングの具体例
次に、スタイリングの例について考えてみましょう。スタイリングでは、先ほどコーディネートしたシャツとパンツをどのようにアレンジして着こなすのかというところがポイントになります。たとえば、シャツの袖を少し折ってみたり、ボタンを外してみたりするのも1つのアレンジです。また、パンツをロールアップしたり、おしゃれなベルトを締めてアクセントつけたりすることもできます。こういった細かい工夫を施す部分をスタイリングと呼ぶのです。
スタイリングで重要なこと
ファッション雑誌であっても、コーディネートとスタイリングの意味を分けず、同じような言葉として使用している場合は多々あります。正確にはこういった意味の違いがあるため、ファッション業界を目指すならぜひ覚えておきたいものです。最後にスタイリングを行ううえで重要なことについて確認しましょう。
流行をおさえる
スタイリングでは流行をおさえることが重要です。スタイリングの方法については、毎年流行りが目まぐるしく変化していきます。そのため、流行りに遅れたスタイリングをしてしまうと、自分だけでなくそれを着てくれた人のイメージを落とすことにもつながりかねません。ファッションへの興味が強く、日ごろから情報収集に力を入れているのであれば、そういった事態が起こることは少ないでしょう。ただし、自分が苦手とするテイストのスタイリングをしなければならなくなったときは、しっかり流行りのスタイリングを調査したうえでもっとも素敵にみえるような合わせ方をするように気を付けてください。
状況に合わせる
スタイリストの仕事は、顧客の求めるイメージに合わせたスタイリングを用意することです。いくらおしゃれな着こなしを用意したとしても、それを着てもらう状況に合っていなければ評価はマイナスとなってしまいます。コーディネートとして服や小物を用意するときにテイストを合わせることはもちろんですが、スタイリング方法にも注意が必要です。たとえば、きちんとしたイメージの番組などに出演する有名人の服を用意するなら、あまり胸元を大きくあけるのはNGです。ボタンのついているシャツであれば、1番上までしめることを徹底するなどの配慮が必要になります。ほかにも、何か特別の要望があればそれを表現することができるよう、スタイリングを工夫しなければなりません。
着る人のイメージに合わせる
スタイリストが意識すべきなのは、クライアントが表現したいイメージだけでは足りません。いくらそういったイメージに合ったスタイリングを行ったとしても、実際にそれを着る人に似合っていなければ素敵なスタイリングも台無しになってしまいます。服を着る人のよさを引き出し、コンプレックスをさりげなく隠すようなスタリングを取り入れましょう。そういったさまざまな条件を加味したうえで最適なスタイリングを考えるのが、スタイリストの仕事です。スタイリストの仕事というと、何となくファッションを楽しむことができる仕事というイメージがもたれやすいですが、いろいろな条件をクリアするための方法を考えるのは結構大変な作業だといえます。
スタイリストになるならスタイリングの意味を適切におさえよう

コーディネートとスタイリングの意味を詳しく比べてみると、明確な違いがあることが分かります。魅力的なファッションを楽しむためには、コーディネートとスタイリングの両方がとても重要です。よいコーディネートが組めていなければ、上手にスタイリングを行うことも難しくなってしまいます。コーディネートのバランスが悪かったとしても、ある程度であればスタイリングで誤魔化すことは可能です。とはいえ、そもそもスタイリングは、コーディネートのよさをさらに引き出すためのアレンジ方法なので、できる限りコーディネートの段階で効果的なスタイリングを意識した服選びをすべきだといえます。よいコーディネートであれば、スタイリングがとてもしやすくなるはずです。
実際にスタイリストが担当するのは、スタイリングだけでなくコーディネートやその他さまざまな業務も含みます。そして、たくさんの候補の中から合わせる服を選び抜き、効果的な組み合わせやアレンジを考えていくことになります。その中では、スタイリングのさじ加減で服装の印象がガラリと変わることも珍しくはありません。そういった細かい部分にこそ、スタイリストとしてのセンスを発揮していくチャンスとなります。スタイリストになって実力を発揮したいという意欲があるなら、ちょっとした部分にまでこだわる気持ちを大切にしましょう。
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