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幼児食の味付けはどうする?基本と注意点をおさえよう

子どもは歯が生えそろってくると、徐々に大人と同じ食事が食べられるようになっていきます。そうなると、子どもに食べさせる幼児食は、大人と同じ味付けでいいのかという疑問が出てきますよね。小さい子どの身体はまだ成長の途中であるため、味付けにもちょっとした配慮が必要です。

また、この時期に口にする味は、子どもの味覚形成にも大きな影響を与えると言われています。幼児食の味付けをしっかりと調整することは、子どもの健やかな成長を支えることにも繋がります。今回は、幼児食の味付けの基本や注意点について紹介します。

幼児食の味付けはどうする?基本と注意点をおさえよう

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幼児食の味付けの基本

幼児食の味付けはどうする?基本と注意点をおさえよう

まずは、幼児食の味付けの基本について紹介します。小さな子どもは味覚が敏感なうえに、内臓の機能も弱いため、味付けは食事全体のバランスを見ながらしっかり管理するようにしてください。

味付けは薄くする

幼児食の味付けは、薄味を心掛けましょう。ときどきであれば味が濃いものを食べても問題はありません。しかし、とくに2~3歳頃までは内臓がまだ発達の途中であるため、薄味を徹底するのが望ましいです。素材の味を感じられるくらいの薄味にして、いろいろな食べ物の味を教えることに重きを置いてください。 また、大人と同じ食べ物を与えるときは、子どもの分だけ薄味にするよりも、全体的に味を薄くするのがおすすめです。そうすれば、子どもの分だけ別に作る手間が省けますし、大人たちの健康管理にも役立ちます。子どももみんなが同じ味を食べていると理解すれば、「これが当たり前の味だ」と認識することができます。 どうしても味が物足りないと感じるときは、塩の代わりに酢を使うとよいでしょう。酢を使うと味にアクセントが出ますし、酢には食欲を高める効果も期待できます。

脂肪分が多いものは避ける

幼児食では、脂肪分が多い食べ物を与え過ぎないように気をつけてください。すでに触れたように、幼児食を食べる時期の子どもの内臓は発達段階です。そのため、脂肪分を摂取しすぎると、消化不良を起こす可能性があります。 また、脂肪分のとり過ぎが続くと子どもでも高血圧や糖尿病になるリスクがあるため注意しましょう。脂肪分を多く含む食べ物としては、ケーキやスナック菓子など子どもが好みやすい菓子類も含まれるため、きちんと管理する必要があります。 なお、肉や魚の油分が気になるときは、軽く湯がくと余計な油がお湯に流れ出るためおすすめです。ただし、やり過ぎると乾燥して食べにくくなるので調整しながら試してみてください。

辛い物を日常的に与えないようにする

子どもに与える食べ物のなかには、辛いものが混ざらないように注意しましょう。子どもは舌が敏感であるため、うっかり大人と同じ辛さのまま与えてしまうと強い拒否反応を示すことがあります。また、辛い食べ物は内臓に強い刺激を与え、消化不良を引き起こす原因となります。そのため、仮に子どもが辛い食べ物を好んで食べる場合でも、与える量は少なめに調整してください。 辛い調味料はさりげなく添えられていることが多いため、家庭で準備した食べ物以外を子どもが口にするときはとくに気をつけましょう。たとえば、市販のサンドイッチを食べるときはマスタードが含まれていないかチェックしたり、スーパーで買った惣菜の餃子のたれはあらかじめラー油が含まれているタイプかどうかよく確認したりすることが必要です。

幼児食の味付けで注意すべきこと

幼児食の味付けではほかにも、注意すべきことがあります。大人の食事を作るときには気にとめないようなことばかりですが、小さな子どもの幼児食にとっては重要なことです。

料理酒やみりんのアルコールに注意

大人と同じものが食べられるようになると、子どもはさまざまな調味料を使った料理を口にする機会が増えていきます。そこで注意したいのが、料理酒やみりんを利用する場合です。これらは料理用ですが、お酒なのでアルコールが含まれています。料理酒やみりんを使うときは、あまり入れ過ぎないように注意し、そのうえで十分に加熱してアルコールをしっかり飛ばすようにしましょう。

加工食品・化学調味料は極力避ける

幼児食として子どもに与える食べ物としては、加工食品や化学調味料は極力避けるべきです。加工食品や化学調味料は子どもの味覚を麻痺させる危険があります。忙しくてもインスタントラーメンを食べさせるのはやめて、きちんとした食事を手作りすることを基本としてください。また、和風だしなども市販の粉末状のものは使用せず、鰹節や昆布からだしをとるようにしましょう。慣れるまでは少し面倒かもしれませんが、こうすることで子どもは素材本来の味を知り、そのおいしさを学ぶことができます。 小さいうちはいろいろな食べ物の味を経験し、味覚を発達させていく大切な時期です。そのため、なるべく自然な食べ物の味をたくさん経験させてあげるようにしてください。

市販の惣菜の活用は必要なときだけにする

市販の惣菜は味が濃くつけられていることが多いです。そのため、幼児食としては市販の惣菜はあまりおすすめできません。しかし、どうしても忙しいと市販の惣菜に頼らざるを得ないこともあるでしょう。その場合は、市販の惣菜を熱湯で軽く茹でて余計な味付けを流すとよいです。茹でると味が薄味になるだけでなく、油分も流すことができます。 なお、市販の惣菜には化学調味料や保存料も含まれており、それらはお湯に通しても完全には取り去ることができません。そのことを忘れないようにし、市販の惣菜を活用するのはどうしても食事の準備に手が回らないときだけにしましょう。 また、惣菜と一緒に売られているような生野菜のサラダにも化学調味料や保存料が含まれています。さらに、ドレッシングの味は濃過ぎるものが多いですし、油が多く含まれていることもあります。サラダやドレッシングは湯に通すことはできないため、購入するのは控えたほうが無難です。

調味料はつけダレではなくかけダレにする

料理のなかには、調味料に食べ物を直接つけて食べるタイプのものと、食べ物に必要な量の調味料をかけて食べるタイプのものがあります。幼児食として子どもに与える食事では、基本的に、食べ物にあらかじめ適量の調味料をかけた状態で食べさせるようにしましょう。子どもが自分でタレをつけるとなると、適切な量に調整することが難しく、調味料を多くつけてしまうことが多いです。調味料は先にかけておくようにすれば、つけすぎを防止することができます。

幼児食では濃い味や強い刺激を避けて

幼児食では濃い味や強い刺激を避けて

小さな子どもに与える幼児食は、食べ物の量や種類だけでなく、味付けにも気を使うことが大切です。大人にとってはちょっとした違いでも、子どもにとっては大きな違いに感じることも多いです。子どもが口に運ぶものに対しては常に注意を払いましょう。

もともと大人が食べる食事について薄味を意識している家庭であれば、そのまま子どもに与えても問題ない場合もあります。一般的に、味付けは、東日本は濃いめ、西日本は薄めだと言われているため、そういった点も考慮しつつ普段の食事の味の濃さを判断してみてください。

幼児食の味付けを考えながら、大人の食事の味付けを見直すことは大切なことです。将来的には子どもは大人とまったく同じ食事を食べることになります。家族の食事の味付けを見直すことで、子どもにとっても大人にとっても健康的な食事を目指しましょう。

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