フラワーアレンジメント初心者向けの手順の紹介
記事更新日:2023年8月21日美しい花をフラワーアレンジメントで上手にまとめるためには、いくつか重要な手順を踏まなければなりません。とはいえ、特別な技術は必要なく、やり方さえ理解すれば初心者でも素敵なフラワーアレンジメントを作ることができますよ。
フラワーアレンジメントでは1からデザインを考えるため、工夫次第でオリジナルの作品を完成させることができます。今回は、初心者でもできるフラワーアレンジメントの簡単な手順について紹介します。

目次

イメージを決める

フラワーアレンジメント作りでは、最初のイメージが肝心です。どんな作品を作るか考えるところからはじめましょう。
イメージを膨らませる方法
「作品をイメージする」といきなり言われても、はじめはなかなか難しいですよね。イメージを決めるときは、本や雑誌でプロや上級者が作ったフラワーアレンジメントを参考にするのがおすすめです。とくに初心者のうちは、上手に作られたアレンジメントを真似するのが上達への近道です。自分が作りたいイメージに近い作品を見て、イメージを膨らませましょう。 また、イメージを膨らませるときは、色について考えることも大切です。好きな色を使うことにすると、よりイメージが湧きやすいです。さらに、花の色の濃淡も作品のイメージを決定づけるポイントになります。飾る場所やシーンをまでを想像しながら、イメージを決めてください。
イメージの出し方
ある程度イメージが膨らんだら、それを目で見て分かるかたちにしましょう。たとえば、参考にしたい写真をいくつか並べてみたり、簡単にスケッチで描いてみたりするのがおすすめです。頭のなかのイメージを確認することで、イメージがより具体的で明確なものになります。
色合わせを考える
フラワーアレンジメント全体のイメージが決まったら、花の色合わせをしましょう。花の色の組み合わせ方を考え、全体のバランスを整えます。
主役の花を決める
まずはアレンジの主役となる花を決めます。主役にするのは、花のかたちが特徴的なものや、存在感のある華やかなものにしましょう。
サブの花を決める
主役の花を引き立たせる、サブの花を決めます。サブの花の色は、主役の花の反対色にしましょう。色には色相という考え方があり、それぞれの色について反対色が決まっています。たとえば、青の反対色はオレンジ、黄色の反対色は青紫です。
奥行きを持たせる
主役の花とサブの花が決まったら、それぞれの色に近い同系色の花を入れ、作品に奥行きを出します。フラワーアレンジメントはバランスが重要であるため、全体を見ながら入れる量を決めましょう。
明るさを出す
明るさを出すために、白い花をプラスします。白い花も全体を確かめながら、バランスよく配置します。
全体を引き締める
最後に全体を引き締めるため、ダークカラーの花やグリーンを入れます。ほどよく配置することで、おしゃれな雰囲気を出すことができます。
花を生ける前に
フラワーアレンジメントのイメージが具体的になったら、実際のアレンジに使う花を準備します。
花材を考える
色合わせでイメージした色の花を用意します。主役の花やサブの花は決めやすいですが、全体のバランスを整えるために使う花は普段見慣れないものばかりで選ぶのが少し難しいかもしれません。 全体のバランスを整えるために使う花として、いくつかおすすめの花があります。まず、ラインフラワーと呼ばれる、茎のまわりに花がたくさんついている花です。線を強調しやすい花であるため、アウトラインを決めるのに役立ちます。デルフィニウム、ストックなどがこれにあたります。また、フィラーフラワーと呼ばれる、1つの茎から分かれた先に小花が咲く花もおすすめです。花と花の隙間を埋めて全体を調和させるのに向いています。カスミソウやミモザがこれです。 また、全体を引き締めるグリーンも忘れずに選びましょう。グリーンのかたちは横に広がっているものもあれば、縦に長いものもあります。グリーンも作品のイメージに合わせて決めてください。
花の留め方を考える
フラワーアレンジメントでは花をイメージどおりの配置で固定するために、花の留め方を考える必要があります。花の留め方は大きく分けて3つあります。
*花材の一部を使う
花の茎を切ったり、組み合わせたりすることで花を固定するという方法があります。1本の茎を切って花器の入れ口に渡す方法を「一文字留め」と言い、茎の本数を2本にして十字に渡す方法を「十文字留め」と言います。また、葉やつるを丸めてベースを作り、それに花をさすという方法もあります。
*剣山を使う
剣山は鋭いとげがついた金属の留め具です。花器に入れ、花をさしていきます。
*オアシスを使う
オアシスは、花をさすための固いスポンジのようなものです。花器の大きさに合わせてカットし、1日程度水につけてから使用します。
水揚げ作業をする
フラワーアレンジメントをするときは事前に、水揚げという作業をします。まず、余計な葉や傷んでいる花を取り除きます。次に、バケツなど大きな容器に水をはり、そのなかに花の茎を入れて先をカットします。そのまましばらく水につけておくことで茎が水をしっかり吸収し、花がより生き生きとした美しい状態になります。
花材を生ける際のコツ
花を生けるときはその順番が大切です。主役の花や全体の中心となる花から生けましょう。そのほかの花はバランスに気をつけながら、メインの花のまわりを埋めるように入れていきます。また、作業の途中でときどき遠くから全体を見るようにすると、全体のバランスを整えやすくなります。
ボックスフラワーアレンジメント
はじめてのフラワーアレンジメントには、箱を使って作る「ボックスフラワーアレンジメント」もおすすめです。一般的なフラワーアレンジメントよりも気軽に作ることができますよ。
ボックスフラワーアレンジメントとは
ボックスフラワーアレンジメントとは、箱のなかに花を並べた作品のことです。平面的な作品で、すべての花が正面を向いているのが特徴です。箱に収まっているため、プレゼントとしても人気が高いです。
ボックスフラワーアレンジメントのメリット
ボックスフラワーアレンジメントは、「平面のアレンジ」であるという点にたくさんのメリットがあります。一般的なフラワーアレンジメントを作るときは立体的にデザインを考えなければなりませんが、ボックスフラワーアレンジメントは平面であるため花の配置を考えるのが簡単です。また、花の数もそれほど多くは必要ないため、コストをおさえて製作することができます。
はじめてのフラワーアレンジメントを楽しむために

フラワーアレンジメントを作る過程では気をつけるべきことが多いため、難しいと感じる人もいるかもしれません。とはいえ、それぞれに花を美しく見せるための理由があります。それを理解したうえで作品作りをすると、手順も覚えやすくなります。
また、フラワーアレンジメントには、今回紹介した一般的なアレンジ方法やボックスフラワーアレンジメント以外にもさまざまなアレンジ方法があります。アレンジの幅が広く、自分次第でいろいろな楽しみ方ができるのがフラワーアレンジメントの魅力です。
フラワーアレンジメントができるようになると部屋に花をおしゃれに飾ったり、プレゼント用の花を自分で用意したりできますよ。あなたのセンスを生かして、フラワーアレンジメント作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。
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