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フラワーアレンジメントに必要な道具と選び方!

フラワーアレンジメントを楽しむには、適切な道具を揃えることが重要です。
初心者でも美しい作品を作るためには、基本的な道具の選び方と使い方を理解しておく必要があります。
花はそのままでも美しいですが、フラワーアレンジメントにするとより華やかになって素敵です。フラワーアレンジメントは難しいイメージがあるかもしれませんが、コツを掴めば自分でも作ることができますよ。
フラワーアレンジメントに必要な道具について、あると便利なものをあげればキリがありません。しかし、最低限必要な道具を用意するだけでも、十分立派なフラワーアレンジメントを完成させることができます。今回は、フラワーアレンジメントに必要な道具とその選び方について紹介します。

フラワーアレンジメントに必要な道具と選び方のポイント

フラワーアレンジメントの基礎道具

フラワーアレンジメントは、美しい花々を巧みに組み合わせて、視覚的に魅力的な作品を創り上げる芸術です。 そのためには、適切な道具を揃えることが成功の鍵となります。 ここでは、フラワーアレンジメントに欠かせない基礎道具について詳しく解説します。

必須アイテム:花ばさみの選び方と使い方

花ばさみは、フラワーアレンジメントにおいて最も基本的かつ重要な道具の一つです。 適切な花ばさみを選び、正しく使うことで、花の鮮度を保ちながら、美しいアレンジメントを作ることが可能になります。

効率的な切り方とメンテナンス

花ばさみを使用する際には、効率的な切り方を知っておくことが重要です。 切り口を斜めにカットすることで、花がより多くの水を吸収できるようになります。 また、花ばさみの刃が鋭利であることが必要です。 鈍った刃では、茎が潰れやすく、水の吸収が妨げられることがあります。 そのため、定期的なメンテナンス、例えば刃の研ぎ直しや消毒を行うことで、花ばさみの性能を維持し、長持ちさせることができます。

適切な花ばさみの種類と用途

花ばさみには様々な種類があり、それぞれの用途に応じた選び方が求められます。 例えば、バラのような硬い茎を持つ花には、しっかりとした刃の強度を持つ花ばさみが適しています。 一方、デリケートな花びらを持つ花には、細かなコントロールが可能な小型の花ばさみが向いています。 花の種類やアレンジメントのスタイルに応じて、適切な花ばさみを選ぶことが、作品の完成度を左右するのです。

アレンジメントの核となる花器の重要性

花器は、フラワーアレンジメントの全体の雰囲気を決定づける重要な要素です。 適切な花器を選ぶことで、アレンジメントが一層引き立ち、視覚的なバランスが取れた作品を作り出すことができます。

花器の形状と材質の選び方

花器の形状は、アレンジメントのデザインに大きな影響を与えます。 例えば、高さのある花器は、縦に伸びるデザインに適しており、横に広がる低めの花器は、横に広がるボリューム感のあるデザインに適しています。 また、材質も重要で、ガラスの花器は清潔感や透明感を演出し、陶器の花器は温かみや重厚感を加えます。 作品のテーマや設置場所に応じて、最適な形状と材質を選びましょう。

花器のサイズがアレンジに与える影響

花器のサイズは、アレンジメントのバランスを左右します。 小さすぎる花器では花が溢れてしまい、逆に大きすぎる花器では花が少なく見えてしまうことがあります。 理想的なバランスを保つためには、使用する花の量や大きさに応じた適切なサイズの花器を選ぶことが重要です。 また、アレンジメントの高さと幅が花器の寸法と調和するように配慮することで、全体の美しさが引き立ちます。

フラワーアレンジメントの基盤:オアシスの使い方

オアシスは、フラワーアレンジメントの基盤となる重要な素材であり、花を固定しつつ水分を供給する役割を果たします。 オアシスの正しい使い方を理解することで、アレンジメントの持ちが格段に良くなります。

オアシスの種類とその特徴

オアシスには主に二つの種類があります。 まず、吸水性のオアシスは、生花用で、水を吸収して保持する能力が高く、生花の水分を維持します。 次に、ドライオアシスは、人工花やドライフラワー用で、水を吸収しない特性を持っています。 それぞれのオアシスは使用する花材やアレンジメントのスタイルに応じて選び、適切に使用することがポイントです。

水分管理とオアシスの長持ちさせるコツ

オアシスを長持ちさせるためには、適切な水分管理が欠かせません。 吸水性オアシスを使用する場合、しっかりと水を含ませることが重要です。 水が十分に染み渡るまで、オアシスを水に浸しておくと良いでしょう。 また、アレンジメントが完成した後も、定期的に水を追加することで、花の鮮度を保つことができます。 これにより、オアシスと花の両方が長持ちし、アレンジメントの美しさを長く楽しめます。

フラワーアレンジメントをより引き立てる補助アイテム

フラワーアレンジメントは、美しい花々を組み合わせて作るだけでなく、その魅力を最大限に引き出すための補助アイテムの選び方や使い方も重要です。 これらのアイテムを巧みに使いこなすことで、アレンジメントの質が向上し、見る人に感動を与えられます。 ここでは、スパニッシュモス、ラッピング用品、ワイヤーといった補助アイテムの活用法について詳しく解説します。

スパニッシュモスの魅力と活用法

スパニッシュモスは、フラワーアレンジメントにおいてナチュラルな雰囲気を加えるための優れた素材です。 その独特の質感と柔らかな色合いは、花の美しさを引き立て、全体の調和を生み出します。

スパニッシュモスの配置テクニック

スパニッシュモスを効果的に配置するためには、まずその役割を理解することが重要です。 スパニッシュモスは、花の間の隙間を埋めるだけでなく、花器の縁を覆うことで、アレンジメントに自然な流れを生むことができます。 例えば、低めの花器にスパニッシュモスを敷き詰めて、その上に花を配置することで、自然な丘のような風合いを演出できます。 また、高さのあるアレンジメントでは、花の足元をスパニッシュモスで覆い、見えない部分を隠すことで全体の一体感を持たせられます。

自然な見た目を演出するためのコツ

スパニッシュモスを使用する際のポイントは、あくまで自然に見せることです。 あまりにも均一に敷き詰めすぎると、人工的な印象を与えてしまいます。 そのため、モスを少しずつ手で引きちぎりながら、ランダムに配置するのが効果的です。 また、モスを湿らせて使用することで、柔らかくなり、扱いやすくなるため、形を整えやすくなります。 自然な湿度感を保ちながらアレンジメントを長持ちさせられます。

ラッピング用品で仕上げを美しく

フラワーアレンジメントの最終的な印象は、ラッピングによって大きく左右されます。 リボンや包装紙を使ったラッピングは、贈り物としての価値を高め、受け取る人に特別な感情を抱かせます。 適切なラッピング用品を選び、技術を駆使することで、アレンジメントが一段と引き立ちます。

リボンや包装紙の選び方

リボンや包装紙を選ぶ際には、アレンジメント全体の色合いやテーマに合わせることが重要です。 例えば、シンプルでエレガントなアレンジメントには、シルクのリボンや無地の包装紙が合います。 一方、カジュアルで明るいアレンジメントには、カラフルなリボンやパターン入りの包装紙がおすすめです。 また、リボンの幅や質感も考慮に入れると、より洗練された仕上がりになります。 太めのリボンは存在感があり、華やかさを加えますが、細めのリボンは繊細で上品な印象を与えます。

ラッピングテクニックの基本と応用

ラッピングにはいくつかの基本的なテクニックがあります。 まず、花束を包装紙で包む際には、茎の部分をきれいにまとめ、紙でしっかりと巻き付けることが重要です。 次に、リボンを結ぶ際には、中央にきれいな結び目を作り、リボンの両端を整えることで、見栄えが良くなります。 また、応用として、リボンを複数使って層を作ることで、立体感を演出したり、リボンの色を変えたりすることでコントラストをつけると、さらに魅力的な仕上がりになります。

ワイヤーの活用方法とその役割

ワイヤーは、フラワーアレンジメントの安定性を高め、形を整えるための不可欠なアイテムです。 見た目には目立たないものの、その存在によってアレンジメントの完成度が大きく向上します。 正しい使い方を知ることで、アレンジメントの自由度が広がります。

ワイヤーの種類と使い分け

ワイヤーには、さまざまな種類があり、それぞれ異なる用途に応じて使い分けることができます。 一般的なフローラルワイヤーは、細めで柔軟性があり、花の茎を補強するために使用されます。 より太めのワイヤーは、重い花や枝を支えるために使われ、アレンジメント全体の骨組みを形成する役割を果たします。 また、色付きのワイヤーは、見える部分に使うことでデザインの一部として機能し、アレンジメントにアクセントを加えることが可能です。

安定性を高めるためのワイヤー使い

ワイヤーを使用してアレンジメントの安定性を高めるためには、まず、花の茎にワイヤーを巻きつけて補強し、形を整えることが重要です。 また、アレンジメントの基盤となる部分にワイヤーを配置し、全体を固定することで、アレンジメントが崩れにくくなります。 さらに、ワイヤーを使って花の角度や向きを調整することで、より立体的でバランスの取れたデザインを実現できます。

フラワーアレンジメントの道具管理と保管

フラワーアレンジメントを楽しむ上で、道具の管理と保管は非常に重要な要素です。 適切な道具管理を行うことで作業効率が向上し、道具の寿命を延ばせます。 また、整理整頓された道具箱は、創造力を高め、ストレスのない作業環境を提供します。 ここでは、道具箱の選び方や効率的な整理術、そして道具を長持ちさせるための保管方法について詳しく解説します。

道具箱の選び方と整理術

フラワーアレンジメントに必要な道具を収納するためには、適切な道具箱を選び、整理整頓することが不可欠です。 道具箱の選び方や整理方法を理解することで、必要な道具がすぐに取り出せる環境を整え、作業のスムーズさを保ちます。

必要な道具を効率的に収納する方法

効率的な収納のためには、まず、使用頻度の高い道具とそうでない道具を区別することが重要です。 使用頻度の高い花ばさみやフローラルテープなどは、道具箱の上部や手前に配置することで、簡単に取り出せるようにします。 一方、シーズンごとに使用するデコレーション用のアイテムや特殊な花器などは、道具箱の底部や奥に収納します。 次に、道具箱の中を仕切りで分けることで、道具が混ざり合わず、見つけやすくなります。 引き出し式のケースや小分けのボックスを使用すると、小さな道具やパーツをきれいに整理できるため、上手く活用しましょう。 また、透明なケースを選ぶと、中身が一目でわかるため、道具の確認や取り出しがスムーズになります。

道具を長持ちさせるための保管方法

道具を長持ちさせるための保管方法も考慮する必要があります。 まず、花ばさみやナイフなどの刃物は、使用後すぐに乾いた布で拭き、錆を防ぐために専用のオイルでメンテナンスを行いましょう。 刃が鋭い状態を保つことで、花の茎をきれいにカットでき、花の吸水効率が向上します。 また、フローラルフォームやワイヤーなどの素材は、湿気を避けて保管することが重要です。 湿気が原因で素材が劣化することを防ぐために、乾燥剤を使用したり、密閉できる容器に収納したりすることが推奨されます。 さらに、グルーガンや接着剤などの熱を使う道具は、火気のない場所に保管し、使用後は必ず電源を切ることで安全を確保します。

アレンジメントを楽しむための道具の手入れ

フラワーアレンジメントの美しさを長く楽しむためには、使用する道具の手入れが欠かせません。 適切な手入れを行うことで、道具の寿命を延ばし、毎回のアレンジメント作業をスムーズに進められます。 ここでは、特に重要な花ばさみの手入れ方法と花器およびオアシスの清掃方法について詳しく解説します。

花ばさみの手入れとシャープニングの方法

花ばさみは、フラワーアレンジメントにおいて最も頻繁に使用される道具の一つです。 切れ味の良い花ばさみを保つためには、定期的な手入れとシャープニングが必要です。

錆びを防ぐための日常ケア

花ばさみは水分や植物の樹液に触れることが多いため、錆びやすい道具です。 使用後には必ず乾いた布で水分を拭き取り、樹液が付着している場合は、アルコールを含んだ布で拭き取ると効果的です。 また、保管時には、乾燥した場所に置くことを心掛け、湿気がこもるような場所を避けることが重要です。 さらに、定期的に防錆スプレーを使用することで、錆びを予防できます。 これにより、花ばさみの寿命を延ばし、次回の使用時にも快適に切り出すことができます。

刃を鋭く保つための研ぎ方

花ばさみの切れ味を保つためには、定期的な刃の研ぎが必要です。 まず、専用のシャープナーや砥石を使用して、刃を研ぐ際には、刃の角度を意識することが重要です。 一般的に、花ばさみの刃の角度は20〜30度が適しています。 研ぐ際には、刃を一定の角度で保ちながら、ゆっくりと研いでいくことが求められます。 研ぎ終わったら、刃の切れ味を確認し、必要に応じて微調整を行います。 最後に、研いだ後の刃は鋭くなっているため、取り扱いには十分注意し、安全に保管しましょう。

花器とオアシスの清掃方法

花器とオアシスは、フラワーアレンジメントの基盤を形成する重要な要素です。 これらの清掃とメンテナンスを怠ると、アレンジメントの品質が低下するだけでなく、花の寿命にも影響を与える可能性があります。 適切な清掃方法を知ることで、いつでも新鮮で美しいアレンジメントを楽しめます。

花器の汚れを防ぐコツ

花器の清掃は、花の美しさを保つために不可欠です。 使用後には必ず花器を洗浄し、残った水や花の茎の切れ端を取り除きます。 特に、花器の内側にはバクテリアが繁殖しやすいため、中性洗剤を使用してしっかりと洗うことが重要です。 また、洗浄後は乾燥させてから収納することで、カビの発生を防ぎます。 さらに、定期的に漂白剤を使用して消毒することで、清潔な状態を保てます。 これにより、次回のアレンジメントでも新鮮な花を長持ちさせることが可能です。

オアシスの再利用と処分方法

オアシスは、フラワーアレンジメントの花を固定し、水分を供給する役割を果たします。 しかし、オアシスは使い捨ての性質が強いため、再利用する際には注意が必要です。 再利用する場合は、前回の使用で劣化した部分を取り除き、清潔な部分のみを使用するようにしましょう。 また、オアシスが完全に乾燥していることを確認してから再使用することが重要です。 処分する際には、環境への影響を考慮し、適切な方法で廃棄することが推奨されます。 多くのオアシスは生分解性ではないため、自治体の指示に従い、適切に廃棄するよう心掛けましょう。

アレンジメント初心者におすすめのセットアップ

フラワーアレンジメントを始めるにあたって、初めてのステップは適切な道具のセットアップです。 初心者が無理なくアレンジメントを楽しむためには、基本的な道具を揃えることと、効率的な使い方を学ぶことが重要です。 ここでは、初心者におすすめの道具と、その使い方について詳しく解説します。

初心者が揃えるべき基本道具のリスト

フラワーアレンジメントを始める際には、いくつかの基本的な道具を揃えることが必要です。 これらの道具が揃っていれば、さまざまなアレンジメントを楽しめます。

コストパフォーマンスの高い道具選び

まず、コストパフォーマンスの高い道具を選ぶことが重要です。 初心者向けの道具としては、高価なプロ用のものではなく、手頃な価格で品質の良いものを選ぶと良いでしょう。 例えば、基本的な花ばさみは、適度なサイズで刃が鋭く、錆びにくい素材のものを選びます。 また、フローラルフォーム(オアシス)やフローラルテープ、ワイヤーなども基本的なアイテムです。 これらの道具はセットで販売されていることが多く、セットで購入することでコストを抑えられます。

最初に揃えるべき道具とその理由

具体的に最初に揃えるべき道具としては、以下のリストがおすすめです。 花ばさみ 花を適切な長さにカットするための必須アイテムです。 茎をつぶさずにきれいに切れるため、花の寿命を延ばすことができます。 フローラルフォーム(オアシス) 花をしっかりと固定し、必要な水分を保つ役割を果たします。 吸水性のあるものを選びましょう。 フローラルテープ 茎をまとめたり、ワイヤーを隠したりするために使用します。 柔軟性があり、使いやすいものを選ぶと良いです。 ワイヤー 花の茎を補強したり、形を整えたりするために使用します。 さまざまな太さのものを用意しておくと便利です。 花器 アレンジメントのデザインに応じた花器を選びます。 ガラス製や陶器製など、素材によって印象が変わるため、初心者にはシンプルで扱いやすいものがおすすめです。 これらの道具を揃えることで、基本的なアレンジメントを始める準備が整います。

スムーズに始めるためのアドバイス

フラワーアレンジメントを始める際には、道具を揃えるだけでなく、使い方をしっかりと学ぶことも重要です。 正しい使い方を知ることで、より美しいアレンジメントを作ることができます。

道具の使い方を学ぶための方法

道具の使い方を学ぶためには、まずは実際に手を動かしてみることが大切です。 簡単なアレンジメントから始めて、道具の扱いに慣れていくと良いでしょう。 また、インターネットや書籍で基本的なテクニックを学ぶことも有効です。 特に動画を活用すると、視覚的に理解しやすく、手順を確認しながら実践できます。 さらに、身近な花屋やアレンジメントをしている友人にアドバイスを求めるのも良い方法です。

初心者向けワークショップや講座の活用

初心者にとって、ワークショップや講座に参加することは非常に有益です。 プロの講師から直接学ぶことで、基本的な技術やコツを身につけることができるだけでなく、疑問点をその場で解消できます。 また、同じ興味を持つ人々と交流することで、新たなアイデアやインスピレーションを得ることができます。 初心者向けのクラスでは、簡単なアレンジメントからスタートし、徐々に難易度を上げていくため、無理なく学び進められます。

フラワーアレンジメントに必要な道具

フラワーアレンジメントに必要な道具と選び方のポイント

まずは、フラワーアレンジメントを作る際に必ず用意すべき道具について紹介します。はじめてフラワーアレンジメントに挑戦するときは、これらの道具をそろえましょう。

花ばさみ

フラワーアレンジメントでもっともよく使う道具は、花ばさみです。花の茎を切ったり、ラッピングを切ったりなど、花ばさみが活躍する場面は多数あります。フラワーアレンジメントでは、いろいろなものを切る必要があるため、花ばさみが傷みやすいという問題があります。そのため、花ばさみはできるだけ、用途によって細かく使い分けるのが理想です。花ばさみはの使いわけは、以下を参考にしてください。

*花の茎用

  フラワーアレンジメントの花ばさみとして、いちばんよく使うはさみです。花の茎は斜めに切ることが多いため、専用のよく切れるはさみを用意しましょう。花ばさみは100円ショップで購入することも可能です。はじめのうちはそういった安価なものでも構いませんが、フラワーアレンジメントのコツを掴んできたら、より花の茎を切りやすいはさみを購入するとよいでしょう。

*太い枝用

  フラワーアレンジメントでは柔らかい茎だけでなく、固い枝を切ることもあります。通常の花ばさみでは、固い枝は切りづらいことが多いです。はさみに無理に力を入れると、刃こぼれや歪みの原因になるため注意しましょう。また、茎のなかにも枝のように固くなっているものもあるため、そのようなときには固いものを切るのに向いているはさみを使用しましょう。

*ワイヤー用

  フラワーアレンジメントではワイヤーを切ることもあります。ワイヤーは、茎が長い花や細い枝を支えるために使うなど、アレンジの小道具として活躍します。ワイヤーは紙を切るためのはさみや花ばさみでは切りづらく、はさみを傷めてしまう可能性もあります。そのため、フラワーアレンジメントでは、ワイヤーを切るためのはさみも用意しておくのがおすすめです。 なお、フラワーアレンジメント用の花ばさみや太い枝を切るのに向いている刃の大きなはさみには、ワイヤーを切ることができるような工夫がされているものもあります。ほかのはさみを買うときに、こういった機能に着目して購入することができればお得ですね。  

*紙やセロハンなどのラッピング用

  ラッピングを切るためのはさみは、日常でよく使う文房具のはさみでOKです。よく切れるものを用意しましょう。

花器

  生花のフラワーアレンジメントでは、花器は何度も繰り返し使います。そのため、シンプルなものを1つ用意しておけば、どんなテイストのアレンジにも使用することができます。手持ちの花器が増えてきたら、少し変わったデザインのものを選ぶようにするといいでしょう。 ブリザードフラワーやアートフラワーでフラワーアレンジメントをするときは、アレンジのイメージに合わせて花器にもこだわりを持ちましょう。花器として販売されているものでなくても、アレンジが映えそうなものなら何でも構いません。花器も含めて1つの作品とみなされますから、素敵な花器を選んでください。

オアシス

  オアシスとは、花を生けるために使用する吸水性のスポンジのことです。花屋さんでも売っているため、フラワーアレンジメントをするときは必ず用意しましょう。なお、一度使ったものでも、あまり傷んでいなければ再利用することもできます。ただし、オアシスは一度乾くと使えなくなるため、再利用したいときは水につけた状態でとっておくようにしましょう。 また、オアシスがない場合は、銅線やアルミ製のワイヤーで花留めを作ることも可能です。銅線やワイヤーをくるくると丸めて、花器のなかに入れてください。これに茎を刺すことで花を固定できます。

あると便利な物

つぎは、フラワーアレンジメントをつくるとき、できれば用意しておきたいものを紹介します。用意してあると、ちょっとしたアレンジを加えることができたり、作業がしやすくなったりして便利なものばかりです。フラワーアレンジメントに慣れてきたら、少しずつ手持ちのアイテムに加えていくのがおすすめです。

スパニッシュモス

  スパニッシュモスは、パイナップル科の多年草です。フラワーアレンジメントでは、この細いひも状の草をモシャモシャとさせた状態でよく利用します。これを使うと、花やほかのグリーンには出せないおしゃれな雰囲気を出すことができますよ。

ラッピング用品

  フラワーアレンジメントはプレゼントとして贈ることも多いです。そのため、アレンジに合うような素敵なラッピング用品が手元にあると、いざというときに役立ちます。フラワーアレンジメントのメインはあくまでも花であるため、派手な柄がついているようなものは避け、無地で鮮やかな色のものがおすすめです。 また、自分で楽しむフラワーアレンジメントを作る際にも、アイディア次第ではラッピング用品を活用してもOKです。花の隙間にかわいらしいリボンを入れたりすると、よりアレンジが華やかでおしゃれになりますね。

ワイヤー

  ワイヤーは、茎が長い花や細い枝を使ったアレンジをするときに使用します。ワイヤーを使うことで花や枝の向きを自由に調整することができるため、アレンジの幅が広がります。 また、ブリザードフラワーやアートフラワーでフラワーアレンジメントを行うときは、ワイヤーを茎の代わりとして使用します。ブリザードフラワーやアートフラワーを使うときは必ず用意するようにしましょう。

道具箱

  フラワーアレンジメントを趣味として楽しむなら、専用の道具箱を用意するのがおすすめです。いろいろな種類のはさみやワイヤーといった小道具をすっきり収納しておけば、使いたいときにすぐ取り出すことができます。 また、フラワーアレンジメントを外に習いに出かけるときは、普段から持ち運びができる道具箱を使っていると便利です。道具を入れ替える必要がないため、準備がとても楽になりますよ。

道具を揃えてフラワーアレンジメントを楽しもう

道具を揃えてフラワーアレンジメントを楽しもう

フラワーアレンジメントには、揃えておくべき道具がたくさんあります。すべてを一度に揃えるのは難しいかもしれませんが、最低限必要なものから揃えていけばOKです。はじめのうちは、100円ショップなどで簡単に手に入るものでまったく問題ありません。
フラワーアレンジメントに慣れてくると、自分にとって使いやすいアイテムを選ぶことができるようになります。とくにフラワーアレンジメントの飾り付けは、工夫次第でいろいろなアレンジができるため、利用できそうなものはどんどん取り入れてみてください。手持ちの道具や飾りを増やしていくことで、アレンジの幅も広がります。オリジナルのフラワーアレンジメント作りを楽しんでくださいね。

まとめ

フラワーアレンジメントを成功させるためには、適切な道具を揃えることが重要です。 初心者は、花ばさみやフローラルフォーム(オアシス)、フローラルテープ、ワイヤー、花器といった基本的なアイテムを用意し、使い方を理解することで、美しいアレンジメントを楽しむことができます。 さらに、定期的なメンテナンスを行うことで、道具の性能を維持し、長持ちさせられます。

通信講座のSARAスクール編集部
心理カウンセラー資格やリンパケアセラピスト等の体系資格、食育資格などを扱うSARAスクール編集部が運営するコラムです。主に女性向けのキャリアアップやスキル習得を目的とした講座が多く、家事や育児と両立しながら学べる環境が整っています。資格取得を目的とした講座も充実しており、仕事や日常生活に活かすことが可能です。
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