フラワーアレンジメントをプレゼントする時の選び方とコツ
記事更新日:2024年6月11日花は贈り物の定番です。なかでも、華やかなアレンジを施すことができるフラワーアレンジメントはとくにおすすめです。フラワーアレンジメントは貰ってすぐに飾ることができるため、喜ばれることが多いですよ。
ただし、花はプレゼントとして贈るときは選び方が非常に重要です。選び方を間違うと相手との関係を悪化させる原因にもなりかねません。
そこで今回は、フラワーアレンジメントをプレゼントとして贈る際の選び方やそのコツについて解説します。
目次
花を贈る相手の状況を配慮しよう
花は相手の状況をよく考えたうえで贈るようにしましょう。花に詳しくない相手に贈るときや、お見舞いとして贈るときはより配慮が必要です。
相手が花の扱いに慣れていない場合
慣れていない人にとって、花の扱いは意外と難しいものです。そのような相手に花を贈るときは、なるべく世話が簡単なものを贈るのがマストです。 そういった点から考えると、フラワーアレンジメントは貰ったらそのまま飾ることができますし、手が掛からないため最適です。水やりの方法について簡単な説明を添えるとより親切ですね。
飾るスペースが限られている場合
お見舞いの際も、手入れが簡単なフラワーアレンジメントを渡すのがおすすめです。ただし、とくに病院の病室では花を飾るスペースも限られているため、コンパクトなものを贈るようにしましょう。 具体的には、360度から見るタイプより、一方向から見るタイプのほうがいいでしょう。フラワーアレンジメントは小さくても華やかなものが多いため、小さくても見栄えがいいものがたくさんあります。
花選びは花言葉をヒントにしよう
花にはそれぞれ花言葉があります。プレゼントの花選びに迷ったら、花言葉をヒントにしてみましょう。花言葉から花を選ぶと、自分の気持ちを相手に伝えるのにも役立ちます。なお、バラやカーネーションは色によって意味が違うため注意してください。
バラ(赤)
赤いバラの花言葉は、「熱烈な恋」や「あなたを愛しています」です。赤いバラは、情熱的な愛を示す花とされています。大切な人への愛の告白やプロポーズにはぴったりです。なお、108本の赤いバラを贈ると「結婚してください」という意味になります。
バラ(ピンク)
ピンクのバラの花言葉は、「かわいらしい」や「あたたかい心」です。ピンクのバラは見た目もかわいらしいため、年齢を問わず女性に贈るにはもってこいの花です。
バラ(白)
白のバラの花言葉は、「約束を守る」「相思相愛」「心からの尊敬」などです。白はブライダルカラーでもあるため、結婚を控えている時期のプレゼントにもおすすめです。
カーネーション(赤)
赤いカーネーションの花言葉は、「母への愛」です。母の日には赤いカーネーションを贈るのが定番です。日ごろの感謝の気持ちを込めて赤いカーネーションを使ったフラワーアレンジメントを送れば、プレゼントをより楽しんでもらえそうですね。
カーネーション(ピンク)
ピンクのカーネーションの花言葉は、「女性の愛」「感謝」「あたたかい心」です。母の日以外にお母さんに感謝の気持ちを伝えたいときは、ピンクのカーネーションで思いを伝えてみてはいかがでしょうか。
ひまわり
ひまわりの花言葉は、「憧れ」や「あなただけを見つめています」などです。目上の人に対して憧れの気持ちを込めて贈ったり、別れのタイミングで今後の親交を約束する意味で贈ったりすると素敵です。
花を贈る場合のNGポイント
花は、贈ってはいけないタイミングが決まっているものがあります。プレゼントとして花を贈る際は、必ず確認してから贈るようにしましょう。
菊は縁起が悪い
菊は仏壇に供える定番の花です。そのため、とくに年配の人のなかには、菊は縁起が悪いと考えている人が多いです。そのため、菊はプレゼントにはあまりおすすめできません。 ただし、仏花として使われるのは菊のなかでも白と黄色です。オレンジやピンクの菊であれば、アレンジのなかのワンポイントとして使用する分にはあまり神経質になる必要はありません。
鉢植えは「根つく」で「寝つく」を連想させる
お見舞いに鉢植えを贈るのはNGとされています。その理由は、鉢植えの植物には根があり、「根つく」すなわち「寝つく」ということば連想されるからだと言われています。
新築祝いに赤い花はNG
新築のお祝いとして赤い花を贈ってはいけません。赤い花からは華やかでおめでたい印象がしますが、新築祝いの場合は「火事を連想させる」ということでタブーとされています。 とはいえ、赤い花が好きな人は多いですし、あらかじめ相手の好みが分かっているような場合には赤い花を贈っても問題ありません。お祝いの気持ちを伝えることがもっとも大切です。
アジサイは不安定なイメージがある
アジサイはすぐに色が変化していく花であるため、「物事が安定しない」というイメージがあります。青のアジサイの花言葉は「冷淡」「無情」「高慢」といったネガティブなものであるため、プレゼントにはあまりふさわしいとは言えません。 しかし、アジサイのなかでもピンクには「元気な女性」、白には「寛容」といったポジティブな花言葉があります。梅雨の時期であれば、ピンクや白のアジサイは素敵な贈り物になりそうです。
白いカーネーションは故人を意味する
母の日に贈るイメージが強いカーネーションですが、白は亡くなった母親へ贈るものとされています。
花屋でプレゼントを上手にオーダーするコツ
花をプレゼントするときは、お花屋さんに相談するとさまざまなアドバイスをもらうことができます。困ったときはプロに頼りましょう。
あらかじめ目的や予算を伝える
お花屋さんで花を選ぶときは、はじめに目的や予算を伝えましょう。すでに紹介したとおり、花は贈る目的によって選び方が変わります。また、花によっても値段が異なります。あとから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためには、事前の情報共有が重要です。
相手の状況とイメージを伝える
お花屋さんに花選びを任せる場合は、花を贈る相手についてなるべく詳しく伝えることをおすすめします。性別や年齢、好み、雰囲気を伝えることで、より相手のイメージに合った花を選んでもらうことができますよ。
「持ち込み」をする場合は事前連絡
フラワーアレンジメント用の花器や、花と一緒に包装してほしいものがある場合は、事前に連絡を入れてそれが可能かどうか確認をとりましょう。お花屋さんによっては、持ち込みができないこともあるため注意が必要です。
イメージは色合いで伝える
フラワーアレンジメントの印象を決めるのは、全体の色合いです。そのため、少しでも贈りたいフラワーアレンジメントのイメージがあるときは、色合いを中心に説明するようにしましょう。赤や黄色といった色の名前を伝えるのはもちろんのことですが、濃淡についても一言添えることが重要です。
繁忙期を避ける
手の込んだアレンジを希望するときは、繁忙期を避けて依頼することが望ましいです。一般的なお花屋さんの繁忙期は以下のとおりです。お花屋さんによっても違うため、実際に依頼をするときは必ず確認をとりましょう。
【お花屋さんの繁忙期】
・1月・・・年始の数日間 3月・・・卒業式や人事異動の時期 5月・・・母の日までの間 8月…お盆 12月・・・年末
フラワーアレンジメントで素敵な贈り物を
見た目が華やかなフラワーアレンジメントは、贈り物にぴったりです。花を贈る理由と、花言葉や花に対するイメージをリンクさせれば、思いをより明確に伝えることができますよ。
せっかくの贈り物なら、こだわりを詰め込んだフラワーアレンジメントを渡したいですよね。フラワーアレンジメントは自分でも作ることができます。大切な人のために手作りのフラワーアレンジメントを贈ってみませんか。