このような指導をする上で欠かせないのが「食」の知識です。正しい情報を知っていることはもちろん、年齢ごとの違いをしっかりと把握した上で、好き嫌いの激しい子供や食事量に偏りのある子供、アレルギー体質の子供など、一人ひとりに寄り添った対応力が必要不可欠となります。「食育」を学ぶことで、成長段階や個別の対応についての知識が豊富になり、食における適切な判断ができるようになります。
食育の資格を取れば、家庭でもスムーズな食育活動ができるように!
おもに保育の現場で必要とされている食育の知識ですが、例えば以下のようなシチュエーションで、自身の子育てにおいても知識を活かすことができます。
子供に食の知識を適切に伝えられる
栄養について、子供にわかりやすく伝えられます。子供といっしょに料理をしたり、家庭菜園でいっしょに野菜を育てたりすれば、子供の食への興味を高めることもできるでしょう。
子供の年齢や体質、体格に合わせて最適な食事を用意することができる
食事は毎日のことだけに、偏食やむら食いなど、何かと頭を悩ませているママも少なくありません。また、子供の成長に伴って、どのくらい量を増やしていけばいいのか、栄養は足りているのかといった心配も出てきます。そんなとき食育の知識があれば、子供の年齢や体質、体格などに合わせて最適な食事を用意できるようになります。
生涯健康を維持するための基礎を作る
食育の知識を基に、小さいうちから規則正しく食べる習慣を自然と身に付けさせることができます。規則正しい食習慣は、生涯にわたって健康的な体を維持するための基礎となります。
アレルギー体質の子供にも安全でおいしい食事を提供できる
アレルギーは子供によって差異があるため、個々の対応が必要となります。また、口にできない食べ物があることで、毎日の食事がワンパターンになってしまったり、子供がおいしいと感じられない味付けになってしまったりするため、頭を悩ませているママは少なくありません。
そんなときに食育の知識があれば、子供のアレルギーに合わせた食事を、限られた食材でもおいしく仕上げることができるようになります。子供に食べる楽しさを味わわせてあげることができ、ママも苦労やストレスが緩和されて、家族の食卓がグッと楽しくなるはずです。
このほか、子供の食事に悩みを持つママ友に適切なアドバイスができたり、アレルギー体質の子供もいっしょに楽しめるホームパーティーを開いたりするなど、交友関係を充実させることもできます。自分の持っている知識で周囲の人の笑顔を生むことができれば、なおさら「食育を学んで良かった!」と実感できそうですよね。その喜びを仕事につなげ、食育をテーマにママ起業することも夢ではありません。