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狭い庭でもガーデニングはできる!いますぐできるアイデアを紹介

「広い庭があればガーデニングを楽しめるのに…」と思っていませんか。狭い庭でもガーデニングを行うのは十分可能です。ただし、狭い庭でガーデニングを楽しむためには、意識的に工夫すべきポイントがあります。空間を広く見せられるような植物の配置を行いましょう。

とはいえ、ガーデニングの専門的な知識がなければ難しいということはありません。コツを掴めば誰でも気軽に狭い庭で美しいガーデニングを行うことが可能です。今回は、狭い庭でも取り組むことができるガーデニングのアイデアについて紹介します。

狭い庭でもガーデニングはできる!いますぐできるアイデアを紹介

狭い庭でのガーデニングのポイント

狭い庭でもガーデニングはできる!いますぐできるアイデアを紹介

狭い庭でガーデニングを行うときは簡単な工夫を取り入れるだけで、最初にイメージしていた以上に植物を並べることができたり、素敵な印象にしたりすることが可能です。まずは、取り入れやすい工夫について紹介します。

レンガや椅子などで高さをだす

横の空間が狭いのであれば、縦の空間を有効活用しましょう。レンガを積み上げた部分や椅子のうえに鉢植えを置くと、それだけでも空間が立体的になります。とくに4つ足の椅子なら、椅子の下にも鉢植えなどを配置することが可能です。鉢植えを乗せず、ただ配置するだけでも庭のアクセントになるので、積極的に取り入れたいアイテムです。

壁を使って植物を飾る

縦の空間を使う方法としては、壁を利用するのもおすすめです。庭の中に壁となる部分がないような場合には、すのこを立てて壁を作ってみてください。この壁に、金具を使って植物の入った鉢などを引っ掛けると、たくさんの植物を縦の空間に並べることができます。ただし、すのこを立てる際は、すでにある塀の高さよりも高くならないようにしましょう。それ以上の高さのすのこを立ててしまうと、塀の高さが増すのと同じような効果が生まれます。そうなると、庭の狭さがより強調されることになるので、NGです。すのこを立てる目的は、あくまでも横の狭さをかき消すことなので、主張し過ぎない配置のしかたを考えてみてください。

収納棚に並べる

縦に植物を配置するなら、収納棚も活用できます。太陽の光を遮らないよう、隙間が多い棚を使用するとよいでしょう。鉢植えを棚に配置すれば、狭い庭でもたくさんの数の鉢植えを楽しむことが可能になります。また、ガーデニングに使用する移植ゴテなどちょっとした小物を収納するのにも役立ちます。とくに、イングリッシュガーデンを目指す場合などは、そういった雰囲気のある道具を用意していると、庭の印象をアップさせるアイテムとして活用することもできます。

玄関前や通路も活用する

庭が狭いなら、家の外の空間を最大限利用してみてください。玄関の前や庭につながる通路なども、アレンジ次第で素敵な庭に見立てることができます。ただし、あまりものを置きすぎると通りづらくなってしまうので、要注意です。通りやすさに注意して鉢植えなどを配置しましょう。また、道路と面している部分に何か物を置く際は、道路にはみ出して通行人の邪魔にならないよう気を配る必要もあります。

庭を広く豪華に見せるコツ

庭が狭い場合は、なるべく広く見せたいですよね。また、狭い空間ではどうしても小さくまとまった印象になりがちなので、できるだけ豪華な印象を出したいものです。そういった悩みを解消するコツについて紹介します。

花の配置を工夫する

花の配置を考えるときは、手前に背の低い花を置き、奥に高さのある花をもってくるようにするのがおすすめです。こうすることによって奥行きが強調されるので、庭がより広く見えます。背の高い植物がない場合は、レンガなどを積み上げることで高さを出すとよいでしょう。

目立つ花を取り入れる

庭の印象を豪華に見せたいなら、目立つ花を取り入れることも重要です。たとえば、赤や黄色など明るい色の花を積極的に取り入れるようにするとよいでしょう。また、めずらしい色や形をした植物を取り入れるのも効果的です。目を引くものがあると、庭の狭さに対する印象がおさえられるというポイントを覚えておきましょう。

一か所に集中して飾る

豪華な印象を出す方法としては、花を一か所に集中的に飾るという方法があります。花は1つでも素敵ですが、いくつも合わせるとかなり豪華な印象になります。こうすれば、庭を見る人の視点を花に集めることができるので、庭の狭さが感じにくくなるという効果も期待できるでしょう。同系色でまとめればインパクトがありますし、色の組み合わせ方に自信がなくても大丈夫です。反対に、さまざまな色の花を取り入れれば、アートのようなおしゃれな印象を出すこともできます。

狭い庭でできるガーデニングのアレンジ方法

狭い庭でもガーデニングは楽しめます。最後に、狭い庭でも取り入れることのできる、素敵なアレンジ方法について紹介します。なお、これら以外にも、アイデア次第でさまざまなアレンジをすることが可能です。こちらのアイデアを参考に、自分の庭に合ったアレンジ方法を考えてみるのもおすすめです。

多肉植物を大きめのプランターに寄せ植え

小ぶりな多肉植物は大きめのプランターに寄せ植えを行いましょう。こうすることによって、狭い庭の中でも多肉植物を目立たせつつ、コンパクトに飾ることができます。葉に厚みがあってぽってりとした印象の多肉植物は、複数を集めることでかわいらしさがより際立ちます。

カラフルな小鉢に1種類ずつ植えて飾る

狭い庭のガーデニングを美しく見せるためには、小鉢などガーデニングのアイテムにこだわることも大切です。カラフルな色の小鉢にそれぞれ違った種類の植物を植えて飾れば、明るく素敵な印象になるでしょう。花の色に合わせたり、反対にランダムにしてみたり、組み合わせ方は工夫次第です。

垂れ下がる植物を吊るしておく

狭い庭のガーデニングでは、縦の空間を利用することが重要です。そのため、ツルなど垂れ下がる植物を吊るすのもおすすめです。垂れ下がる植物があると、自然に縦の広さを強調することができます。すのこなどで作った壁に植物のツルを絡ませておけば、自然と伸びていきます。

狭い庭でもガーデニングを思い切り楽しもう

狭い庭でもガーデニングを思い切り楽しもう

ガーデニングは狭い庭でも楽しむことが可能です。ちょっとした工夫を取り入れることで、庭を広く見せることもできるようになります。狭い庭はどうしても窮屈な印象になりがちですが、縦の空間をうまく活用すればたくさんの植物をのびのびと育てることも不可能ではありません。なお、狭い庭にも利点はたくさんあります。狭ければ配置できる植物が必然的に少数になるため、世話をする手間も少ないです。また、ガーデニングに必要なものも少なくて済むので、低コストで始めることができます。もちろん、庭にテーブルなどを配置するのは難しいですが、室内の窓際にテーブルを持ってくれば、庭を楽しみながら休憩することが可能です。

狭い庭のガーデニング方法を工夫して、オリジナルの素敵な空間を作ってみてはいかがでしょうか。今回紹介した方法なら、中庭や外のちょっとしたスペースやベランダにも応用することができます。バランスが難しいと感じる場合は、簡単にできそうなものから少しずつ取り入れてみてください。美しい花や植物は、疲れているときもそっと心を穏やかにしてくれる癒しの存在となるはずです。