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DIYに必要な工具・道具の種類と選び方

DIYに興味があっても、「どんな道具を準備したらいいか分からない」という人も多いのではないでしょうか。DIYでは、材料を切ったりくっつけたりする作業が多く発生するため、専用の工具や道具をしっかり取り揃える必要があります。とはいえ、はじめから高価なものを揃える必要はないので、心配しなくても大丈夫です。

今回は、DIY初心者が用意すべき工具や道具について説明します。あれば作業が楽になるものについても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

DIYに必要な工具・道具の種類と選び方

はじめに用意したいおすすめ工具・道具

DIYに必要な工具・道具の種類と選び方

DIYをはじめるときは、基本的な工具・道具を一通り揃えましょう。最初は100円ショップで買えるような安価なものでも構いません。DIYに取り組んでみて少し慣れてきたら、より使い勝手のよい道具に変えていくようにするとよいです。

電動ドライバー

電動ドライバーは、DIYの必須アイテムです。電動ドライバーは大きく分けて、小型電動ドライバー、インパクトドライバー、ドリルドライバーの3つがあります。はじめて電動ドライバーを購入するときは、小型電動ドライバーがおすすめです。インパクトドライバーやドリルドライバーは初心者にとっては扱いが難しく、ネジ山をつぶしたり、手に傷をつけたりする恐れがあります。小型電動ドライバーならサイズが小さくて軽量なので、女性でも無理なく使用することができます。

サシガネ

サシガネは物作りに欠かせない、L字型の定規のことです。平行な線を正確に引くために使用します。DIYでは寸法をはかる場面が多くあり、サシガネはとても重宝します。寸法はミリ単位で細かく測る必要があるため、サシガネは歪みがないものを使用してください。サシガネがないときは、作るものにもよりますがステンレス製の30cmモノサシを用意すれば代用できる場合もあります。

水平器

水平器はその名のとおり、ものが地面に対して水平になっているかどうか測るための道具です。水平だけでなく、垂直になっているかどうかも測ることができます。棚やテーブルの天板を取り付ける際に使います。比較的価格が安い、液体を利用して水平を測るタイプの水平器がおすすめです。マグネットがついているものだと、使いやすいでしょう。また、値段が高い水平器には、レーザーで水平具合を調べて自動的に印をつけることができるタイプもあります。

やすり

やすりは、「サンダー」とも呼ばれ、主に作品を仕上げる際に使用します。DIYでは、木材の断面や表面にやすりをかけて整える工程が必ずあります。やすりをかける理由は、手触りをよくしたり、面取りをしたりするだけではありません。木材にやすりをかけると、色をつけたときの色の乗り方も大きく変わります。 また、大きな家具にやすりをかけるときは、電動サンダーを使用すると便利です。とはいえ、電動サンダーは高価です。ホームセンターでレンタルできる場合もあるため、どうしても必要なときはこれを利用するとよいでしょう。

のこぎり

DIYでは、のこぎりが活躍します。大きな材料であればホームセンターでカットしてもらうこともできますが、ちょっとしたサイズの調整を行う必要が出ることもあるため、のこぎりは必ず用意しておきましょう。なお、のこぎりには木工用、金属用などさまざまな種類がありますが、DIYとしては木工用を購入してください。木工用ののこぎりには、両刃と片刃の2種類があります。初心者なら片刃タイプが使いやすいです。また、とくに女性には、刃渡りが短めになっているものを選んでみてください。

金槌

金槌は大きく分けて2種類あります。左右の槌の両方で打つことができるタイプと、片方が釘抜きになっているタイプです。初心者におすすめなのは後者ですが、釘を打つときは釘抜きの部分をほかの木材などにぶつけて傷をつけないよう注意してください。また、女性は小さくて軽い金槌を選びがちですが、そういった金槌は釘を打つときに強い力が必要になります。そのため、極端に小さい金槌は避け、釘を打ちやすい金槌を選びましょう。

カッター

カッターは大きめで切れ味がよいものを使いましょう。DIYで何かをカットするときは、カッターを使用する場合がほとんどです。もちろん厚みのある木材はのこぎりを使用しますが、2mm程度のベニヤ板であればカッターを使うのが基本です。

キリ

キリは、釘を打つ際の下穴をあけるときに使用します。下穴をあけずにいきなり釘を打ってしまうと、木材にひびが入ってしまうこともあるため、注意しましょう。

あると便利な道具

DIYでは、ほかにもあると便利な道具があります。なくても作業はできますが、あると作業効率が上がったり、作品をよりきれいに仕上げられるようになったりします。最初からすべてを用意する必要はありませんが、作業していて困ることがあればぜひ購入を検討してみてください。

ソーガイド

はじめてのDIYでは、のこぎりを使ってまっすぐに木材を切るのはとても難しいです。とくに、縦に長く切断しなければいけない場合は、線がどうしても曲がりやすく、それがとても目立ちます。そんなときに役立つのがソーガイドです。ソーガイドを使用すれば、初心者でも木材をまっすぐにカットすることができます。完成度の高い作品を目指したいなら、用意しておくと心強い道具です。

クランプ

クランプは、材料を固定するための道具です。材料をカットするときやネジをしめるときなどに重宝します。ほかにも、接着剤が固まるまでの間の圧着の補助に使用することもできます。とくに、1人で作業するときは、とても便利です。DIYの上級者のなかには、クランプを複数個所有している人もたくさんいます。

タッカー

タッカーは、いわば「壁用のホッチキス」です。布を壁に貼り付けたり、薄いベニヤ板どうしをくっつけたりする際に使用します。ワンタッチで固定することができるというのが便利な特徴です。また、小さな針を使うため、留め具が目立ちにくいのもポイントです。ホッチキスのような感覚で、手軽に使用することができます。

下地センサー

下地センサーとは、壁のなかのどこに柱があるのかを探すことができる機械のことです。たとえば、部屋のなかにハンモックを取り付ける場合は、この下地センサーを使用すると、ハンモックの取り付けが可能な位置を割り出すことができます。

補修用パテ

補修用パテは、木材の釘穴や傷、割れ目などを隠すために使用します。たとえば、誤った場所に釘を打ってしまった場合や、ほかのものに使っていた木材を再利用する場合に補修用パテがあると便利です。隠したい部分に塗布して少し時間が経つと硬化します。硬化後は、ほかの部分と同じように切断や塗装、やすりがけを施すことも可能です。

必要な工具や道具を揃えてDIYデビューしよう

必要な工具や道具を揃えてDIYデビューしよう

DIYをはじめるには、まずは必要な工具や道具を揃えることが大切です。道具は100円ショップで購入できるものも多いため、まずは一通り揃えることからはじめましょう。DIYの必須アイテムのなかには電動ドライバーのように少し値が張るものもありますが、最初は必要最低限の機能がついているものであればOKです。また、ホームセンターなどではDIYに必要な道具が揃ったセットも販売されているため、そういったものを利用すると工具や道具が一度に揃えることができて簡単です。必要なものを揃えて、DIYを楽しんでみてください。