デッサン用鉛筆って?選び方や扱い方についてチェック!
記事更新日:2023年8月21日デッサン用の鉛筆は、どのような特徴を備えているのでしょうか。デッサンをするなら、鉛筆にもこだわりをもつ必要があります。一般的な鉛筆とは勝手が違う部分もあるので、最初のうちに鉛筆の選び方や扱い方についても理解しておきましょう。
今回は、デッサン用の鉛筆の選び方や扱い方について説明します。デッサン用の鉛筆をこれから選ぼうとしている人は、ぜひ今回紹介する内容を参考にして適切なものを選べるようにしましょう。

目次

デッサン用鉛筆の種類
デッサン用の鉛筆としては、どのような種類があるのでしょうか。デッサンでは、基本的に普段字を書くために使用するのとは異なる専用の鉛筆を使用します。デッサン用の鉛筆としては、いくつか種類があります。そのため、それぞれ実際に使ってみて自分に合うものを選んだほうがいいでしょう。代表的なデッサン用の鉛筆の種類としては、ステッドラー、三菱、ユニ、ハイユニなどがあります。なお、ユニとハイユニを比べると、ユニよりもハイユニのほうが色の定着がよいとされています。
デッサン用鉛筆の濃さと硬さ
デッサン用の鉛筆を選ぶ場合、濃さや硬さもきちんと選ぶ必要があります。鉛筆の濃さや硬さは、記号によって表されています。ここでは、デッサン用の鉛筆で使用されることが多い濃さや硬さを表す記号を紹介します。まずは、よく使われている鉛筆の濃さや硬さを理解して、しっかりとデッサン用の鉛筆を選べるようにしましょう。
H
デッサン用の鉛筆のうち「H」は、「HARD」を表す記号です。ハードということは、つまり硬いということを表しています。Hの左側に数字がついていますが、数字が大きくなればなるほど薄くて硬い芯ということになります。デッサンでは濃くて硬い鉛筆を使うことが多いですが、表現方法によってはHの硬い鉛筆を適宜活用する場面もあります。
B
デッサン用の鉛筆としては、「B」を使用することも多いです。「B」は「BLACK」を表す記号であり、黒いという特徴を示しています。Bの左側についている数字が大きくなればなるほど、濃くて柔らかい芯であることを表しています。
F
デッサン用の鉛筆のうち、「F」は「FIRM」を表しています。ファームとは、「しっかりした」という意味です。HとHBの中間の濃さ・硬さの芯です。
順番に並べると?
デッサン用の鉛筆の濃さや硬さを表す記号を順番に並べると「10B、9B、8B、7B、6B、5B、4B、3B、2B、B、HB、F、H、2H、3H、4H、5H、6H、7H、8H、9H、10Hとなります。Fは、HBとHの中間に位置していることを忘れないように覚えておきましょう。
デッサン用鉛筆の持ち方
デッサン用の鉛筆は、持ち方にもさまざまな方法があります。デッサンではさまざまな線や陰影を表現するため、鉛筆の持ち方を工夫することが重要です。デッサン用の鉛筆の持ち方を工夫するというのは、具体的にどのような方法なのでしょうか。ここでは、デッサン用の鉛筆の持ち方としての基本について説明します。
寝かせて持つ
デッサン用の鉛筆をもつ場合、寝かせてもつ方法をまずは覚えましょう。寝かせてもつ方法としては、受け手持ちや順手持ちなどがあります。受けて持ちは、色の濃淡を出すのに役立ちます。順手持ちは広範囲を塗るのにおすすめです。それぞれ使い分けを大切にしてください。
長く持つ・短く持つ
鉛筆の持ち方としては、長く持つ方法もあれば短く持つ方法もあります。それぞれ実際に試してみて、力の入れ具合も考慮しながら身につけるのがおすすめです。
文字を書くように持つ
デッサンのために鉛筆をもつ場合でも、文字を書くときと同じように持つ方法もあります。これは、鉛筆持ちとよばれる持ち方です。鉛筆持ちをすると、鉛筆に力をかけやすくなります。そのため、筆圧が強い線を描くことが可能です。デッサンの表現方法のひとつとして身につけておくと、より表現の幅を広げるのに役立つでしょう。
デッサン用鉛筆の使い分け
デッサン用の鉛筆を使い分ける場合、どのようにすればいいのでしょうか。いろいろな手法があると分かっても、使い分ける場面が分からないという人も多いです。ここでは、デッサン用の鉛筆の使い分けについて紹介します。
基本の考え方
基本的な前提として、人によって筆圧やタッチの癖が異なっています。そのため、硬度の違いを使い分けると表現の幅を広げることが可能です。たとえば、筆圧が強い人は、少し硬めの鉛筆を使ったほうがいいかもしれません。
書き始め
デッサンの書き始めでは、基本的に硬い鉛筆は使用しないほうがよいでしょう。柔らかい鉛筆を使っていれば、画面も傷つけにくく、後からでも修正しやすいです。
使い分け
鉛筆の使い分けについて、柔らかい鉛筆、中くらいの鉛筆、硬い鉛筆のそれぞれについて見ておきましょう。まず、柔らかい鉛筆はすでに触れたとおり、最初の段階で使用するのがおすすめです。また、中くらいの鉛筆は最も使用頻度が多いとえるでしょう。さまざまなところに使用できます。ただし、使いすぎると調子や抑揚が単調になってしまうので、ほかの鉛筆も積極的に使うことを意識してください。さらに、硬い鉛筆は明るい調子の描き込みをしたり、陰影をつけたりするのに使用するといいです。
デッサン用鉛筆の削り方
デッサン用の鉛筆は、削り方にも注意点があります。最後に、デッサン用鉛筆の削り方について説明します。
基礎知識
デッサン用の鉛筆を削る場合、鉛筆削りは使わないほうがいいです。鉛筆削りを使う場合、芯を長く露出できなかったり、柔らかい芯は折れやすかったりというデメリットが多いです。そのため、デッサン用の鉛筆は基本的にカッターナイフで削っていきます。鉛筆は芯の横の部分を使って面を描くので、芯を長く出すのがポイントです。
鉛筆の削り方
鉛筆を削るときは左手で鉛筆を持ち、右手でカッターを持ちましょう。そして、木の部分にカッターの刃をあてながら、刃の反対側を左手親指で押します。木の部分を3~4cmほど削るのが目安です。そして、芯が1cmくらい露出したら、芯の先端部分をカッターでとがらせましょう。また、芯を紙にこすりつけつつ回転させてなめらかにするのも重要なポイントです。ただし、柔らかい芯であればあるほど長すぎると折れやすくなるので注意してください。加えて、カッターの切れ味がよすぎるとケガに繋がる恐れもあるので注意しましょう。
デッサン用の鉛筆の種類や特徴を理解しよう

デッサンを始めるなら、デッサン用の鉛筆の特徴についてもしっかり理解しておかなければなりません。デッサン用の鉛筆は一般的な鉛筆とは大きく異なるものです。そのため、選び方にもしっかりこだわったほうがいいでしょう。実際に使ってみながら、自分に合うものを選んでいくことも大切です。デッサン用の鉛筆にはさまざまな種類があるので、まずはそれぞれについてある程度きちんと把握することをおすすめします。デッサン用の鉛筆の種類や特徴を押さえておけば、実際にデッサンをするなかでも役立つ場面が多く出てくるはずです。デッサン用の鉛筆に愛着をもてば、さらにデッサンが楽しくなるでしょう。デッサン用の鉛筆はデッサンのための基本となる道具なので、まずはしっかりと理解することを大切にしておいてください。鉛筆についてしっかり理解し、学習やほかの道具の購入も進めていきましょう。
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