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ピラティスの呼吸法は難しい?特徴とやり方をレクチャー

ピラティスのトレーニングをおこなうときは、特別な呼吸法を実践する必要があります。呼吸はピラティスにおいてとても重要なものです。そのため、エクササイズをおこなう前に、まずは呼吸法をしっかりとマスターしなければなりません。正しい呼吸法をしなければ、ピラティスの効果を十分に発揮するのは難しいといえるでしょう。

今回は、ピラティスの呼吸法について正しいやり方を詳しく紹介します。ピラティスを始めるなら、まずは呼吸法をしっかりと身に付けましょう。正しい呼吸法のポイントにも触れるので、ぜひ参考にしてください。

ピラティスの呼吸法は難しい?特徴とやり方をレクチャー

ピラティスの呼吸法とは?

ピラティスの基本として重要なのが呼吸法です。ピラティスの呼吸法は少し特殊なものなので、ほとんどの場合は少し練習が必要です。ピラティスの呼吸法とはどのようなものなのでしょうか。まずはピラティスの呼吸法の概要をみてみましょう。

ピラティスで胸式呼吸

ピラティスでおこなわれる呼吸法は、胸式呼吸と呼ばれるものです。胸式呼吸をおこなうことで、ピラティスの効果がしっかりと発揮されます。ピラティスを始めるなら、まずは胸式呼吸をしっかりマスターすることが大切です。胸式呼吸は、ピラティスにおいてそれくらい重要なものだといえます。

慣れていないと難しい

胸式呼吸は、慣れていないとおこなうのが難しいといわれています。普段の呼吸と同じように思えるかもしれませんが、実際にやってみるとまったく違うものだということが分かります。そのため、ピラティスの胸式呼吸を身に付けるためには、しっかりと呼吸法の練習をしなければなりません。呼吸法を一度しっかりと身に付けてしまえば、あとはピラティスのエクササイズをおこなうことでしっかりとした効果を感じることができるはずです。最初は少し大変に感じられるかもしれませんが、それも最初だけなので早い段階での呼吸法のマスターを目指しましょう。

ヨガの呼吸法との違い

ピラティスとよく似ているといわれるヨガにおいても、呼吸法はとても重要視されています。しかしながら、ピラティスとヨガにおいては呼吸法に大きな違いがあります。ピラティスをおこなうなら、ヨガの時とは違った呼吸の仕方を意識しなければなりません。ピラティスとヨガの呼吸法の違いをしっかり理解して正しい呼吸ができるようにしましょう。

ピラティス=胸式呼吸

ピラティスでおこなう呼吸法は、すでに紹介したとおり胸式呼吸です。胸式呼吸には交感神経を刺激する作用があり、体全体にリフレッシュした気分を与えてくれます。また、姿勢の改善をサポートする効果ももっています。普段おこなう呼吸法とも違いがあるため、慣れるまでは少し対かもしれません。とはいえ、慣れて覚えてしまえば、後はそれを繰り返しおこなっていくだけでOKです。

ヨガ=腹式呼吸

ヨガでおこなう呼吸法は、腹式呼吸です。お腹に空気をたくさん吸い込むようなイメージで息を吸います。腹式呼吸には副交感神経を刺激する力があり、リラックス効果を生み出します。ピラティスの胸式呼吸とは違い、心身に深い安らぎを感じられるはずです。腹式呼吸については、普段の生活の中でも耳にしたり実践したりする場面があるかもしれません。そのため、比較的やりやすい呼吸法であるといえます。

胸式呼吸のやり方

ピラティスの胸式呼吸は、やり方がとても難しいです。慣れるまではなかなか正しい方法を実践できないかもしれません。そのため、しっかりと正しい胸式呼吸をおこないたいなら、まずは呼吸法の練習をしておきましょう。

呼吸でお腹を膨らませない

胸式呼吸をおこなうときは、お腹を膨らませないように注意しましょう。お腹ではなく、胸や肺のあたりだけに空気をため込むようにします。空気を肋骨よりも上の部分に集中的に入れるイメージをもち、胸全体を膨らませるようにします。胸の横や後ろも確認して空気が入っていない部分があれば、そこにもしっかりと空気を送り込むように意識してください。

横隔膜を上下させる

胸式呼吸をするときは、横隔膜を上下させて空気をしっかり出し入れするようにしましょう。空気を吸うときはめいっぱい吸い、吐き出すときはすべてを吐き切るのが重要なポイントです。慣れるまでは感覚をつかむのが難しいですが、少しずつ実践してイメージを覚えていきましょう。

肋骨を動かす

胸式呼吸においては、肋骨がとても重要な役割を果たします。胸式呼吸に慣れていないうちは、肋骨を触りながら空気の出入りの様子をチェックしていきましょう。肋骨よりも下のお腹に空気が入ってしまわないよう、目印にすることも大切です。

意識するポイント

胸式呼吸はとても難しいため、マスターするにはいくつかポイントをおさえることが大切です。ここでは、うまく胸式呼吸をおこなうためのポイントをいくつか紹介します。胸式呼吸の練習をおこなうときは、これらのポイントを確認して胸式呼吸がしっかりできているかチェックしましょう。

吸った倍の時間をかけて吐き出す

胸式呼吸をするときは、息を吸ったときにかけた倍の時間を使って息を吐きだしていきます。たとえば、ゆっくりと息を吸った場合はそれと同様にゆっくりと息を吐きだします。この比率を必ず意識して呼吸をおこなっていきましょう。

マスターするまで手で確認しながらおこなう

胸式呼吸は正しくできているかが自分でもわかりにくいです。そのため、胸式呼吸をしっかりとマスターするまでは、手で肋骨を触って確認しながらおこなっていきましょう。手で体を触れば、空気の出入りの様子をしっかりと把握することができます。呼吸がきちんとできていないままピラティスを始めても正しい効果は出ないため、まずはしっかりと肋骨に手を当てながら正しい呼吸法をマスターすることを目指しましょう。

胸式呼吸と腹式呼吸は目的に合った使い分けがポイント

胸式呼吸と腹式呼吸はそれぞれに違った効果があり、どちらがよりよいということはありません。そのため、胸式呼吸と腹式呼吸は場面によって使い分けることも大切です。もちろん、ピラティスをおこなっている最中は胸式呼吸が基本です。とはいえ、ピラティスが終わったあとのリラックスタイムでは、腹式呼吸をおこなうことでしっかりと体をリラックスさせることができます。両方を正しくできるようにすることを最終的な目標とするとよいでしょう。

ピラティスでは呼吸がとても重要!

ピラティスでは呼吸がとても重要!

ピラティスをおこなうなら、呼吸法がとても重要です。呼吸法をしっかりマスターしないままエクササイズを始めても、効果はなかなか感じることができないでしょう。そのため、ピラティスを始めるならまずは呼吸法の練習から始めることをおすすめします。呼吸法をきちんと身に付けることができれば、ピラティスをおこなっている最中もよりすがすがしい気分でエクササイズできるはずです。呼吸は体を動かすうえでとても大切な部分なので、決しておろそかにすることなく、正しいやり方を覚えるようにしてください。

呼吸法をマスターしてピラティスに取り組んでいけば、徐々にエクササイズの効果をしっかりと感じることができるはずです。せっかくエクササイズを始めるなら、やはりしっかりとその効果を感じたいですよね。呼吸法をしっかり身につけて、ピラティスの効果をきちんと感じてみましょう。