ピラティス資格はどこがいい!初心者から無理なく資格を取得する方法
記事更新日:2024年6月11日体への負担が少ない動きで、しなやかな筋肉を作るのに役立つピラティス。近年では、若い女性を中心に人気を集め、ピラティス専用のスタジオやスクールも増えています。
ピラティスに興味を持ったり実際に体験したりすることで、「ステップアップのためにピラティスの資格を取りたい」と考える人もいるでしょう。ここでは、ピラティスの特徴やメリットのほか、初心者から無理なく資格を取得する方法についてご紹介します。
目次
ピラティスはリハビリのために開発されたエクササイズ
ピラティスは、1920年代に、ドイツ従軍看護師のジョセフ・ヒューベルトゥス・ピラティス氏によって考案されたエクササイズです。元々は、第一次世界大戦時に負傷した兵士の、リハビリのために開発されました。その後、体幹やインナーマッスルを鍛え、体全体のバランスを整えるエクササイズとして発展したのです。
世代や体力を問わず無理なく取り組める
ピラティスは、筋肉に負荷を与えて鍛えるものではないため、世代や性別、体力を問わず取り組むことが可能です。ケガや病気からの回復を目的に開発されたエクササイズということもあり、リハビリの一環としてピラティスを取り入れている施設もあります。
健康・美容志向の高い人から注目が集まっている
インナーマッスルを鍛えるピラティスは、基礎代謝の向上を促し、カロリーを消費しやすい体づくりに役立ちます。同時に姿勢が整えられ、血行不良や骨盤の歪みなどの改善につながるのです。激しい動きも必要ないため、健康や美容に対する意識の高い女性を中心に注目されています。
ピラティスとヨガの違い
ピラティスと混同されやすいものに、ヨガがあります。ヨガは、主に心の安定を得ることを目的に、呼吸やポーズ、瞑想を組み合わせて心身の緊張をほぐしていきます。 一方のピラティスは、体に負担の少ない動きで体幹を強化し、美しくしなやかな筋肉をつけることを目指すものです。
ピラティスの種類
ピラティスには、大きく分けて「マットピラティス」と「マシンピラティス」の2種類があります。それぞれの内容について見ていきましょう。
マットピラティス
マットピラティスは、マットの上で行うピラティスで、スタジオやフィットネスクラブで行われています。必要に応じてバランスボールなどの道具を用いることもありますが、基本的にはマットさえあれば自宅でも手軽に行うことが可能です。
マシンピラティス
マシンピラティスは、ピラティス専用のマシンや器具を用いて行うエクササイズです。マシンを使うことで、ピラティス初心者や高齢者、体に不調がある人にも、それぞれ効果的なトレーニングが可能になります。
ピラティスに関する資格を取得するメリットとは?
ピラティスを学び、ピラティスに関する資格を取得すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。ピラティスの主なメリットには、下記のようなものがあります。
ピラティスインストラクターとして活動できる
ピラティスに関する資格を活かし、ピラティスインストラクターとして活動することが可能です。ピラティスの基礎から専門スキルまでを身に付けたプロとして、多くの人に正しく効果的な実践方法を伝えることができます。
仕事の幅が広がる
ピラティスは、アスリートのパフォーマンス向上や医療現場でのリハビリなどにも活用されています。資格を取得することで、スタジオやフィットネスクラブ以外にも、多様な活躍の場が開けるでしょう。健康や美容をテーマとしたイベントでピラティスを伝えたり、セミナーやカルチャースクールで講師活動を行ったりすることも可能になります。
ピラティススクール開業を目指せる
若い女性を中心に、健康と美容のためピラティスを始めたいという人が増えています。取得した資格とスキルを活かして独立し、自宅やスタジオでピラティス教室を開業することも可能です。マットピラティスであれば、特別な道具は必要ありません。自宅の一室を利用した教室であれば、副業にもおすすめです。
ピラティスの知識を学ぶ方法は?
ピラティスに関する資格を取得するには、資格によって難度も異なるため、「どんな資格を目指したいか」「資格を取った後、どのように活かしたいか」をよく考えることが大切です。
ピラティスの資格を取得するために学ぶには、主に下記のような方法があります。
専門の養成スクールや養成講座に通う
ピラティススクールに通って専門知識を学び、資格取得を目指すことができます。国際資格など、資格の種類によっては、専門のスクールで所定のカリキュラムを修了しないと取得できないものもあります。仕事や家事、育児と両立したい場合は、無理なく通学できるよう、検討することが必要です。
ピラティススタジオやスポーツクラブに就職する
ピラティススタジオやスポーツクラブ、フィットネスクラブは、資格のない未経験の状態でも就職が可能です。「ピラティスインストラクターとしてレッスンを担当できるようになりたい」という意欲があれば、レッスンのアシスタント業務などを通して経験を積むことができたり、職場が資格取得をサポートしてくれたりすることもあります。
本などで独学する
本やインターネットで独学して、資格取得を目指す方法もあります。自分のペースで勉強ができ、費用も抑えられますが、モチベーションの維持に難しさを感じる場面があるかもしれません。また、プロにアドバイスを受けたり不明点を質問したりすることができないため、気付かずに誤った方法を習得してしまう可能性もあるでしょう。
通信講座で学ぶ
ピラティスに関する資格の中には、通信講座で取得できるものもあります。基礎から実践まで無理なく学べるようカリキュラムが工夫されているので、初心者でもスムーズに資格を目指すことが可能です。
ピラティスに関する資格とは?
最後に、通信講座で取得できるピラティスに関する資格のうち、代表的なものを紹介します。
ピラティスセラピスト
ピラティスセラピストは、日本メディカル心理セラピー協会(JAAMP)の認定資格で、ピラティスの基本原則を理解し、集中力、体の動かし方、呼吸法、心のコントロール方法などを習得していることが証明されます。睡眠や食事、姿勢など、日常生活で意識すべきことについての知識も身に付きます。
ピラティスインストラクター
ピラティスインストラクターは、日本インストラクター技術協会(JIA)が認定する資格です。屈曲や伸展のほか、肩や手足の運動など、ピラティスの基本的な動きと効果についての理解が求められます。一人ひとりに合ったエクササイズの種類やピラティス後のストレッチなど、実践的な知識を身に付けた人に認定されます。
ピラティスに関する資格を取得して美と健康を手に入れよう
ピラティスは、激しい運動や負荷のかかったトレーニングは行わないため、運動が苦手な人や体力に自信のない人でも安心して取り組むことができます。
ピラティスに関する資格を取得すれば、自分や家族の健康に役立つ上、インストラクターとしての活躍の場も広がる可能性があります。ピラティスに関する資格は、専門スクールのほか通信講座でも取得が可能です。自分に合った方法でピラティスを学び、健康的で美しい体づくりを目指しましょう。