コーヒー器具の種類にはどんなものがある?
記事更新日:2023年8月21日コーヒーをいれるための器具にはさまざまなものがあります。基本的に必要な物から、あるとコーヒー通として自慢できそうな物までいろいろな種類があります。せっかくコーヒーを自分でいれて楽しむなら、道具にもこだわりをもちたいですよね。
コーヒーの器具としてはどのような物があるのでしょうか。考えてみると少し難しいと感じる方も多いはずです。今回は、コーヒーをいれるための器具の種類について紹介します。コーヒー好きな方は、この機会にぜひ必要な器具を一式そろえてみるのがおすすめです。
目次
コーヒーをいれるための基本の道具
コーヒーをいれるためにはさまざまな道具を使用します。コーヒーを自分でいれて楽しむなら、まずは基本の道具についておさえておくとよいでしょう。ここで紹介するものがあれば、おいしいコーヒーをしっかり楽しむことが可能です。コーヒーをいれるために必要な道具をそろえたいなら、まずはこれらの道具から用意しましょう。
コーヒーメジャースプーン
コーヒーメジャースプーンは、コーヒー豆をはかるために使用するものです。コーヒー1杯に使用する粉の量は10~12gといわれています。とはいえ、コーヒーメジャースプーンの規格はメーカーによっても微妙に異なることがあります。そのため、購入する際は、そのコーヒーメジャースプーンではかることができる分量についてきちんと確認しておくことが重要です。
コーヒーミル
コーヒーミルは、コーヒー豆を砕くための器具のことです。コーヒーを購入するときはお店で豆を挽いてもらうこともできますが、よりフレッシュなコーヒーの香りを楽しみたいならコーヒーをいれる直前に挽くのがおすすめです。家庭用のコーヒーミルには、手動のものと電動のものの2種類があります。コーヒーミルを活用すると手間はかかりますが、本格的な味を味わうことができます。
ドリッパー
ドリッパーは、フィルターを使用してレギュラーコーヒーを抽出する際に使用するものです。プラスチック製で黒い色をしているものが多いです。フィルターに合わせたかたちとなっています。
フィルター
フィルターは、コーヒーの粉を入れて抽出するために使用します。ドリッパーにセットして使用するのが基本です。ドリッパーとしては紙製のものが基本となっています。紙製のドリッパーは、使用後そのまま捨てられるので便利です。紙製のフィルターを使用するとコーヒーに含まれる油分が吸収されるので、すっきりとした味わいのコーヒーを楽しむことができます。
コーヒーサーバー
コーヒーサーバーは、抽出したコーヒーを入れるためのポッドです。ガラス製のものやステンレス製のものがあります。保温性を重視したいならステンレス製のコーヒーサーバーを選ぶのがおすすめです。注ぎ口がついているので、コーヒーサーバーからカップに注いでコーヒーを飲みます。
コーヒーを抽出するために使用する器具
コーヒーを抽出するために使用する道具としては、先ほど紹介したドリッパーやフィルターのほかにもさまざまなものがあります。こだわりをもちたいなら、ほかの器具を使用してみるのもおすすめです。ここでは、コーヒーを抽出するために使用できる代表的な器具についてみていきましょう。
フレンチプレス
フレンチプレスは、筒状のポットです。ここにレギュラーコーヒーの豆と熱湯を入れ、抽出が済んだら上からフィルターを沈めることでコーヒーが完成します。フレンチプレスは紅茶用というイメージが強いですが、本来はコーヒーをいれるために作られたものです。フレンチプレスのほかにも、「カフェプレス」「コーヒープレス」「ブランジャーポット」などさまざまな呼び名があります。
エアロプレス
エアロプレスは、空気圧を利用してコーヒーを抽出する道具です。注射器に似た入れ物にコーヒー豆とお湯を注ぐと、30秒から1分程度でコーヒーを抽出することができます。エアロプレスは2000年代になってから開発された、新しいコーヒーの抽出器具です。コーヒーを手早くいれられることから、注目が集まっています。
ネルドリップ
ネルドリップは、「フランネル」とよばれる生地でできた布製のフィルターを使用してコーヒーをいれる方法です。ドリップ式の抽出方法として初めて開発された方式でもあります。
ウォータードリップ
ウォータードリップとは、挽いたコーヒーの粉の上から冷たい水を少しずつ落としていくことで抽出する方法です。水を1滴ずつ落としていくのでかなり時間がかかります。「ダッチコーヒー」という呼び名でも広く知られています。
サイフォン
サイフォンはフラスコがついたコーヒーの抽出器具です。フラスコを加熱することでコーヒーが抽出されていきます。「バキュームコーヒーメーカー」という別名もあります。
コーヒー通が持つその他の道具
コーヒーを楽しむために使用する道具は他にもあります。絶対に必要というわけではありませんが、あるとよりコーヒーの奥深さを楽しむことができるアイテムばかりです。コーヒー通を目指すなら、少しずつ買いそろえていくとよいでしょう。
ミルクピッチャー
ミルクピッチャーは、コーヒーに入れるためのミルクやクリームを入れるための容器です。ミルクコーヒーが好きな場合は、ぜひ用意しておきたいアイテムです。なお、エスプレッソマシンについている、スチームノズルを使ってフォームドミルクを作る際に使用する専用の容器もミルクピッチャーと呼ぶことがあります。
ロースター
ロースターは、コーヒーを焙煎するための道具です。通常、コーヒー豆は焙煎された状態で売られていますが、より深みを出したい場合はさらに焙煎することで味わいを調整することが可能です。また、ロースターがあれば生のコーヒー豆を購入して、1から自分で焙煎することもできます。コーヒーの味わいは焙煎がとても重要なので、自分の好みに合わせて行えばオリジナルのおいしいコーヒーを入れることができるでしょう。
イブリック
イブリックは、トルコ式コーヒーを入れるための真鍮製の道具です。イブリックは「ジャズべ」とよばれることもあります。長い柄のついたひしゃくのようなかたちをしています。
コーヒーをいれるための器具にはたくさんの種類がある
コーヒーをいれるために使用する道具には、とてもさまざまな種類があります。基本的に必要な物だけでも、比較的たくさんの物を用意しなければなりません。そろえるときは少し大変ですが、一度購入してしまえば長く使うことができます。そのため、コーヒーを今後楽しんでいきたいという気持ちがあるのであれば、最初にしっかり道具をそろえておくことをおすすめします。いつでもおいしいコーヒーが飲めるとなれば、毎日の生活に楽しみが増えますよね。おいしいコーヒーが飲める環境は、毎日のオンオフのリズムを整えるのにも役立つはずです。
コーヒーの豆にはさまざまな種類があり、飲み方にもいろいろな種類があります。飲み方によっても必要な道具が変わることがあるので、好みの飲み方に合わせてしっかり道具をそろえておくことが重要です。きちんとした道具を使ってコーヒーをいれれば、気持ちとしてもコーヒーを飲むのがより楽しみになりますよね。味の違いにもよりこだわりをもちたくなるかもしれません。まずはコーヒーをいれるために必要な道具をしっかりそろえて、コーヒーを楽しめる生活を始めてみましょう。