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コーヒー豆の名産といえばどこ?それぞれの特徴をおさえよう

深い味わいを感じられるコーヒーは、ホッと一息つきたいときになくてはならない存在ですよね。そんなコーヒーには、複数の名産地があります。コーヒーは産地によっても味わいが異なるので、それぞれの違いをおさえることで自分好みのコーヒーを見つけやすくなるでしょう。

コーヒーの名産地としては、どういった場所があげられるのでしょうか。今回は、コーヒー豆の名産地について、それぞれの豆の特徴と合わせて紹介します。ぜひ好みのコーヒーを探してみてください。

コーヒー豆の名産といえばどこ?それぞれの特徴をおさえよう

コーヒー豆の産地

コーヒー豆の名産といえばどこ?それぞれの特徴をおさえよう

コーヒー豆についての知識について学ぶためには、コーヒー豆の産地について理解する必要があります。まずはその概要についてみてみましょう。

赤道付近のコーヒーベルト

コーヒー豆の産地は赤道の近くに集まっています。この地域は、北回帰線と南回帰線にちょうど挟まれている場所です。熱帯または亜熱帯気候で平均気温は20度以上あり、年間の降水雨量は1500~2000mm程度となっています。この一帯は「コーヒーベルト」という呼び方がされており、約60のコーヒー生産国があります。この中には、中南米やアフリカ、東南アジアなどさまざまな地域が含まれています。

産地によって味わいや香りが異なる

コーヒー豆の産地にはさまざまな国や地域があります。そのため、それぞれの産地によってコーヒーの味わいや香りは全く異なります。そういった特色を知ることで、自分の好みに合ったおいしいコーヒーを見つけることができるでしょう。コーヒー通を目指すなら、産地による違いをおさえることは必要不可欠だといえます。実際に飲んでみると、その違いは明らかです。さまざまなコーヒーを飲んでみて、お気に入りの品種を探しましょう。

ブラジルのコーヒー豆

コーヒー豆の産地としてはブラジルが有名です。ブラジルのコーヒー豆の特徴についてみていきましょう。

世界の約3分の1のコーヒーがブラジルで生産されている

ブラジルはコーヒー豆の生産量と輸出量がともに世界一だといわれています。世界の約3分の1のコーヒーはブラジル産です。コーヒーの発祥の地であるエチオピアからコーヒーが伝わったのはいまから約300年前ですが、そこから約100年後にブラジルは世界最大のコーヒー大国となりました。

日本で最も多く流通している豆

ブラジル産のコーヒー豆は世界でも最も多く流通しているので、日本でも一番多いのはブラジル産の豆です。そのため、日本人にとっても馴染みの深い安定感のある味わいとなっています。

雑味がなく調和のとれたテイスト

ブラジルのコーヒー豆は、全体的に品質が高いのが特徴的です。全体の約7割がアラビカ種となっています。ブラジルのコーヒー豆は品質の高さから、ブレンドコーヒーのベースとしてもよく活用されます。苦味と酸味のバランスがよく、誰でもおいしく飲むことができるコーヒーです。

グアテマラのコーヒー豆

コーヒーの産地としては、グアテマラも有名です。グアテマラのコーヒーはどのようなものなのでしょうか。特徴をみていきましょう。

コーヒー豆の栽培に適した土地

グアテマラの国土は日本の3分の1ほど大きさですが、コーヒーの栽培量は非常に多いことで有名です。グアテマラでコーヒーの栽培が盛んになったのは、ブラジルより少し後のことです。グアテマラのコーヒーは、ほとんどが山の斜面を利用して栽培されているという特徴があります。

フルーティーな香りが特徴

グアテマラのコーヒーの味は、甘みがあるのが大きな特徴です。比較的苦味は軽いので、飲みやすいコーヒーが多くなっています。フルーティーでフレッシュなコーヒーを楽しみたいなら、グアテマラのコーヒーがおすすめです。

コロンビアのコーヒー豆

コーヒーの奥深さを堪能するなら、コロンビアのコーヒー豆も忘れてはいけません。コロンビアのコーヒーの特徴について概説します。

国内でも地域によって味わいが異なる

コロンビアは地形や気候条件が地域によって大きく異なります。そのため、国内でも地域によってコーヒーの味わいが大きく異なるという特徴があります。「コロンビア国立コーヒー生産者連合会」が1927年に設立されて以来、飛躍的にコーヒー豆のレベルが向上しました。コロンビアのコーヒーは、世界的にみても知名度が高いです。

クセがなくマイルドなコーヒー

コロンビアのコーヒーは地域によっても味わいが異なりますが、基本的にはクセがないマイルドなコーヒーとなっています。完熟した豆を摘み取っているので、芳醇でやさしいコクを感じられる味わいです。コロンビアのコーヒー豆はグレードが高く、日本にも多く輸入されています。

インドネシアのコーヒー豆

インドネシアでもコーヒー豆の栽培が盛んです。苦めのコーヒーがお好きなら、インドネシアのコーヒーがおすすめです。

世界的に認知されたコーヒーの名産地

インドネシアもまた世界的に有名なコーヒーの名産地です。オランダ人がジャワ島にコーヒーを持ち込んだがきっかけとなり、コーヒーの栽培が始まったといわれています。

濃厚な苦味が特徴的

インドネシアのコーヒーは重厚感のある苦味が特徴的です。しっかりとした苦味を堪能したいなら、インドネシアのコーヒーはぴったりです。苦味が強い分、ミルクを入れても味が映えるのでしっかりとしたコーヒーの味わいを楽しみたいときに選ぶとよいでしょう。

エチオピアのコーヒー豆

エチオピアはコーヒーの原産国といわれています。そのため、当然ながらコーヒー豆の栽培が盛んです。古くからコーヒーが飲まれているエチオピアのコーヒー豆についてみてみましょう。

各地でコーヒーの栽培が盛ん

エチオピアはコーヒーが誕生した場所であり、古くからコーヒーが栽培されてきました。国民の5人に1人がコーヒー栽培に携わっているといわれているほど、コーヒーは人々の生活に根付いています。国民はとてもよくコーヒーを飲んでいるため、栽培されたコーヒーの4割はエチオピアで消費されているようです。

日本でも人気なモカコーヒー

日本でも人気の高いモカコーヒーは、エチオピアのコーヒーです。エチオピアのコーヒーは伝統的な製法で作られているため、コーヒー本来のおいしさを楽しむことができます。エチオピアのコーヒーはそういった背景から、世界的に高値で取引されていることが多いです。

コーヒー豆の産地は世界各地に存在する

コーヒー豆の産地は世界各地に存在する

コーヒー豆の産地は世界中にたくさんあります。基本的には、赤道の周りの温かい地域です。それぞれの気候や地形といった環境の違いによって、さまざまな特徴あるコーヒー豆が栽培されています。コーヒーのおいしさを味わうなら、そういった違いを理解して豆を選ぶとよいでしょう。同じコーヒー豆といえども、それぞれによって苦味やコク、香りは驚くほど異なります。そういった違いを楽しむことができれば、コーヒー通になることもできそうです。

おいしいコーヒーの中には少し値が張るものもあります。そのため、気になるものがあれば、まずはカフェなどで試しに飲んでみると気軽でよいでしょう。お気に入りの品種が見つかったら、実際に豆を購入して自分でいれてみるのもよいですね。家庭用のコーヒーメーカーは意外と安価なものも多いので、まずはそういったものからそろえるのもおすすめです。さまざまな国や地域のコーヒーを少しずつ試しながら、お気に入りの品種を見つけてみてはいかがでしょうか。