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「音楽療法インストラクター」とは?資格の概要や活かせる場について紹介

音楽療法の考え方を学べる資格として、「音楽療法インストラクター」があります。音楽療法インストラクターの資格があれば、音楽療法を必要とするさまざまな人に対して音楽療法によるアプローチをおこなうことができます。

音楽療法インストラクターとは、具体的にどのような資格なのでしょうか。今回は音楽療法インストラクターの資格について紹介します。資格の概要とともに、具体的に活かせる場についても触れるのでぜひ参考にしてみてください。

「音楽療法インストラクター」とは?資格の概要や活かせる場について紹介

「音楽療法インストラクター」ってどんな資格?

「音楽療法インストラクター」とは音楽について深い知識をもち、その役割を考慮しながら対象者に必要な効果を与えることができる資格です。音楽には人に対してさまざま効果をもたらす力があると言われています。その作用や効果をきちんと理解することにより、さまざまな影響をもたらすことが可能になります。音楽療法インストラクターの資格を取得すれば、そのような手法をきちんと理解したうえで効果を与えることができるでしょう。「音楽療法」はさまざまなところですでに活用されているため、音楽療法インストラクターの資格もいろいろなところで役立てることが可能です。

音楽療法とは

そもそも音楽療法とは、どのようなものなのでしょうか。音楽療法は20世紀のアメリカで生まれたケアの手法です。病院に入院している患者が音楽ボランティアの音楽を聴いたことにより、回復が早くなったことから音楽の力に注目が集まるようになりました。その後、音楽の効果を体系的にまとめ、音楽療法としての手法が確立されました。日本でもさまざまなところで音楽療法が取り入れられており、対象者の心身のケアに役立っています。

「音楽療法インストラクター」の資格は独学で取得できる?

音楽療法インストラクターになるためには、音楽やその影響についての深い知識が必要となります。そのため、独学で学ぶよりも通信講座などを受講して勉強を進めたほうがよいでしょう。音楽療法インストラクターの資格試験では、具体的にどのような知識が問われるのでしょうか。ここでは音楽療法インストラクターの資格取得に必要な知識について見てみましょう。

音楽療法とQOL

音楽療法インストラクターに必要な知識として、音楽療法がQOLにもたらす影響についての理解があげられます。QOLとは、ひとことで表現すると「人生そのものの質」ということになります。音楽を通して心身に刺激を与えることで、効果的にその人の満足度を高めることができます。そういった感覚は、QOLを向上させるために必要な要素です。

さまざまな音楽療法の手法

音楽療法には、さまざまな手法があります。たとえば、調整的音楽療法やイメージ誘導法などがあげられます。音楽療法インストラクターとして活躍するためには、これらをはじめとする音楽療法について、ひとつひとつきちんと理解しておかなければなりません。たくさんの手法があるため、すべてを理解するためには専門的な学習が必要不可欠となります。

音楽療法の対象と目的

音楽療法は、対象や目的もさまざまです。対象者の状況に合わせ、どのような音楽療法を実施すればいいか考えるのも音楽療法インストラクターの仕事のうちといえるでしょう。たとえば、個人音楽療法と集団音楽療法がありますが、どちらをおこなえばよいかについては、状況によって異なります。また、能動的音楽療法と受動的音楽療法といった分類もできますが、こちらについても音楽療法のそもそもの目的を意識して選ぶ必要があります。手法だけでなく、どのような人にどのようなことが必要なのかまで判断できる力が必要です。

音楽療法の利用方法

音楽療法は、さまざまな相手を対象にすることができます。大人だけでなく、子どもに対しても音楽療法は効果を発揮することが可能です。また、介護が必要な高齢者に対しても、音楽療法は大きな効果をもたらします。実際、介護施設でも、音楽療法は積極的に取り入れられています。

「音楽療法インストラクター」の仕事内容

音楽療法インストラクターは、具体的にどのような仕事をしているのでしょうか。仕事内容は、就職先によっても違いが見られます。音楽療法インストラクターの資格について勉強することで得られる音楽療法の知識やスキルは、医療機関や福祉施設などで役立てることが可能です。ここでは、音楽療法インストラクターの仕事内容に例を見てみましょう。

介護施設

介護施設は、音楽療法をおこなっているところも多いです。音楽療法は認知症に対しても効果的なアプローチができるため、特に高齢者向けの施設においてはケアのひとつとして実施されています。レクリエーションの一環として音楽療法がおこなわれていることも多く、高齢者を楽しませながら心身をサポートすることができます。

病院

音楽療法インストラクターの資格があれば、病院でカウンセラーの仕事をすることも可能です。心療内科や精神科などでは、患者の症状を改善するために、さまざまなケアの方法が必要とされています。心理学に関する他の資格も取得していれば、音楽療法インストラクターの資格とともに患者のために活かすことができるでしょう。

児童施設

音楽療法インストラクターの活躍の場は、児童施設にもあります。児童施設には、さまざまな問題を抱えている子どももいます。そのような子どもに対して音楽療法の知識を活用したアプローチをおこなえば、効果的に状況を改善することができるでしょう。子ども自身も楽しみながら音楽療法を受けることができるため、自然と音楽療法の効果を得ることができます。

音楽療法インストラクター認定試験の概要

音楽療法インストラクターの資格をとる場合、インターネットから申し込みができます。受験も在宅で可能なため、自分の都合に合わせて資格取得を目指すことが可能です。受験料は税込1万円となっています。音楽療法に関するさまざまな知識が問われ、7割以上の評価を受けられれば合格となります。

音楽療法インストラクターの資格を取得しよう!

音楽療法インストラクターの資格を取得しよう!

音楽療法インストラクターになれば、さまざまな場所で活躍できる可能性があります。もちろん、その分、音楽療法インストラクターにはさまざまな知識が必要です。音楽療法インストラクターの資格を取得できるレベルになるまでには、ある程度の時間をかけてしっかり知識やスキルを身につけることが求められます。音楽療法はたくさんの要素を含んでいるため、勉強は大変かもしれません。しかし、一度しっかりと知識やスキルを身につけることができれば、それを現場で効果的に活かすことが可能です。

音楽療法インストラクターの資格について勉強するには、通信講座を選ぶとよいでしょう。通信講座なら、自分の時間を有効活用しながら資格取得を目指せます。音楽療法インストラクターの試験も在宅で受験可能なため、勉強から資格取得まですべてを在宅でおこなうことができます。よって、仕事をしながら資格取得を目指す場合でも、無理なく勉強や試験の手続きを進めることができるでしょう。音楽療法インストラクターの資格を取得すれば、職種によってはキャリアアップや仕事の幅を広げることにもつなげることができます。音楽療法インストラクターの資格を取得して、より多くの人をサポートできるようにしましょう。