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猫のブラッシングはどうする?嫌がるときの対処法や正しいやり方は?

猫のケアとしてブラッシングはとても重要なものです。見た目だけでなく、猫の健康にとってもブラッシングは大切な役割をもっています。しかしながら、なかにはブラッシングを苦手とする猫もいます。その場合、どうしたらスムーズにブラッシングすることができるのでしょうか。

嫌がる猫のブラッシングをしっかりおこなうには、まずは嫌がる理由を知る必要があります。今回は、猫がブラッシングを嫌がる理由を確認したうえで、正しいブラッシングの方法について紹介します。

猫のブラッシングはどうする?嫌がるときの対処法や正しいやり方は?

猫がブラッシングを嫌がるのはなぜ?

猫にブラッシングをおこなっていると、嫌がることも少なくありません。それはどうしてなのでしょうか。猫がブラッシングを嫌がる理由はいくつか考えられます。ここでは、猫がブラッシングを嫌がる理由について説明するので、それぞれ確認しておきましょう。

触られたくない場所を触っている

猫には、どうしても触られたくない場所があります。猫は自分の身体について敏感なものです。もちろん、飼い主に触られることに慣れている猫であれば、どこを触っても大丈夫な場合もあるので、少し様子を見ることも大切だといえるでしょう。信頼関係ができ上がっていないうちは、どうしても猫が嫌がりやすいです。

長時間の拘束を嫌がる

猫はあまり長時間拘束されることを嫌がることが多いです。そのため、ブラッシングはサッと短時間で終わらせるのが基本となります。慣れないうちは時間がかかってしまいがちですが、猫が不快に感じることがないように配慮してあげましょう。

力加減が強く痛みを感じている

ブラッシングをおこなうときは、力加減も重要です。力加減が強すぎると、猫が痛みを感じてしまいます。また、場合によってはブラシが合っておらず痛みを感じている可能性もあるでしょう。

ケガや皮膚炎などで痛みを感じている

猫の体にケガや皮膚炎がある場合も、ブラッシングを嫌がります。傷にブラシが当たってしまっており、痛みを感じているためです。猫が過剰にブラッシングを嫌がるときは、ケガや皮膚炎がないかチェックするとよいでしょう。

嫌がる猫にブラッシングをするコツ

猫がブラッシングを嫌がる場合に上手にブラシをかけるにはどうしたらいいのでしょうか。嫌がる猫にブラッシングするには、いくつかコツがあります。ここでは、猫のブラッシングのコツを紹介します。

猫の好きな場所をマッサージ

猫がブラッシングを好まない場合は、まずは猫の好きな場所をマッサージしてあげましょう。こうすると、猫も気分がよくなって、意外とあっさりブラッシングを受け入れられることがあります。

少しずつ慣れさせ無理強いしない

猫がブラッシングを嫌がるときは、無理に強い力でおこなってはいけません。ブラッシングは確かに必要なものですが、無理やりやってしまうと猫がより一層ブラッシングを嫌いになってしまいます。そうなると、さらにブラッシングするのが難しくなるため逆効果です。少しずつ慣らしていくようにしましょう。また、一気に全身のブラッシングをするのではなく、できそうなときに少しずつおこなうのもよいです。さらに、猫が安心できるような保定を取り入れることも重要なポイントとなります。

寝ている時におこなう

ブラッシングをスムーズにおこなうには、猫が寝ているときを狙うのもひとつの方法です。リラックスして寝ている状態なら、猫もブラッシングを受け入れやすいでしょう。マッサージを意識して優しくブラッシングすることが大切です。

ブラッシングの正しいやり方とは

スムーズにブラッシングをするためには、正しいやり方を実践することも重要になります。ブラッシングの正しいやり方としては、どのようなものがあるのでしょうか。ここでは、基本的なブラッシングの正しいやり方について説明します。

猫が喜ぶブラシ選びのコツ

猫にブラッシングをするときは、ブラシの選び方も重要です。長毛種か短毛種かといった違いもブラシ選びにおいては大切なポイントとなります。ブラッシングの目的に合ったブラシを選ぶことはもちろん、飼い主にとっての使いやすさも考慮する必要があります。どうしてもブラッシングを嫌がる猫に対しては、柔らかいラバータイプのブラシや手袋型になっているペットブラシなどを使用すると、うまくブラッシングできる確率を高められます。

体をしっかりチェックする

ブラッシングを始めるときは、最初に猫の体の状態をチェックしましょう。猫の体に傷がついていたり炎症があったりすると、猫がブラッシングを拒絶する原因になります。傷や炎症を悪化させる恐れもあるため、しっかりチェックするのはとても重要なことです。

猫が好きな場所から始める

猫のブラッシングをおこなうときは、猫が触られるのが好きなところからおこなっていきましょう。そうすれば、猫自身もスムーズにブラッシングを受け入れることができます。猫と接するときは、さりげなく体に触れて確認することが重要です。

毛並みに沿ってブラッシングする

ブラッシングをするときは、毛並みに沿っておこなうことを意識してください。スムーズにブラッシングできますし、猫にとっても違和感がありません。優しく無理せずにおこなうことが大切です。逆毛を立てないように気を付けて丁寧にブラッシングをおこないましょう。

やりすぎない

ブラッシングはやり過ぎは禁物です。なるべく短時間で済ませるようにしてください。猫が嫌がる前に切り上げるイメージを持つ必要があります。猫はずっと押さえつけられていることを嫌がるケースが多いので、なるべく早く仕上げられるように意識しましょう。

ブラッシングが必要な頻度

ブラッシングはどのくらいの頻度でおこなう必要があるのでしょうか。猫のブラッシングの頻度は、毛の長さによって異なります。たとえば、長毛種は毎日ブラッシングをするのが理想です。短毛種も、1週間に3回以上はブラッシングをおこないましょう。ブラッシングを嫌がるわけでなければ、毎日おこなっても問題ありません。特に換毛期は、よりこまめにブラッシングしてあげるようにしてください。

猫がブラッシングを嫌がるときはまずは理由を考えて!

猫がブラッシングを嫌がるときはまずは理由を考えて!

猫がブラッシングを嫌がる場合、まずはきちんと理由を押さえる必要があります。理由を正しく理解していないうちは、猫のブラッシングをスムーズにおこなうのは難しいといえるでしょう。猫によってブラッシングが苦手な理由はさまざまです。理由に合わせた対処をすることで、猫がスムーズにブラッシングを受けられるようにしてあげてください。猫もブラッシングに対して慣れてくれば、意外と大丈夫だと感じるようになり、受け入れられるようになっていきます。

もちろん、飼い主が基本的な正しいブラッシング方法を理解することも大切です。猫のブラッシング用のブラシにはいろいろな種類があるので、猫に合ったものを用意してあげましょう。ブラッシングが苦手な猫にも使いやすいものもあるため、そういったものを試してみるのもおすすめです。猫によって好みも異なるので、実際に使って試してみるようにしましょう。猫にとってブラッシングはとても重要なケアです。猫にとって必要な頻度でしっかりブラッシングをおこない、健康を保てるようにしてあげましょう。