タルト生地を型から外すコツとは?
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タルト生地を型から外すコツとは?

タルト型を生地から外すためには、どのようなコツを意識すればいいのでしょうか。タルト型から生地をうまく外せずに悩んでいる人は意外と多くいます。せっかくきれいにタルトを焼き上げたなら、その状態を保ったままきれいに型から外したいですよね。

今回は、タルト生地を型から外すコツについて詳しく見てみましょう。外すときのコツやあらかじめ知っておきたいタルト型の特徴などについて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

タルト生地を型から外すコツとは?

タルト型からの外し方に関する困りごと

タルト型から生地を外す際には、よく聞かれる困りごとがあります。まず、生地が焼き上がった後にどのようにして型から外せばいいか分からないという困りごとが多いです。というのも、無理にタルト型から生地を外そうとして、生地が崩れてしまうケースが多くあります。せっかくきれいに焼き上がった生地は、なるべくその状態をキープして型から外したいですよね。そのような困りごとを解決する方法について、この記事では紹介していきます。

タルト型とは?

そもそもタルト型とは、どのようなものか確認しておきましょう。タルト型は、側面が波型になっています。深さは3cm以下の浅型もあれば、3cm以上の深型もあります。具材の多いタルトを作るときは、深型を選んだほうがいいでしょう。また、タルト型として一般的によく使われているのは、丸い形をしたアルミ製のものです。基本的に、タルト型は生地を外しやすいように底が取れる形状になっています。とはいえ、実際にはタルト生地をなかなか外せなくて困っている人も多いため、コツをしっかりと押さえる必要があるでしょう。

タルト生地の上手な外し方

タルト生地を型から上手に外す方法はいくつかあります。たとえば、型に生地を敷く前の下準備でしっかり対策すると効果的です。さらに、焼いた後に生地を外れやすくするための手順を踏むことも重要です。また、そもそも型を選ぶ段階で生地を外しやすい構造になっているものを選ぶ必要もあるでしょう。詳しくは、以下の段落で紹介していきます。

型から外れやすくするための下準備

タルト生地を型から外れやすくするためには、下準備がとても重要です。具体的にはどのような下準備をすればいいのでしょうか。ここでは、タルト生地を型から外れやすくするための下準備について詳しく説明します。

型に生地を敷く前の下準備

型から外れやすくするための下準備としては、型にオイルを塗ると効果的です。オイルは外れやすくするためだけに使用するので、基本的に何でも構いません。バター、マーガリン、サラダ油など、使いやすいものを選んでみてください。生地を敷く前に波型の部分にムラなくしっかりとオイルを塗ります。オイルを塗ったら、その上に粉を振ります。そして、余分な粉は払い落しておくこともポイントです。

焼いた後に型から外すコツ

底にオイルを塗って生地を作った場合、焼き上げた後はしっかりと冷ますことが大切です。熱いうちに型から外そうとすると、生地が崩れやすいので注意しましょう。目安としては、室温で粗熱を取り、30分から1時間程度置くといいです。また、冷めた後に再び温めるのも効果的です。熱いタオルを当てたり直火であぶったりして、型全体を10秒程度温めましょう。こうすることで、固まっていたオイルが溶けて外れやすくなります。実際に型から外すときは、型ごとひっくり返すようにしましょう。ひっくり返す際は、型を皿や網などに乗せてひっくり返します。上下に降振るときれいに取れやすくなります。どうしても外れない場合は、最終手段としてヘラを使って少しずつはがしてください。ヘラを使うと、生地が欠ける可能性もあるため、慎重に作業する必要があります。

クッキングシートを使って型から外しやすくする方法

タルト生地を型から外れやすくするには、クッキングシートを使う方法もあります。クッキングシートを使用するときは、具体的にどのように準備したり作業したりすればいいのでしょうか。ここでは、クッキングシートを使って方から外しやすくする方法について紹介します。

下準備

まずは、型の底の形に合わせてクッキングシートを切りましょう。さらに、幅3~4cmの帯状に切ったシートを用意し、十字または一文字に敷いていきます。これで、クッキングシートを使う方法の下準備は完了です。後は通常通り型に生地を入れましょう。

焼き上げた後の手順

クッキングシートを敷いた状態で生地を入れ、焼き上げたら、帯状のクッキングシートの片方を固定してください。そして、もう片方を上に上げて型から生地を離していきます。生地の片側が型から離れたのを確認したら、そのままバランスを崩さないように注意して全体を剥がしていきます。なお、クッキングシートではなく、代わりにアルミシートを使うことも可能です。クッキングシートがない場合は、アルミシートを利用してもいいでしょう。

外しやすいタルト型の選び方

タルト型を選ぶときは、外しやすい構造になっているものを選ぶことも大切です。たとえば、底がはずれるタイプのタルト型なら、簡単にタルトの生地を外せます。また、フッ素やテフロン加工されている金属製の型も外しやすいです。ただし、長く使い続けていると効果が落ちてしまいます。また、小さいタルトを作るのであれば、シリコン製の型を使うのもおすすめです。

タルト型の種類

タルト型としては、どのような種類があるのでしょうか。ひとくちにタルト型と言っても、さまざまな種類があります。ここでは、タルト型の種類について紹介します。素材とサイズ・形にそれぞれについて説明するので、ぜひ参考にしてみてください。

素材

タルト型の素材としては、金属製のものが多くあります。アルミやスチールが多く、なかには型から外しやすいようにフッ素加工やテフロン加工が施されているものもあります。さらに、ブリキ製の型もあります。ほかにも、陶器製、磁器、ガラス製、シリコン製などタルト型の素材はさまざまです。

サイズ・形

タルト型のうち、大きいものは20cm程度の大きさがあります。アルミ製であれば底が取れるタイプがほとんどです。基本的には丸形ですが、角形のものもあります。中くらいのサイズなら、9cmのものが一般的です。底が外れるタイプもあれば、外れないタイプも多くあります。基本的に丸形が主流です。さらに、ミニサイズのタルト型は直径6~7cmとなっています。丸形のほかに、楕円型や船型などがあります。

タルト生地の外し方を知っておこう

タルト生地の外し方を知っておこう

タルト生地を焼き上げた後、外し方が分からずに困ってしまうケースはよくあります。そういった事態にスムーズに対応するためには、あらかじめタルト生地の外し方について知っておくことが大切です。生地の外し方を理解しておけば、生地がなかなか外れなくて困る事態を防ぐことができるでしょう。もちろん、対策していても生地がなかなか外れない可能性はあります。しかし、できることをしっかりとおこなっておけば、ある程度はきれいな形をキープできるでしょう。タルト生地をきれいに外すにはタルト型の選び方も重要なため、最初の段階できれいに外す方法を知っておくと安心です。タルトを自分で手作りしたいと考えているなら、タルト生地の外し方についてもひととおり知っておきましょう。