料理におけるスパイス3つの働き

スパイスには、「香り付け」「辛み付け」「色付け（彩り）」という、３つの働きがあります。
料理に使用するとき、スパイスはこの3つのうち、いずれかの役割を果たします。
ここでは、スパイスの3つの働きについて、詳しく見ていきましょう。

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  香り付け

  スパイスの中には、食欲をそそる香りをつける物もあれば、魚や肉などの素材の臭みを抑える物もあります。スパイスを上手に利用することで、胃腸が弱っているときなどに、食欲を増進する効果が期待できます。香り付けのスパイスには、ローリエやシナモン、カルダモン、ナツメグ、フェンネルなどがあります。
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  辛み付け

  辛みを持つスパイスは、料理の味を引き締めたり、食欲を増進させたりする働きがあります。ただし、分量を間違えると、せっかくの料理が台無しになってしまうこともあるので要注意！少しずつ味を見ながら加えるのがポイントです。舌が焼けるようなチリチリとした辛み、ピリッとしたシャープな辛み、ツンとした辛みなど、辛みの種類もさまざま。辛み付けのスパイスには、唐辛子、ブラックペッパー、ホワイトペッパー、マスタードなどがあります。
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  色付け

  赤、黄、緑など、料理に鮮やかな色付けをしたいときも、スパイスが役立ちます。「料理は目でも味わう」というように、色合いは料理の大切な要素。料理を鮮やかに彩り、食卓を華やかに演出してみましょう。色付けのスパイスには、サフラン、ターメリック、くちなしの実などがあります。