食育資格の種類とおすすめ資格8選!いま必要とされる食育の実践とは?
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食育資格の種類とおすすめ資格8選!いま必要とされる食育の実践とは?

食育に関する資格は、管理栄養士や調理師といった国家資格から、食育アドバイザーや食育指導士といった民間資格までさまざまです。近年、医療への意識の高まりや子育てにおいて食育資格は注目を集めています。

このページでは、食育に関する資格一覧に加えて、働きながらでも取得を目指せるおすすめの食育資格もお伝えします。今の時代に必要とされる食育の実践とはどういったものなのでしょうか。資格の取得方法までを徹底ガイドします。

目次

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食育の資格一覧

早速ですが、食育に関する資格を一覧形式で紹介します。

資格名 簡単な概要 試験の有無
管理栄養士 国家資格。栄養学や調理学に関する高い知識とスキルが問われる。学校給食や福祉施設における食事の献立づくりなどで活躍できる。 あり
調理師 国家資格。調理に関する専門知識とスキルが問われる。学校や病院、介護施設などで活躍できる。 あり
食育インストラクター NPO日本食育インストラクター協会がプライマリーから1級までの5段階で資格を認定。入門のプライマリーは指定の通信講座を修了することで取得可能。食育の第一人者である服部幸應氏が監修・指導している。 なし
※プライマリー部門のみ
食育健康アドバイザー 日本安全食料料理協会(JSFCA)が認定。食育に関する基本知識から栄養学、食事のバランス、健康管理まで多くの知識と技能を学べる。食育の専門家として資格取得後に食育関連企業に就職する人、講師としてセミナーを開く人も多く存在する。 あり
合格基準:70%以上
食育アドバイザー 一般財団法人日本能力開発推進協会が認定。正しい食の基礎知識をもつ食育のスペシャリストを目指せる。食を通したコミュニケーション能力も審査される。通信講座で資格取得が可能。 あり
合格基準:70%以上
食育指導士 NPO法人日本食育協会が、食と健康に関する正しい知識を身につけその意義を普及できる人材を認定。1日のプログラム受講後に試験を受け、合格すると認定される。取得後には上級食育指導士も目指せる。 あり
※プログラム受講後に試験を実施
食育スペシャリスト NPO法人みんなの食育が認定。飲食業界で役立つメニュープランニングを重視した内容が学べる。プレゼンテーション演習など実践の講座があるため通学での学習が必要。 あり
食育メニュープランナー POみんなの食育と職業訓練法人日本技能教育開発センターが共同認定。年代別、症状別の食育メニューを学べる。家庭での食事以外にも、教育機関の給食や介護施設・病院での食事メニューなどを的確に提供するスキルが身につく。 なし
※レポート提出あり
食育実践プランナー 一般社団法人日本味育協会が認定。食に関することや味覚の役割、おいしさについての正しい知識が学べる。通信講座でプログラムを受講した後、試験を受講できる。 あり
食育栄養コンサルタント 一般社団法人日本能力教育促進協会(JAFA)が認定。栄養学の基礎知識から安心安全な食べ物の選び方を学べる。乳幼児から高齢期までの多岐にわたるライフステージに合わせた安心な食選びと指導が可能になる。 あり
食育栄養インストラクター 一般社団法人全国栄養士養成施設協会が認定する、食育の指導者を養成するために作られた資格。養成施設にて資格認定に必要な授業科目を受講し、試験に合格することで資格を取得できる。 あり
食育デザイナー 日本食文化環境研究所が認定する資格。食と心の関係、農業、メタボリックの栄養学などの知識を学べる。 あり
食育コミュニケーター 日本食育コミュニケーション協会が実施する講座の修了後に認定証が授与される資格。試験はなし。食品スーパーや食品メーカーなどの企業で活躍できる知識・スキルを学べる。 なし
食生活アドバイザー 一般社団法人 FLAネットワーク協会が、健康な食生活を送るために的確な指導やアドバイスをするスペシャリストとして認定。検定試験の内容は3級・2級の種別あり。 あり
フードコーディネーター NPO法人みんなの食育が認定。食べ物を選ぶ力や食材の栄養と機能、調理方法から味覚形成など食べ物による生育に関する知識、流通や安全表示まで幅広く学ぶ。 あり
食学士・準食学士 IFCA国際食学協会が認定。同協会認定の下位の資格に食学A級、美容食学A級、マクロビオティックA級がある。 あり
管理健康栄養インストラクター 日本インストラクター技術協会(JIA)が認定し、ビタミンなどの栄養素や腸内細菌が身体に及ぼす働きなどについて学べる。食材の栄養素や食品表示の見方など食品に関する理解度を証明することができる資格。 あり
細胞美食アドバイザー 泉メディカルハーブアカデミーが認定。指定講座では細胞美容など、栄養バランスやデトックスなどについて学習し、実習では美容食の調理も学ぶことができる あり
ヘルシー&ビューティー フードアドバイザー NPO法人職業技能専門教育研究機構認定 フードマネジメント協会が認定。身体と食と運動に関する基礎知識が身についていることを証明する資格。家族や実生活で活用できる3級、ビジネスに生かせる2級などで難易度が分かれている。 あり
ナチュラルフード・コーディネーター 日本創芸学院が認定する民間資格。有機野菜や無添加食材を使った調理法を身につけられる。指定の通信講座を受講し、提出課題に合格することで資格取得が可能。 なし
※提出課題あり
食学調味料アドバイザー IFCA国際食学協会の講座を受講することで資格の取得が可能なため試験はなし。調味料の製造方法や働き、その選び方を学べる。 なし

食育でおすすめの民間資格8選

食育でおすすめの民間資格8選

今から管理栄養士や調理師といった国家資格を目指すのは、さすがにハードルが高いでしょう。ここでは、難易度の高くないおすすめの食育資格を紹介します。

食育健康アドバイザー【難易度★★☆☆☆】

食育健康アドバイザーは食育に関する基本から栄養学、健康管理まで幅広い知識と技能を証明する資格です。海外の食育をはじめ、老化や酸化、健康食品などについて学びます。在宅での受験に合格することで資格が取得できます。

認定講座のプラチナコースでは管理健康栄養インストラクターの資格も同時に取得できる講座内容となっています。講座は最短2か月で100%資格が取得できるため、試験の合格に自信のない方にもおすすめです

資格認定団体 日本安全食料料理協会(JSFCA)
取得方法 試験の合格(70%以上の評価)
学べる内容 諸外国の食育、老化と酸化、腸内細菌、学校教育における食育、健康食品(サプリメント)の違いなど
取得にかかる費用(目安) 10,000円
標準学習期間 3か月

参考:食育健康アドバイザー資格認定試験|日本安全食料料理協会(JSFCA)

食育インストラクター【難易度★★☆☆☆】

食育インストラクターとは、食育基本法の制定にも関わった食育の第一人者である「服部幸應」氏が監修している資格です。食育の重要性や食生活の改善方法などを学び、人々に食育の指導を行う専門家を目指します。

資格種別は、入門編となる「プライマリー」から4級、3級、2級、1級の5段階です。プライマリーは通信教育を受けることで試験なしで取得できます。4級からは協会が定める推進校での勉強が必須です。3級からはさらに難易度が上がり、食育に関する国家資格を持つ方も受験する内容になります

資格認定団体 特定非営利活動法人 NPO 日本食育インストラクター協会
取得方法 通信講座修了後に最終課題に合格(70点以上)
学べる内容 食育、栄養学、食生活の改善方法、調理方法、食材などに関する基本的な知識
取得にかかる費用(目安) 46,490円(講座受講料+受験料)
標準学習期間 6か月

参考:食育インストラクターとは|特定非営利活動法人 NPO 日本食育インストラクター協会

食育アドバイザー【難易度★★☆☆☆】

食育アドバイザーは食育に関する基礎知識を備え、食育活動が行えることを証明する資格です。教育、医療、福祉、フードビジネス業界の仕事のスキルアップになります。学習は紙テキストとWebテキストの両方で進められます。

資格認定団体 日本能力開発推進協会(JADP)
取得方法 通信講座修了後に試験の合格(得点率70%以上)
学べる内容 栄養バランス、旬の食材、安全な食材の見分け方など
取得にかかる費用(目安) 35,400円(講座受講料+受験料)
標準学習期間 3か月

参考:JADP認定食育アドバイザー®|日本能力開発推進協会(JADP)

乳幼児食指導士(幼児食アドバイザー)【難易度★☆☆☆☆】

乳幼児食指導士は元「幼児食アドバイザー」の名前でも知られています。似た名前に「離乳食・幼児食コーディネーター」がありますが、乳幼児食指導士は離乳食・幼児食に限らず、栄養学や生理学なども含む幅広い内容を学べるのが特徴です。

資格認定団体 株式会社日本フローラルアート(東京カルチャーセンター)
取得方法 通信講座の受講と課題の合格
学べる内容 乳児や幼児の体に関する基礎から発育に伴う食事の実践方法、病気の際の食事・食物アレルギーなど
取得にかかる費用(目安) 39,800円
標準学習期間 6か月

参考:乳幼児食指導士養成通信講座
味覚が決まるのは3歳?幼児期から食育をすべき理由

食育スペシャリスト【難易度★☆☆☆☆】

食育スペシャリストは特に食関連の仕事で生かせるメニュープランニングを重視した内容が学べます。通学が必要な講座受講は、北海道から沖縄までの全国に校舎があります。標準学習期間は2か月ですが、校舎によってはなんと最短約3日で取得可能です。

実践的な内容が学べるため、食関連ビジネスでの就職に資格を生かしたい人にもおすすめといえます。資格の取得にかかる費用は通信や独学の資格と比べ高めです。

資格認定団体 NPO法人 みんなの食育
取得方法 講座受講後、試験の合格
学べる内容 素材を生かしたメニューの企画、プレゼンテーション、市場調査など
取得にかかる費用(目安) 183,150円(入学金+受講料)
標準学習期間 2か月

参考:食育スペシャリスト講座|NPO法人 みんなの食育

フードインストラクター【難易度★★☆☆☆】

フードインストラクターは、食育の観点はもちろん、「食の楽しさ」を伝えることを目的とした資格です。

食材を「野菜」「穀類」「魚」「畜産」「くだもの」の5つに分け、それぞれを深く掘り下げた内容を学べます。各種類ごとに講座が受講できるため、特定の食材に興味がある方にもおすすめです。

資格認定団体 NPO法人みんなの食育
取得方法 認定通信講座受講後、レポートの作成(※試験なし)
学べる内容 「野菜」「穀類」「魚」「畜産」「くだもの」の5つの食材に関する実践的な内容
取得にかかる費用(目安) 20,900円(各講座ごと)
標準学習期間 6か月

参考:食育講座|フードインストラクター

食生活アドバイザー【難易度★★★☆☆】

食生活アドバイザーは食生活を総合的に見直すために、指導やアドバイスができる資格です。2級と3級で難易度が分かれています。

講座受講は不要で、誰でも受験に合格することで資格が取得できます。試験はウェブではなく、全国14都市で開催されます。ホームページで試験問題に関する情報が見られるため独学での取得が目指せます。

資格認定団体 一般社団法人 FLAネットワーク協会
取得方法 試験の合格
3級:60点(100点満点)
2級:74点(123点満点)
学べる内容 普段の買い物など日常に生かせるものから、衛生管理や社会問題まで
取得にかかる費用(受験料のみ) 3級:5,500円
2級:8,000円
標準学習期間 2か月

参考:食生活アドバイザー|一般社団法人 FLAネットワーク協会

食育栄養インストラクター【難易度★★★★☆】

食育栄養インストラクターは食育基本法に基づき、健全な食生活を指導することを目指すための資格です。国家資格である栄養士や管理栄養士の資格にプラスαで取得するのにおすすめの民間資格といえます。

受験資格は全国栄養士養成専門学校協議会の栄養士・管理栄養士養成施設の学生のみに限られます。資格の交付までに最低2年を要する比較的難易度が高い資格です。

資格認定団体 一般社団法人 全国栄養士養成施設協会
取得方法 ①指定履修科目の受講
②栄養士実力認定試験「認定証A」の取得
③養成施設の卒業
学べる内容 食育の意義、食生活と文化、食の安心・安全と衛生、食品と味、栄養管理、食と心理、フードシステム、食育実践など
取得にかかる費用(目安) 4400円
標準学習期間 栄養士・管理栄養士養成課程在学期間(2年以上)

参考:食育栄養インストラクター資格要項|全国栄養士養成専門学校協議会

食育とは?

食育とは?

食育とは、食に関する知識や技能を身につけ、健全な食生活を実践するための教育のことです。生きる上での基本であり、発育や教育の基礎となるべきものであると位置付けられています。

食の安全、栄養、環境、文化、経済など食に関する知識は多岐にわたります。食育資格は人々が食育を実践する能力を身につけることを主な目的としています。

食育における3つの基本概念

食育とは、食に関する知識や技術を身に付け、それを食生活に応用することです。食育における基本概念として、次の3つを押さえておきましょう。

食材の選び方と栄養バランス
調理方法の工夫
食事のマナーと社会性

食育においては、健康的な食材を選んだり、栄養バランスを考えたりするのはもちろん、マナーや社会性も重要です。「何を食べるか」だけでなく「誰と食べるか」「いかに楽しく食べるか」を考えることも食育の一環といえます。

現代で食育が必要とされる3つの理由

そもそも、なぜ現代において食育が必要といわれているのでしょうか。その理由として次の3つがあげられます。

食生活が不安定になっているから
食の知識が低下しているから
食文化を継承するうえで食育が重要だから

現代の日本においては「食の欧米化」が進んでいます。コンビニやファストフード店へ行けばすぐにジャンクフードが手に入るため、食生活が不安定になっている人が増えているのです。また、インスタントや冷凍食品の普及によって食事が簡素化し、食の知識が低下していることも、食育が必要とされる大きな理由です。また、日本の食文化を守り、次の世代へ継承するといった意味でも食育は重要といえます。

食育資格を取得するメリット

食育資格を取得するメリット

食育資格を取ることで、日常生活や仕事において大きなプラスになります。食育資格を取得することで得られるメリットは次のとおりです。

安心安全な食選びの基準がわかる

食育資格を取得すると、安心安全な食選びができるようになります。たとえば、食品表示の正確な読み方や解釈方法を知っていれば、スーパーやマーケットでの食材の選び方が一変するでしょう。農薬や添加物の種類とその影響、旬の食材を見分けるポイントなど、食の安全性に関する体系的な知識が身につきます。

これにより、流通経路や生産地の情報から食の安全性を判断する力も養われるため、日々の買い物がより賢明なものになるでしょう。

子どもに正しい食事マナーを教えられる

子どもに正しい食事マナーを教えられるのも、食育資格のメリットです。食育資格では、日本の伝統的な食事作法から国際的なテーブルマナーまで幅広く学べます。箸の持ち方や食器の配置といった基本的なマナーだけでなく、「いただきます」「ごちそうさま」の意味や食べ物への感謝の気持ちを伝える方法など、食事の精神的側面についても深く理解できるようになります。

これらの知識は子どもの教育に直接活かせるだけでなく、食事の場を通じて豊かな人間性を育む手助けにもなります。食を通じた教育は、子どもの生涯にわたる人間としての基礎を築くのです。

献立のレパートリーが増える

食育資格の学習過程では、栄養バランスを考慮した料理法や献立作成のノウハウを習得できます。季節の食材を活かした料理や、短時間で作れる栄養満点のメニュー、食材の特性を活かした調理法など、実践的な調理スキルを習得可能です。

また、食材の組み合わせによる栄養価の向上法や、一つの食材を無駄なく使い切るエコな料理法も学べるため、経済的にも環境にも優しい食生活を実現できます。これらの知識は日々の食事作りに変化と彩りをもたらし、家族の健康と満足度を高めることにつながります。

豊かな食生活が実践できる

食育資格で学ぶ内容を通して、単に栄養バランスを考えるだけでなく、食材の生産背景、季節感など、食の魅力を理解できるようになります。これにより、日々の食事が単なる栄養摂取の手段から「五感で楽しむ豊かな生活文化」へと変わるでしょう。

また、地産地消の意義や伝統食の価値を理解することで、地域の食文化を次世代に伝えることにもつながります。食事の準備から片付けまでの一連の流れに意味を見出し、毎日の食事時間はより充実したものになります。

食と健康に関する将来の悩みが軽減される

食育資格では、ライフステージに応じた適切な食生活の知識が身につくため、食や健康に関する悩み解消につながります。成長期の子どもから高齢者まで、各年代に必要な栄養素や食事の量、タイミングなどを理解でき、家族の健康管理に自信をもてるようになるのです。

また、生活習慣病予防のための食事法や、健康状態に応じた食事療法の基礎知識も習得できるため、結果的に医療費を削減することにつながります。食を通じた健康管理の知識は、将来予想される健康上の課題に対し、予防的なアプローチになります。

栄養バランスのよい介護食を作ることができる

介護食の栄養バランスを考えられるようになるのも、食育資格の大きなメリットです。食育資格では、高齢者の身体的特性や咀嚼・嚥下機能に合わせた料理の調理法、栄養バランスを損なわずに柔らかく仕上げるテクニック、見た目も味も楽しめる工夫など、実践的な介護食の知識も学べます。

とくに高齢化社会において「介護」は非常に重要です。家族の介護が必要になったときに、食事の質と満足度を高め、低栄養を防ぐことにもつながります。食事は生きる喜びの源でもあるため、適切な介護食の提供はQOLの向上に直結するのです。

健康管理能力アップによって仕事の生産性が高まる

食育資格で身につく知識は、自身の健康管理能力を高め、仕事のパフォーマンス向上にも役立ちます。栄養バランスを考えた食事選択ができれば、体力、集中力も維持しやすくなるでしょう。タフなメンタルと体力が手に入り、成果も出やすくなるはずです。

食事と睡眠の関係や、仕事前後の適切な栄養摂取法なども学べるため、効率的な働き方をサポートする知識が身につきます。職場での食育活動を通じて同僚との良好な関係構築にも貢献できるでしょう。

就職・転職にも活かせるスキルにもなる

食育資格は、食品業界や教育分野、健康関連産業など、多様な職種で評価されるスキルです。特に健康志向が高まる現代では、食と健康の関連性に詳しい人材へのニーズが拡大しています。

保育施設や学校、高齢者施設など、食育の知識が直接活かせる職場も増えています。食育資格は、変化する社会のニーズに応える専門性として、キャリアの選択肢を広げてくれるでしょう。

食育資格の活用シーン

食育資格の活用シーン

食育資格はさまざまな場面で役に立ちます。代表的な活用シーンは次のとおりです。

フードビジネス

食育資格は、飲食店などの外食産業や食品メーカーなどの食関連のビジネスに生かせます。フードビジネスとも呼ばれるこの業界では、健康志向の高まりに応えるためのアイデアが求められます。

美味しいだけでなく栄養面も考えられたレシピ作成や、その人に合わせた食品を選べるスキルはますます重宝されるでしょう。

保育・教育現場

食育の資格は小中学校、幼稚園や保育園など教育の仕事にも生かせます。近年では保育士の食育資格の取得が進んでおり、資格があることで、子どもたちに質の高い教育を施せるでしょう。

食育は幼少期からしっかり行うことが大切なので、スキルとしての需要は高いです。

病院・介護の現場

医療、歯科衛生士などの歯科医療、介護などの福祉の業界での仕事にも食育資格の需要があります。「食が一番の薬」といわれることもあるように、栄養面の専門的な治療を求める人も多いです。

なかには、「介護食アドバイザー」といった専門資格も。医療・介護の現場で働いている方で食育資格を取ることで、他の職員への指導にも生かせます。

独学で食育資格は取得可能?

結論を先にいうと、独学でも食育資格は取得可能です。資格によって難易度が異なるため一概にはいえませんが、多くの資格は独学でも十分に対応できます。独学は時間と場所を完全に自由に選べるため、仕事がある人にもおすすめできる柔軟な学習方法です。

独学の注意点

しかしながら、独学にはいくつか注意点があります。たとえば、学習の質や進度を自己管理しなければならない、能動的に勉強しないと学習効果が低くなるといった点です。独学で勉強を始めてみたが、勉強が定着せず途中で挫折してしまった、といったケースも珍しくありません。

また、外部からの適切なフィードバックもないため、正しい食育の知識やスキルを得られない可能性があります。

働きながらでも食育資格を取得できる?

取得可能!働く人におすすめは通信講座

結論、働きながらでも食育資格は取得可能です。フルタイムで仕事をしている方には、「通信講座」による勉強をおすすめします。通信講座とは、自宅で教材を学習し、ひと通り学んだ後に試験を受ける方法です。

通信講座では時間や場所に関係なく教材を学べるため、忙しい人や遠方に住む人でも学習しやすいという利点があります。また資格取得に向けたカリキュラムがしっかりと組まれているため、独学よりも継続しやすく、正しい知識が身につく点でおすすめの学習方法です。

通学制はどんな人におすすめ?

通信講座よりも実践的に学びたい方は、「通学制の講座」をおすすめします。文字どおり、専門の学校や施設に通って講義や実習を受けるのが通信講座です。管理栄養士や調理師などの国家資格あるいは難易度の高い民間資格を目指す場合は、通学制の方が定着しやすいでしょう。

直接講師から指導を受けられるうえ、他の受講生とも交流できるため学習効果が高いです。モチベーションを維持しやすいという利点があります。ただし通学に時間と費用がかかるため、仕事がある方には通信講座がおすすめです。

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食育の資格に関するよくある質問

最後に、食育の資格に関するよくある質問をまとめました。

食育の資格は意味がない?

なかには「食育の資格は意味がない」といった意見もあります。たしかに、資格を取っても内容を忘れてしまえば意味がありません。しかし、食育に関する知識を学べることや、仕事でのスキルの証明にもなるため意味があるといえるでしょう。

「意味がない派」の代表的な意見として、「通信講座では実践的なことを学べない」といったものがあります。しかし、知識は実践の土台となるので、十分な知識を身につけたうえで実践をすれば着実に自分の身になるでしょう。たとえ知識だけだったとしても、日々の食生活に役立つはずです。

食育の資格の違いが分かりづらい

食育の資格は20種類を超えるものがあり、栄養関係の資格まで視野を広げるとその数は膨大です。資格の違いが分かりづらいということもあるでしょう。

見通しをよくするために、まずは取得する目的を定め、次に自分の金銭的・時間的な状況で選択できるものを絞ることが大切です。
コスパを重視して、まずは講座受講などで確実に取れる資格を一つ取ってみるというのも手です。

食育の資格選びの失敗例は?

お伝えしたように、国家資格から民間資格まで、食育の資格はさまざまです。資格選びに失敗しないためにも、まずは自分の譲れない条件を書き出してみてください。

たとえば「短期間で確実に取りたい」「子どもの将来のために、時間がかかってもいいから子育てを重視した資格を取りたい」など条件を絞れば、取るべき資格が見えてきます。大きな失敗をしないためにもホームページ、資料などの一次情報をしっかりと確認することも重要です。

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食育資格を取得してライフスタイルや仕事を豊かにしよう

食育資格では、栄養バランスを考えた献立や調理方法、さらには食事のマナーまで幅広い知識を学べます。資格をもっておくことで、子育てをはじめとした日々の生活、そして仕事にも役立つでしょう。

ただし、国家資格から民間資格まで、食育資格の種類はさまざまです。資格によって難易度も異なるため、ご自身の目的に合った資格を選びましょう。

今日から資格の勉強を始めるのはハードルが高いかもしれません。でも大丈夫です。まずは、自分が今日何を食べたのか思い出したり、子どもに何の料理を作ったか考えたりしてみてください。「日常」に目を向けることこそが食育の第一歩です。

農林水産省が公開している「バランスガイド」を見るだけでも、食育に関する新たな発見があるかもしれません。

参考:「食事バランスガイド」について|農林水産省

通信講座のSARAスクール編集部
心理カウンセラー資格やリンパケアセラピスト等の体系資格、食育資格などを扱うSARAスクール編集部が運営するコラムです。主に女性向けのキャリアアップやスキル習得を目的とした講座が多く、家事や育児と両立しながら学べる環境が整っています。資格取得を目的とした講座も充実しており、仕事や日常生活に活かすことが可能です。
通信講座のSARAスクール編集部