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ニッターとは?仕事内容や収入を知ろう!

編み物を仕事にする方法のひとつとして「ニッター」があります。ニッターは、具体的にどのような仕事をするのでしょうか。ひとくちにニッターと言っても、その仕事内容はいろいろあります。そのため、ニッターになるなら、自分がどのようなニッターになるのかあらかじめ目標を決めておいたほうがいいでしょう。

今回は、ニッターの仕事内容や収入について紹介します。編み物に関する仕事にしたいと考えているなら、ニッターの仕事を選択肢のひとつとして考えてみましょう。

ニッターとは?仕事内容や収入を知ろう!

ニッターとは?

ニッターとは、どのような仕事なのでしょうか。編み物が好きならニッターはとても素敵な仕事だと感じられるはずです。ここでは、ニッターとはどのような仕事であるかについて、基本的なところを説明します。

編み立て業者

ニッターとは編み立て業者のことを表しています。発注者の意図をくんで、それぞれに合った作品を納品するのが仕事です。発注者によって作品はそれぞれ異なるため、それぞれに合わせてきちんと作品を提出することが求められます。

編み図・指定の寸法どおりに商品を編む

ニッターは編み図・指定の寸法どおりに商品を編むことが多いです。そのため、指示にきちんと従って作業できる人が向いています。少しでもズレがあれば、継続して仕事を受けるのは難しくなるでしょう。ニッターとしてたくさんの仕事を受けるためには、細かいところまできちんと作業できる集中力も持ち合わせいなければなりません。

ニッターになるには?

ニッターになるには、具体的にどのようにすればいいのでしょうか。ニッターは編み物を編むのが仕事なので、まずは編み物のスキルを上げることが大切です。ここでは、ニッターになるために必要な基本的な事柄について説明します。

必要なスキルを身に着ける

ニッターになるためには、編み物を編むスキルが必要です。編み図パターンを読み、編み図どおりに編めることも求められます。指示に合わせて確実に作品を作り上げられる正確性が必要です。加えて、ニッターの仕事には納期があります。そのため、ある程度は編むスピードも必要です。納期に合わせて自分が作品を編み上げることができるのかどうか判断できるよう、自分自身が編み物を編み上げるのにどれくらいの時間をかけているのか把握することも大切です。

ニッターの仕事を探す

ニッターとして働くためには、ニッターの仕事を受注しなければなりません。ニッターの仕事を探す方法は、いくつかあります。誰でも探しやすいのは、ネットや雑誌でニッター募集の求人を見ることです。注意して求人を探してみると、ニッターの仕事が見つかることがあります。他には、編み物教室や編み物関係の企業の紹介でニッターの仕事を獲得できることもあります。どうしてもやってみたいと思う仕事があれば、自分で売り込みをかけるというもひとつの手です。その場合は、アピールになるような自分の作品や実績などがあるとよいでしょう。

ニッターの仕事

ニッターの仕事としては、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。ニッターの仕事は、いくつかの種類に分れています。ここでは、代表的なニッターの仕事の種類について紹介します。ニッターの仕事に興味があるなら、どのようなニッターを目指すのかよく考えておきましょう。

量産のための内職ニッター

ニッターの中には、ニット作品を量産するための内職ニッターもいます。この場合、もちろん正確性は大切ですが、同時にスピードが求められます。また、単価が低めであることも少なくないため、まとまった収入を得るにはスピードも意識したほうがいいでしょう。

テストニッター

ニッターの仕事としては、編み図をテストするテストニッターもいます。作業の目的は、すでに作成された編み図が正しいかを確かめることです。そのため、実際に編み図を見ながら作業を進めつつ、パターンの誤りや分かりにくい箇所を指摘することが求められます。チェック漏れがあると、後で大きな問題に発展することもあるので注意が必要です。依頼元や納品先となるのは、ブランドやニットショップ、雑誌などです。

編み糸のテストニッター

ニッターとしては、販売前の編み糸を実際に編んでみて検証する編み糸のテストニッターもいます。依頼元や納品先となるのは、主に編み糸のメーカーです。発売前の編み糸に触れることができるため、いち早く新しい毛糸を試してみることができます。もちろん、仕事としておこなうので、編み糸の使い心地をしっかり検証することが求められます。

自分で作品を考えて編み上げるニッター

ニッターの中には、ラフなデザイン画から目数・段数を決め、編み図を作成しながら編み上げる仕事もあります。これはニッターの中でも特に難易度が高い仕事です。そのため、本に制作者として名前が掲載されることもあります。それだけ責任も重い仕事だといえます。依頼元や納品先となるのはブランドやニットデザイナーとなります。

ニッター内職の収入

ニッターになった場合、どの程度の収入が得られるのか気になる人も多いのではないでしょうか。ニッターの仕事で得られる収入は、完成品1個あたり数百円~数千円です。そのため、しっかり収入を稼ぎたいのであれば、スピーディに作品を編み上げて数をこなす必要があります。

ニッターの仕事を受けるときの注意点

ニッターの仕事をするときは、さまざまなことに注意しなければなりません。やはり仕事として取り組むからには、責任をもって最後まできちんと仕事に取り組まなければならないのです。ここでは、ニッターの仕事を受けるときの注意点について説明します。

納期を必ず守る

ニッターの仕事を受けるときは、納期を必ず守るようにしましょう。仕事の納期は、短納期の場合もしばしばです。そのため、きちんと自分のスケジュールを管理して、確実に作品を仕上げられるかどうか判断をおこなわなければなりません。

正確に編む

ニッターとして働くなら、編み物を正確に仕上げることがとても大切です。誤りがあれば、ニッターとしての能力が低いと判断されてしまいます。そうなると、その後の仕事が受けられなくなる可能性があるため、注意が必要です。

依頼者とのコミュニケーションをしっかりとる

ニッターの仕事は、依頼者の意図をしっかりくみとることが求められます。そのため、依頼者とのコミュニケーションは重要です。少しでも分からない点があれば、積極的に質問して意思疎通できるようにしましょう。

ニッターになれば編み物を仕事にできる!

ニッターになれば編み物を仕事にできる!

編み物が好きな人にとって、ニッターは自分に合った仕事だと感じられる可能性が高いです。自分が作った作品に対してお金が支払われるというのは、大きなやりがいを感じられますよね。もちろん、仕事として取り組むからには、編み物は好きな時に好きなだけ取り組めばいいものではなくなります。責任も伴うようになるので、しっかりと最後まで作業をやり遂げられるという自信がある人に向いています。とはいえ、編み物が得意な人にとっては、ニッターはとても適した仕事です。自分の技術を生かして編み物を仕事にする手段として、ニッターを選んでみてはいかがでしょうか。ニッターの仕事を始めれば、楽しみつつ達成感を味わいながら仕事に取り組むことができるでしょう。