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羊毛フェルトの土台作りはどうする?芯材の種類について紹介

羊毛フェルトで作品を作るときは、土台となる芯材を使用することが多いです。芯材を使用することで、作品全体に安定感を出すことができます。羊毛フェルトの芯材にはさまざまな種類があり、状況や作りたい作品に合わせて選ぶことができます。

羊毛フェルトの芯材としては、どのようなものがあるのでしょうか。羊毛フェルトの作品作りをおこなうなら、芯材についてもしっかり理解しておきたいところです。今回は、羊毛フェルトの土台となる芯材について紹介します。

羊毛フェルトの土台作りはどうする?芯材の種類について紹介

羊毛フェルトの土台に使う芯材とは?

羊毛フェルトを使って作品を作るときは、土台となる芯材があると便利です。羊毛フェルトで使用する芯材とは、どのようなものなのでしょうか。まずは芯材がどのようなものなのかについて説明するので、基本的なところを押さえておきましょう。

羊毛フェルトの作品の中に詰めるもの

芯材は、羊毛フェルトの作品の中に詰めて使います。芯材を土台とすることには、さまざまなメリットがあります。そのため、さまざまな作品作りにおいて土台となる芯材が積極的に使用されているのです。ただし、羊毛フェルトを使う場合でも、小さな作品を作るときは芯材を使用せずに羊毛だけで完成させてもOKです。

ぬいぐるみサイズの大きさがある場合に芯材があるとよい

土台となる芯材は、作品の完成時のサイズに合わせて用意するのが重要なポイントだといえます。なぜなら、高価な羊毛を外側から見えない部分にまで大量に使用するのはもったいないからです。作品のサイズに合わせて芯材を選べば、見える部分にだけ効率的に羊毛を使うことができます。また、芯材を使うのは、作品の形を整えやすくするためでもあります。中心となる芯がしっかりしていないと形成がうまくいかないので、できるだけ安定感のあるものを選ぶとよいでしょう。さらに、芯材を使用すると、羊毛フェルトの作品作りの時間短縮にもなります。芯材のまわりの部分から作業を始められるので、見えない部分に時間をかける必要がなくなります。

購入できる羊毛フェルトの芯材

羊毛フェルトの芯材としては、どのようなものがあるのでしょうか。羊毛フェルトの芯材として使用できるものは、たくさん販売されています。重要なのは、作りたい作品に合わせて芯材を選ぶことです。ここでは購入しやすい羊毛フェルトの芯材について紹介します。

ニードルフェルト用のベース素材

羊毛フェルトの専門店や手芸店では、ニードルフェルト用のベース素材を販売しています。羊毛フェルト専用の芯材なので、使い勝手がよく安定感もあります。初心者でどの芯材を選んだらいいか分からない場合は、ニードルフェルト用のベース素材を選ぶと安心して作業を始められるでしょう。

手芸綿

羊毛フェルトの作品作りの芯材としては、手芸綿も使用できます。作品のサイズをイメージしながら手芸綿を丸めて、羊毛フェルトのようにニードルを刺していくときれいにまとまります。希望のサイズに合わせて芯材のサイズを調整できるのでとても便利です。

キルト芯

羊毛フェルトの芯材としては、キルト芯も使えます。キルト芯は板状に固められた綿です。キルト芯を芯材として使用する場合は、最初にワイヤーなどで骨組みを作ったうえでそこにキルト芯をくっつけていくのが一般的です。作りたい羊毛フェルトの作品の形が少し複雑な場合でも、キルト芯とワイヤーを使用すれば、思い通りの土台を作ることが可能です。

発泡スチロール

羊毛フェルトの芯材としては、発泡スチロールも使用できます。発泡スチロールは軽いので、身に付けたり持ち歩いたりする作品を作る場合にも向いているでしょう。発泡スチロールを芯材として使用するときは、球体などで売っているものを選ぶと使いやすいです。自分で切って形を調整しようとすると、発泡スチロールがボロボロになって扱いにくくなることがあるので注意しましょう。

メラミンスポンジ

羊毛フェルトの芯材には、メラミンスポンジもおすすめです。メラミンスポンジは羊毛フェルトを刺して固定しやすいので、作業もしやすいのが魅力的です。作品に合ったサイズに切られているものを購入してもよいですし、大きなサイズで売られているものを作りたい作品のサイズに合わせてカットするのもよいでしょう。

羊毛フェルトの芯材の代用になるもの

羊毛フェルトの芯材としては、他にも身近なもので代用できる場合があります。どのようなものを代用品として使用することができるのでしょうか。ここでは、羊毛フェルトの芯材の代用になるものについて紹介します。

粘土

羊毛フェルトの芯材としては、粘土を使うのもアリです。たとえば、軽量粘土や紙粘土を使えば、作品を重くせずに芯材を入れることができます。サイズや形を自由に調整できるので、さまざまな作品作りにおいて使用できます。

トイレットペーパー

羊毛ふぇるうとの芯材にするなら、トイレットペーパーも狙い目です。うまく形を整えて使用すれば、立派な土台として使うことができます。わざわざ購入する必要がないので、土台となる材料を切らしてしまったときにも代用しやすいでしょう。

羊毛フェルトの土台の硬さ

羊毛フェルトの土台の硬さはどの程度にすればよいのでしょうか。基本的に、土台にカラーの羊毛をかぶせる場合は、土台はしっかり固めておいたほうがよいです。なぜなら、羊毛フェルトをつけて針を刺していくと、土台もフェルトのようになっていき、想定より小さくなってしまうからです。よって、羊毛フェルトの土台は最初の段階でしっかり硬くしておきましょう。

羊毛フェルトの仕上がりの硬さ

では、羊毛フェルトの仕上がりの硬さはどの程度を意識するとよいのでしょうか。ここでは、最後に羊毛フェルトの仕上がりの硬さについてのポイントを説明します。

仕上がりの硬さは基本的には好み

羊毛フェルトの仕上がりの硬さについては、基本的に本人の好みで決定して構いません。仕上がりの硬さは、見た目にも影響するので実際に作りながら好みの硬さを見つけていきましょう。

身に着けるアクセサリーなどの場合はしっかりと固め

羊毛フェルトの作品作りにおいて、身に着けるアクセサリーを作るときはできるだけしっかりと固めたほうがよいです。身に着けるものが柔らかいと、動いているうちにほつれてしまう可能性があるので要注意です。

飾るだけの人形などは柔らかめでもよい

人形や小物など、家の中に飾るだけの作品を作る場合は、柔らかめに仕上げても大丈夫です。固め方の違いによる印象の違いを楽しんでみるのもよいでしょう。

羊毛フェルトでは土台となる芯材にも着目しよう!

羊毛フェルトでは土台となる芯材にも着目しよう!

羊毛フェルトで作品を作るときは、土台となる芯材にも気を付けるとより作品を思い通りに仕上げやすくなります。土台となる芯材にはたくさんの種類があるので、状況や作品に合わせて選ぶことが大切です。また、実際に使ってみての使い勝手も重要です。いくつか作品を作る際はそれぞれ別の芯材を使用してみて、自分にとってどれが使いやすいか考えてみるとよいでしょう。土台は羊毛フェルトの作品の仕上がりを左右する部分でもあります。よって、土台となる芯材にもしっかり着目して、羊毛フェルトを使った作品作りをよりスムーズにおこなえるようにしていきましょう。