ハンドメイド販売の税金や確定申告って?
記事更新日:2019年7月04日ハンドメイド作品の販売で利益が出たら、税金や確定申告について考えておきましょう。収益が出たら必ず所得税を支払わなければならないため、確定申告は必須です。所得によっては確定申告が必要ない場合もありますが、基本的には必要なものなのでしっかり確認しておくべきです。
ハンドメイドの販売における確定申告では、具体的にどのような点に注意すべきなのでしょうか。今回は、ハンドメイドの販売の税金や確定申告についての基本を紹介します。

目次

ハンドメイドの確定申告

ハンドメイドの販売で収益を上げた場合、税金の申告はどのようにおこなえばよいのでしょうか。実は、それはそれぞれの人の状況によって異なります。ハンドメイドの作品の販売を始めたら、まずは自分がどの状況に当てはまるのか確かめておきましょう。
ハンドメイド作品の販売が副業の場合
会社員として働いており、ハンドメイド作品の販売を副業としている場合は、売上の状況によって確定申告が必要かどうか異なります。具体的には、ハンドメイド作品の販売によって20万円以上の利益が出た場合に申告が必要となります。ただし、ハンドメイド作品の販売だけで20万円に到達しなくても、その他雑所得と合わせて20万円を超える場合は確定申告が必要になるので注意しましょう。なお、会社員が確定申告をおこなうと、そのことが会社に知られてしまう可能性もあります。所属している会社が副業を禁止している場合は、問題となることもあります。ハンドメイド作品の販売を始める際は、あらかじめよく確認しておいたほうがよいでしょう。
ハンドメイド作品の販売による収入しかない場合
専業主婦などで会社に所属していないという場合は、ハンドメイド作品の販売による所得が38万円以上になると確定申告が必要となります。とくに家族の扶養に入っている人の場合は、税金だけでなく社会保険料にも影響が及ぶこともあるので十分注意しましょう。
収入ではなく所得がカギ
確定申告の基準となるのは、あくまでも収入ではなく所得です。これらにはどういった違いがあるのでしょうか。くわしく確認しておきましょう。
収入から必要経費を引いた額
所得とは、実際に手元に入った収入から必要経費を引いた金額のことです。そのため、経費が多ければそれだけ税金を少なくおさえることができます。
経費の出し方
経費とは、具体的にはどういったものが含まれるのでしょうか。ハンドメイドを作る工程や販売に関する費用なら経費に含めることができるので、しっかり覚えておきましょう。
*材料費、作業用のデスク等の道具費
ハンドメイドの材料費や作業のために必要な道具などの購入費用は、全て経費として計上することができます。ボタン1つから作業用デスクまで全て経費として認められるので、かかった金額をもれなく申告できるように準備しておく必要があります。
*販売手数料、振込手数料、作品送料
経費としては、販売にかかった手数料も含めることができます。たとえば、販売手数料、振込手数料、作品送料などは全て経費です。
*作品の制作に必要な交通費
作品の制作にあたって交通費がかかった場合は、それも経費として計上できます。ただし、きちんと作品の制作との関連性を示せなければ経費として認められません。たとえば、作品作りの講習会に参加した場合であれば、交通費が経費として認められるでしょう。
*講座や情報交換の参加費
講習会や講座の参加費もまた経費として認められます。情報交換会などであれば、飲食にかかった費用も経費にできます。参加費や飲食費用についても、ハンドメイドと関係があるということをきちんと示せるように資料をとっておいたほうがよいです。
おさえておきたいポイント
ハンドメイド作品の販売について確定申告をする際は、おさえておくべきポイントがいくつかあります。適切に確定申告をおこなうためにも、ポイントをしっかりおさえておきましょう。
領収証やレシートは必ずとっておく
経費を計上するためには、領収書やレシートが必要です。実際にお金を支払ったとしても、これがなければ経費として認めてもらうことができないので注意しましょう。領収証とレシートのどちらかさえあれば問題ないので、必ず大切に保管しておくようにしてください。確定申告の時期になって慌てることがないよう、できれば月ごとや内容別に分けておくと便利です。
レッスン料や講座料なども所得となる
注意すべきなのはハンドメイド作品の販売で得た所得以外にも、収入は全て確定申告が必要だという点です。ととえば、ハンドメイドについて講座を開いたりした場合に受け取ったレッスン料や講座料があれば、それもしっかりと計上する必要があります。いつどのようなレッスンや講座をおこなったかについてしっかりメモや資料を残しておくようにしましょう。
ハンドメイドで確定申告に悩んだ場合
ハンドメイド販売による収入が上がってくると、確定申告が難しくて悩んでしまう方も多いです。確定申告に悩んだ場合は、信頼できる相手に相談をおこないましょう。確定申告には専門家がいるので、1人で迷わずに相談したほうが安心です。なお、相談する場合でもなるべく予備知識があったほうが話は通じやすいので、相談の前に確定申告に関する本などを読んで勉強しておくとよいです。
税務署は無料で相談が可能
確定申告をする場所は税務署です。そのため、税務署に行けばいつでも確定申告に関する相談ができます。相談料はかかりませんし、丁寧に教えてもらえるのでしっかり活用しましょう。税務署によっては確定申告の方法についてレクチャーする講座を定期的におこなっている場合もあります。個別に相談するのはあまり気が進まないという場合や何を聞いたらよいのかも分からないという場合は、こういった講座をうまく活用してみるとよいでしょう。
不明な点は税理士に尋ねる
確定申告についてより詳しく相談したいという場合は、税理士に頼るのも1つの手です。税理士に相談するとなれば基本的には費用がかかりますが、全てをしっかり任せられるという点はとても魅力的です。税理士なら確定申告の手続きそのものを依頼することも可能なので、一度検討してみるとよいでしょう。
ハンドメイドの販売で収入を得たら税金のことを意識しよう

収入があれば、それに対して税金を支払うのが基本です。会社員として働いていると自ら確定申告をおこなう必要は無いのであまりピンとこないかもしれません。しかし、自分で個別に収入を得た場合はしっかりと確定申告する必要があるので注意しましょう。確定申告が必要であるにも関わらず確定申告をしないと、脱税につながります。そうなると、追加の税金の支払いを求められることに加え、社会的な信用を落とすことにもなってしまいます。会社員の場合、仮にそれが勤務先に伝わるとすれば問題がかなり大きくなってしまうので大変です。くれぐれも気を付けるようにしましょう。
確定申告はとても重要なものなので、ハンドメイド作品の販売を始めるなら必ず方法を理解しておきましょう。一通り方法を理解してしまえば、あとは毎年同じように計上していくだけです。慣れるまでは難しく感じますが、やり方を覚えてしまえば大丈夫なので、最初のうちにしっかり確定申告について確認しておきましょう。
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