ハンドメイド販売方法のポイントは?価格設定・販促活動など売るためのコツを解説
記事更新日:2024年8月22日ハンドメイド作品を販売する際のポイントは、適切な価格設定と効果的な販促活動です。
価格設定では、材料費と労働時間を考慮し、競合他社と比較しつつ、適正な利益を確保する必要があります。
販促活動では、SNSやオンラインマーケットプレイスの活用、作品の魅力的な写真撮影、ターゲット顧客を意識したメッセージ発信などが重要です。
ハンドメイド品の価値を効果的にアピールし、確実に売上につなげるための実践的なノウハウをお伝えします。
ハンドメイド作品を販売する際は、売れるためのポイントをおさえて工夫することが大切です。いくらよい作品を作っているとしても、販売方法がきちんとしていなければ作品をたくさん販売することはできません。作品の魅力を引き出してお客さんにそれをうまく伝えることが必要です。
ハンドメイド作品を販売するためには、どういった点に注意するとよいのでしょうか。今回はハンドメイド作品を販売する際に意識すべきコツについて紹介します。
目次
ハンドメイド作品の販売方法
ハンドメイド作品の販売方法は以下の通りです。 ・オンラインでの販売(ECサイト、SNSでのプロモーション) ・オフラインでの販売(直接販売(ショップやイベント)、卸売) こちらを順にご紹介します。
オンラインでの販売(ECサイト、SNSでのプロモーション)
ハンドメイド作品の販売方法として、オンラインでの販売が有効な選択肢となります。 ECサイトへの出品は、広範囲の顧客層へアプローチでき、24時間365日販売が可能です。 出品にあたっては、作品の特徴や制作工程、使用素材などを分かりやすく説明し、魅力的な商品写真を用意することが重要です。 また、SNSを活用したプロモーションも効果的です。 Instagram、Facebookなどで作品の魅力を発信し、フォロワーとのコミュニケーションを密に取ることで、ファン層を醸成できます。 定期的な新作の告知や、オリジナリティ溢れるコンテンツの投稿などで、ブランド力の向上にもつなげられます。 オンラインでの販売は時間と労力がかかりますが、これらの工夫により、ハンドメイド作品のPRと販路拡大を図ることができるでしょう。
オフラインでの販売(直接販売(ショップやイベント)、卸売)
ハンドメイド作品の販売において、オフラインでの直接販売も有効な手段です。 まず、自身でショップを構えるのは難しい場合でも、既存のファッションショップやギャラリーなどに委託販売を行うことで、新しい顧客層へのアプローチが可能になります。 作品の特徴や魅力を丁寧に説明し、店舗のコンセプトに合ったディスプレイを提案することで、売上向上につなげられます。 また、イベントへの出展も有効な選択肢です。 ハンドメイドマーケットやクラフトフェア、フリーマーケットなどに参加し、直接買い手と対面することで、製品の魅力を伝えやすくなります。 さらに、その場での即売だけでなく、イベントでの反響を踏まえて、後日オンラインでの販売に繋げるのも効果的です。 一方で、大量の販路を確保するためには、卸売も検討する価値があり、ショップやセレクトショップなどへの卸売を行えば、広範囲な販売網を築くことができるでしょう。
販売価格設定のポイント
販売価格設定のポイントは以下の通りです。 ・製造コストの把握 ・競合他社の価格分析 ・適正利益率の設定 こちらを順にご紹介します。
製造コストの把握
ハンドメイド作品の販売価格を適切に設定するためのポイントの1つは、製造コストを正確に把握することです。 まず、材料費を正確に算出する必要があり、使用する素材の単価や個数を正確に記録し、作品1点あたりの材料費を算出しましょう。 次に、製作にかかる時間も考慮する必要があります。 工程ごとに細かく時間を計測し、作品1点あたりの工数を明確にします。 さらに、その工数に時間給を乗じて人件費を算出することで、より正確な製造コストが把握でき、他にも、道具の減価償却費や光熱費、梱包費用なども織り込む必要があるでしょう。 これらの全てのコストを丁寧に積み上げていくことで、製造1点あたりの正確なコストが算出できるようになります。 この製造コストを基準に、適切な利益率を加味した上で、最終的な販売価格を設定するのが望ましい方法です。
競合他社の価格分析
ハンドメイド作品の販売価格設定におけるもう1つのポイントは、競合他社の価格分析です。 まず、同じジャンルの類似した作品を探し出し、それらの価格帯を把握する必要があります。 オンラインのマーケットプレイスやSNSなどで、同じ素材や技法を用いた作品の価格を調べましょう。 次に、作品の質や特徴、ブランド力などを総合的に比較検討します。同等の品質や魅力であれば、競合製品と同程度の価格設定が妥当でしょう。 一方で、より高い付加価値を提供できる場合は、少し高めの価格設定も検討できます。 ただし、あまりにも高すぎる価格は購買意欲を阻害する可能性もあるため、適切な水準を見極めることが重要です。 製造コストとの関係性も考慮しつつ、競合他社の動向を注視しながら、柔軟な価格設定を行うことが望ましいでしょう。
適正利益率の設定
ハンドメイド作品の販売価格設定における最後のポイントは、適正な利益率を設定することです。 適切な利益率を見極めるには、まず自社の経営状況を正確に把握する必要があります。 固定費や変動費など、全ての費用を正確に算出し、必要な利益水準を検討します。 ランニングコストを賄えるだけの利益が得られるよう設定することが重要です。 一方で、販売価格が高すぎると消費者の購買意欲を削ぐ可能性もあるため、市場の動向も考慮する必要があり、同業他社の価格動向や、顧客の支払い可能水準などを分析し、競争力のある適正な利益率を見極める必要があります。 また、製造コストに一定の利益率を上乗せする一般的な方法のほか、需要や供給の状況に応じて柔軟に価格設定を行う戦略的な手法も活用できます。 製造コスト、競合他社の価格、市場の動向などを総合的に勘案しながら、最適な利益率を設定することが望ましいでしょう。
ハンドメイド作品の魅力を引き出す
ハンドメイド作品の魅力を引き出すは以下の通りです。 ・商品写真の工夫 ・わかりやすい商品説明 ・顧客ニーズに合わせたカスタマイズ こちらを順にご紹介します。
商品写真の工夫
ハンドメイド作品の魅力を引き出す上で、商品写真の工夫は非常に重要です。 まず、作品の素材感や質感、立体感を最大限に引き出すために、十分な光量と適切な撮影角度を設定することが重要です。 自然光を活用したり、照明機材を効果的に配置することで、作品の魅力を最大限に引き出すことができます。 次に、作品の使用イメージや雰囲気を表現するために、周辺の小物やモデルを上手に組み合わせることも効果的です。 作品の用途や使用シーンを想像できるような撮影を心がけましょう。 さらに、商品写真の構図や視点にも工夫が必要です。 アップショットやアングルを変えることで、作品の立体感や細部の魅力をより際立たせることができます。 このように、作品の素材感や使用イメージ、構図などを意識して商品写真を工夫することで、ハンドメイド作品の魅力を最大限に引き出すことができるでしょう。
わかりやすい商品説明
作品の材質や製造工程、特徴などを詳しく説明することが重要です。 使用された素材の特性や、ハンドメイドならではの繊細な仕上がりなど、作品の価値を丁寧に伝えましょう。 加えて、作品の用途や使用シーンを具体的に提案することで、顧客の購買意欲を高めることができます。 例えば、洋服に合わせるアクセサリーの場合は、どのようなファッションに合わせて着用するのがおすすめかを示すと良いでしょう。 さらに、作品のこだわりや製作者の想いなども加えることで、作品への愛着が生まれ、ファンを獲得することにもつながります。 写真だけでは伝えきれない作品の魅力を、文章でわかりやすく表現することが重要です。 顧客が作品の価値を十分に理解できるよう、丁寧な商品説明を心がけましょう。
顧客ニーズに合わせたカスタマイズ
ハンドメイド作品の魅力は、一点一点に製作者の手作りならではのこだわりが込められていることにあります。 そのため、顧客の要望に合わせて、色彩やサイズ、デザインなどを柔軟に変更できる体制を整えることが望ましいです。 例えば、アクセサリーの場合、顧客の好みや服装に合わせてパーツの色や素材を変更したり、服飾小物であれば、サイズやデザインを細かく調整することで、きめ細かいニーズに対応できます。 さらに、完成品だけでなく、部品のカスタマイズメニューを設けることで、より個性的な作品を楽しんでもらえ、顧客が自分好みにアレンジできる機会を設けることで、作品への愛着が深まり、リピート購買にもつながります。 ハンドメイド作品の大きな魅力は、まさにその「ひとつひとつ違う」ところにあり、柔軟なカスタマイズ対応により、その魅力を最大限に引き出すことができるのです。
販促活動のコツ
販促活動のコツは以下の通りです。 ・SNSでの情報発信 ・顧客とのコミュニケーション ・特別企画やイベントの実施 こちらを順にご紹介します。
SNSでの情報発信
作品の魅力を効果的に伝えるためには、写真の質と量が重要です。 高品質な商品画像を多数投稿することで、作品の素材感や細部の魅力を引き出すことができます。 加えて、作品の制作過程の様子を紹介したり、使用イメージを示すなど、作品へのファンの理解を深めていくことも大切です。 さらに、SNSを通じて作品の情報を発信するだけでなく、ユーザーとの対話を大切にすることも重要です。 商品についての質問に丁寧に答えたり、ユーザーからのコメントに積極的に反応することで、ブランドへの共感を醸成していくことができます。 そして、SNSのアルゴリズムを理解し、効果的な投稿のタイミングやハッシュタグの使用など、投稿内容の最適化にも注力することが望ましいでしょう。 ハンドメイド作品の魅力を最大限引き出すには、SNSを通じたきめ細かな情報発信と、ユーザーとの対話を大切にすることが不可欠です。
顧客とのコミュニケーション
製作者の思いや作品へのこだわりを丁寧に伝えることが大切です。 単なる商品の説明にとどまらず、作品が生み出される背景や製作者個人のエピソードなどを共有することで、商品への愛着と理解を深めてもらえるでしょう。 また、顧客の声に真摯に耳を傾けることも重要です。 購入後のフィードバックやアイデア、要望などを丁寧に聞き取り、それらを今後の商品開発やサービス向上につなげていくことが求められます。 さらに、定期的な情報発信によって顧客との関係性を維持し、ファンを増やしていくことも重要です。 SNSなどを活用し、新作の紹介や製作過程の共有、イベント情報の提供など、作品の魅力を様々な角度から伝えていくことが効果的です。 顧客一人ひとりとの丁寧なコミュニケーションを通じて、ハンドメイド作品の魅力を最大限に引き出し、ファンを獲得していくことが肝心だといえるでしょう。
特別企画やイベントの実施
季節やトピック性のある特別商品の企画は、顧客の関心を集めやすくなります。 例えば、母の日や クリスマスなどのギフトシーズンに合わせた限定アイテムの発売や、その時期ならではのデザインの提案など、顧客のニーズに合わせた提案ができます。 また、作品製作の体験ワークショップの開催も効果的です。 作品を自分の手で作ることで、素材の質感や制作の工程に対する理解が深まり、作品への愛着が高まります。 さらに、作家との交流の場を設けることで、ブランドの魅力をより感じ取ってもらえるでしょう。 加えて、作品のポップアップストアの開催や、展示即売会への出展なども効果的です。 実際に商品を手に取ってもらえる機会を設けることで、製品の質感や機能性を理解してもらえ、購買への後押しにつながります。 このように、特別企画やイベントの実施によって、ハンドメイド作品の魅力を効果的に引き出し、ファンを獲得していくことが可能となります。
販売チャネルの選択
販売チャネルの選択は以下の通りです。 ・自社サイトのメリット・デメリット ・マーケットプレイスの活用方法 ・直接販売の強み こちらを順にご紹介します。
自社サイトのメリット・デメリット
メリットとしては、自社の商品情報や企業理念を直接ユーザーに伝えられることが挙げられます。 自社サイトでは、豊富な商品情報やブランド価値を効果的に訴求でき、ユーザーの理解を深めることができます。 また、オリジナルデザインのサイト設計により、ブランドイメージの醸成も可能です。 さらに、受注管理や顧客情報の一元管理など、自社サイトならではの細かなオペレーションを行えるメリットもあります。 一方でデメリットとしては、サイト構築や運用コストの負担が大きいことが挙げられます。 セキュリティ対策や決済システムの導入など、一定の投資が必要となるでしょう。 また、ユーザー集客にも一定の手間がかかるため、認知度の低いブランドでは苦戦する可能性があります。 このように、自社サイトを活用する際は、自社の強みを最大限に活かしつつ、コストや集客の課題にも十分に対応できるよう、慎重な検討が必要不可欠です。
マーケットプレイスの活用方法
マーケットプレイスには多くの潜在顧客が集まっているため、自社サイトに比べて圧倒的な集客力が期待できます。 そのため、知名度の低い新規ブランドにとっては、重要な販路の1つとなります。 また、マーケットプレイスの運営が中心となるため、自社でサイト運営の手間を省くことができ、決済処理やカスタマーサポートなどの機能が標準装備されているため、手軽に販売を始められるというメリットがあるでしょう。 さらに、マーケットプレイスでは、ユーザーの購買行動データを活用したプロモーション支援を受けられる場合もあり、自社では難しい効果的な施策を実施できる可能性があります。 ただし、マーケットプレイスでは自社ブランドの訴求力が薄れる可能性や、価格競争の激しさなどの課題もあります。 そのため、自社サイトとの使い分けや、マーケットプレイスでのブランディング強化など、戦略的な活用が重要となります。 このように、マーケットプレイスは販売チャネルの選択肢として非常に有効活用できる選択肢の1つだといえるでしょう。
直接販売の強み
直接販売では作品の魅力を最大限に引き出すことができます。 対面で商品説明や試着、制作過程の紹介ができるため、ユーザーの理解を深めることが可能です。 また、作家との交流の機会を設けることで、作品への愛着が醸成されます。 さらに、直接販売では製造コストの上乗せなく、最終ユーザーに商品を届けられるため、適正な価格設定が可能です。 これにより、ユーザーの支持を得やすくなります。 加えて、ユーザーからのフィードバックを直接得られるという大きなメリットがあり、ユーザーの生の声を聞くことで、今後の商品開発や顧客サービスの改善につなげられます。 一方で、直接販売には人的リソースの確保や販売拠点の確保など、一定のコストがかかるというデメリットもあります。 しかし、作品の魅力を存分に発揮でき、ユーザーとの絆も醸成できる点は大きな強みといえるでしょう。 このように、ハンドメイド作品の販売チャネルとして直接販売は非常に有効な選択肢の1つといえます。
ネットでハンドメイドを売るコツ
ネットでのハンドメイド販売では、直接作品をお客さんに見てもらうことはできません。そのため、作品のイメージや雰囲気をしっかり伝えるための工夫が必要です。また、そのほかにも気をつけるべきポイントがたくさんあります。ここでは、ネットでのハンドメイド販売のコツについて紹介します。
写真にこだわる
ネットでハンドメイド作品を販売するときに最も重要になるのは写真です。お客さんはサイトに掲載されている写真を見て買うかどうかの判断を下します。もちろん、よく見せようとし過ぎて本物の作品とかけ離れた写真になってしまってはいけませんが、作品の魅力を最大限引き出して伝えられるような写真を用意する必要があります。
*最初に目に入る写真はなるべく素敵にする
ネットのハンドメイド作品の販売サイトでも、作品の写真は複数枚登録できることがほとんどです。その中でも最も人の目に入るのが1枚目にくるメインの写真です。メインの写真は検索結果の一覧にも並ぶ写真なので、お客さんの興味を引くためにも、作品のよさがよくあらわれた写真を選ぶ必要があります。ただ作品を正面から写すのではなく、角度をつけたりほかの小物を使ったりして、おしゃれな雰囲気を出した写真にしましょう。
*加工アプリを使って演出する
写真を素敵にするためには、加工アプリを使用するのも1つの方法です。加工アプリを使えば、光の当たり方を変えたり、装飾を加えたりすることができます。ただし、やり過ぎると写真の雰囲気が本来の作品のイメージとかけ離れてしまう恐れもあるので要注意です。やり過ぎにならない程度に、さりげない演出をするようにしましょう。
ネーミングを変える
ネットで商品を販売するときはネーミングも重要です。お客さんは検索して商品を探しますから、検索に引っかかるようなキーワードをしっかり盛り込んでおく必要があります。いくら写真が素敵でも、検索結果にあらわれなければ、その作品を見てもらうことはできません。その作品をあらわすキーワードやお客さんが検索しそうなキーワードを盛り込み、しっかり見てもらえるようにしましょう。
価格設定の相場を知る
ハンドメイド作品を販売するときは、価格設定も重要です。価格をうまく設定できないと、販売を継続するのが難しい状況になる恐れもあるので気をつけましょう。
*売れている同じような作品の価格を参考にする
初めて作品を出品するときは、売れている作品を見て価格を参考にするようにしましょう。相場とあまりにもかけ離れた価格では、お客さんが買うのをためらってしまう恐れがあります。ほかの作品とは違う明白な付加価値があるのであれば話は別ですが、基本的には相場に合わせた価格設定をするべきです。
*安売りはNG
少しでもお客さんに買ってもらえるチャンスを掴みたいと思う場合は、価格を下げて安売りしがちになります。しかしながら、価格は最低でも利益が出る程度の金額にしましょう。赤字で売っていては作品作りの継続が難しくなってしまいます。
丁寧な顧客対応をする
作品に対する問い合わせがきた場合、回答は誠意のある態度で丁寧におこないましょう。態度が悪いとそれだけでお客さんの購買意欲を損ねてしまう可能性があります。
サイトの閲覧数が多い時間に更新をおこなう
既存の販売サイトを利用するなら、なるべく閲覧数が多い時間帯に更新をおこなうのがベストです。作品は新着順に表示されるので、閲覧者数が多いときに更新すればそれだけ多くの人に見てもらえる可能性が高まります。
イベントでハンドメイドを売るコツ
では、イベントでハンドメイドを売るときは、どのようなことに気をつけるべきなのでしょうか。詳しくみていきましょう。
お客様目線のセッティングをする
イベントの醍醐味は、直接作品をお客さんに見てもらえることです。そのため、一押しのものは特に目につきやすい場所に配置するように心掛けましょう。何事もお客さん目線で考えるのが重要です。
ポップや装飾にもこだわりを持つ
イベントで出品するときは、自分のお店を開くのと同じです。そのため、ポップや装飾などにもこだわりをもち、作品の世界観を演出することが大切です。作品に合わせた雰囲気で統一し、お客さんの興味を引きましょう。ポップや装飾がきっかけとなり作品を購入してもらえたというケースは非常に多いです。
ラッピングにこだわる
作品は丁寧に扱うのが重要です。そういった所作をお客さんは意外と見ています。ラッピングにもこだわりをもつと、お客さんをより楽しませることができるのでおすすめです。
ハンドメイドでリピーターをつくるコツ
ハンドメイド作品の販売でリピーターを確保するにはどうしたらよいのでしょうか。リピーターを得るためには、作品を魅力的に見せる工夫が必要です。
作品のクオリティは大前提
再び作品を購入してもらうためには、作品のクオリティがある程度高いというのは大前提です。実際に使用したうえで「また欲しい!」と思ってもらわなければなりません。リピーターを獲得するためには、小手先のテクニックよりもまずは丁寧に作品作りに挑む姿勢が重要です。
お店の名前を決めてロゴをつくる
リピーターを増やすには、作品のイメージが重要です。そのため、お店としての名前や作品のブランド名を考える必要があります。そのうえでロゴにまでこだわれば、よりファンを獲得しやすくなるでしょう。お店のカラーをはっきりさせ、世界観を作り上げることも大切です。
名刺を作って作品と一緒に渡す
お店の名前や作品のブランド名が決まったら、名刺を作って作品と一緒に渡すようにしましょう。コンセプトが伝わる名刺をもらうと、ほかの作品も見てみたいという興味をもってもらえる可能性も高まります。
SNSを活用する
ハンドメイド作品が増えてきたら、SNSを活用してファンを増やすのも1つの手です。ブログやインスタグラムなどを活用し作品を紹介していきましょう。SNSを利用する際も、写真にはこだわりをもつことが重要です。
ハンドメイドを売るコツをつかんで効率的に販売しよう
ハンドメイド作品を販売するなら、売るためのコツをしっかりつかむことが重要です。意識すべきなのはハンドメイド作品の素晴らしさを分かりやすく表現し、お客さんに伝えることです。作品のクオリティが高ければ、リピーターとして作品を購入してもらえる可能性もグッと高くなるでしょう。作品の品質を上げるともに作品の見せ方にも注意すれば、作品の人気や知名度を上げていけるはずです。短期間ですぐに成果を上げられるというわけではないですが、地道な取り組みが大きな結果につながります。ハンドメイド作品を売るためのコツをおさえて、効果的に販売を進めていきましょう。
ハンドメイドの代表的な販売方法
ハンドメイドの販売方法としてはどのようなものがあるのでしょうか。実はハンドメイドの販売方法には、複数の種類があります。方法によって販売の流れも異なるので、自分の求めるスタイルに合ったものを選ぶとよいでしょう。
ハンドメイドの販売サイト出品する
インターネットを見てみると、ハンドメイド作品を専門に扱う販売サイトがあります。自分のアカウントを取得すれば、簡単に自分の作品の販売ページを作ることができるので簡単です。ハンドメイドの販売サイトには、ハンドメイド作品を購入したいと思っているお客さんがたくさん登録しています。そのため、営業活動をそれほどしなくても作品が売れる可能性があります。
自分でネットショップを開設する
インターネットを使ってハンドメイド作品を販売するなら、自分でネットショップを開設するという方法もあります。無料でサイトを立ち上げることができるサービスもたくさんあるので、上手に活用してみるとよいでしょう。
委託販売する
ハンドメイド作品を販売する方法としては、委託販売もあります。委託販売とは、ハンドメイド作品を代理で販売してくれるお店を探し、実際に店頭に並べて販売してもらうことです。作品のコンセプトにあったお店に委託販売をお願いすれば、作品を購入してもらえるチャンスも大きく広がるでしょう。
イベントに出展する
最近ではハンドメイド作品の人気が高まっていることから、ハンドメイド作品を集めたイベントも多く開催されています。そういったものに参加すれば、お客さんと直に触れ合いながら作品を売ることができます。ハンドメイド作品の販売ができるイベントとしては、フリーマーケットもあります。
ネット販売のメリット・デメリット
ハンドメイド作品のネット販売には、どういったメリットやデメリットがあるのでしょうか。詳しく確認していきましょう。
初心者が簡単に始められるのが販売サイトでの出品
ハンドメイド作品のネット販売は、初心者でも簡単に始められるというメリットがあります。作品数が少なくても出品できるので、試しに始めてみたいという場合でも気軽に利用できます。遠く離れた地域の人にも自分の作品を知ってもらえるのもうれしいポイントです。
販売サイトの場合は手数料がとられるが集客が見込める
販売サイトを利用する場合は、販売のためのシステムが整っている分、手数料がかかるという難点があります。とはいえ、ある程度しっかりと集客も見込めるので、経費と考えれば問題なく運営していけます。
知識があるなら自分で開設するのもあり
仮にサイトを作る知識があるのであれば、自分でハンドメイド作品の販売用のサイトを開設するのも1つの手です。ただし、その場合は集客方法や販売のシステムまで1から考えなければなりません。ある程度ほかの販売方法でファンがついたうえで実践したほうがよいでしょう。
委託販売するメリット・デメリット
委託販売をするとすれば、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。こちらについて詳しく紹介します。
お店に作品を置いてもらい販売を任せる
委託販売はお店に依頼するだけで作品を販売できるので、うまくいくとしっかりとした販売経路となるでしょう。とくに、集客の多いお店に委託販売を依頼できれば、目にふれる機会も多くなるのでチャンスが増えます。
委託料・手数料・場所代などが取られる
委託販売をするとなると、委託料や手数料、場所代などがとられます。委託するお店によってその種類や金額は大きく異なるので注意が必要です。作品が思うように売れないと、委託料のほうが高くなってしまいマイナスになることもあるので気をつけましょう。
作品に合う客層や場所かを見極める必要がある
委託販売を成功させるためには、委託するお店をしっかり見極めて選ぶことが大切です。自分の作品を購入してくれそうな客層なのか、場所は適切かなどについて、深く検討したほうがよいでしょう。長く委託をお願いしたいならお店との関係づくりも重要です。委託販売を選ぶなら、より慎重に準備を進める必要があります。
イベントに出品するメリット・デメリット
ハンドメイド作品をイベントで販売する場合は、どういったメリットやデメリットがあるのでしょうか。イベントに関しても確認してみましょう。
作品を直接おすすめできる
イベントにハンドメイド作品を出品すれば、作品を直接お客さんに紹介することができます。お客さんの生の反応も知れるので、その後の作品作りのよい参考になるでしょう。積極的に意見を聞き、作品作りに活かすのがおすすめです。また、ほかの出店者の様子も見ることができ、今後の作品作りや活動に対するヒントが得られることもあります。売れている作品の秘密を探るよい機会となるでしょう。
作品の送料はかからないがイベント参加費料がかかる
イベントに出る場合、直接販売することができるので送料などはかかりません。ただし、イベントに参加するための出店料がかかります。作品が思うように売れないと割に合わない場合もあるので気をつけたほうがよいでしょう。また、作品をアピールするにはディスプレイ方法にもこだわる必要があります。こだわればこだわるほど費用がかかるので、予想できる売り上げを考慮しながら検討しなければなりません。
認知度をあげるのにおすすめ
イベントに参加すれば、作品をしっかりとアピールすることができます。イベント参加を機にお客さんが増えるというケースもよくあります。リピーターになってもらえるよう、ネットで作品を販売している旨を伝えるチラシなども用意しておくとかなり効果的です。また、作品を手に取ってもらえるよう、作品の長所を明確に押し出す工夫が必要となります。出品する前に、購入する側としてイベントを見学しておくのもよいでしょう。
ハンドメイドの販売方法はネットや委託などさまざまある!
ハンドメイドを販売する方法には、複数の種類があります。それぞれの方法によって強みが異なるので、自分の目的に合った方法を選ぶようにするとよいでしょう。とくにネットの販売サイトを利用すれば、数分で作品の販売経路を確保することができるので非常に便利です。初めてハンドメイド作品の販売をするのであれば、まずはネットの販売方法から試してみるとよいでしょう。
ネットでの販売を通して作品に需要があることが分かったら、イベント出店や委託販売も検討してみると、より作品の知名度をアップさせられます。実際にお客さんに会って作品を販売すると、より作品作りに対するやる気も向上するはずです。自分にしか作れないハンドメイドを用意し、たくさんの人にその魅力を届けてみてはいかがでしょうか。
まとめ
ハンドメイド作品を販売する際のコツは、価格設定と販促活動の両面から取り組むことが重要です。 価格設定では、材料費や工数、類似品との比較から適正価格を設定し、適切な利益率を確保することが肝心です。 販促活動では、SNSやオンラインマーケットへの出品、魅力的な商品写真の撮影、顧客ニーズに合わせたメッセージ発信などが不可欠です。 ターゲット層を明確にし、作品の魅力を効果的にアピールすることで、確実に売上に結び付けることができます。 これらの要点をしっかりと押さえ、自身のハンドメイド作品の販売に役立ててみましょう。
- 通信講座のSARAスクール編集部
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心理カウンセラー資格やリンパケアセラピスト等の体系資格、食育資格などを扱うSARAスクール編集部が運営するコラムです。主に女性向けのキャリアアップやスキル習得を目的とした講座が多く、家事や育児と両立しながら学べる環境が整っています。資格取得を目的とした講座も充実しており、仕事や日常生活に活かすことが可能です。