家庭で手作りしよう!簡単にできる紅茶の作り方
記事更新日:2019年7月22日香りが豊かでおいしい紅茶。コーヒーもおいしいですが、紅茶にはまた違った香りの豊かさがあります。お茶のもととなる葉が手に入れば、紅茶は自分で作ることができます。家でオリジナルの紅茶が作れるなんて素敵ですよね。道具も家にあるものを使うので面倒はありません。気軽に紅茶作りを楽しむことができます。
家で紅茶を作るには、具体的にはどうしたらよいのでしょうか。自分で紅茶を作る際は、紅茶ができる仕組みについて理解しておくことも必要です。今回は紅茶ができる仕組みとともに、簡単な紅茶の作り方について紹介します。

目次

紅茶はどうやってできるのか

そもそも紅茶はどのようにしてできているのでしょうか。自分の手で紅茶を作るなら、まずは紅茶がどうやってできているのか確認しておきましょう。
紅茶はお発酵させたお茶
紅茶は、もとをたどれば緑茶やウーロン茶と同じ葉でできています。紅茶は、緑茶やウーロン茶よりも長い時間発酵させて作ったお茶です。そのため、緑茶やウーロン茶よりも豊かな香りを楽しめるものが多くなっています。発酵のさせ方によって味や風味が変化します。
紅茶が出来る仕組み
葉の表面には、酸化酵素のポリフェノールオキシダーゼがあります。お茶の材料となる葉が破けると、ポリフェノールオキシダーゼが葉の内側にあるカテキンと接触するのです。そうなると、酸化作用によって葉は赤っぽくなっていきます。このような酸化作用が起きると、徐々にテアフラビンやテアルビジンといった成分が作られます。これらの成分によって紅茶の赤い色の具合が決まります。紅茶の種類やメーカーなどによって紅茶の色の出方が違うのはこのためです。
紅茶作りに必要なもの
紅茶を自分で作るときは、いくつか用意すべきものがあります。道具は家庭にあるものばかりなので、簡単に用意することができるでしょう。
お茶の葉
紅茶のもととなるお茶の葉を用意します。家の近くで手に入らないようであれば、インターネット通販を利用して購入すると簡単です。紅茶は発酵させたあとで乾燥させるので、もとの量に比べるとかなり量が少なくなります。お茶の葉はだいたい300グラムくらい用意しておけばOKです。
ざる
ざるは、お茶を広げておくのに使用します。なるべく大きくて平べったい形状のものだと便利です。
ビニール袋
ビニール袋は茶葉を入れて使います。茶葉を入れた状態で揉んだりこねたりするので、厚手で丈夫なものがよいです。冷凍保存用のジップ付きの袋などが調度よいでしょう。
電気ポット
紅茶作りでは途中でお湯を使用するため、電気ポットも準備しておきましょう。あらかじめお湯を沸かして保温しておくと作業がスムーズになります。
タオル
タオルは紅茶を作る際に使用します。茶葉を包んで使うので、新しい清潔なタオルを用意しましょう。タオルは濡らした状態で使用しますが、清潔さを保つためにも使用する直前に濡らすようにしましょう。
バケツ
バケツも茶葉が直接触れる可能性があるため、清潔なものを準備しましょう。サイズは一般的な大きさのもので構いません。
水切りざる
料理などで使用する水切り用のざるも必要です。取手がついていてバケツのうえに引っ掛けて使えるようなサイズのものを用意してください。
キッチンペーパー
茶葉を乾かす際に使います。キッチンペーパーは周りが汚れたときにサッと拭くことができて便利なので、余分に用意しておくとよいでしょう。
皿
キッチンペーパーと一緒に茶葉を乾かす際に使用します。電子レンジで使用するので、耐熱性であることを確認してください。
電子レンジまたはオーブン
茶葉を乾かすために電子レンジを使用します。ワット数が調整できるものだとよりよいです。オーブンでも大丈夫です。
家庭でできる紅茶の作り方

紅茶を完成させるためには、「水分を抜く」「揉む」「乾燥」という3つの工程を経る必要があります。それぞれのポイントをおさえておいしい紅茶作りを行いましょう。
お茶の水分を抜く
まずはお茶の水分を抜く工程です。「水分を抜く」といっても、実際にやることはお茶の葉をざるに乗せ、風通しのよい日陰に置いておくだけです。あまり発酵させず甘い香りにしたいときは2日ほどこのまま置いておきます。反対に、しっかり発酵させたいなら、この工程は1日程度でOKです。
お茶を揉む
お茶の水分を抜く工程が終わったら、揉む工程に入ります。ざるに広げたお茶の葉をビニール袋の中に入れ、お茶の葉どうしをこすり合わせるように揉みます。とにかくしっかり揉み込むことが重要です。ときどき空気を入れながら、約1時間続けます。意外と力が必要なので慣れるまでは大変かもしれません。少しずつ休みを取りながら揉んでください。しっかり揉み続けていると、やがてお茶の葉の色が緑色から焦げ茶色に変わっていきます。水分が出てきて黄みがかった細かい泡も出てくるはずです。この状態になったら揉む作業は完了となります。 なお、ここではさらに発酵を進めるための作業をします。電気ポットで沸かしたお湯をバケツに入れましょう。そのバケツのうえに、水切りざると濡らしたタオルをかけます。そしてそこに先ほど揉んだ茶葉を入れます。茶葉どうしがくっついているはずなので、ある程度ほぐしながら入れてください。茶葉を全て入れたら、タオルの端を上からかけて包み込みます。このまま約1時間置いておきます。ただし、15分に一度ひっくり返す必要があるため、近くで待機していてください。
乾燥させる
皿の上にキッチンペーパーをのせます。バケツの上にのせていた茶葉を取り出し、そこに平らになるようにのせます。皿ごと電子レンジに入れ、600ワットで3分加熱してください。電子レンジで加熱すると、茶葉が黒っぽく変わります。その茶葉を取り出し、さらによく揉み込みます。しっかり揉めたら、再度皿にのせてまた電子レンジで加熱します。今度は600ワットで2分加熱すればOKです。これを3回程度繰り返しましょう。ここまでの工程をすべて終えると、手作り紅茶の完成です。普通の紅茶と同じように、ティーポットを使用してお茶を淹れることができます。
作り方を覚えてオリジナルの紅茶を楽しもう

紅茶はこのように自分で手作りすることが可能です。少し手間はかかりますが、家にあるものを使って作ることができるという点はとても手軽ですよね。お茶の水を抜く時間を調整するなどして、味や風味の異なる紅茶を作ってみてはいかがでしょうか。同じ茶葉からできる紅茶でも作り方によって味が違うということを実感できるのも、自分で紅茶を作ることの醍醐味の1つです。それまで知らなかった紅茶の魅力に気が付くきっかけとなるかもしれません。
なお、作った紅茶はなるべく早く飲み切るようにしてください。なるべく新鮮なうちに飲み切ってしまうことをおすすめします。これは手作りの紅茶に限ったことではありません。一度開封した紅茶は早めに飲んだほうがよいです。そのため、手作り紅茶を作るなら、少量ずつ作るようにするとよいでしょう。揉み込むのが大変なのでつい大量に作りたくなってしまいますが、作り過ぎはNGです。おいしい紅茶を手作りして、優雅なティータイムを楽しんでみてはいかがでしょうか。いつもの紅茶とは一味違う特別な味わいを楽しむことができるはずです。
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