スタイリストの年収はどのくらい? | 通信教育・通信講座のSARAスクールジャパン資格講座
現在位置
通信教育・通信講座SARAトップ > ファッション服飾・カラーの資格取得講座一覧 > スタイリスト資格取得講座 > ファッションを仕事に!スタイリストの年収はどのくらい?

ファッションを仕事に!スタイリストの年収はどのくらい?

ファッションのスタイリングを行うスタイリストの仕事はとても魅力的だと思う人も多いはずです。スタイリストになって毎日ファッションについてあれこれ考えるのは、とても楽しそうですよね。ところで、スタイリストとして働く場合、年収はどの程度になるのでしょうか。スタイリストと一口にいっても、その働き方はさまざまあるため、年収は人によってばらつきがあるというのが本当のところです。

好きなことを仕事にする場合でも、収入はしっかり確保したいですよね。今回は、スタイリストの年収について詳しくみていきましょう。

ファッションを仕事に!スタイリストの年収はどのくらい?

スタイリストの標準な給料は?

ファッションを仕事に!スタイリストの年収はどのくらい?

まずはスタイリストの標準的な年収について紹介します。スタイリストは、平均で200~300万円程度の年収を得ているといわれています。もちろん、ファッション業界で働いているスタイリストと一括りにいっても、働き方によってその年収は大きく異なります。スタイリストの年収は実績に比例することが多いです。スタイリストになりたての頃は、平均以下の年収しか得られないということも少なくありません。ただし、そういった厳しい時期を耐えて実力を身に付けていけば、人によっては平均以上の年収を得ることも十分可能です。 スタイリストとして働いている人は、収入に対して仕事のやりがいを感じていることは少ないです。それ以上に、自分が好きなファッションを仕事にしているということに大きな魅力を感じています。スタイリストの仕事はお金でははかることのできない充実感を得られる仕事です。

スタイリストアシスタントの給料は?

一人前のスタイリストとしてデビューする前のアシスタント時代は、給料がかなり少ないことも多いです。アシスタントとしてスタイリストを目指す方法としては、スタイリスト事務所に入るという方法とフリーランスとして活動するという方法の2つがあります。スタイリスト事務所に所属する場合は、アシスタントであってもある程度の給料を得られる可能性があるでしょう。しかし、フリーランスの場合はかなり少額の報酬しか得られないことも多いです。アシスタントの1年目の給料の平均は100万円程度ともいわれています。そのため、アシスタント時代は睡眠時間を削ってアルバイトもこなしていたというスタイリストもたくさんいるようです。ファッション業界などでは、一人前になるためには3年以上のキャリアが必要といわれる場合もあります。そういったことを考えると、少なくとも3年程度はアシスタントとして修業が必要だというイメージをもっておいたほうが無難です。 スタイリストの仕事は立ちっぱなしでいることが多かったり、早朝や深夜に撮影が入ったりすることから体力勝負だといわれています。しかしながら、このように生活するためのお金を確保するという面でも、とくに若いうちは苦労することが多いでしょう。とはいえ、そういった苦しい状態を乗り越えられるほどの決意があるかどうかということも、スタイリストになるためにはとても重要な課題だといえます。

フリーランスの給料は?

フリーランスは仕事をした分だけそれが収入になります。実績がないうちにフリーランスとなってしまうと、なかなか仕事を得ることができなくて困るので要注意です。フリーランスのスタイリストの平均年収は、約400~600万円だといわれています。活躍しているフリーランスのスタイリストの中には、年収1000万円を超えている人もいるようです。そのため、フリーランスは、実力によってかなりの金額を稼ぐことができる可能性も秘めています。ただし、成功するのは決して簡単なことではないので、誰よりも努力するという強い意思が必要です。

スタイリストで高収入を得るには?

スタイリストは実力次第で高収入を得ることもできる仕事です。スタイリストになってバリバリ働き、高い年収を確保するためにはどうしたらよいのでしょうか。スタイリストとしてのキャリアを考えるうえでも、そういった視点はとても重要です。

まずは実績を積むことが重要

スタイリストとしてたくさん仕事をこなして高収入を得るには、本人に実績があるかということがもっとも大きなポイントとなります。これはどの働き方を選ぶ場合でも基本的には同じです。そのため、何か小手先の方法で高収入を目指そうとするよりも、地道にしっかりと努力を重ねることが大切だといえます。とくにアシスタント時代などはきついと感じることも多くある可能性がありますが、そこを頑張って乗り越えてこそ大きな未来につながるチャンスを得ることができます。

昇給制度のある事務所で働く

スタイリストとして働く方法の1つとして、スタイリスト事務所で働くという方法があります。それを選ぶ場合は、昇給制度がある事務所を選ぶとよいでしょう。昇給制度があれば実力をしっかり考慮してもらうことができ、それが年収にも反映されます。昇給制度がない場合、自ら昇給を願い出て交渉しても、その意見が認められることはなかなか難しいです。スタイリストの仕事でしっかり稼ぎたいと思うのであれば、そういった会社の制度にも着目することが重要です。

フリーランスになる

スタイリストとして活躍する方法としては、フリーランスになるという方法もあります。フリーランスになるということは、会社に所属せずに自分の名前で仕事をとるということです。仕事に対する対価がそのまま自分自身の収入となります。そのため、ある程度実績を積んでいるということが必要になります。仮にしっかりとした経験や実力がある場合は、事務所に所属するよりも高収入を確保しやすくなるでしょう。事務所に所属していて収入面に不満を感じるようになり、フリーランスとして活動し始める人もいるようです。実力がないうちにフリーランスのスタイリストとして活動を始めても、全く仕事が得られない可能性が高いので、その点には注意しましょう。フリーランスを目指す場合は、ある程度計画的に自分のキャリアをイメージして仕事の経験を増やしていくべきです。

事務所を立ち上げる

スタイリストとして活躍し、ある程度高い収入が得られるようになったら、自分の事務所を立ち上げるということも可能です。複数人のスタイリストを雇い、本格的に会社として経営していくということもできます。自分自身がスタイリストとして活動を続けることもできるので、より多くのお金を稼ぐことにつながるはずです。ただし、自分の事務所を作るとなれば、それだけ責任も大きくなります。自信があっても軽はずみな気持ちで実現できることではないので、慎重に検討することが大切です。

スタイリストの年収は本人の努力次第で大きく変わる

スタイリストの年収は本人の努力次第で大きく変わる

スタイリストになれば、ファッションを仕事にすることができます。ファッションについて常に新しい情報に触れることができますし、いつでもファッションについて思いを巡らせることが可能になります。そのため、ファッション好きな人は収入よりもそういったやりがいに魅力を感じ、スタイリストの仕事を選んでいることが大半です。とはいえ、スタイリストの仕事は実力によるところが大きいため、しっかりと実力を積めばかなりの金額を稼ぐこともできるでしょう。年収の高いスタイリストを目指すなら、アシスタント時代から気合を入れて人一倍努力を重ねることが必要です。ファッションを仕事にして、しっかり稼げるスタイリストになりましょう。

ファッションに関わる仕事の種類

憧れの職業!ファッションに関わる仕事に就くには

一口にファッションに関わる仕事といっても、さまざまな種類があります。まずは、ファッションに関わる仕事にはどのようなものがあるかについてみてみましょう。

デザイナー

デザイナーは、洋服、靴、バッグなどさまざまな服飾品のデザインを行う人です。センスが必要な仕事だといえます。しかしながら、企業に勤めてデザイナーの仕事をするうえでは、自分の好みだけに合わせて勝手にデザインできるというわけではありません。マーケティングによって流行りなどをとらえ、売れるアイテムを作ることが求められます。普段からファッションについてアンテナを張り、最新のトレンドを常にチェックしておくことも大切です。そういった情報を考慮しつつ、色や形、素材などを決めて新しい服飾品のデザインを作っていきます。実力をつければ、オーダーメイドの高級な洋服を作るデザイナー、独立して自身のブランドをもつデザイナーなどとして活躍することも可能です。日本人の中にも、世界的に有名なデザイナーとして名を馳せている人がいます。

パタンナー

パタンナーは、デザイナーが作成したデザイン画をもとにして型紙を作る人です。型紙のことを「パターン」と呼ぶことから、この職業はパタンナーと呼ばれています。デザイナーが描くデザイン画は平面的なものなので、それを立体的にイメージしながら生地のカットを考えて型紙を作る必要があります。わずか1ミリの差でも完成品には大きな影響が出ることもあるため、正確な作業が求められる仕事です。現代ではコンピューターを使用して型紙を作成するのが一般的になっています。

バイヤー

バイヤーは、お店に並べる商品の買い付けを行う人のことです。ファッションに限らず店頭に並んでいる商品は、いずれもバイヤーによって買い付けが行われています。そのため、とくにファッションに関する買い付けを行う人のことを「ファッションバイヤー」と呼びます。バイヤーはお店のターゲットを意識し、売れる商品を見極めることが最大のミッションです。展示会や工場などに出向き、魅力的な商品を探し出します。商品を買い付けてくるだけでなく、どうしたら店頭の商品が売れるのかについて販売員とともに考えることも重要な仕事です。

スタイリスト

スタイリストは、服や小物などファッション全体のスタイリングを行う人のことです。主に、テレビや映画、ショーなどに出演する有名人のファッションを担当することが多いです。出演するメディアやイベントごとにどういった雰囲気が求められているのか把握し、自らのセンスでスタイリングを行います。使用する衣装や小物をレンタルしてそろえることも仕事の1つです。

ショップスタッフ

ショップスタッフは、アパレルショップで販売業務に携わる人のことです。お客様に商品の説明をしたり、会計業務を行ったりするなど、接客全般を担います。また、店舗の清掃、ディスプレイの設置、在庫管理など、接客以外にもさまざまな業務を行っています。正社員として採用されて管理職になれば、店舗の運営だけでなく、スタッフの育成といった業務に携わる場合もあります。

ファッションに関わる仕事に就くために必要なスキルはある?

ファッションに関わる仕事については、基本的に必須の資格はありません。ただし、それぞれ微妙に異なる能力が必要であるため、正しい知識のもとで仕事を行っていく必要があります。

デザイナー

デザイナーは専門的な職業というイメージがありますが、必要な資格はとくにありません。ただし、専門的な知識が必要であることは間違いないので、専門学校などで服飾の知識を一通り学んだうえでデザイナーを目指す人が多いです。素敵なデザインを生み出すためには知識も必要ですが、センスや発想の豊かさもとても重要です。

パタンナー

パタンナーもデザイナーと同様、資格がなければいけないということはありません。型紙を作るための知識や服を作る生産過程を一通り知っている必要があります。型紙はコンピューターを使用してCADソフトによって作成するため、操作方法も身に付けておいたほうがよいでしょう。

バイヤー

バイヤーは、売れるものを選ぶことができる感覚を備えている必要があります。そのためにはファッションセンスは欠かせませんし、常に世の中の動向に注目しておくことが重要です。海外で買い付けを行うこともあるので、語学力があると役に立ちます。また、さまざまな交渉を行う必要があるため、どんな相手であっても物怖じせずに対応できるような人が向いています。

スタイリスト

スタイリストは相手が求めているものを的確に理解したうえで、衣装を用意する必要があります。そのため、相手の話をよく聞き、それらを把握する能力が必要です。服のレンタルを自分自身で行う必要もあるので、関係者と円滑な関係を築けるということも大切だといえます。

ショップスタッフ

ショップスタッフはお客様と直に接する仕事であるため、コミュニケーション能力は必須です。ちょっとした会話からお客様の好みを引き出し、求める商品を提案する力が求められます。ブランドやお店の顔ともいえる存在であるため、常に笑顔でいられかどうかも適性を判断するには重要なポイントです。

ファッション業界に向いている人とは?

ファッション業界に向いている人とは一体どのような人でしょうか。最後にそれについて確認しておきましょう。

ファッションが好き

ファッションに関わる仕事をするなら、ファッションが好きだという気持ちはとても重要です。お客様の心に響くような服を作り、それを売るためにはお客様以上にファッションに対する情熱が必要でしょう。

人に尽くすのが好き

ファッションを仕事にするということは、自分のファッションだけでなく、他人のファッションについて考えるということでもあります。仕事としてファッションを扱ううえでは自分に似合うものだけに限らず、さまざまなタイプの人に似合うファッションについて考えたり、学んだりする必要があるといえるでしょう。

憧れのファッションに関する仕事に就こう

憧れのファッションに関する仕事に就こう

ファッションに関する仕事にはたくさんの種類があります。いずれもある程度きちんと勉強をし、そのうえで経験を重ねることでようやく一人前になることができる仕事が多いです。ショップスタッフなどであればアルバイトとしてでも仕事をすることができるので、ファッション業界で働きたいという人にとってはとっつきやすい職業だといえるでしょう。ファッションに関する仕事は華やかなイメージが強いですが、実際にはたくさんの労力によって成り立っている部分が大きいというのも事実です。ファッション業界を目指すならファッションが好きだという気持ちを大切にして、努力を怠らない姿勢をもつことが重要だといえます。