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セレクトショップとは?ブランドとの違いをおさえよう

セレクトショップには、素敵な商品が多数そろっていますよね。ところでセレクトショップとはどのようなお店か知っていますか。具体的にはあまりよく分かっていないという人も多いのではないでしょうか。セレクトショップは、ブランドやほかのタイプのお店とは一味違った特徴をもっています。

今回はセレクトショップとはどのようなお店なのかについて、詳しく説明していきます。セレクトショップとブランドの違いや関係性についても触れるので、この機会にしっかりと概要をおさえておきましょう。

セレクトショップとは?ブランドとの違いをおさえよう

セレクトショップとは?

そもそもセレクトショップとはどのようなお店なのでしょうか。まずはセレクトショップの基本的な説明をします。基本的なところをおさえて、セレクトショップについて明確なイメージをもちましょう。

小売店の一種

セレクトショップは小売店の一種です。そのため、セレクトショップは街中や商業施設の中で店舗を構えています。企業が何店舗も店を出している場合もあれば、個人がお店を開いている場合もあります。

複数ブランドの商品を売る店

セレクトショップはその名のとおり、複数のブランドから商品を選んで販売をおこなっています。それぞれのブランドが出している商品の中から、そのセレクトショップのコンセプトや顧客ニーズに合ったものを仕入れて販売するのです。そのため、どのような商品を置くかが非常に重要になります。

経営者やバイヤーのセンスで陳列されている

セレクトショップに並ぶ品は、どれも店の経営者やバイヤーのセンスによって選ばれたものです。そのため、経営者やバイヤーは高いセンスとともに、世間や顧客のニーズを読み取る力を持ち合わせている必要があります。そういった力は簡単に身に付くものではなく、業界での長い経験が必要です。

セレクトショップとブランドの違い

セレクトショップはブランド物を扱っています。では、セレクトショップとブランドの違いはどういったところにあるのでしょうか。ここではセレクトショップとブランドの違いについて確認しておきましょう。

ブランドは商標を意味する

ブランドとは銘柄名のことで、商標を意味しています。セレクトショップはそのブランドの一部の商品を選んで販売しているに過ぎません。そのため、ブランドとセレクトショップは全く別の人が経営しています。

ブランドはデザイナーがデザインする

ブランドではその商標をつけたさまざまな商品を販売しています。これをデザインするのはデザイナーです。デザイナーのセンスによってオリジナルの商品を生み出しています。ポジション的にはメーカーと似ています。

セレクトショップは複数のブランドを扱う

セレクトショップは複数のブランドから買い付けをおこなっています。そのため、セレクトショップには、たとえばAというブランドのバッグとBというブランドの洋服が一緒に並んでいることもあります。店の経営者やバイヤーによってそれらは選ばれています。

セレクトショップの特徴

セレクトショップはいろいろなブランドの商品を扱っています。とはいえ、これだけでは具体的にどのようなお店なのかイメージできないという人も多いかもしれません。ということでここでは、さらに詳しくセレクトショップの特徴について見ていきます。

セレクトショップには流行品が集まる

セレクトショップは店の経営者やバイヤーの目利きによってさまざまな商品が集められています。そのため、そのときに流行している品が集められています。ファッションに敏感な人にとっては、セレクトショップはとても魅力的に映るはずです。セレクトショップ側もおしゃれなお店としてのイメージを守るため、常に流行に関する情報収集をおこなっています。

ブランドにとらわれず高度なセンスで展開される

セレクトショップで売られているものは、有名なブランド品だけではありません。コンセプトに合ったよい商品であれば、どのようなものでも店頭に並ぶ可能性があります。セレクトショップに行けば、ブランドにとらわれない高度なセンスでそろえられた商品の中から好きなものを選ぶことができます。

国内外のブランドアイテムがそろう

セレクトショップには、国内外のブランドのアイテムがそろっています。セレクトショップの中には、日本では珍しい商品を扱っているところもあるかもしれません。また、国内の商品であってもなかなか出回っていない、知る人ぞ知る逸品をそろえている場合もあります。セレクトショップに行けば、他の人に羨ましがられるような素敵な商品に出合える可能性が高いといえるでしょう。

利益率はオリジナルブランド品の方が高い

セレクトショップでは、オリジナルブランドを作って販売しているところもあります。こういったオリジナルブランド品は、他のブランドから仕入れた商品よりも利益率が高い傾向にあります。そのため、仮にセレクトショップを運営する場合は、セレクトショップとしてのブランド力を育てつつ、オリジナル商品を展開するようにすると高い利益が見込めるでしょう。

セレクトショップに商品が並ぶまでの流れ

最後に、商品がセレクトショップに並ぶまでの流れについて確認していきます。セレクトショップに並んでいる商品は、具体的にどのような流れを経ているのでしょうか。流れを詳しく把握して、セレクトショップについての理解を深めましょう。

展示会や買い付け先にバイヤーが脚を運ぶ

セレクトショップの店頭に並べる商品を探すときは、展示会や買い付け先にバイヤーが脚を運びます。実際に自分の目で見て商品の良し悪しを判断するのです。セレクトショップでは1つ1つの商品のセンスが、店の印象を決める大事な要素となります。そのため、商品を選ぶところからとても真剣に細かい見極めがおこなわれるのです。

売れる商品を見極め買い付けする

バイヤーはかなりたくさんの商品の中から、売れると思える商品を見つけて買い付けをおこないます。実際に店頭に並べたらどれくらい売れそうか経験をもとに判断していきます。これを間違うと在庫が大量に残ってしまう恐れがあるので、この判断はとても重要です。実際に店で販売する商品が決まったら、ブランドにオーダーを出して生産を待ちます。

納品された商品が陳列される

ブランド側で商品が生産されると、店舗へ納品になります。その後、商品が実際にセレクトショップの店頭に並べられます。このようにして、商品はお客様の手に渡っていくのです。たくさんのお客様に購入してもらえれば、バイヤーの目利きは正しかったということになります。

セレクトショップとは優れたブランド品を集めて販売しているお店

セレクトショップとは優れたブランド品を集めて販売しているお店

セレクトショップは、いろいろなブランドの中から魅力ある商品を選んで店頭に並べています。そのセンスは非常に高く、ファッションを愛する人からの高い支持を集めている場合も多いです。セレクトショップの中には、ファッション業界で一目を置かれているようなところもあります。もしも自分がセレクトショップを運営することになったら、そういったお店にできれば鼻が高いですね。もちろんそのためには、高いセンスとファッションに関する知識が必要になります。そういった部分に自身があるなら、セレクトショップで働いたり店を始めてみたりするのもよいかもしれません。

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