スーパーフードってどんな物?
スーパーフードとは、特定の食品を定義した物ではありません。一般社団法人日本スーパーフード協会では「栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品であること。あるいは、ある一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれる食品であること。一般的な食品とサプリメントの中間にくるような存在で、料理の食材としての用途と健康食品としての用途をあわせもつ」とスーパーフードの定義を定めています。また、同協会は、スーパーフードの基準を「『食歴』が何世紀にもわたって人々の健康に寄与してきた食品であること。信頼できるもの」と定めています。
数多くの種類があるスーパーフードの中でも特に重要で、日本スーパーフード協会が推奨するスーパーフードのことを「プライマリースーパーフード10」といいます。具体的には、アサイー、麻の実(ヘンプ)、カカオ、カムカム、クコの実(ゴジベリー)、ココナッツ、スピルリナ、チアシード、ブロッコリースーパースプラウト、マカの計10 種です。ここからは、アサイー、カカオ、クコの実、スピルリナ、ブロッコリースプラウトの5 つについて詳しく見ていきましょう。
アサイー
アサイーは、ブラジル原産のヤシ科の植物です。目に良いとされるアントシアニンが豊富で、鉄分、食物繊維、カルシウム、ビタミンE も多く含んでいます。貧血防止や疲労回復、老化の原因となる活性酸素の抑制などに効果的とされています。
スピルリナ
スピルリナは水中で育つ藻の一種で、たんぱく質が豊富です。ほかにも、アミノ酸、ビタミン、ミネラル、食物繊維、不飽和脂肪酸など、数多くの栄養成分が含まれています。スピルリナは、細胞壁が薄く壊れやすいため、これらの栄養素の消化や吸収に優れています。
カカオ
カカオは、中南米原産のアオイ科の常緑樹です。ポリフェノールの一種であるカカオポリフェノールを含み、集中力を高めたり、リラックスを促したりするほか、血圧低下や動脈硬化の予防にも効果があるといわれています。
クコの実
クコの実は、中国産のナス科の低木です。ビタミン、ミネラル、たんぱく質のほか、美肌にも良いβカロテンが豊富です。スナックとしてそのまま食べたり、スムージーやヨーグルトに入れたりするのもおすすめです。
ブロッコリースプラウト
ブロッコリースプラウトは、ブロッコリーの新芽です。ファイトケミカル(植物に含まれる天然の化学成分)の一種であり、デトックスの王様と呼ばれるスルフォラファンを、成熟ブロッコリーの20 倍以上と高濃度に含んでいます。カットする必要もなく使いやすいので、さまざまな料理のトッピングに最適です。
スーパーフードの資格取得はこんな人におすすめ!
体に必要な栄養素が豊富に含まれるスーパーフードは、不足しがちな栄養を補うための食品として最適です。健康を維持したい方や、太りやすい体質でダイエットをしたい方、肌荒れや便秘を改善したい方、疲れやストレスを軽減したい方、ホルモンバランスの乱れや肌荒れが気になる方、アンチエイジングに役立てたい方などは、日常的に取り入れてみることをおすすめします。ただし、やみくもに取り入れても効果を感じることはできません。自分の体と向き合い、改善点を見極めた上で、最適なスーパーフードを取り入れることが大切です。
SARAのスーパーフード資格講座では、スーパーフードの基本的な知識から、それぞれの食材の効果や取り入れ方まで幅広く学ぶことができます。1日30分・半年間でカリキュラムを終えることができ、食の知識がない初心者でも無理なく進められる内容です。講座修了後の試験に合格すれば「スーパーフードアドバイザー」「美健康食品マイスター」の2つの資格を取得することができます。資格を手にすることによって、自分や家族の健康だけでなく、多くの人にスーパーフードの魅力を伝えることができるでしょう。