水耕栽培資格おすすめ5選|土壌栽培との違いや資格の生かし方も解説
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水耕栽培資格おすすめ5選|土壌栽培との違いや資格の生かし方も解説

屋内の限られたスペースで野菜作りができる水耕栽培が注目を集めています。

しかし水耕栽培でおいしく安全な野菜を育てるには正しい知識が必要です。
「水耕栽培をしてみたいけどハードルが高い」と感じている初心者や未経験者は多いのではないでしょうか?

そこでおすすめなのが、水耕栽培の資格を取得することです。
資格を取得するために学ぶことで、水耕栽培に必要な知識や技術が身につきます。

これから水耕栽培に挑戦したいという方のために、本記事ではおすすめの水耕栽培資格をご紹介します。
資格の勉強方法もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

水耕栽培資格とは

水耕栽培は、土を使用せずに水と液体の肥料で植物を育てる栽培方法です。
自宅の部屋やベランダなどの狭いスペースであっても手軽に植物を育てられるため、庭や畑がない家でも室内で作物を育てられます。

資格を取得することで、水耕栽培で作物を育てるのに必要な知識を習得できます。

具体的に学べる内容は、以下のとおりです。

* 水耕栽培に必要な道具の知識
* 植物の育成に関する知識
* 水耕栽培で育てる方法
* 水耕栽培のさまざまな技法
* 水温対策
* 害虫対策

資格を取得することで、水耕栽培を使った野菜の育て方に関して知識があるという証明になります。

家庭で趣味としておこなう以外に、仕事でも役立てられます。

水耕栽培と土耕栽培の違い

【土壌栽培と水耕栽培の違い】
  メリット デメリット
土壌栽培 ・設備投資が必要ない ・作物の収穫に天候が影響する
・土壌づくりの手間がかかる
水耕栽培 ・室内でも栽培できる
・病害虫のリスクが少ない
・水の使用量を減らせる
・設備投資が必要
・育て方に関する情報が少ない

野菜や植物の栽培方法は、土を使用する土耕栽培と使用しない水耕栽培に分けられます。
それぞれのメリットとデメリットを比較しながら、水耕栽培の詳細をご案内します。

少ない農薬で安全に農作物を作れる

水耕栽培は、水耕栽培は農薬の使用量を抑えられます。

どんなに対策をしても動物や微生物が発生しやすい環境にある土壌栽培とは異なり、水耕栽培は農薬で害虫対策をする必要がないためです。

農薬濃度の高い野菜を普段の食生活で蓄積することに、危機感を抱いている方は少なくないでしょう。
水耕栽培は安全性を重視する方におすすめです。

設備投資をする必要がある

水耕栽培をおこなうためには、設備投資をする必要があります。

例えば、栽培に必要な容器や光量が足りないときのLEDライトなどです。
使用する機器によっては、電気料金などの光熱費などもかかります。

土壌栽培の場合は、栽培の前に土を耕したり、費用を植えたりするなど農具が必要となるため、準備すべきものが大きく異なります。

栽培する作物やご家庭の環境によっても必要なものは異なるため、水耕栽培を始めたいと思ったら、何が必要なのかをリサーチしましょう。

水耕栽培ならではの育て方のコツがある

水耕栽培は土耕栽培とは全く異なる栽培方法です。

一概にどちらの方が難しいとはいえないのですが、以前からおこなわれていて情報が充実している土耕栽培に対して、水耕栽培はあまり情報が出回っていません。

そのため、育て方が分からなくなったり、困ったりしたときに、水耕栽培の場合は困ってしまいがちです。

水耕栽培資格の活かし方

水耕栽培の資格を取得することで、その知識を多様な仕事に生かせます。
ここでは、水耕栽培資格を活かせる働き方の一例をご紹介します。

植物工場や農場で働く

水耕栽培資格は、植物工場や農場での仕事に活かせます。
大規模な水耕栽培をおこなう植物工場や農場などでは、専門知識やノウハウが求められます。

資格の取得で身につけた農業プロセスを活かし、生産性を向上させるスペシャリストとしての活躍も可能です。
環境にやさしい水耕栽培を用いて新鮮な食品生産にかかわることで、農業業界の発展にも貢献できます。

水耕栽培農家として独立する

資格の取得により、水耕栽培農家として独立することも可能です。

天候に左右されず、安定した収穫が期待できる水耕栽培は、農業業界でも注目されています。
水耕栽培で作られた作物はスーパーマーケットで特設コーナーが設けられるなど、確かな需要もあります。

土耕栽培と比較すると、害虫のリスクが少なく生産量が安定することや、狭いスペースでの栽培が可能なことなどから、就農のハードルも低いです。

したがって、水耕栽培は未経験者でも比較的チャレンジしやすい栽培方法です。

野菜にこだわったレストランを経営する

水耕栽培で収穫した野菜を提供するレストランを経営する道も考えられます。
自家栽培の野菜やハーブを使用することで、常に新鮮で高品質な食材を提供できます。

新鮮で安全な水耕栽培の食材を料理に使用することで、食の安全への意識が高い層からの支持を得られるでしょう。
もちろんメニューや調理技術が重要であることはいうまでもありませんが「水耕栽培で育てた野菜」は十分にレストランのアピール要素になります。

カルチャースクールの講師として活動する

水耕栽培資格で得た知識を活かして、家庭菜園を学びたい人に対して講師として水耕栽培を教えることもできます。

自宅で手軽に始められる趣味として水耕栽培に興味を持つ人が増えているため、水耕栽培スクールへの需要も期待できます。
スクールの講師は、ただ水耕栽培の技術を教えるだけではなく、環境への配慮や食品生産の重要性などを伝えることも重要な役割です。

講師として活動することで、水耕栽培に興味を持つ方同士のコミュニティの提供もできます。

水耕栽培資格おすすめ5選

これから水耕栽培の資格を取得したいという方のために、おすすめの資格を5つご紹介します。
資格の概要や受験資格、受験料についても解説しますので参考にしてください。

水耕栽培士

水耕栽培士は、日本生活環境支援協会が認定する資格です。

試験では、水耕栽培で使う道具や植物育成に関する知識、水耕栽培の種類や水温、害虫対策に関する知識を問われます。
資格の取得後は、水耕栽培士として園芸店で働くことも可能です。

【受験概要】
* 受験資格:とくになし
* 受験料:10,000円(税込)
* 受験申請:インターネット
* 受験方法:在宅受験
* 合格基準:70%以上の評価
* 試験日程:2ヶ月に1回ペースで開催
* 主催:日本生活環境支援協会

水耕栽培インストラクター

水耕栽培インストラクターは、日本インストラクター技術協会が認定する資格です。

試験では、水耕栽培の基礎知識や、ペットボトルを使った栽培方法、水耕栽培の種類別の注意点に関する知識を問われます。
水耕栽培の魅力を広く伝える仕事がしたいという方は、水耕栽培インストラクターの資格を取得することで、講師活動をおこなえるようになります。

【受験概要】
* 受験資格:とくになし
* 受験料:10,000円(税込)
* 受験申請:インターネット
* 受験方法:在宅受験
* 合格基準:70%以上の評価
* 試験日程:2ヶ月に1回ペースで開催
* 主催:日本インストラクター技術協会

グリーンアドバイザー

グリーンアドバイザーは、日本家庭園芸普及協会が認定する資格です。

試験では、植物の生理学的基礎知識、種子や球根に関する基礎知識、植物の特性や分類、園芸デザインに関する知識などが問われます。

協会が発行する講習テキストや講習動画で学習を進めましょう。
グリーンアドバイザーの認定資格は有効期限が5年です。
登録料を支払うと更新できますので、忘れずに手続きをおこなってください。

【受験概要】
* 受験資格:とくになし
* 受験料
・一般:40,700円(税込)
・学生:20,350円(税込)
・再受講・受験:29,700円(税込)
* 受験申請:インターネット
* 受験方法:協会が指定する会場
* 合格基準:不明
* 試験日程:協会指定の日程
* 主催:日本家庭園芸普及協会

日本農業検定

日本農業検定は、全国農協観光協会が認定する資格です。

試験では、農業や食料自給の現状、地球温暖化などの環境問題、食と健康、食物の栽培に関する知識を問われます。
試験の難易度に応じて、3級から1級までの3区分に分かれていますが、どの区分を受験する場合でも受験資格は問われません。

【受験概要】
* 受験資格:とくになし
* 受験料
・3級:4,200円(税込)
・2級:4,700円(税込)
・1級:5,600円(税込)
* 受験申請:インターネット
* 受験方法:協会が指定する会場
* 合格基準
・2級・3級:正答率原則60%以上
・1級:正答率70%以上
* 試験日程:協会が指定する日程
* 主催:全国農協観光協会

園芸装飾技能士

園芸装飾技能士は、中央職業能力開発協会が主催し、厚生労働省が認定する国家資格です。

資格を取得することで、植物を使用した室内装飾のプロとして活動できます。
園芸装飾技能士の資格取得後は、生花店や造園業など園芸関係の会社で活躍することも可能です。

【受験概要】
* 受験資格
・3級:6ヶ月に満たなくても受験可能
・2級:2年以上の実務経験
・1級:7年以上の実務経験
* 受験料
・学科試験:3,100円(税込)
・実技試験:18,200円(税込)
* 受験申請:各都道府県の職業能力開発協会から書類を取り寄せ、郵送もしくは直接申請する
* 受験方法:協会が指定する会場
* 合格基準
・実技試験:原則として100点中60点以上
・学科試験:原則として100点中65点以上
* 試験日程:協会指定の日程
* 主催:中央職業能力開発協会

水耕栽培資格の勉強方法

水耕栽培の資格を取得する主な勉強方法として、独学・専門学校・通信講座の3つが挙げられます。
それぞれの特徴を理解したうえで、自分に適した方法で資格の勉強を進めましょう。

独学

独学は、書籍やテキストを購入して学ぶ方法です。
自分のスケジュールに合わせて好きなときに好きな場所で学べます。

インターネット上に無料で公開している動画や、Webサイトの情報を利用するのもおすすめです。
ただし情報が間違っていないか、古い情報ではないかを見極める必要があります。
また、実践的な学びを得にくい点もデメリットとして挙げられます。

使用する教材を自分で用意して、学習スケジュールも自分で設定しなければならないため、自己学習が得意な方に向いている勉強方法です。
教材にかかる費用は書籍の購入費くらいなので、予算を抑えたい方にも適しています。

専門学校

農業科のある専門学校や大学で水耕栽培を学ぶ方法もあります。
専門学校や大学では水耕栽培だけではなく、農業にかかわる知識全般を学べます。

経験豊かな講師による指導のもと、実践的な内容も習得可能です。
仲間と交流しながら学べるのでモチベーションを維持しやすいのも専門学校で学ぶメリットといえるでしょう。

ただし学校の授業スケジュールに合わせて通学しなければならないため、本業や子育ての合間に学びたい方には向きません。

また学費がかかるためほかの勉強方法と比べてコストが高い点もデメリットとして挙げられます。
専門学校に通う方法は、時間や予算に余裕のある方に適している勉強方法です。

通信講座

通信講座の水耕栽培コースを受講するのも選択肢の一つとして挙げられます。
自宅で都合のよい時間に学べる点は独学と同じですが、異なる点は体系的なカリキュラムが組まれていることです。

通信講座では、資格の取得に適した教材が用意されており、カリキュラムに従って学習を進めると必要なスキルが身につくようになっています。
専門の講師に質問できる仕組みを取り入れている通信講座もあり、分からないところをしっかり解決しながら勉強を進められます。

ただし学習の頻度や進め方は自分でコントロールしなければなりません。
独学同様に基本的には1人で学習するため、モチベーションを維持しにくい可能性もあります。
通信講座は、自己学習が得意で隙間時間を使って学びたい方に適している勉強方法です。

水耕栽培資格の取得におすすめの通信講座

これから水耕栽培の資格を取得するのであれば、SARAスクールの通信講座がおすすめです。
SARAスクールで水耕栽培講座を受講すると「水耕栽培士」と「水耕栽培インストラクター」を取得できます。

在宅受験が可能な基本コースと試験免除で資格を取得できるプラチナコースが用意されているため、自宅で落ち着いて試験を受けたい方は基本コース、確実に資格を所得したいならプラチナコースを選ぶとよいでしょう。

各コースの受講料は次のとおりです。

・基本コース:59,800円(税込)
・プラチナコース:79,800円(税込)

講座の初級編では、水耕栽培の利点などの基礎知識を身につけ、中級編では水耕栽培の応用知識を学びます。
上級編では水耕栽培の具体的な手順や収穫方法の習得を目指します。

1日30分勉強した場合、6ヶ月ほどで資格を取得可能です。
もっと勉強時間を取れる方であれば、さらに短期間での資格取得も目指せます。

SARAスクールへのお問い合わせはこちら

まとめ

水耕栽培資格を取得すると、習得した知識で食物の栽培を楽しむほかに、仕事にも生かすことが可能です。
水耕栽培の資格を取得したいと考えているのであれば、自宅で好きなときに学べる通信講座をおすすめします。

SARAスクールの水耕栽培講座なら、在宅で「水耕栽培士」と「水耕栽培インストラクター」の2資格を取得可能です。

プラチナコースであれば、試験が免除となり課題の提出のみで資格が認定されます。
確実に資格を取得して趣味や仕事に生かしたい方は、SARAスクールの水耕栽培プラチナコースの受講を検討してはいかがでしょうか。