焼酎のアルコール度数と薄める割合について | SARAスクール
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焼酎のアルコール度数はどれくらい?薄める割合について押さえておこう

焼酎を飲むときは、水やお湯で割ることも多いです。その場合、どの程度の割合で飲めばいいのか迷ってしまうケースも多いのではないでしょうか。何となく自分のさじ加減で割っていると、薄くなり過ぎたり濃くなり過ぎたりしてしまいます。それを避けるためには、適度な割り方を理解しておくことをおすすめします。

今回は、焼酎のアルコール度数とともに、割るときの適切な割合について紹介します。焼酎をおいしく割って飲みたいという人は、ぜひ参考にしてみてください。

焼酎のアルコール度数はどれくらい?薄める割合について押さえておこう

焼酎のアルコール度数

そもそも焼酎のアルコール度数はどの程度なのでしょうか。焼酎のアルコール度数は、作り手のさじ加減で決められているものではありません。焼酎のアルコール度数については、酒税法において厳格に上限が決められています。酒税法においては、焼酎は甲類と乙類に分類されています。甲類の場合のアルコール度数は36度未満です。これに対して、乙類のアルコール度数は45度以下とされています。よって、焼酎のアルコール度数は、どんなに高い場合でも45度以下です。この点をまずはしっかりと理解しておきましょう。

本格焼酎・泡盛のアルコール度数

焼酎のアルコール度数の上限ついては、酒税法で制限があります。では、それぞれの焼酎のアルコール度数は、どのようにして決められているのでしょうか。というのも、焼酎のアルコール度数は、それぞれの種類によって異なります。すべてが上限ギリギリのアルコール度数となっているわけではありません。基本的に、焼酎はプロの作り手によって、最も美味しさを感じられるようにアルコール度数が調整されています。そのために、加水調整が加えられているのが一般的です。たとえば、本格焼酎のアルコール度数は20~25度であることが多いです。それに対して、泡盛のアルコール度数は30度くらいになっています。本格焼酎よりも少し高い度数になっているのが特徴的です。泡盛の古酒であれば、アルコール度数は40度くらいになっていることもあります。 ちなみに、焼酎の原酒のアルコール度数は37~45度くらいであることが多いです。原酒とは、蒸留後に水やほかの焼酎をブレンドしていない状態の焼酎のことを意味します。原酒のままでも飲むことはできますが、調整をおこなうことによって高く評価されるおいしさが出来上がっています。こだわりがつまった調整がおこなわれているので、焼酎を選んだらまずは原酒で味見をしてみることをおすすめします。原酒の味をしっかりと知っておかないと、適切な薄め方もつかみにくいので注意が必要です。自分にとってベストな薄め方を目指しましょう。

焼酎を薄める割合

では、焼酎を自分で薄めるときは、どの程度の割合を意識すればいいのでしょうか。もちろん、市販されている焼酎はすでにアルコール度数の調整がされているので、おいしく飲める状態です。とはいえ、アルコールがあまり得意ではなかったり、オリジナルの飲み方を楽しんでみたかったりしますよね。その場合は、焼酎を薄めて飲むことも可能です。一般的に焼酎は割って飲まれることも珍しくはないため、焼酎を薄めて飲むことも決してマナー違反ではありません。ここでは、焼酎を薄めるときの割合について、どの程度にするのがよいのかについて説明します。

基本的な考え方

焼酎を割るときは、押さえて起きたい基本的な考え方があります。すでに説明したとおり、焼酎は割って飲むこともまったく問題ありません。しかしながら、できれば本格焼酎や泡盛などについては、薄めずに味わったほうがよいでしょう。アルコールがそれほど得意でない場合でも、少量ずつであればきちんと飲むことができます。本格焼酎や泡盛など昔ながらのこだわりの製法で作られているお酒については、本来の風味や味をしっかりと味わうほうがおすすめです。一般的な焼酎についてはアルコール度数の高さが気になるときには、好きな割り方をして飲んでも大丈夫です。焼酎は、水割りまたはお湯割りで飲まれることが多いですが、ソーダ割りや燗付けにされるケースもあります。

水割り・お湯割りの割合

では、水割りまたはお湯割りをするときは、どの程度の割合で割るとよいのでしょうか。一般的には、いわゆる「ロクヨン」が黄金比として扱われています。「ロクヨン」とは、焼酎:水=6:4の割合のことを意味しています。たとえば、アルコール度数が25度の焼酎をロクヨンで水割りにすれば、アルコール度数は15度前後になります。この程度のアルコール度数であれば、気軽に飲みやすいですよね。ただし、この割合はあくまでも目安です。実際に水割りやお湯割りをするときは、割合を自分で調整することをおすすめします。具体的には、5:5~7:3程度の間で調整をするとよいです。好みに合わせて割合を変え、焼酎を楽しんでみてください。気分や体調によって割合を調整するのもおすすめです。

ソーダ割りの割合

ソーダ割りをするときは、どのような割合で割ればよいのでしょうか。ソーダ割りの場合は、一般的に「ヨンロク」が黄金比として考えられています。つまり、焼酎:ソーダ=4:6の割合で混ぜ合わせるということです。これは、ソーダに含まれている炭酸によって、焼酎の風味が持ち上げられるためです。少し薄めにしても、ソーダ割りであれば問題なく焼酎の風味を感じることができます。アルコールが苦手な人は、水割りよりもソーダ割りを選んだほうが安心して焼酎のおいしさを楽しめそうですね。

燗付け

燗付けとは、水割りにした焼酎を温めて飲む方法を意味しています。燗付けは昔からよくおこなわれてきた焼酎の飲み方です。この飲み方をする場合は、5:5または6:4程度の割合で水割りを作りましょう。そして、お銚子に水割りを入れて温めてください。あえて燗付けにすることで、伝統的な焼酎の飲み方を堪能することができるでしょう。

焼酎のアルコール度数を理解して適度な薄め方をしよう

焼酎のアルコール度数を理解して適度な薄め方をしよう

焼酎は、薄めて飲むこともできます。そのまま飲んでも十分おいしいですが、人によってはアルコール度数が高すぎると感じることも少なくないですよね。焼酎をおいしく安全に飲むためには、おいしさを保てる薄め方をしっかりと理解しておく必要があります。黄金比とよばれる薄め方を参考にしつつ、実際に焼酎を薄めてみて自分にベストな割合を見つけてみてください。薄め方は好みによっても気に入る割合が異なります。加えて、焼酎の種類によってもどの程度薄めるのがベストなのかは変わるでしょう。それぞれに合わせて適切な選択ができるようにするとよいです。

また、焼酎のなかにはそのまま飲むことをおすすめしたいものもあるのが事実です。特に本格焼酎や泡盛については、そのまま飲むのが基本だといえます。加えて、こだわりの製法で作られた珍しい焼酎についても、まずは薄めずその味をしっかりと堪能したいところです。焼酎本来の味わいをきちんと理解していなければ、おいしい薄め方も把握しにくいです。よって、まずは味見程度でもいいので、焼酎そのものの味をしっかりと理解するようにしましょう。少し舐めてみるだけでも、焼酎の風味や味わいを感じることができるはずです。焼酎のアルコール度数を理解して、いろいろと試しながら適度な薄め方ができるようにしていきましょう。