お菓子作りに使用する砂糖について | 通信教育・通信講座のSARAスクールジャパン資格講座
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お菓子作りに使用する砂糖にはどんな種類があるの?

お菓子作りをするなら砂糖は必須ともいえる材料です。しかしながら、砂糖にはさまざまな種類があることを知っているでしょうか。砂糖の種類によって、特徴はそれぞれ異なります。そのため、お菓子作りをするときはそれぞれの特徴をしっかりと押さえておかなければなりません。

お菓子作りに使用する砂糖には、具体的にどのような種類があるのでしょうか。今回は、お菓子作りに使用する砂糖の種類について説明します。お菓子作りを始める前に砂糖の種類について把握しておきましょう。

お菓子作りに使用する砂糖にはどんな種類があるの?

お菓子作りにおける砂糖の役割と効果

お菓子作りに使用する砂糖には、実はさまざまな役割や効果があります。もちろん、お菓子の甘さを出すのは当然ですが、それ以外にもたくさんの意味をもっているのです。ここでは、お菓子作りで砂糖を使用する役割や効果について説明します。

保水性を高める

お菓子作りをおこなうときに砂糖を使用すると、お菓子の保水性を高めることができます。これはどういうことかというと、お菓子をしっとりさせる効果があるということです。しっとりしているのが魅力のお菓子はたくさんありますよね。そういったお菓子を作るときは、砂糖を使用することでしっとり感をしっかり出すことができます。

焼き色をつける

砂糖は焦げやすいという特徴があります。それがデメリットとなることもありますが、焼き色を付けたい場合には砂糖が重要な役割を担うこともあります。焼き色を付けたいところに砂糖を使用することで、よりおいしそうな見た目にすることが可能です。

泡やタンパク質の凝固をやわらげる

砂糖には、お菓子作りにおける泡の発生やタンパク質の凝固をやわらげる効果も期待できます。お菓子によっては、泡やタンパク質の凝固が進みやすいものもあるので、砂糖を使用することでおいしいお菓子を作るのに役立てられます。

お菓子作りで使う砂糖の量

お菓子を作るときは、使用する砂糖の量も重要になります。お菓子を作るときの砂糖の量は、どのような意味をもっているのでしょうか。ここでは、お菓子作りにおける砂糖の量の重要性について紹介します。

用途・目的にあった砂糖の量が大事

砂糖とひとくくりにまとめられることが多いですが、実際には砂糖にはさまざまな種類があります。用途や目的によって必要な砂糖の量は異なります。お菓子をおいしく仕上げるためには、砂糖の量を調整することが大切です。レシピなどに従って砂糖の量をきちんと守るようにしましょう。

使う砂糖の量がお菓子作りに大きく影響する

砂糖の量は、どのようにお菓子の仕上がりに影響するのでしょうか。砂糖の量はさまざまな部分に影響することが考えられます。たとえば、ジャムの甘さを控え過ぎると、保存性が落ちてしまいます。基本的にジャムは保存がきく食べ物ですが、砂糖を控えるとあまり日持ちがしなくなるというデメリットが発生するので注意が必要です。さらに、メレンゲにも砂糖を入れて泡立てることが多くあります。しかし、メレンゲに加える砂糖を控えると泡が保たれないという問題も発生します。砂糖を加えるときは、甘さだけでなく効果も考慮して量を調整しなければなりません。

お菓子作りで使われる砂糖の種類

お菓子作りで使用する砂糖の種類としては、どのようなものがあるのでしょうか。砂糖にはさまざまな種類があります。ここでは、お菓子作りをするなら押さえておきたい砂糖の種類について紹介します。

グラニュー糖・微細グラニュー糖

グラニュー糖は、さとうきびから作られています。海外では一般的な砂糖です。お菓子作りのために作られている、粒子が細かい微細グラニュー糖もあります。

粉糖

粉糖には、純粉糖、オリゴ糖入り粉糖、コーンスターチ入り粉糖、トッピング用粉糖といった種類があります。

上白糖

上白糖は、日本ならではの砂糖です。しっとりとした質感をもっているのが特徴的です。グラニュー糖よりも甘みが強いのが特徴といえます。

三温糖

三温糖は、製造過程で温める回数をもとに名前が付けられました。成分は上白糖と同じですが、製造過程でキャラメル化するため茶色い色をしています。

和三盆糖

和三盆糖は、日本独自の製法で作られている砂糖です。伝統的な和菓子などに使用されます。

黒糖

黒糖は、サトウキビを絞って出た砂糖を煮詰めて作った砂糖です。精整度が低いのが特徴的です。

カソナード

カソナードとは、フランスのサトウキビのしぼり汁から作る砂糖のことをいいます。コクがあるのが特徴的で、焼き菓子などに使用されます。

ヴェルジョワーズ(ブリュン)

甜菜の糖液から作られる砂糖です。しっとりとした質感をもっています。

メープルシュガー

メープルシュガーはサトウカエデという植物の樹液を煮詰めて作ります。甘みやよい風味をもっていることに加えて、ミネラル分も豊富なのが特徴的です。そのため、高く評価されています。

その他の甘味料

甘味料の種類としては、ほかにもさまざまなものがあります。たとえば、転化糖、はちみつ、トレハロースなども、砂糖と並ぶ代表的な甘味料です。

お菓子作りで使われる粉糖の種類と特徴

お菓子作りにおいては、粉糖とよばれるものも使用することがあります。粉糖にはどのような種類があり、それぞれどういった特徴をもっているのでしょうか。ここでは、お菓子作りで使われる粉糖の種類と特徴についてみてみましょう。

純粉糖

グラニュー糖を粉末状に加工した砂糖のことを純粉糖とよびます。クッキー生地に馴染みやすいという性質があり、お菓子作りでよく使用されます。ただし、湿気を吸って塊になりやすいという特徴もあるので注意が必要です。クッキー以外にも、サブレやマカロンなどを作るときに重宝します。

オリゴ糖入り粉糖

オリゴ糖入り粉糖は純粉糖と同じくらいの甘さをもっており、純粉糖と同じように使うことができます。塊になりにくいので、保存しておいてもすぐに使えるのが便利な特徴といえます。

コーンスターチ入り粉糖

コーンスターチ入り粉糖もまた塊になりにくい粉糖のひとつです。ただし、コーンスターチ入り粉糖は生地の固さに影響しやすいため、使用するときは注意が必要となります。

トッピング用粉糖

トッピング用粉糖油脂は、デンプンで粉糖の粒子をコーティングしたものです。水分と混ざりにくいのが特徴的です。お菓子のデコレーションに向いている粉糖です。

砂糖はお菓子にとって重要な要素!

砂糖はお菓子にとって重要な要素!

お菓子作りをするなら、砂糖はとても重要な要素と言えます。砂糖にはさまざまな種類があり、それぞれ異なる特徴をもっているのです。そのため、使用する砂糖の種類によって仕上がりも大きく変化することが予想されます。おいしいお菓子を作るためには、砂糖の種類を把握することが必要不可欠だと言えるでしょう。そして、きちんと作るお菓子に合った砂糖を選ぶ必要があります。基本的にはレシピ通りの砂糖を用意するようにすれば、大きな問題となることはありません。レシピに書いてある砂糖が手元にないときは、きちんと新しく砂糖を購入するようにしましょう。家にある間に合わせのものを使ってしまうと、お菓子の仕上がりに悪い影響が出る恐れもあるため注意が必要です。砂糖の種類に注意して、おいしいお菓子を作ることができるように準備を整えましょう。