手作り菓子を販売するには?必要な資格や販売方法を押さえよう
記事更新日:2019年9月27日手作りのお菓子を販売することができたら素敵ですよね。自分自身が作ったお菓子で多くの人に喜んでもらえるというのは、とてもやりがいを感じられます。一定の条件を満たせば、手作りお菓子を販売することは可能です。そのため、趣味でお菓子作りを極めているなら、お菓子を販売してみるというのもひとつの道だといえるでしょう。
手作りお菓子を販売するには、具体的にどのようにすればいいのでしょうか。今回は、手作りお菓子の販売に必要な資格や販売方法について説明します。

目次

手作り菓子を販売する形態は?
手作り菓子を販売する場合、どのような形態があるのでしょうか。手作り菓子の販売と言っても、さまざまな方法があります。ここでは、手作り菓子を販売するための形態について代表的なものを紹介します。どのような販売方法ができそうか自分自身と照らし合わせながらチェックしてみてください。
実店舗
手作り菓子を販売する方法としては、実店舗での販売があります。最もイメージしやすい販売形態ではないでしょうか。お店を開き、そこへやってきたお客さんに対してお菓子を販売します。お客さんと直接触れ合うことができるため、どのような人がどのような反応を見せるのか分かり、お菓子作りの参考にもしやすいです。ただし、実店舗をもつとなると、その分、費用がかかるというデメリットもあります。
移動販売
手作りお菓子の販売は、移動販売でおこなうことも可能です。お菓子を販売できそうな場所で許可を得て、簡易的なお店を開く方法です。1日単位でお店を開くこともあれば、数日単位で場所を借りられることもあります。場所によっては車を活用してお店を開くこともできるでしょう。イベントに参加してお菓子を売るというケースもあります。実店舗に比べると気軽にお菓子の販売ができます。ただし、場所の確保や車などの維持費は必要になります。
ネットショップ
手作りお菓子の販売方法としては、ネットショップを開くというのもひとつの方法です。最近では、個人がネットショップを開くことも珍しくなくなってきました。ネットショップでお菓子を販売する場合は、実店舗をもつ必要がないので、かなり気軽に始めることができるでしょう。もちろん、食品を販売する以上は、お菓子に対して責任をもつことが求められます。
手作り菓子の販売に必要な資格
手作りお菓子を販売するときには、一定の資格が必要となります。それは、食品を製造や販売するために必要とされている「食品衛生管理責任者」の資格です。「食品衛生管理責任者」は各都道府県の保健所や衛生局などがおこなっている講習会を受講すると取得できます。難しい資格試験を受ける必要はないので、きちんと手続きを踏めば取得することができます。なお、製菓衛生師や調理師などの資格をもっている場合は、講習会の受講が免除されます。自分自身がもっている資格お種類とともに、扱いについて確認しておくとよいでしょう。
手作り菓子の販売に必要な許可申請
手作りお菓子を販売する場合に必要な許可を取得するには、どのような手順を踏めばいいのでしょうか。ここでは、手作りお菓子の販売に必要な許可の申請方法について説明します。
菓子製造業営業許可証
手作りお菓子を販売するためには、菓子製造業営業許可証が必要です。これは施設そのものが対象となる許可証です。ただし、店舗がない場合でも営業許可証は必須となります。その点に注意しましょう。菓子製造業営業許可証を取得するためには、保健所への申請が必要です。分からないことがあれば最寄りの保健所に相談するとよいでしょう。
食品衛生責任者証
手作りお菓子を販売するには、すでに説明したように食品衛生管理責任者の資格も必要です。これは飲食店や食品製造所において、必ず1人配置しなければならないとされている資格です。この資格は店のオーナー以外の従業員でも取得できます。
手作り菓子を販売するには食品表示も必要
手作りお菓子を販売するときは、決まりに則った食品表示をしなければなりません。具体的には、材料や添加物とともに、アレルギー食品、責任の所在、賞味期限について記載します。これは、お菓子をラッピングして店頭に陳列する場合に必要になります。その場で調理してそのまま販売する場合は、食品表示はしなくてもよいことになっています。どのようなお菓子の販売をするのかによって食品表示の扱いが変わることを押さえておきましょう。
営業許可取得に必要な条件
営業許可を取得するためには、保健所によって決められている条件を満たす必要があります。この条件はとても細かく、建物の作りや構造、面積についても厳格に規定されています。さらに、床や壁・窓の材質についても決まりがあります。加えて、洗浄設備や手洗い設備などの衛生に関わる部分についても、基準を満たしていなければなりません。このほか、給湯設備、 └冷蔵・冷凍設備、ゴミ箱などにも決まりがあります。これらをきちんと守ることができないと、お菓子を作って販売することはできません。利用したい店舗の場所によっては、初期費用をかけて工事しなければならないこともあるでしょう。そういった点も含めて準備をおこなう必要があります。
手作りお菓子の販売で自宅を活用する際の注意点
お菓子作りを自宅でおこない、それを販売する場合にはどのようなことに注意しなければならないのでしょうか。自宅で作ったお菓子を販売したいと考える人も多いですよね。ここでは、お菓子の販売に自宅を活用する場合に気を付けたい注意点について説明します。
自宅を活用するには?
自宅をお菓子作りに活用するにはどうしたらいいのでしょうか。たとえば、自宅で製造したものを移動販売やネット販売で売るという方法があります。自宅で作って販売すれば、新しく場所を確保する必要がないので手軽です。また、少し費用をかけて自宅をカフェやお菓子屋さんとして改装したり増築したりするというのもひとつの方法です。自宅で仕事ができるというメリットがあります。
営業許可が下りない可能性がある
自宅でお菓子を作って販売したいと考えても、場合によってはそれができないこともあります。たとえば、自宅がある場所が市街化調整区域に指定されていると、そもそも自宅を商用で利用することはできません。 法律を無視して営業を始めるとなると、営業停止や撤去命令が出てしまう可能性があるので、自宅以外でお菓子作りをおこなう方法を考えたほうがいいでしょう。
手作りお菓子を販売してみよう!

条件を満たせば手作りお菓子を販売することが可能です。お菓子を上手に作ることができたら、誰かに食べてもらいたいという気持ちにもなりますよね。そのような場合でも、きちんと責任をもてるのであれば、自分自身が作ったお菓子を他の人に届けることができます。許可を申請したり、準備を整えたりする手間はかかりますが、それでもお菓子作りを仕事にできるというのは素敵なことです。お客さんに感謝されたり、「おいしい」と言ってもらえたりすれば、大きなモチベーションとなってよりお菓子作りを頑張ろうという気持ちにも慣れるでしょう。もちろん、そのためにはお菓子作りの腕前もしっかりと磨いていくことが大切です。責任をもってコツコツ頑張ることができる人なら、手作りお菓子の販売を成功させることができるでしょう。
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