手作り焼き菓子の日持ちと保存方法について| 通信教育・通信講座のSARAスクールジャパン資格講座
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手作り菓子の日持ちはどれくらい?適切な保存方法は?

手作りしたお菓子はどの程度日持ちするのでしょうか。せっかく手作りしたお菓子は、おいしく食べたいですよね。そのためには日持ちする日数についても理解しておいたほうがいいでしょう。手作りお菓子はどうしても日持ちがしにくいので、保存方法にも注意を払う必要があります。

今回は、手作りお菓子の日持ちについて説明します。適切な保存方法と一緒に説明するので、手作りお菓子を上手に保存しておいしく食べたいという人はぜひチェックしてみてください。

手作り菓子の日持ちはどれくらい?適切な保存方法は?

手作り菓子と市販菓子の日持ちの違い

手作り菓子と市販菓子には、日持ちについてどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、両者の日持ちの違いについてみてみましょう。

手作り菓子には保存料が入っていない

手作り菓子は、市販菓子に比べると日持ちがしにくいです。なぜなら、市販菓子には日持ちさせるための保存料が入っているのに対し、手作り菓子には保存料を入れないためです。手作り菓子は添加物を最小限に抑えて作ることができますが、その分、日持ちはしにくくなってしまいます。

手作り菓子は雑菌が繁殖しやすい

手作り菓子を作る場合、手袋をして作ったほうが傷みにくくなります。手袋をしないでお菓子を作ると、どうしても雑菌が繁殖しやすい状況になるため、より日持ちがしにくくなってしまいます。面倒でも手袋をつけてお菓子作りをすることにより、少しでも長く日持ちさせられるようになるでしょう。

日持ちしやすい手作りスイーツは?

では、スイーツの種類による日持ちの具合の違いはどのようになっているのでしょうか。スイーツにはさまざまな種類があり、種類によって日持ち具合は大きく異なっています。ここでは、日持ちしにくいスイーツと日持ちしやすいスイーツについてそれぞれ説明するので、ぜひ参考にしてください。

日持ちしにくいスイーツ

お菓子の中には、日持ちしにくいスイーツも多いです。特に牛乳や卵を多く使っており、水分量が多いタイプのスイーツはあまり日持ちがしません。具体的に言うと、生クリームやカスタードクリームを使用したものは日持ちがしにくいです。たとえば、プリンはなるべく早く食べる必要があります。牛乳や卵を使用していないゼリーも水分量が多いので、あまり日持ちがしないスイーツのひとつだといえます。

日持ちしやすいスイーツ

反対に日持ちしやすいスイーツの特徴としては、水分量が少ないことがあげられます。しっかり火を通して作るものや、バターをたくさん使用しているものは、比較的日持ちがしやすいです。また、チョコレートを使用したものも防腐効果が期待できます。日持ちしやすいスイーツとしては、クッキー、パウンドケーキ、ブラウニー、ビスコッティ、スコーンなどがあります。ただし、美味しく食べるにはスーツの鮮度も重要であるため、なるべく早めに食べたほうがおいしく食べられる可能性は高いです。

冷蔵庫で保存する場合の日持ち

ここでは、スーツを冷蔵庫で保存する場合の日持ちについて、具体的な目安を紹介します。カスタードクリームは1日程度、ケーキは2日程度となっています。また、プリンやゼリーの日持ちは3日程度です。焼き菓子は比較的長く保存することができますが、それでも5日程度で食べ切るようにしたほうがよいでしょう。

焼き菓子の保存方法

焼き菓子はどのように保存すれば、より長くおいしく食べることができるのでしょうか。せっかくならおいしくお菓子を食べたいですよね。ここでは、焼き菓子をおいしく食べるための保存方法について説明します。焼き菓子を作るときは、こちらの保存方法をぜひ参考にしてみてください。

基本の保存方法

焼き菓子を保存するときは、空気を通さない袋に入れて保存しましょう。このときは乾燥剤も入れて密閉することが重要です。空気に触れないようにすることで、焼き菓子の劣化をなるべく遅くすることができます。

焼き菓子をより日持ちさせるコツ

焼き菓子をより長く日持ちさせるにはどのようにしたらいいのでしょうか。まず、調理器具は乾かしてから使うことが大切です。水気が付いた状態で使用すると、雑菌が材料に混ざってしまう可能性が高いです。また、焼き菓子は完全に冷えてからラッピングするようにしましょう。熱いうちに袋に入れてしまうと、お菓子から出た水分がこもってしまい、湿気やかびの原因となってしまいます。さらに、乾燥剤を入れることもとても重要です。乾燥剤がないときは紅茶のティーバックでも代用できます。紅茶の種類もこだわれば、お菓子の風味を邪魔せず、ほんのりよい香りをプラスすることもできるでしょう。

手作り菓子の冷凍保存

手作りお菓子を冷凍保存するときは、どのような点に気を付けたらいいのでしょうか。手作りお菓子の中には冷凍保存できるものもありますが、なかには冷凍保存には向かないものもあるので注意が必要です。ここでは、手作りお菓子の冷凍保存について解説します。

冷凍しても食べられるスイーツ

冷凍保存しても食べられるスイーツとしては、さまざまなものがあります。たとえば、焼き菓子やスポンジケーキ、パイ、タルトなどは、冷凍保存しても食べることが可能です。他にも生クリームも冷凍保存して使用することができます。洋菓子以外の和菓子も冷凍保存できるものが多いです。お菓子を冷凍保存すれば、1カ月程度は保存することができます。ただし、おいしくスイーツを食べたいのであれば、2週間以内に食べることをおすすめします。解凍するときは常温で回答するよりも、冷蔵庫に入れて少しずつ時間をかけて解凍するほうがよいでしょう。

冷凍保存はしないほうがいいスイーツ

スイーツの中には、冷凍保存に向かないものもあります。たとえば、ゼリーやプリンを冷凍するとうまく解凍することができず、おいしく食べられなくなってしまいます。さらに、カスタードクリームやチョコレートも冷凍には向きません。加えて、和菓子の水ようかんも冷凍保存はしないほうがいいです。

手作り焼き菓子は日持ちに注意しよう!

手作り焼き菓子は日持ちに注意しよう!

お菓子を手作りするとできたてのおいしさを味わえます。とはいえ、いくつかお菓子を作ったときは、保存して何回かに分けて食べたいと思うこともありますよね。焼き菓子のように日持ちするお菓子であれば、数日に分けて食べても問題はありません。冷凍保存することもできるので、少し多めに作って後から食べることも可能です。ただし、おいしくスイーツを味わうにはできるだけ早く食べることに越したことはありません。作り過ぎると食べ切れないこともあるので、少しずつ手作りすることも意識したほうがいいでしょう。食べるペースや頻度とともに人数なども意識して、計画的にお菓子作りができるようにしてください。

お菓子の中には日持ちしにくいものも多くあります。そういったものは出来立てのおいしさを味わうことを大切にしましょう。日持ちしないお菓子を無理に保存しようとすると、味が落ちたり、傷んだりしてしまいます。そうなってしまっては、せっかく手作りしたことも台無しですよね。せっかく手作りしたお菓子は早めに食べ、そのおいしさをしっかり味わうようにしてください。やはり手作りお菓子は出来立てがいちばんおいしいので、基本的には出来立ての状態で味わえるようにしましょう。